黒猫の棲むところ
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#132 [イリア]



七「――ッッ!!!!!!キ!!キャアアー!!!!///」


キ――ン……


あたり一面に
私の叫び声が轟(トドロ)く。

⏰:09/03/23 13:56 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#133 [イリア]


狐「―…120dB(デシベル)…笑」


猫「…煩(ウルサ)いな、何だよ?」


七「な、何だよじゃないですよ!
いま…いま…私の腕、
舐めたでしょっ?!」

⏰:09/03/23 13:56 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#134 [イリア]


猫「フフン、何あんた、
こんくらいで照れるわけ?
顔真っ赤だよ?」


七「な、な、な、
慣れて…ないもんで…」


猫「って、ことは」

⏰:09/03/23 13:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#135 [イリア]



グイッ


顎(アゴ)をもたれ、無理矢理顔を
近づけさせられる。


猫「―…誰かと唇を重ねたことは?」

⏰:09/03/23 13:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#136 [イリア]


七「なっ…////」


綺麗な顔がすぐ目の前にある。
何この人!慣れすぎでしょ!//


七「はなはなはな、離して下さい!」


猫「クス、いいよ」

⏰:09/03/23 13:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#137 [イリア]


笑うともっと妖艶…
何なのこの人、本当に男?//

⏰:09/03/23 13:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#138 [イリア]


狐「ちょっとちょっとネコくん。
本当にキスするかと思ったよー
駄目だよ?七衣ちゃんって
何もかも処女みたいだしさ?
優しくしなきゃ〜」


七「何もかもって…
てか、処女っ…?!//」

⏰:09/03/23 13:59 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#139 [イリア]


猫「何あんた?記憶がないくせに
処女とか、そういう言葉は
覚えてるんだ、ふーん。」


ニッコリ笑って
こっちを見る黒猫さん。
さ、さっきまでは
私から目を
そらしてたくせに…!!///

⏰:09/03/23 14:01 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#140 [イリア]


狐「はいはい、お二方、
そろそろ話を
元に戻しましょうかね、

うん、確かに七衣ちゃんからは
雨原一族の血の匂いがする。」


七「…アマハラ…」

⏰:09/03/23 14:01 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#141 [イリア]


狐「雨に、原っぱの原で、雨原。

一人一人が雨に関する
何かしらの力を持ってて…
さっきも話した通り、僕ら妖は
雨が大の苦手。

だからその力で雨雲なんか
呼ばれた日にゃ、
僕らなんかまったく
太刀打ちできないって訳。」

⏰:09/03/23 14:02 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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