悪 魔 の 誕 生 日
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#200 [七瀬]
 
うっ…
京介まで…


「お前の
“お姫さま”なんだし…
な?」





こうして

京介がこっそり耳打ちした言葉を胸に俺は姫に捕らえられ、今に至る。
 

⏰:09/04/22 06:27 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#201 [七瀬]
 
 
それにしても
今日は疲れた。


あ、違った…

“今日も”か。




ピリリ…

震える携帯を開くと
京介からのメールだった。 

⏰:09/04/22 18:28 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#202 [七瀬]
 
“楽しかったか?
お姫さまとのデートは。”


はあ…


“今、帰ったとこ。
クタクタだよ。
姫とお前のせいで。”

素早く送り返した。


しばらくすると
また携帯が鳴りだす。

ブザーが止まらないことから、どうやら電話のよう。

⏰:09/04/22 18:33 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#203 [七瀬]
 
着信“京介”


『…んだよ。』

「別にぃ。楽しかったかなと思ってさ。」


『だから疲れた…』

「お前さ、毎日言ってるよな、“疲れた”って。」

苦笑いする京介の声。


『だって、まぢ疲れる…』 

⏰:09/04/22 18:37 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#204 [七瀬]
 
ため息混じりに答える。


「でも、なんか楽しそうだよ、お前。」


『えっ?…そうか。』

楽しそう?


「うん。
なんか楽しそう。」

『なんだよ、それ。
まるで、今までが楽しそうじゃなかったみてぇじゃないか。』

⏰:09/04/22 18:59 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#205 [七瀬]
 
「うーん、そういう意味じゃなくて…」

京介の浮かない返事に


『んじゃ、
どーゆう意味だよ。』

少しイライラしながら
聞き返す。


「…んー、だからぁ。
なんというか、こう……


変わった。」
 

⏰:09/04/22 19:05 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#206 [七瀬]
『…変わった?』

わけ分かんね。
変わったって…

「うん、変わったよ。」


『“それは女遊びをしなくなった”ってこと?』

これにも浮かない様子。

「う〜ん、そういう意味でもあるけど…」


イライラというより
知りたい気持ちが勝っていた。

⏰:09/04/22 19:09 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#207 [七瀬]
 
『…なんなんだよ。
京介、焦らさねえで、言ってくれよ。』


「いや…それが俺にもよく分からないんだよ。」

なんだそれ。


「ただ、楽しそうなんだ。」


“楽しそう”

その言葉が頭を共鳴する。 

⏰:09/04/22 19:12 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#208 [七瀬]
 
「ま、頑張れよ。」

京介との電話を終えた。

俺の気持ちは
うやむやしていて、
自分自身よく分からない。

でも、

“真姫と出会ってから
俺は変わった”のは確かだろう。

それは自分が薄々感じていたことだった。

ただなにが変わったのかは分からないまま。

⏰:09/04/22 19:18 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#209 [七瀬]
 
 
今日は散々……


担任に
たーっぷりと絞られた。

とりあえず、

これから頑張るということで、今回だけは免れた。


…といっても、

“これから”という言葉はずっと前から言ってたから担任はあまり信用してないみたいだった。

⏰:09/04/22 19:28 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#210 [七瀬]
 
実は俺も
その場しのぎで言ったし。


でも今回だけは
まぢで頑張らないと…


とりあえず学校にだけは
きちんと行こう。

そして授業だけは
出ておこう。


ま、こうしてれば
留年はないっしょ!

⏰:09/04/22 19:31 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#211 [七瀬]
 
そう安価に考えていた。


…が悪魔は
どうやら違ったみたい。



学校を出ると日はまだ沈んではなかったが、

グラウンドには、いつも練習している野球部に続いて、どの部活もいないことから寂しく感じた。


さっ、俺も早く帰るか。
 

⏰:09/04/22 22:30 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#212 [七瀬]
 
 
校門へ近づいて行くと
小さな影が見えた。

夕焼けに照らされているものの、その光が逆光して
よく見えない。


目を凝らす。


すると、そこには
俺のお姫さまが。


俺の方に体を向けているがこの光のせいで
顔が全く見えない。

⏰:09/04/22 22:51 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#213 [七瀬]
 
