BLUE LETTERS
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#56 [我輩は匿名である]
 
浅黒く日焼けをした肌に汗を浮かばせ、グラグラウンドを駆け回る彼を。
 

⏰:09/05/20 02:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#57 [我輩は匿名である]
 
真夏の陽射しで脳裏に焼き付けていた。

ふたりで夢を語りあった窓際から優しく吹き抜けた風に目を細めて、記憶の中に閉じ込めた。
 

⏰:09/05/20 02:52 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#58 [我輩は匿名である]
 

しかしどこを探したって、あの夏の榊原はもういなくて。

 

⏰:09/05/20 02:53 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#59 [我輩は匿名である]
 
輝きながら笑いあった日々を思い出し、もう戻れないと直感して目を伏せた。

一緒にいたのも。
あの頃のふたりが幸せであったことも。

この記憶に嘘はひとつだってありはしないのに。

戻れない。
帰らない、あの夏の薫り。 

⏰:09/05/20 02:55 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#60 [我輩は匿名である]
 

そして上田は青いノートにペンを走らせた。

 

⏰:09/05/20 02:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#61 [我輩は匿名である]
 

(もう、戻れないなら、進まなくちゃ)

 

⏰:09/05/20 02:58 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#62 [我輩は匿名である]
 

(どこへ行ったの、僕らのグリーンデイズ)

 

⏰:09/05/20 02:59 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#63 [我輩は匿名である]
 
変わらずにはいられなかった。
周囲も焦りを見せはじめ、みな挙って将来を考えだす時期。もちろん明確なビジョンを持つ者のほうが稀でみなプレッシャーやストレスに笑顔を歪ませた。
 

⏰:09/05/20 03:01 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#64 [我輩は匿名である]
 
同級生たちはいきなりに大人びて、進路や夢の話をすればするほどそう感じた。冬が近付くにつれ、それは強まり、それぞれの未来が明確になりはじめた。
 

⏰:09/05/20 03:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#65 [我輩は匿名である]
 

榊原とはすれ違いが多くなっていて、彼が大学のランクを落としたことを友人から聞いたのもその頃だった。

 

⏰:09/05/20 03:03 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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