漆黒の夜に君と。U[BL]
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#142 [ちか]
「なにそれ‥‥‥。良かったぁ〜…(泣)」

瞳から涙が一粒ポロリと落ちた。


余程安心したのだろう。




でも、
本当の本番はこれから。

⏰:09/05/17 09:19 📱:P906i 🆔:vhZETnFE


#143 [ちか]
「でも、」


僕がそう呟くと冥は「?」と僕の顔を見つめた。






「僕に嘘つこうとするなんて、お仕置きだね。」

⏰:09/05/17 09:28 📱:P906i 🆔:vhZETnFE


#144 [ちか]
そう呟くと同時に、僕は強引に冥の唇を奪った。

逃げられないように右手は壁に、左は冥の頭をしっかりと押さえながら。


「んふ…っ///んんっ!!」


冥はそれを拒否するように僕の背中を力任せに叩く。


部屋にはクチュクチュと鳴る淫らな音と乱暴な拳の音だけが響いた。

⏰:09/05/17 19:52 📱:P906i 🆔:vhZETnFE


#145 [ちか]
舌絡めれば絡めるほど、
冥は息を荒くする。


唇を離すと銀色の線が糸をひいた。

その先に見えるのは潤む瞳。



全部、全部僕のモノにしてしまいたい。
僕だけのモノに。

⏰:09/05/17 20:14 📱:P906i 🆔:vhZETnFE


#146 [ちか]
こうやって唇を重ねている時だけは、僕が冥の全てを支配している気がした。


冥が僕だけを考えているように思えた。
僕だけを見ているように。



たとえそれが歪んだ愛情だったとしても。
僕はそれ以外の愛の確かめ方なんて知らない。

⏰:09/05/17 23:18 📱:P906i 🆔:vhZETnFE


#147 [ちか]
だけどそれでもいい。



それだけでいい。



冥を想うこの気持ちさえあれば、



それだけで。

⏰:09/05/18 14:15 📱:P906i 🆔:4sI39tHQ


#148 [ちか]
僕は足元に座りこむ冥の身体を無理矢理立たせた。


足にしっかりと力の入らない冥を腕で軽く持ち上げ、顔を首元に埋める。


舌先を使いながら首筋を這っていくと、それに連れて冥は熱っぽい声をあげた。

⏰:09/05/18 14:37 📱:P906i 🆔:4sI39tHQ


#149 [ちか]
「やぁ…ん‥ン///」



耳を甘噛みすると、吐息混じりに鳴く冥。



次はどうしてあげようか




そんな事を考えながら、
冥のベルトに手をかけた

⏰:09/05/18 18:57 📱:P906i 🆔:4sI39tHQ


#150 [ちか]
― 冥side.―


凌さんのキスがそう意味だったと言うことに安堵していたのも束の間、容赦なく恭弥は俺に舌を絡めてくる。


『お仕置き』
の4文字は俺に新たな不安を与えて俺を犯す。


クチュクチュと響く卑猥な音が、俺の身体をより熱くした。

⏰:09/05/18 19:06 📱:P906i 🆔:4sI39tHQ


#151 [ちか]
カチャ..


ぼんやりとした頭を覚ましたのはそんな小さなベルトの音。


「‥‥‥――っ!!!///」



突然全身に走る快感。
下着越しに俺のモノは恭弥の手によって弄られていた。

⏰:09/05/18 20:10 📱:P906i 🆔:4sI39tHQ


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