人生波乱万丈

そんな生活を送ってたある日…
親が離婚。
原因はギャンブルでの借金とオカンのだらしなさ、オトンの暴力。
私はオカンの方を選んだ。
反抗しやすいから楽やし…
兄はオトンが可哀想やしとりあえずオトンの方を選んだ。
中学は転校せんとそんまんま通った。
中学３年入る手前の春休み。
ナンパスポットでイカツイ姉ちゃんに声かけられて的屋を始める事になった。
学校にもほとんど行ってへんだし遊ぶお金や携帯代払うお金ほしかったし最高な仕事やった。
中学３年の私に日給８０００円！
祭りで色んな地方に行けるし！
色んな地方で色んな出会いがあった。
的屋してるバイト同士。
隣で的屋してる人との出会い。
そんな人らとも付き合ったりしてた。
彼氏がいぃひん時期はなかった。
別れたらまたナンパで彼氏ゲット！
彼氏がいてもたまり場やったナンパスポットには必ず顔をだす。
ナンパされては彼氏がいてもタイプな人ならついていく。

最低な女やった…
同じナンパスポットにたまり場があった兄には別々に住むよぅになっても毎日のよぅに会ってた。
地元の暴走族の頭をしてた兄。
ナンパされてヤラレル思ったら兄の妹やと言ったらみんな兄を知ってて手は出されへんだ。
そんな中、カラオケしてたら男前２人組が入ってきた。
私は一目惚れ！！！！
速攻、携帯教え合った。
たまたま家近所やから夜に会ったりしてマッタリと色々喋って過ごしたりした。
彼女がいるってわかっても諦められへんだ。

電話をすれば２時間はザラ！
長かったら６時間とか！
夜中帰ってからやから切る時には朝とか。
惚れまくった。
女と別れたって聞いてテンション上がりまくり！
いつものよぅにナンパスポットに行ってその日は兄のたまり場に溜まってたら…

目の前に彼が来た！
ビックリしてたら兄と仲良く喋ってる彼。
彼はしゅぅ君。
しゅぅ君は私に気付いて『何してん！？』
『何してん？！って溜まってんねん！』
って会話してたら横から兄が『しゅぅ！妹の事知ってんの？』
『妹！！！？？？』
帰ってから電話をした。
妹とは知らんかったわぁって言われた。
それから数日…
私はしゅぅ君に告白した。
返事わ…

『妹やから無理やわ。アイツの妹ちゃうかったら付き合ってたけど…』
私は号泣！
妹やからって。
納得いかへんしっ！
なんしか生まれて初めて兄の妹やって事に最悪やと思った。
毎日のよぅに告白した。
何十回言っても答えは一緒。
そんな中、地元で有名な人に告られた。
私は、しゅぅ君が好きやから無理やって返事した。
腹立ったその人はしゅぅ君をその場で呼び出した。

近くで溜まってたしゅぅ君はすぐに来た。
来た瞬間！！！
しばかれた…
止めに入ったら『ほな俺と付き合えや！』って言われた。
答えに詰まる私を見てしゅぅ君は『イランねやったらイラン言え、かまへんから。』
それを聞いた、その人は、またしゅぅ君をボコボコにしばいた。
私は泣き叫んで止めた。
そんな私の姿を見たらその人は『もぅえぇわ。』と言ってどっかに行った。
私はしゅぅ君に泣きながら謝りまくった。
しゅぅ君の事好きやから無理って言ったからこぅなったんやって説明したらしゅぅ君は、

『そぅかぁ。別にかまへんで。お前悪ないし，気にすんなよ。』って血を流しながら笑って言ってくれた。
私はしゅぅ君にハマっていく一方。
優しくしゃんといて…
付き合えへんねやったら冷たくしてよ…
電話にもでやんといてよ…
そぅ思ってた。
何日か経って、私の親友としゅぅ君が付き合ってるって噂を聞いた。
親友に確かめてもしゅぅ君に確かめても違うって言った。
でも同じたまり場で溜まってたある日…
しゅぅ君の携帯ストラップと親友の携帯ストラップが同じ事に気付いた。
問い詰めた。
親友は誤ってきた。
私は恨んだ。
２人を…………
だって、しゅぅ君は私とお揃いのネックやリングをはめてくれてたから。
振られてからも日課のよぅに電話しあってたし。
いつかは付き合ってくれるよぅな感じしてたから…
親友も応援してくれてたし…
こんなもんなんやなってそぅ思った。
諦めよって思い出した時に次の出会いがあった。
私より５歳上の彼。
たまり場に溜まってたら彼が来た。
先輩と喋ってはる彼を見てカッコいいって思った。
しばらくして目があった思った瞬間！

『ちょっと自分！ガソリン入れに行くんついて来て』って！！！
えっ！？！？私！？ってな感じで自分で自分を指差した。
『せやで！ついて来て！』って。
私は飲んでた紅茶花伝のミルクティ片手に助手席に乗った。
緊張！
男の人の車の助手席に２人きりで乗るんは初めてやったし，しかも男前。
照れるし…
彼は女慣れしまくってるしゃべくりやった。
そらせやわなぁ～
カッコいいし…

聞いてみたら彼女いるってさ。
せやわな～って思った。
ガソスタ着いて彼はジュース買って来ると言って車を降りた。
戻ってきた彼は私に『はい！』って紅茶花伝のミルクティを渡してきた。
さっきまで隣で飲んでた紅茶花伝のミルクティを買ってきてくれた。
『んっ！これも！これでえぇんやんな？』って渡されたんは私が車で１本だけ吸ったタバコ！
チェックしてるとわ！
ビックリにビックリでした。
なんとなく引っ張っていってくれてさりげない優しさや女慣れしてる面白い喋りに私は惹かれていった。
隣の市に住んでた彼はそれまではめったに私の地元のたまり場に顔を出してなかったのにそれからは頻繁に顔を出すよぅになった。
だから頻繁に彼の顔を見る事が出来た。

たまり場から２人で抜け出して色んなとこに連れてってもらったりもした。
次第に私は好きになってた。
助手席に座ってる私の手を繋いできた。
車に乗ってる人を好きになったのもリードしてくれる人も大人な人を好きになったのも初めてで全てにドキドキや新鮮を感じた。
ドライブ中、車の中で手を繋ぐのは当たり前。
パーキングからドライブ、ドライブからバックに入れ替える時も手は放さず親指と小指でギアを変える彼…
ヤバい！
女慣れしまくりやん！って思いとドキドキと複雑な思いやったけど、彼にハマっていった。