この春ぷ。様デビューしませんか?
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#599 [ぷ。様エブリディ]
【デレデレしやがって みっともな い ムカつく 巨乳ずき あんたなんか 】

まだ続きそうな文字の途中で、俺は シャーペンを奪った。

篠原はきっと、さっきの俺とレイカちゃ んのやり取りの事を言ってるんだ。

冗談じゃねぇ。

俺がいつ、デレデレしたっつーんだよ?

【ふざけんな、あんな女キョーミねぇ よ!】

⏰:13/04/28 05:56 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#600 [ぷ。様エブリディ]
怒りをストレートに文字にする。

篠原は俺を、他の男達と同じだと思って んのか?

そう思うと胸がムカムカして吐き気がす る。

⏰:13/04/28 05:57 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#601 [ぷ。様エブリディ]
篠原は文字と俺を交互に見る。

そして教科書にゆっくりと文字を書き始 めた。

【本当に?】

急に大人しくなった篠原の文字。

…ん?

まさかとは思うけど、

ヤキモチやいてたのか?

⏰:13/04/28 06:00 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#602 [ぷ。様エブリディ]
いや、まさかな‥‥。

そう思いつつも、冗談半分で聞いてみ る。

【ヤキモチ?】

篠原の近くにシャーペンを置き、答えを 待つ。

――が、しかし、篠原はシャーペンを手 にしようとしない。

次は篠原の番なのに…。

頭をポリポリとかきながら、篠原の方を 見る。

⏰:13/04/28 06:00 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#603 [ぷ。様エブリディ]
するとそこには、顔を真っ赤に染める篠 原の姿があった。

――えっ!

耳まで赤くする篠原に、俺は目を疑って 何度もまばたきをした。

え、え、 ひょっとして当たり―‥?

呆然としていると、篠原は赤い顔を見ら れた事に気づき、また文字を書く。

【わるい!?】

⏰:13/04/28 06:06 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#604 [ぷ。様エブリディ]
強い言葉とは裏腹に、篠原は恥ずかしそ うにうつむいた。

‥マジかよ‥。

感情が追いつかない中、それでもシャー ペンを持って文字を書く。

【おまえってオレの事好きなの?】

まさかな…、

自分で書いた自信過剰な言葉に、少しげ んなりした。

これじゃあ、俺もレイカちゃんと変わん ねぇじゃん…。

だけど返ってきた言葉は…、

⏰:13/04/28 06:08 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#605 [ぷ。様エブリディ]
【好きだよ】

⏰:13/04/28 06:08 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#606 [ぷ。様エブリディ]
そういえば俺は、考えるまでもなく“恋”っ てやつをした事がない。

だからどういう気持ちが“好き”なのかサッ パリ分からない。

だけど心の奥底からじわじわと込み上げ る、このもどかしい感情が恋というな ら、

俺は間違いなく、篠原が好きなんだと 思った。

【好きだよ】

篠原がこの文字を書いてから、10分が 経過…。

俺は文字を深く見つめ、 一方の篠原は顔を伏せてしまった。

⏰:13/04/28 06:11 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#607 [ぷ。様エブリディ]
俺は文字の下に新しく文字を書き、篠原 の肩を叩く。

そしてシャーペンで教科書の文字をトン トン、とさした。

【今日一緒にかえろ】

それを見ると、篠原はやっと俺の顔を見 てくれた。

赤い頬 涙ぐんだ瞳

噛み締めたままの唇。

いかに緊張しているかが分かる。

そして自信過剰なんかじゃなく、本当に 好かれているんだと気付かされる。

⏰:13/04/28 06:12 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#608 [ぷ。様エブリディ]
俺たちの間に、こんな空気が流れるのは 始めてだった。

今までは口喧嘩ばかりしてたから、

今更照れるっていうか、気恥ずかしいっ ていうか…。

帰り道気まずくなったら嫌だな。

そんな心配が頭をよぎったけど、肝心の 返事はまだ貰えてない。

篠原は顔を赤くして黙ったままだ。

…もしかしてダメなのか?

不安になって、「ダメ?」と口パクで聞 くと、篠原はハッと我に返って首を横に 振った。

…なんだ、良かった。

ホッとして微笑むと、篠原もつられて笑 顔になった。

⏰:13/04/28 06:13 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


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