漆黒の夜に君と。U[BL]
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#498 [我輩は匿名である]
この小説だいすきです(*^^*)
更新楽しみにしてます
ちかさんのペースで頑張ってください
:10/03/02 18:43 :P02A :Nm5C0NI.
#499 [ちか]
>>498→匿名さま!
あ、あ、あ、ありがとうございます〜っ(´;ω;`)
←
そうやって言ってもらえてわたしも小説も幸せ者です!!
これからもよろしくお願いします★
:10/03/02 21:52 :P906i :GuhYBDKw
#500 [ちか]
>>497続.
俺はそんな言葉と、
ずっと握りしめていた小さな箱を投げつけて部屋を飛び出した。
二度とここには帰らない。
もう俺には要らないんだから。…―――
:10/03/02 21:56 :P906i :GuhYBDKw
#501 [ちか]
― 恭弥side.―
「世界で一番
大嫌いだ………っ!!!!」
頭の中で何度もその言葉と冥の泣き顔が浮かんだ。
離さないって決めたのに
返事を聞くのが怖くて
傷つきたくなくて
僕は突き放した。
もう同じ過ちはしないって決めたのに…
:10/03/02 21:59 :P906i :GuhYBDKw
#502 [ちか]
暫く動けなくて、そのまま突っ立っていた。
足元に目をやると、
投げつけられた見覚えのない箱が転がっている。
ふいにそれを拾い上げ、開けてみて、
僕は絶句した。
:10/03/02 22:06 :P906i :GuhYBDKw
#503 [ちか]
箱の包みを開けてみると、中にはシルバーのネックレスと一枚のカード。
【 誕生日おめでとう 】
カードにはそう書かれていた。
「こんな‥‥なんで…っ」
そこまで言って全てを悟った。
:10/03/03 20:56 :P906i :iyYuMZCE
#504 [ちか]
冥はもしかして、コレのためにバイトしてたんじゃ…
「そんな…」
まただ。
また僕は信じることが出来なかった。
アイツの時みたいに…
追いかけなきゃ。
もうあの時みたいな後悔は二度としたくない。
シルバーのネックレスを握りしめて僕は部屋を飛び出した。
:10/03/03 21:02 :P906i :iyYuMZCE
#505 [ちか]
― 冥side.―
「はぁ…っはぁっ…――」
どのくらい
どこまで
あれから走ってきたのかなんて全然分からなかった。
無我夢中に走って、
限界が来て、
俺は行き倒れるように道の端に踞(ウズクマ)った。
:10/03/04 08:13 :P906i :KHidM2Gc
#506 [ちか]
人の目なんて気にならなかった。
むしろ気にするほどの余裕がなかったと言うほうが正しいのかも知れない。
いろんな感情が溢れて、
溢れすぎて壊れそうだ。
これからどうなるんだろう
帰る場所も何も
残ってない俺に価値なんてあるんだろうか…
:10/03/04 08:24 :P906i :KHidM2Gc
#507 [ちか]
いっそこのまま
消えられたら‥‥
そう思った時
目の前で白い車が静かに停まった。
中から人が降りてくる。
「‥‥‥し‥のぐさん…?」
そこで俺の意識は途絶えた
:10/03/04 13:04 :P906i :KHidM2Gc
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