Color of sadness
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#1 [安曇]
安曇(あずみ)と申します。
名前は違いますが、以前こちらで小説を書いていた者です。また新しく話を書きたいと思い、来ました^^*
これから書く小説のジャンルはファンタジーもの。マイペース更新(遅め)になると思いますが、最後まで付き合って下さると嬉しいです(・v・)
>>2 感想板
>>3 アンカー
登場人物イメージ [jpg/21KB]
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#2 [安曇]
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#3 [安曇]
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#4 [安曇]
(1)
フレリア騎士団領の中央にある森の中。
大人三人分程の高い柵に囲まれた、大きな建物『砦』があった。広い庭と建物を合わせれば、何百人もの人が入れる広さだろう。
その砦内と庭には二、三百人ものフレリア騎士団の訓練生達が、緊張した面持ちで、それぞれ待機していた。
:09/02/25 23:14
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#5 [安曇]
そんな緊張感の漂う中、二人の少女と、一人の少年は呑気に話をしだす。
「皆緊張してるみたいだね」
建物の入口の前に立つ三人。
コノエは少し短めな前髪を触りながら口を開いた。彼女の言葉に、赤髪の双子、リーネとアッシュは落ち着きの無い他の訓練生達を見る。
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#6 [安曇]
「だね〜。まあ、今日は私達にとってかなり大事な日だし、仕方ないんじゃない?」
「…仕方ないって…緊張しないコノエと姉ちゃんがオカシイんだって…」
「何だとー!お姉さんに向かってオカシイって何よ!」
ただでさえリーネの声は耳に響くと言うのに、この静か過ぎる砦には余計に大きく響いた。
:09/02/25 23:31
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#7 [安曇]
そんな彼女の声に、訓練生達は皆「静かにしろ」と注意するかのように目を向けてきた。
リーネは皆からの視線に耐えられず、直ぐに頭を下げる。
「…もうっ、皆して睨まなくたっていいじゃない…」
しょんぼりとするリーネを励ましてやろうと、コノエは彼女の肩を軽く叩こうとした。
だが自分の後ろで腕組みをしながら立つ人物に気付き、瞬時に伸ばした手を引っ込めた。
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#8 [安曇]
「貴方達、呑気に喋ってないで少しは集中しなさい!」
白に近い、金色の長い髪の女――フレリア騎士団の副団長、アメリだ。
アメリは眉を寄せ、三人を叱咤する。
「もうすぐ敵が此処を攻めて来るというのに……リーネ、貴女の持場は此処ではないでしょう!射手は砦の三階か屋上で待機!!」
「はっ、はい!」
:09/02/26 02:31
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#9 [安曇]
得意の武器である弓矢を持ち直し、リーネは駆け足で自分の持場へと戻って行く。
残った二人もアメリに何か言われる前に、庭に居る訓練生達の中へとバラバラに入って行った。
コノエは先程まで呑気に会話をしていたが、緊張してないわけではないのだ。
ジッとしていると落ち着かない。皆と全く同じ状態だった。
:09/02/26 12:38
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#10 [安曇]
腰に佩した剣へと一度目をやり、少しでも緊張をとく為に息を吐き出す。
そんなコノエの横から、彼女を呼ぶ声がした。
「コノエちゃん」
横を向けば、そこにはコノエより三つ年下のエアが居た。
まだ幼いエアは、皆から妹のように可愛いがられている少女だ。もちろん、コノエも例外じゃない。
:09/02/26 12:40
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