喧嘩上等

『蓮…』

『真穂さんの事でもめてたんでしょ？
蓮君は蓮君なりに…仲直りしようって思ってたんだね』

楓の言葉にあたしはまた涙が溢れ出した

その日は大地の家で１日中あたしと楓と大地で
話をしたりゲームをしたりしていた

夜になっても蓮は帰って来なかった

-11時-

『そろそろ眠いね…』
楓が言う

『寝ていいよ？あたし蓮が帰って来るまで起きて待ってるからさっ』

『じゃあ俺も起きてるー』

『えっ…じゃああたしも起きてるっ!!』
って事で３人で起きてる事にした

-３時-

『もう夜中ですよ～…ってか明け方!?朝日が上るっちゅーねんなぁ』

テンションが高いのは大地だけのようだ

楓は眠そう

あたしは蓮が心配でテンション下がってる

そんな時に
玄関のドアが開いた

『蓮っ?!』
あたしは玄関に向かう

入って来たのは蓮…だけど…
『蓮？怪我…してるの?!』

蓮はフラフラしている

大地がすぐ来て
蓮を部屋まで運んでくれた

『蓮…大丈夫？』
蓮の顔には痣ばっかし

『喧嘩したのかよ？』
大地が言う

楓は飲み物を持って来て蓮に渡す

『ありがとな…あぁー疲れたっ』

『蓮？誰と喧嘩したの？』

『知らない人ー
どっかの頭とか言ってたかな…』

『大丈夫…？』

『あ？ああ勝ったから大丈夫だよー』

『そうじゃなくてっ!!怪我…大丈夫なの？』

『大丈夫だよっ相手の方がやばいんじゃね～？
死んじゃったかもな(笑)

冗談、冗談～♪
俺寝るわー。ベッドかりんね
あ、起きててくれてサンキューな』

蓮はそう言い寝室に向かった

『んじゃ俺等も寝るか～』
大地が言う

『うん…花優もベッドで寝てきなよ？』

『うん。』
あたしは寝室に向かう