悪 魔 の 誕 生 日
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#132 [七瀬]
「ガール…フレンド……」
気の強い美里も
さすがにうろたえている。
「あれ?
どうしたの、雷。」
“どうしたの”って
この状況、この展開…
唖然としない人なんて
いないだろ!
:09/04/16 07:00
:N703iD
:5v6a24gA
#133 [七瀬]
真姫は丸い目を、より丸くした。
が、次第にその丸い目を
細めて意地悪そうに笑う。
「なーんだ、そういうこと」
そして美里を見た。
「お姉さん、良いこと教えてあげる」
うろたえる美里と
唖然とする俺。
:09/04/16 07:05
:N703iD
:5v6a24gA
#134 [七瀬]
「な、なによ…」
美里は精一杯、
威嚇しているよう。
そして、それと正反対に
この女はクスッと笑った。
「悪魔はね…
毎日が誕生日なんだよ?」
美里も
俺と同じ顔になった。
:09/04/16 07:08
:N703iD
:5v6a24gA
#135 [七瀬]
これ…
““悪魔”ってゆーのはな毎日が誕生日なんだぜ。”
そう。
昨日、俺が言った言葉と
まったく同じ。
:09/04/16 07:13
:N703iD
:5v6a24gA
#136 [七瀬]
「な…なに言って…」
美里は訳の分からないみたいだ。
まあ、そうなるわな。
これから、一緒に誕生日のお祝いする男のガールフレンドと名乗る女が出てきて
“悪魔”がどうとか、
“誕生日”がどうとか
言われたら、
誰でも、うろたえるはずだよなあ。
:09/04/16 17:45
:N703iD
:5v6a24gA
#137 [七瀬]
俺も戸惑いの色を隠せないでいる。
「えー、なんだよぉ。
また雷に持ってかれたよ」
この空気を破ったのは、
やって来たらしい京介。
「そういうことー!
じゃあねっ!!」
『ええぇ!?』
そう昨日のように裾を引っ張る真姫。
:09/04/16 17:49
:N703iD
:5v6a24gA
#138 [七瀬]
やっぱりすごい力で
グイグイ引っ張る真姫。
後ろからは、
いろいろと声が聞こえたけど、
今はそれどころじゃなかった。
あの女が目の前にいる。
昨日と同じ風景。
:09/04/16 21:22
:N703iD
:5v6a24gA
#139 [七瀬]
思い出したくないはずなのに、
もう二度と会いたくないはずなのに。
こいつとの再会に
喜んでる自分がいることを
俺は
認めざるを得なかった。
その証拠に
今、俺の胸は
ドキドキと弾んでいる。
:09/04/16 21:30
:N703iD
:5v6a24gA
#140 [七瀬]
『どこ行くんだよ。』
「んー?こーえん!!」
公園?
やっぱり
こいつ3歳児か?
…じゃなくて、
『もうとっくに通り過ぎてるし!』
ほんとに昨日と同じ状況。
:09/04/16 21:34
:N703iD
:5v6a24gA
#141 [七瀬]
「そ。
じゃ、回れぇー右!」
そう言って
いきなり方向転換するもんだから、
少しこけそうになった。
なーにが
“回れぇー右!”だよ!!
そう思いながらも
“これから”
にワクワクしている。
:09/04/16 21:44
:N703iD
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