多浪、じろー、ヨウ1ロー
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#103 [ヨウ1ロー]
では金と白金の溶解の式を見てみましょう


金溶解:
Au + NOCl + Cl2 + HCl
→H[AuCl4] + NO
(NOClとCl2が酸化剤)


白金溶解:
Pt + 2NOCl + Cl2 + 2HCl
→H2[PtCl6] + 2NO
(同様)

NとCl元素の酸化数を数えてみるとNOClとCl2酸化剤であり(N:+1→+2 Cl:0→-1)、Au→Au^(3+) Pt^(4+)となっているところをみるとAu Ptが還元剤になっていることもわかります。電子の授受の数も辻褄があいますね。

上の反応で重要なのは酸化還元反応よりもCl-との反応だと思います。

Au^(3+)、Pt^(4+)は強力な酸化剤です。Au Ptがなかなか反応しないということは裏を返せばAu^(3+)Pt^(4+)が反応性が高い、違った言い方をすれば
Au^(3+) Pt^(4+)が生成してもすぐに酸化剤として反応しAu Ptに戻ってしまうということです。
溶けるというのはイオンの状態で安定に存在しているということだと言うことができます。
つまり王水との反応ではAu^(3+) Pt^(4+)が安定に存在しているということです。それはなぜか


それはCl-が強力な錯化剤であり、少量できた金と白金のイオンと錯体を形成することで安定化し反応を進めるからです。


簡単に要点だけをまとめると、
金、白金が王水に溶ける理由は酸化された金属イオンがCl-と錯イオンを形成し安定化するからなのです。

補足として
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Ag Cu は反応性が低い、イオン化傾向が低い金属です。上述したようにそれらの金属のイオン(Ag+ Cu^(2+)など)は反応性が高い強酸化剤です。微生物などの有機物は還元剤の塊です。なので酸化還元反応が起きて殺菌されてしまうのです。

⏰:11/11/09 00:43 📱:D905i 🆔:wgX6jRwk


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