…指輪…
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#1 [莉乃] 10/12/17 01:11
この話は私の過去から
今の本当の話です

文章力ないし、何気に
忙しかったりするので
更新遅かったりするかも
しれませんが読んで
もらえたら幸いです

#2 [莉乃]
私の名前は莉乃。
高校を卒業して、某会社に入社しました。
これからおこることなど何も知らずに、新しい生活に胸をふくらませていました。
これが彼との出会いの場所。
:10/12/17 01:15
:SH02A
:oxq9q1D2
#3 [莉乃]
新人研修を終えて、配属が決まりました。
希望の部署には入れなかったけど、少し嬉しかったのは先輩である"川越"さんと同じ部署で働けること。
川越さんは、新人研修の時とても優しくしてくれて、いつの間にか憧れになっていました。
:10/12/17 01:19
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#4 [莉乃]
配属の決まった日、入社式で仲良くなった美樹とバスが一緒になり、駅まで一緒に帰りました。
美樹「莉乃。配属残念だったね」
莉乃「え?何で?」
美樹「だって希望と違ったし」
莉乃「あー。でもいいの!川越さんの側で働けるしっ

」
美樹「あんた単純だねえ。笑」
そんな会話をしながら家路についたのでした。
:10/12/17 01:26
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#5 [莉乃]
やっと仕事にも慣れ始めたある日、川越さんと同期の松本さんに声をかけられました。
松本さんは川越さんとはまるで真逆の人。とても真面目な優しい人。そんな印象的でした
「莉乃ちゃん。次の休み暇?」
「暇ですけど…?」
「永井と一緒に遊び行くんだけど…莉乃ちゃんもどう?」
永井さんというのは、私の尊敬する上司でとても気さくな女性でした。
まあ暇だし、永井さんも一緒ならって私はOKした
:10/12/17 01:31
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#6 [莉乃]
約束をした当日。
私と永井さんと松本さんで遊びに行き、松本さんと2人になった時
「莉乃ちゃん。好きな人いる?」
「うーん。まだ好きかどうか…」
「じゃあ気になる人?」
「まあそんなとこですかね」
「ふーん」
「何でそんな事聞くんですか?」
「ん?別に〜笑」
何なんだろう。とは思ったものの、そんなに気にはしてませんでした。
まさかこの男がキーマンになるとはこの時の私には気づくわけもなかったんです。
:10/12/17 01:36
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#7 [莉乃]
ある日、いつも通り仕事をしていて、荷物を運ぶように頼まれて、その荷物を運んでいた時、私の不注意で転んでしまいました。
荷物は無事だったんですが、私は足をくじいてしまって…
そこに現れたのが川越さんでした。
ただの私の憧れだったから、配属されてからも恋に奥手な私は話かけたりすることもなく、ただ遠くから見ているだけ。
そんな彼が一番に駆け寄ってくれたんです。
:10/12/17 01:41
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#8 [莉乃]
「莉乃ちゃん。立てる?」
「大丈夫です」
そう言って立ち上がろうと
したけど足首が痛くてたてなくて…
そしたら川越さんが
「無理すんなよ。つかまって」
そう言って抱き抱えてくれました。
私は恥ずかしくなって
「一人で歩けますから!降ろして下さいっ」
って暴れたんです。笑
そしたら川越さんは
「アホ!さっき立たれへんかったやん!次暴れたら落とす。」
そう言って従業員出口まで連れてってくれました
この時は私はまだ"自分の不注意"で転んだんだと思ってて…
そうじゃないことに川越さんは気づいてたんだね。
:10/12/17 01:48
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#9 [莉乃]
その日、私の家まで車で送ってくれました。
車のなかでは他愛もない話で盛り上がりました。
家についた時…
「ありがとうございました」
「うん。ホンマ色々気つけなよ?」
「え?色々?」
「…まあいっか。おやすみ」
「おやすみなさい」
何か言いたげだった川越さん。
少し気にはなったけど何も聞かなかった
:10/12/17 09:51
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#10 [莉乃]
転んだ日をさかいに、私と川越さんは前よりよく話すようになりました。
仕事のことや趣味や好きな音楽。本当に楽しくて、前より何倍も仕事が楽しくなりました。
でも…これがきっかけで、私の人生は音を立ててくずれ、目まぐるしく変わっていく。
:10/12/17 09:55
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