BLUE LETTERS
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#127 [我輩は匿名である]
>>126
だと思います。
お目汚し申し訳ありません。

覗いて嘘偽りの無いコメントをくださっただけでも光栄です。ありがとうございました。

⏰:09/07/21 17:27 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#128 [我輩は匿名である]
 


 

⏰:09/08/07 21:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#129 [我輩は匿名である]
 

その日も彼は夢を見た。

夢の中だけは彼も、彼の妻も笑っている。

 

⏰:09/08/07 21:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#130 [我輩は匿名である]
 
最近の彼は、この夢を見ない朝は妙に胸がざわついて、堪らなく不安になる。

自分の中の妻が、稀薄してしまっているのではないか、と。

 

⏰:09/08/07 21:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#131 [我輩は匿名である]
 
もしかしたらそれは夢なんかではなく、彼の記憶そのものなのかもしれない。
 

⏰:09/08/07 21:52 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#132 [我輩は匿名である]
 
彼にとって自分が夢の中にいるかどうか見極めるのは至極容易だった。夢の中では彼の腕時計の音だけが聞こえないのだ。
 

⏰:09/08/07 21:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#133 [我輩は匿名である]
 
彼が愛用する腕時計――ベルトは重厚な黒の皮革があしらわれた彼の一番のお気に入りのそれ――は彼の妻が彼の誕生日に贈った物だった。
 

⏰:09/08/07 21:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#134 [我輩は匿名である]
 
誕生日を祝うという習慣が無かった家庭に育った彼は、少し戸惑いながら不器用に微笑んだ。
そして、これまた不器用に包装を解き、その時計の美しさに息をのみ今度は屈託の無い笑顔を妻に向けた。 

⏰:09/08/07 21:58 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#135 [我輩は匿名である]
 
顔を上げ妻へと視線を移した彼は、その時はじめて、自分以上に妻が嬉しそうに微笑んでいることに気が付いたのだった。
 

⏰:09/08/07 21:59 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#136 [我輩は匿名である]
 

「――」

 

⏰:09/08/07 22:01 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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