 
『…姫?』

小さな影へと近づいてく。

が、まだ見えない。


『ね、姫ー??』


1メートルほどの距離になって、ようやく見えた。


姫の険しい顔つき。


「さあ、しましょ。」

⏰:09/04/22 22:54 📱:N703iD 🆔:Di.X6F5w


#214 [七瀬]
 
『えっ、なんか言った?』

真姫の顔を見ようと集中していた俺は、よく聞こえなかった。


「だから」

うんざりしたような声。


少し間が空き


「勉強…しましょ。」
 
形の良い口が動いた。

⏰:09/04/23 07:03 📱:N703iD 🆔:OajgYCGY


#215 [七瀬]
 
今度は聞こえた。

ちゃんと聞こえましたよ、はい。


ベンキョウ?


聞き間違えじゃない…
はず。

でもいっそのこと
聞き間違えであってほしいかも。


「…留年しないようにね。」 

⏰:09/04/23 07:07 📱:N703iD 🆔:OajgYCGY


#216 [七瀬]
 
にっこりと言う真姫に
少し覚悟を決めた瞬間。


『いや…でも、でもね。』

こんなこと言ったって、
姫の考えが変わるはずないと、
この一週間でよーく学んだはずなのに、


『俺、“これから”頑張るから、なんとか留年は免れそう…』

やたらと
“これから”を強調した。

⏰:09/04/23 07:11 📱:N703iD 🆔:OajgYCGY


#217 [七瀬]
 
「はあ…あなた、なに言ってるのかしら。」


が、俺の予想通り、
姫のため息混じりの声に
遮られた。

『なにって…』


「姫が言ってるのはね。」

神妙な面持ちの姫。


俺の心臓は加速してゆく。嫌な予感と共に。

⏰:09/04/23 07:16 📱:N703iD 🆔:OajgYCGY


#218 [七瀬]
 
 
「一番になるのよ。」
 
 
 
は…?

「この学校で一番の成績を取るの。」


なんか…

『話が飛躍してない!?』


俺が驚くのも無理はない。 

⏰:09/04/24 04:30 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#219 [七瀬]
 
「ん〜、そうねぇ。」

珍しく頭を抱えた姫。


俺は
一番なんて望んでない。

ただ留年さえしなければ、満足なんだ。


『さっき姫も
“留年しないようにね”
って言ってたじゃん!?』


俺の言葉に姫は唸る。
 

⏰:09/04/24 04:34 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#220 [七瀬]
でも、すぐに笑って


「姫はね、一番が好きなの」


首を傾げた。


「姫ね〜、
昔から勉強もスポーツも
なーんでも一番じゃなきゃ嫌だったのよ。」

いやいや、
そんなの知らねぇし!

「小学生の時、かけっこでどーしても勝てない子がいて…」

⏰:09/04/24 04:40 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#221 [七瀬]
 
姫は一番がよくても、
俺は別に一番じゃなくても困らない。


「…泣いちゃった。」


かわいいな、おい。

かけっこで一番になれなかったくらいで泣くって…


かわい〜!!
 
 

⏰:09/04/24 16:01 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#222 [七瀬]
「でね、雷にはそんな思いさせたくないの。」


うん、心配しなくても
俺は十分、今のままでも
そんな思いしませんから。


「だから!!
姫と一緒に頑張ろっ!」


う〜ん、でもなあ…

『いや、姫の気持ちはとてもありがたいけど…』


やっぱ勉強はやだ。

⏰:09/04/24 16:06 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#223 [七瀬]
 
『俺の
ために嬉しいけど〜…』


真姫の目を見ずに言う。
喉はカラカラ。


「はあっ。
ほんとだらしない男ね。」

姫の態度が豹変した。


「あなたね…
根性ってものがないわけ?“このままじゃいけない”とか“負けたくない”っていう気持ちがないの!?」

⏰:09/04/24 16:10 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#224 [七瀬]
 
ど…同一人物?

さっきのかわいい姫は
どこへやら。


「それになによ。
“俺のために”?
あなたほんっっとバカね」

鼻をフンッと鳴らした。


「姫のために決まってるじゃない。
ひ・め・の・た・め!!」

一気に話された。

⏰:09/04/24 19:00 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#225 [七瀬]
 
はあ

今度は小さくため息をつく真姫。


「あのね、
あなた…自覚してるのかしら。」

『…自覚?』

なんの…??


