黒猫の棲むところU
最新 最初 全
#144 [イリア]
男「あー新入りちゃんには
分かんない?あのね、
もともとこの世界には
半妖組織が二つあってね。
アスタリスク劇団と、オリオン劇団。
劇団は違っても、各地で妖と戦う
仲間だったわけだよ、だけど…」
:09/04/05 02:58 :W61P :☆☆☆
#145 [イリア]
――……アスタリスク劇団はご覧の通り
もう一つの半妖組織、
オリオン劇団と合併することになりました。
理由はたび重なる妖との戦いで
半妖の数が減っちゃったから――…
昨日の狐さんの言葉が頭に響いた。
:09/04/05 02:58 :W61P :☆☆☆
#146 [イリア]
男「昨日団長さんが言ってたとおり
このたび見事に合併することに
なったのね♪……まぁ理由は、
俺たちからの情報によって
的確に攻めてきた妖に…
……半妖たちが、
殺られちゃったからなんだけど」
麗「……うるさいッッ!!!!」
麗さんが叫ぶ。
:09/04/05 03:01 :W61P :☆☆☆
#147 [イリア]
麗「……うるさいよ、もう……
もう止めてよ……」
男「…残念だったよねぇ〜
半妖も必死に戦ったみたいだけど。
…仲間がさぁ、目の前で死ぬのって…
…あはは!!俺には分かんねぇや!!」
:09/04/05 03:02 :W61P :☆☆☆
#148 [イリア]
最低。
笑い続ける男達を睨(ニラ)む。
それを覚えてて、
それで泣いてる麗さんを前に
何でそんな風に笑えるの?
:09/04/05 03:02 :W61P :☆☆☆
#149 [イリア]
:09/04/05 03:03 :W61P :☆☆☆
#150 [イリア]
男「…雨原もさ、不運だよね。
もうちょい時期がズレてれば…
……こんな目に会わずに済んだのに」
七「麗さん」
名前を呼ぶ。
応(コタ)えて欲しいから。
逃げないで、
今だけは誰にも頼りたくない。
:09/04/05 03:03 :W61P :☆☆☆
#151 [イリア]
七「……何があったんですか…」
麗「…………」
泣き続ける麗さん。
言葉は返ってこない。
代わりに、横の男が
私を見ながら言った。
:09/04/05 03:04 :W61P :☆☆☆
#152 [イリア]
男「…ん?それって、
麗と俺たちのこと?
―…別に何もないよねぇ〜」
男「そうそう。敢えて言えば、
麗が、俺たちが妖側の
スパイなんじゃないかって
嗅ぎつけてきて、
話しかけてきたもんだから…」
:09/04/05 03:05 :W61P :☆☆☆
#153 [イリア]
男「嗅覚いいんだよねー麗ちゃん♪
まぁそれで何か
言い合いになったりしちゃったり?
あんまりしつこいんで
ちょっと殴ったりしたら、
痣(アザ)になっちゃうしさあ」
:09/04/05 03:05 :W61P :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194