黒猫の棲むところU
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#90 [イリア]



――……俺が、守る。


初めて逢ったとき、
初めて助けて貰ったとき、
森の中で、猫さんに言われた。






七「……私は、猫さんに
守ってもらうんだけどね」


⏰:09/04/04 01:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#91 [イリア]




カァ―――――………////




言った途端、恥ずかしくなる。


⏰:09/04/04 01:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#92 [イリア]



七「いや別に!!
守ってもらわなくても
大丈夫ですケド!!///

いやさ、妖たち来たら
流石にやばいけど…

守ってもらうほど、
弱くないもんね私!!!!////」


⏰:09/04/04 01:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#93 [イリア]



次々に疑問が生まれ、不安になる。

考えても仕方ないことだと
分かってても、考えてしまう。


⏰:09/04/04 01:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#94 [イリア]



だけど最後にはいつも
猫さんの声が頭に響く。

猫さんの声は優しくて、安心する。


⏰:09/04/04 01:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#95 [イリア]



そんなことを考えてる間に、
狐さんに貰った地図の場所まで来た。

ここでペンだけ買って…
早く私もホールに行きたい。

猫さんや狼さん、
麗さんの演技がみたい。


⏰:09/04/04 01:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#96 [イリア]



―…っていうか、
麗さん体調大丈夫かな…

…うん、舞台始まる前に
もう一回話しかけたい。

急いで行こう!


⏰:09/04/04 01:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#97 [イリア]



七「……すいませーん!!
サインペンってどこですか?!」


店員「サインペン?
あーお嬢ちゃんもアレかい?
この街に一週間くらいいるっていう
何ちゃら劇団のファンかい?」


⏰:09/04/04 01:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#98 [イリア]



七「…あ…ま、まぁそんなとこです」


店「はいよ、何本だい?

でもサイン会なら
あっちがペンくらい持ってるだろうに。
みんな舞い上がっちゃってさ〜

まぁ私も見に行くけどね、
明日の午後の部。
お嬢ちゃんはいつ行くんだい?」


⏰:09/04/04 01:22 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#99 [イリア]



七「あ、え?私は…「辞めてよ!!」」







え…?


返事をしようとしたとき、
店の外から誰かの声がした。


⏰:09/04/04 01:23 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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