漆黒の夜に君と。U[BL]
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#416 [ちか]
静まり返る空気。


恭弥には何かそうさせるオーラがあるから。


《…え、えーっと、生徒会長も参加されてましたっけ…??》

戸惑う主催側。
そりゃそうだ。
こんな展開誰も想像するはずない。

《いや。》


淡白な返答。


《ですよねぇ〜…。》

みんなの気持ちを代弁する司会者。

⏰:09/12/02 13:40 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#417 [ちか]
《じゃあこの賞金はどうしたら〜…》


ステージの周りは参加者達で賑わっている。
その視線は俺達と賞金の入った袋を行き来する。


少し間があって、恭弥はその口を開いた。



「そんな賞金要らない。」

⏰:09/12/02 17:53 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#418 [ちか]
《そんなって…(汗)》


そうだよ!!
なにがなんでも皆が払ったお金を「そんな金」呼ばわりは…


そんな俺達一般庶民の気持ちが恭弥に届くはずもなく、恭弥はシラッとマイクを握り直した。


「その代わり、」

⏰:09/12/02 19:03 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#419 [ちか]
マイクに拾われた恭弥の声がグラウンド中に響き渡った。



全ての視線が恭弥へと集まる。


一体何を言うつもりなのか


そんな顔で恭弥を見つめた。


「その代わり、さっきの言葉は訂正する。」

⏰:09/12/02 19:07 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#420 [ちか]






「冥の彼氏は僕だから。」





⏰:09/12/02 19:43 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#421 [ちか]
「それだけ。」


時が止まったように静まりきった辺りをよそに、ゴトンと機械混じりの音をたててマイクを床に落とすと、そのまま恭弥はステージを降りてしまった。


きっと恭弥に抱かれている俺の顔は、自分でも分かるほど真っ赤。




だってあんなの、
反則だろ‥‥!!////

⏰:09/12/02 20:21 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#422 [みぃ]
おかえりなさい!!(涙)

無理なさらずにね!!

⏰:09/12/02 20:28 📱:P905i 🆔:8poSzoyM


#423 [ちか]
>>422
→みぃさま*

ただいまです(´;ω;`)泣
待っていてくださって本当にありがとうございます!!
また感想板の方にも遊びにきてくださいねっ**

⏰:09/12/02 22:47 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#424 [ちか]
>>421続き


恭弥は相変わらずで俺を抱えたままグラウンドを歩いていく。

聞こえてしまいそうで心配なくらい胸がうるさかった


チラリと目線を上げると目があった。

最高の笑顔で微笑む恭弥。

また高鳴る胸。


…やっぱり俺はこの人が好きなんだ。

⏰:09/12/02 23:38 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


#425 [ちか]
「ん?冥、顔赤いよ?」

「??!?////‥だ、誰のせいだと思って‥「え、何が?」

「〜…ッッ!!
なんでもないっ!!!///」



こうして、悪魔で天然?な生徒会長恭弥様にどうしようもなくハマっていく俺なのでした。


  ― 第六話 e n d ― 

⏰:09/12/02 23:39 📱:P906i 🆔:zgLxVd6g


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