「姫の彼氏だって自覚!
姫のボーイフレンドなのよ、あなたは!!」
 

⏰:09/04/24 19:02 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#226 [七瀬]
 
『は…はい。』

「わかったらよろしい。
姫のボーイフレンドだっていう自覚をきちんと持って恥ないようにしてね。」


コクリと頷いた。

初めて女にこんなえらそうにされて、短気なはずの俺が素直に頷いてる。

姫の迫力に圧倒されたのもあるけど、
 
 

⏰:09/04/24 19:06 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#227 [七瀬]
 
 
 
なにより、







姫が俺のことを


“彼氏”だって言ってくれたことが嬉しかったんだ。 
 

⏰:09/04/24 19:08 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#228 [七瀬]
 
「よし!
じゃあこれから猛特訓よ!!さあ、行くわよ!雷!!」

『え…行くって、
どこに……?』

この悪魔といる限り、
俺の驚きは絶えることはない。


「もちろん、姫の家に決まってるじゃない。」

『ええぇえ〜っ!?』


ほらな。

⏰:09/04/24 19:14 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#229 [七瀬]
 
 
 
「これが
うちのパパとママ。」


『え〜と、どうも。
岩崎雷です…』

「…でっ、
姫のボーイフレンド!!」


めちゃくちゃ見てる…

真姫の両親はこれでもかってくらい見ている。

どうやら見定めてるよう。

⏰:09/04/24 19:46 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#230 [七瀬]
 
で、俺から
言わせてもらうと…

真姫の両親は


ぜんっぜん
姫に似ていない。


めっちゃ日本人だし。


色素の薄い髪も
筋の通った鼻も
そしてあの茶色い瞳も。

なに一つ当てはまらない。

⏰:09/04/24 19:49 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#231 [七瀬]
 
まさか…

真姫はこの人たちの本当の娘じゃないのだろうか。

こんな疑問が生まれたと
同時に

隣でニコニコ楽しそうな
姫が可哀相に見えてきた。



「うん!なかなかいい男じゃないか、真姫。」

「ねえ〜、パパの若い頃にそっくり〜!」
 

⏰:09/04/24 19:53 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#232 [七瀬]
 
どうやら、
第一関門突破したようだ。


「でっしょ〜!

でね、今日雷を泊まり込みで、一緒にお勉強したいんだけど…
いいよね?」


えっ!!
泊まり込み!?

俺…なにも聞いてない。

それに真姫の両親も了承するわけない。

⏰:09/04/24 20:07 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#233 [七瀬]
 
「うん。いいわよ〜」

「ゆっくりしていってな、雷くん。」


うっうそ!

そこはビシッと……


だって今日初めて紹介された男を泊まらせるなんて…

やはり姫の本当の親じゃないんじゃ……

いくらなんでも、
ほったらかし過ぎでしょ。

⏰:09/04/24 20:11 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#234 [七瀬]
 
こんなことに
気を取られていると…


「マオ〜!
降りて来なさい〜!!」

姫が上の階段に向かって
叫んだ。

が、上からは
なにも返事がない。


「もぉ〜まったくマオには困ったわね。」

姫のお母さんが
肩をすくめた。

⏰:09/04/24 23:14 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#235 [七瀬]
 
“マオ”…?


「ああ、言い忘れてたけどマオは姫の弟。」


へえ、兄弟いたんだ。

姫の性格から
絶対一人っ子と思ってた。


「あ〜もう!
なにやってんのよ!!」

姫は堪忍袋の緒が切れたように、階段を駆け上がっていった。

⏰:09/04/24 23:18 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#236 [七瀬]
 
「マオはお姉ちゃんに
ボーイフレンドが出来て
妬いてるんだな。」

「ふふふっ、
まだまだ子どもね〜」

姫の両親のやりとりが
耳をかすめた。


ドンドンドンドン…

一気に
階段を下りる音が響いた。

「こらっ!マオ!!」

という真姫の声と共に。

⏰:09/04/24 23:23 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#237 [七瀬]
 
「いててっ!いてーよ!
ねえちゃん!!」


少し乱暴な声と

「早くこっち来て、
あいさつして!」

という
かなり乱暴な声。



「……」


無言で俺を睨むそいつ。
 

⏰:09/04/24 23:26 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#238 [七瀬]
 
