【JJｷﾙﾛｲの本当にどうでもいいことを書くｽﾚｯﾄﾞ】

昔むかしは、字が読めない人もたくさんいた
そうでなくても画家たるもの、絵で全てを表現できなければ三流である

例えば後光をつけよう
ダメだ、ガブリエルの天使の神聖さか、マリアのイエス受胎の神聖さか区別はできない

結論から言って、このままではどう描いても区別などできないのだ

それでなくても宗教絵画を見る人は、聖書を読む人より多いのだ
いちいち聖書を読み込んで絵を見るはずもない

だから、画家は天使ガブリエルに翼を付けた…
『マリアは確かに神聖にして唯一無二の聖人イエスを受胎した神聖な存在。しかし、人間です。対してガブリエルは天使、つまり人間ではありません。だから、天から降りてくる時に白鳥の翼を以て地上に来るのです』

こうして、受胎告知のシーンは確立した
美しく、神々しく、可憐でたおやかな素晴らしい美人を二人描いて、一方に翼がついていればそれはガブリエルである
ついていなければマリアである

かつて歴史上誰も白鳥の翼を持って生まれてきた人間はいないので、翼があるのは天使に決まっているのだ

こうして記号化すれば、宗教の素養がなくても意味が理解できる

前述したろくろ首もそうだが、このガブリエルも我々は学ぶことがあるのではないだろうか

掲示板において、しばしば論争が起こる
それはだいたい互いが互いに曲解あるいは誤解しあって、しかもわざとに理解などしない態度で口汚く罵り、言葉尻をとらえて屁理屈で相手をやりこめようとする人がいる

古代や昔の名だたる、または名もない画家に学ぶべきである
すなわち
『これほど希有なありあまる才能を持っている天才秀才神の腕の画家ですら、相手に自分の思いを伝えるために知恵を絞っているのだから、素人も素人、文章のアマチュアたる我々が拙い文章で自分の考えを伝えようとするのに、手間を惜しんではならない。
ましてやそこから生まれた誤解に対してキチンとフォローしないとは何事か…』

正しく相手に伝わる文章とは、本当に難しい

どうしても悔しいのでﾌﾟﾛｯﾄだけ書く

20xx年、匿名掲示板は法規制の煽りを受け、完全に消滅した
代わりにﾈﾄｹﾞが台頭していた
みんな結局ﾈﾄｹﾞでｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝしていた
ﾒｰﾙも禁止されていたので、電話以外の通信手段はなんらかのｹﾞｰﾑｻｲﾄに加入していなければならなかった
それを表現の自由の侵害と主張し、法改正するために奔走する下院議員
その下院議員を邪魔する上院議員

上院議員はとあるｹﾞｰﾑｻｲﾄの管理人で、それを隠すために下院議員を邪魔しているように見せているだけ

一方その上院議員のｹﾞｰﾑｻｲﾄではポイント集めが流行りだした

そのポイント集めで脱落した者は、ｹﾞｰﾑｻｲﾄから追放されるという噂まで出る
途中ポイントを集めすぎても追放されるという話が出る
真偽はわからない

主人公はそのｹﾞｰﾑｻｲﾄのｷｬﾗｸﾀｰという目線で行く
本当は下院議員が主人公のﾌﾟﾚｲﾔｰだが、中盤に到るまで下院議員は違うｷｬﾗｸﾀｰを操作しているような描写にしておく

主人公ｷｬﾗｸﾀｰはポイント集めにあまり興味がない
ただ生き残れればいいと思っている

そのｻｲﾄの削除人がﾁｰﾄｷｬﾗのｹﾞｰﾑ内ﾙｰﾙでの排除を依頼してから物語が始まる

ﾎﾟｲﾝﾄ集めに利己的になるｷｬﾗ、ﾁｰﾄで排他的なｷｬﾗ、連続殺人事件が起きる
ここはちょっとﾐｽﾃﾘｰ的に

ﾈｯﾄとﾘｱﾙの比較描写を書いても面白そう

実は削除人はこのｻｲﾄの管理人である上院議員の奥さん
主人公と不倫関係になる

一応真犯人を主人公が倒す

その後ｹﾞｰﾑｻｲﾄから下された判決(ﾎﾟｲﾝﾄ集計の結果)は、主人公が一番のﾁｰﾄｷｬﾗという結果

ｹﾞｰﾑ内で殺されたら二度とｱｸｾｽできないという設定

主人公が削除人をﾁｰﾄで殺す
やがて法律の規制が厳しくなり、すべてのｹﾞｰﾑｻｲﾄも禁止される
一部のﾌﾞﾛｸﾞは生き残ると思われるけど、基本的にはその国は閉鎖的な国家になることを予想させるEND

　
誰かが書かないかなあ、似たような小説があったら誰か教えてください