悪 魔 の 誕 生 日
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#241 [七瀬]
 
 
 
「あなた…
ほんとにバカなのね。」


さっきから、
どいつもこいつも
俺をバカ呼ばわりしやがって…


「それに、
こんな中学生みたいな教科書、初めて見た。」

へーへー、
どうせ俺の高校は
中学生レベルですよーだ。

⏰:09/04/25 13:06 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#242 [七瀬]
 
「ほんとにあなた高校生?」

俺を見る姫。


確かに、姫の机の上にある本立てには、
表紙からでも伺えるほど、難しそうな本が並んでる。

『まあ…一応。』

俺の高校とは
比べものにならない。


「でも、教科書の中身が中学生だよ?
なんで?なんでなんで?」

⏰:09/04/25 14:35 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#243 [七瀬]
 
ほんっとに
コイツは嫌味が巧い。


「ねえ、なんでなのかな。悪魔さん?」

妖艶な笑みを浮かべる姫。


悪魔はてめえだろーが。


『さあ…
なんでだろうね。』

笑顔が引きつる俺。

⏰:09/04/25 14:39 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#244 [七瀬]
 
「で…
こーんな学校でも留年しちゃうんだ。悪魔さんは」


そうだよ?

こーんな教科書でも
理解できないんだよねー。

というより
理解する気ないし。


「ねぇねえ。」

『なに?』
 

⏰:09/04/25 14:43 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#245 [七瀬]
 
まだなんかあんのかよ。

と次に出てくるであろう
姫の嫌味に構える。


「悪魔さんなのに、
テストの答えとか事前に
分からないのー??」


それ分かったら、
留年しかけないし。

今、姫と中学生レベルの教科書広げて向き合う必要もない。
 

⏰:09/04/25 14:46 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#246 [七瀬]
 
『うんうん、
それはね〜しちゃいけないって悪魔界で決められてるんだよ〜』

適当に答えた。


だってこんな嫌味に
ムキになってたら、
姫の思う壺と思ったから。


「え〜、
なんか悪魔って生ぬるい。つまんなーい。」

姫は不服そうに言った。

⏰:09/04/25 14:51 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#247 [七瀬]
 
確かに、真姫から見たら、やり足りないだろうなあ。


『でも、そんなことしたら他に一生懸命してる人が、可哀相でしょ〜?』

ぐずる子どもを
なだめるように言う。


「あなたほんとに悪魔?」


高校生の次は悪魔かよ…
 

⏰:09/04/25 14:56 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#248 [七瀬]
 
『う〜ん。
実は俺、悪魔を
引退したんだよねぇ…』


「なんで?」

姫はよく
“なんで?”と聞く。


『ん?それはね。』

それを聞くたび俺は
幼稚園を連想する。


『俺以上な悪魔を見つけたから。』

⏰:09/04/25 15:00 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#249 [七瀬]
 
「へ?いつ?」

すっとんきょうな声を
出す真姫。


自分のことだと
気付いてないのか?

『約一週間前かな?』


「一週間前…
どこで?」

他人のことには異常なくらい敏感なくせに、
自分のことには鈍感なんだな。

⏰:09/04/25 15:05 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#250 [七瀬]
 
『遊園地かな。
大きな観覧車と心臓止まりそうなくらい怖〜いジェットコースターが有名な』

サラリと言ってやった。


目を丸くする真姫。

「一週間…遊園地……
心臓が止まりそうなジェットコースター…」

気付いたか?


暗唱する姫を横目で見る。

⏰:09/04/25 15:09 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


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