黒猫の棲むところ
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#577 [イリア]
男「あんときはさぁ
途中で邪魔入ったし
あんだけで終わったけど〜…
あんただってさ、他の奴らに
知られたくないだろ?
…仲良くしよって、そういうこと。」
:09/03/28 13:18 :W61P :☆☆☆
#578 [イリア]
ギャハハハハハ……
男たちの下品な笑い声が響く。
麗さんの体の痣(アザ)。
最近元気がないって言った
狼さんの言葉。
――…………まさか。
:09/03/28 13:19 :W61P :☆☆☆
#579 [イリア]
思わず飛び出そうになる。
でも向こうは体の大きい男性4人。
私が出ていっても、何もならない。
:09/03/28 13:20 :W61P :☆☆☆
#580 [イリア]
誰か。
誰か呼んでこよう。
誰か。
私は走ってさっきの場所に戻る。
:09/03/28 13:20 :W61P :☆☆☆
#581 [イリア]
狐さんは猫さんのファンの
説得をしていた。
狼さんはファンの人たちを
狐さんに帰されたのか、
食事の準備を手伝っている。
:09/03/28 13:20 :W61P :☆☆☆
#582 [イリア]
七「――ハァ…ッッ!!狼さん!!!!!」
狼「ん?何だ新入り、
そんなに慌てて。
ところでお前、麗知らないか?
一緒に来てたんじゃ……」
七「いいから!!早く来て!!!!!」
:09/03/28 13:21 :W61P :☆☆☆
#583 [イリア]
私は狼さんの腕を引っ張ると
森のほうに走り出す。
遠くで人だかりに囲まれた猫さんが
一瞬こっちを見た気がしたが、
今はそんなこと関係ない。
:09/03/28 13:21 :W61P :☆☆☆
#584 [イリア]
狼「……うぉ!!何だ何だ!!!!
何かあったのか?」
七「――ハァ…麗さんが…ッッ!!」
狼「麗?」
その言葉に狼さんがピクッと反応する。
:09/03/28 13:22 :W61P :☆☆☆
#585 [イリア]
狼「麗に何かあったのか?
場所は?場所はどこだ?」
七「…ハァ…ハァ…今、向かってます!!
そこ…その大きな木の向こう…ッッ」
私のその言葉を聞くと
狼さんは私を置いて走り出した。
:09/03/28 13:22 :W61P :☆☆☆
#586 [イリア]
間に合ったかな――………ッッ??
狼さんが木の近くで走るのをやめた。
七「??!どうしたんですか??
麗さん、大丈夫――……ッッ」
狼「…新入り…」
狼さんの声が響く。
:09/03/28 13:23 :W61P :☆☆☆
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