悪 魔 の 誕 生 日
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#491 [七瀬]
『あれ?
さっきまで、気が長〜いゆかちゃんじゃなかったっけ。』
ニヤニヤするゆかちゃんにこっちもニヤニヤ仕返す。
すると、案の定
「女は気まぐれなの〜!!」
満面の笑みで答えた。
:09/05/05 23:54
:N703iD
:qG..w3f.
#492 [七瀬]
『じゃー、気まぐれゆかちゃん、教えて。』
「気まぐれゆかちゃんが、教えてやろうじゃないか」
まったく‥
『お願いします。』
世話が焼ける。
って、
俺に言われたくないか。
:09/05/05 23:57
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:qG..w3f.
#493 [七瀬]
「だから、きれいになったのは真姫先輩だけじゃないの〜!」
『うーん、
もうちょっと詳しく‥‥』
「世話が焼けるなあ。」
さっき思ってたことを
口に出して返される。
「雷もきれいになった。」
:09/05/06 00:00
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:p8oeFPTc
#494 [七瀬]
は‥‥?
ますますわかんない。
『ん〜、俺はきれいよりも、かっこいいって言われた方がうれしい‥‥』
「雷は十分かっこいーよ!」
あら、ありがと。
:09/05/06 00:03
:N703iD
:p8oeFPTc
#495 [七瀬]
「でも、そういう外見的にじゃなくて、
なんというか‥こう‥‥
心がきれいになった。」
『こころ?』
「うん。
ほら、今みたいに私に謝ってくれたり。
前までの雷なら、遊びの女に謝るなんて、絶対しなかったじゃん。」
まあ‥確かに。
:09/05/06 00:07
:N703iD
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#496 [七瀬]
「なのに、ただその場しのぎじゃなくて、真剣に向き合ってくれた。」
京介や美里が言いたった
“変わった”はこのことだったのだろうか。
「それだけでも、
だいぶ救われるよ。」
ただ俺は、自分のしてきたことに、けじめをつけるためにしたことなのに。
:09/05/06 00:11
:N703iD
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#497 [七瀬]
そして、
姫のそばにいたいがためにしようとしたことなのに。
「心がきれいになった。」
こんな風に感じてくれた人がいたなんて。
『‥たまには、きれいって言われるのも悪くないな』
なんて、
俺は幸せ者なんだろう。
:09/05/06 00:15
:N703iD
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#498 [七瀬]
「ああ〜、私もきれいって言われたい〜!」
『そういうのは、彼氏に言ってもらえよ。』
「言われなくても、そのつもりだから!!
もう二度と雷みたいな、チャラ男には引っ掛かりません!」
『さすがはハナジョウ!
頭いい!!学習能力がある』
:09/05/06 00:19
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#499 [七瀬]
「雷の学校と一緒にしないでよね〜!」
『あ、俺の高校バカにし過ぎっしょ。
俺だって、勉強は出来ないけど、学習能力はあるし』
「ふ〜ん、じゃ、次は同じ失敗しちゃダメだよ?
悪魔さん。」
その言葉に頷いた。
:09/05/06 00:23
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#500 [七瀬]
「出よっ!」
ホテルを出ても、
やっぱり雨は降ってて、
じめじめしていた。
だけど、
心のモヤモヤはなくなってて、
きっと、今の俺は晴れ。
:09/05/06 00:26
:N703iD
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