北海道(^ω^)/

もう銀みたいな死なれかたはゴメンや…………

銀ってのは、北海道で従兄弟が飼ってた犬なんだけどね。

シベリアンハスキーの雄

俺が3～4歳の頃従兄弟ん家にやって来たんかな。

茶色と白のハスキー
片目が生れつき白目のが多い…病気やったかな？
(因みに家のウサギも一緒)

幼稚園に行ってた俺は、休みになると来る銀のでかさに正直恐れを覚えていた。

でも銀は違った。

それがわかったのはある日の散歩。

銀は裏山が大好きで、よく裏山に行って離してた。

すると前方から銀が吠えながら走って来て、俺の服を噛み、家の方向へ引っ張る。

俺銀どうしたの？
散歩はもういいの？

銀がいつもと違う吠え方をする。

お父さんも裏山に来た。

○○←俺の名前

○○！！早く山下りれ！！
熊いるど！！！

銀は俺に、熊がいるから家に帰ろう

と一生懸命伝えてた。
俺なんかを守ろうとしてくれた。

それからだ。

俺が銀と過ごすようになったのは。

綱を引っ張ってじゃれあったり、夏には水をかけてあげたり、ブラッシングを小まめにしてあげたり…

ところが、小学生になって2年目になろうとした時……

俺は両親の転勤で戸井の婆ちゃん家から砂原町(現在は森町)に引っ越すことになった。

銀は相変わらず七飯町の従兄弟ん家。

砂原に行ったのも、じいちゃん婆ちゃんと両親が揉めに揉めたからだ。

だから夏休みも冬休みもしばらく戸井には行けなかった。

そんなある日。

○○！！
ドライブがてら戸井の墓に墓参り行くど！

！！！！！！！！

両親の声で俺は飛び起きた。

久しぶりの戸井だ！

しかし墓参りは行ったものの、婆ちゃん家には寄らず…