漆黒の夜に君と。U[BL]
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#67 [ちか]
>>64「久しぶり。
凌、背伸びたんじゃない?」
呑気な口調で話す恭弥に、凌と呼ばれたその人は不満そうに口を開いた。
「でもまだ恭には勝ってない。」
そんな返事を聞いて、ふふっと恭弥は笑う。
めぐさんは相変わらず固まったまま。
が、暫くして震える人差し指をしっかりとその人に向けながら叫んだ。
「なっ…なんでお前がココに居んねん!!!!」
:09/04/20 22:17 :P906i :DHUcas..
#68 [ちか]
めぐさんがそう大声を張り上げると、碧眼がめぐさんを映した。
「あぁ。居たんだ。
ごめん、小さかったから視界に入らなかった。」
そんな毒づいた言葉を、単調に吐き捨てるその人
それと同時に『ブチン』と聞き覚えのある音が聞こえた。
しかし、それは恭弥のモノじゃない。
これは、
:09/04/20 22:20 :P906i :DHUcas..
#69 [ちか]
「そこまで小っちゃないわボケ!!!!
もっぺん言ってみぃ!!」
めぐさんがキレた合図。
「だから、『小さすぎて視界に入りませんでした。』
これで満足?」
面倒くさそうな表情でめぐさんを見下ろす謎の綺麗な女の人。
3人の関係性が全く見えないんですけど…。
:09/04/20 22:27 :P906i :DHUcas..
#70 [ちか]
「…〜〜っ!!(怒)
何しに来てん!!!!!」
「何しにって、お前に言わなきゃいけない義務でもあるワケ?」
「勝手に入ってくんなや!!」
※君もね☆
(↑冥・恭弥の心情)
「来る前に電話もしたし、インターホンも押した。
松山さんに入れてもらったんだけど文句ある?
て言うか、いつからお前が此処の出入りを制限出来るような人間になったワケ?」
「…〜〜っ!!!!!」
睨み合いながらの壮絶な口喧嘩。
:09/04/20 22:35 :P906i :DHUcas..
#71 [ちか]
「まぁまぁ。
2人とも落ち着きなよ。」
口ではそんな事言ってるけど、恭弥絶対2人の喧嘩見て楽しんでる…
俺は口元をニヤつかせる恭弥の脇で2人の喧嘩にビクビクしていた。
「俺は落ち着いてる。
落ち着いてないのはこの猿だけだろ。」
ん?
「誰が猿じゃボケェッ!!!」
「お前以外に誰か居る?」
今この女(ヒト)、“俺”って‥‥―――
:09/04/20 22:49 :P906i :DHUcas..
#72 [我輩は匿名である]
頑 張 っ て ね
楽 し み イ
:09/04/20 23:57 :W52S :PKV/1AmY
#73 [ちか]
>>72└→我輩は匿名さま*
いつもいつも嬉しいコメントありがとうございます
今から更新しますねっ*
:09/04/21 21:27 :P906i :vRwZN9EM
#74 [ちか]
>>71「お前ほんっっっまにムカつく!!!!」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ。」
そう言えば、なんか言葉使いも女の人にしては少し乱雑って言うか‥‥
俺は恐る恐る恭弥の服の裾を引っ張った。
それに反応して、俺に目をやる恭弥。
「あの‥‥この人って‥」
:09/04/21 21:42 :P906i :vRwZN9EM
#75 [ちか]
俺の聞きたいことを悟った恭弥は2人の間に入り、自分の両側に居る2人を手のひらで差した。
「えっと、こっちは分かるよね。」
と言って、恭弥がめぐさんを横目で見たから俺はコクンと頷いた。
そして恭弥の視線は右から左へと移る。
「で、この外人顔の奴は櫻井凌(サクライ シノグ)。
神楽を入れた俺達4人は親繋がりの幼なじみ。」
:09/04/22 19:04 :P906i :KZdQLZfE
#76 [ちか]
「神楽入れて3人でええわ!!こんな奴幼なじみやと思ったこと無いし!」
「ソレこっちのセリフ。」
2人は恭弥を挟んで睨み合う。
そんなことも気にせずに話を続ける恭弥。
「一応言っておくけど、凌は男だからね。」
:09/04/23 00:07 :P906i :FPxhwjMk
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