漆黒の夜に君と。U[BL]
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#545 [ちか]
口にした瞬間、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。

でもいいんだ。
言いたいことちゃんと…
ちゃんと言えたから。

…頭上でため息がして、正直後悔もしたけど。

「はぁ‥‥‥。
ごめん、可愛すぎ…。」

そう言って恭弥は今までにないくらい強くその腕を絡めた。

「ん゙!!!?!く、苦゙しい!!!
恭弥苦しいって!!!!
腕!腕痛いっ!!!(泣)」

「うるさい。」

⏰:10/04/03 17:46 📱:P906i 🆔:EZVk7fQI


#546 [ちか]
ふいに目と目が合う。


「 冥‥‥ 」

甘くて低い声で名前を呼ばれると無償に鼓動が早くなった。


そのまま形の綺麗な薄い唇が俺に重なろうとした、その時。


「ちょ、ちょっと待った!!!」

まだ話は終わってない。

⏰:10/04/04 01:51 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#547 [ちか]
恭弥は不服そうな顔で俺を見下ろす。

「や、やっぱり昨日の女の人とキスしてた事はっきりさせたいんだけど…っ」

まともに恭弥の顔も見れずに俺は聞いた。

「‥‥‥‥そのことなんだけどさ。
あれ、実は男なんだよね」



へ?

⏰:10/04/04 01:55 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#548 [ちか]
「取り引き先の人が女装癖のある人でさ。
キスしてくれたら取り引きの条件のんであげるって言って、いきなりされたんだよね‥‥。
力は男だし、割りと強くて逃げようにも逃げれなくて。
女女って言うから一瞬解んなかったんだけど、たぶんその事だと思う…。」


不味そうに恭弥はそう説明した。

頭が真っ白だ。

まさか…よりによって
男なんて…。

⏰:10/04/04 01:59 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#549 [ちか]
口をポカンと開けて唖然している俺を見て、
恭弥も申し訳無さそうな顔をする。


しばらくして、
俺はキッと恭弥を睨む

「め、冥?、……っ!!?!」


大胆にも自分からキスした
ムカつくから…!///


「しょ、消毒っ!!!!///」

短い口づけのあとにそんな台詞を吐いて照れ隠しする

⏰:10/04/04 02:05 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#550 [ちか]
伏せていた目をちらりと恭弥に向けるとバッチリ目が合った。


「…冥が悪いんだからね。」

「え、なっ!!!どこ触って…あっ!!///」

やばい!!!
恭弥の理性を飛ばしてしまったみたい。


場所が!!
こんな所はやばいって!!///

⏰:10/04/04 02:09 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#551 [ちか]
「ん…あっ///きょ‥おやっ!!///ちょ…っ///」

「黙って。」

俺は何度も何度も首筋に吸い付かれ、紅い斑点をつけられていった。

独占欲の強い恭弥らしくも強引なその行為に、熱を帯びた身体が敏感に反応する


俺は快感に溢れ出しそうな声を必死に我慢しながら、吐息混じりで言った。


「あぁ…っ、恭弥‥ん///
こ、ここじゃ、や…だ…//」

その瞬間、恭弥がニヤリと笑う。

⏰:10/04/04 21:21 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#552 [ちか]
「へえ…別の場所なら良いんだ?クスッ」

「………っ!!!!///」


恥ずかしさからか熱が急上昇して顔が真っ赤になった

「クスッ…可愛い」

妖艶に微笑む恭弥。

「からかうなっ!!!!///」

俺は必死にこの体制から逃れようともがいた。
しかしいとも簡単に捕まえられて動けなくされる。

⏰:10/04/04 23:30 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#553 [ちか]
「僕はいつだって本気だよ」

耳元でそう囁かれたら、
もう拒否なんて出来なかった。


熱を帯びた体を抱き抱えられてタクシーに乗った。

着いたのは、都内でも名高い高級ホテル。

しかも、

「これがスイートルーム…」

顔パスで…
コイツの権力ってどんだけすごいんだよ!!?

⏰:10/04/04 23:35 📱:P906i 🆔:v5AWOOLw


#554 [ちか]
なんて驚いている間も無く、いきなりベッドに押し倒された。


ドサッ


広く静かな部屋に、
2人が倒れこむ音が響いた


「冥、好きだよ。」

「あ…っん///
きょう‥やぁっ///ふあ//」

「もっと舌絡めて…」

久しぶりの恭弥の感覚は、刺激が強かった。

耳元には甘い声。
唇を攻められながら、
片手は胸の飾りへ。

⏰:10/04/05 13:02 📱:P906i 🆔:wP0AcITQ


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