黒猫の棲むところ
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#620 [イリア]
焦る。
麗さんのこと言っていいのかな。
いや駄目だよね。
知られたくないみたいだったし
何より麗さん、否定してたし…
:09/03/31 01:00 :W61P :☆☆☆
#621 [イリア]
七「――……んー…………汗」
猫「―…麗のこと?」
七「え?あ…はい。」
猫「ふぅん…なら、今はいいや」
:09/03/31 01:00 :W61P :☆☆☆
#622 [イリア]
そう言うと猫さんは
私の髪から手を離し、
狐さんたちのほうに歩き始めた。
:09/03/31 01:01 :W61P :☆☆☆
#623 [イリア]
:09/03/31 01:01 :W61P :☆☆☆
#624 [イリア]
猫「……何してんの?早く来いよ
もうみんな食い始めてる。」
いつもの笑顔。
七「……はい。」
:09/03/31 01:02 :W61P :☆☆☆
#625 [イリア]
私も猫さんの後を追う。
麗さんにもう一度話してみよう。
ちゃんと悩みを聞いて、
狼さんに伝えて欲しい。
猫さんに、伝えたい。
:09/03/31 01:04 :W61P :☆☆☆
#626 [イリア]
七「…秘密なんて、持ちたくないしね」
猫「何が?」
七「えッッ??!!あ、こっちの話です!」
自然に声が出てた。
猫さんが笑う。
そのとき、遠くのほうで
狐さんの声がした。
:09/03/31 01:04 :W61P :☆☆☆
#627 [イリア]
狐「――え〜はい!みんな聞いて!
何でも屋の方たちが作ってくれた
美味しい食事の最中です、が!」
周りの人たちが狐さんを見る。
台の上にでも立ってるのだろうか、
狐さんだけ嫌に目立っていた。
:09/03/31 01:05 :W61P :☆☆☆
#628 [イリア]
狐「前から言ってましたとおり!
…っていうか、わざわざ
僕が言わなくても、
みんな気づいるよねー
えーご覧のとおり、今日から
アスタリスク劇団は、
もう一つの半妖組織、
オリオン劇団と合併することに
なりました!イェイ☆」
狐さんの軽口が響く。
:09/03/31 01:05 :W61P :☆☆☆
#629 [イリア]
狐「理由は、たび重なる妖との戦いで
半妖の数が減っちゃたから。
…ちなみに団長はこれからも
僕がするんでよろしく!
劇団の名前もアスタリスク劇団なんで
よろしく!元オリオン組、ごめんね〜☆」
:09/03/31 01:06 :W61P :☆☆☆
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