俺は目を見張る。


色素の薄い髪
筋の通った鼻

そしてなによりも


真っ茶色な瞳が
真姫と瓜二つだった。





「………真王。」
 

⏰:09/04/24 23:29 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#239 [七瀬]
 
「もう。」

もう一人の真姫を見て、
ため息をつく姫。


「ごめんね、雷。
姫の弟の真王(マオ)。」


『魔王……?』

その瞬間、今までずっと黙っていたそいつが口を開いた。

「“魔王”じゃねえ!!
“真王”だ!ま・お!
発音が違うっ!!」

⏰:09/04/24 23:35 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#240 [七瀬]
 
『あ…ああ、ごめんね。
真王くん。』

慌てて言い直す。


「…バカじゃねーの。」

小さく呟くそいつに


「こらっ、真王!!」

と怒鳴る姫。



「ねえちゃんはバカだよ。」 

⏰:09/04/24 23:38 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#241 [七瀬]
 
 
 
「あなた…
ほんとにバカなのね。」


さっきから、
どいつもこいつも
俺をバカ呼ばわりしやがって…


「それに、
こんな中学生みたいな教科書、初めて見た。」

へーへー、
どうせ俺の高校は
中学生レベルですよーだ。

⏰:09/04/25 13:06 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#242 [七瀬]
 
「ほんとにあなた高校生?」

俺を見る姫。


確かに、姫の机の上にある本立てには、
表紙からでも伺えるほど、難しそうな本が並んでる。

『まあ…一応。』

俺の高校とは
比べものにならない。


「でも、教科書の中身が中学生だよ?
なんで?なんでなんで?」

⏰:09/04/25 14:35 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#243 [七瀬]
 
ほんっとに
コイツは嫌味が巧い。


「ねえ、なんでなのかな。悪魔さん?」

妖艶な笑みを浮かべる姫。


悪魔はてめえだろーが。


『さあ…
なんでだろうね。』

笑顔が引きつる俺。

⏰:09/04/25 14:39 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#244 [七瀬]
 
「で…
こーんな学校でも留年しちゃうんだ。悪魔さんは」


そうだよ?

こーんな教科書でも
理解できないんだよねー。

というより
理解する気ないし。


「ねぇねえ。」

『なに?』
 

⏰:09/04/25 14:43 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#245 [七瀬]
 
まだなんかあんのかよ。

と次に出てくるであろう
姫の嫌味に構える。


「悪魔さんなのに、
テストの答えとか事前に
分からないのー??」


それ分かったら、
留年しかけないし。

今、姫と中学生レベルの教科書広げて向き合う必要もない。
 

⏰:09/04/25 14:46 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#246 [七瀬]
 
『うんうん、
それはね〜しちゃいけないって悪魔界で決められてるんだよ〜』

適当に答えた。


だってこんな嫌味に
ムキになってたら、
姫の思う壺と思ったから。


「え〜、
なんか悪魔って生ぬるい。つまんなーい。」

姫は不服そうに言った。

⏰:09/04/25 14:51 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#247 [七瀬]
 
確かに、真姫から見たら、やり足りないだろうなあ。


『でも、そんなことしたら他に一生懸命してる人が、可哀相でしょ〜?』

ぐずる子どもを
なだめるように言う。


「あなたほんとに悪魔?」


高校生の次は悪魔かよ…
 

⏰:09/04/25 14:56 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#248 [七瀬]
 
『う〜ん。
実は俺、悪魔を
引退したんだよねぇ…』


「なんで?」

姫はよく
“なんで?”と聞く。


『ん?それはね。』

それを聞くたび俺は
幼稚園を連想する。


『俺以上な悪魔を見つけたから。』

⏰:09/04/25 15:00 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#249 [七瀬]
 
「へ?いつ?」

すっとんきょうな声を
出す真姫。


自分のことだと
気付いてないのか?

『約一週間前かな?』


「一週間前…
どこで?」

他人のことには異常なくらい敏感なくせに、
自分のことには鈍感なんだな。

⏰:09/04/25 15:05 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#250 [七瀬]
 
『遊園地かな。
大きな観覧車と心臓止まりそうなくらい怖〜いジェットコースターが有名な』

サラリと言ってやった。


目を丸くする真姫。

「一週間…遊園地……
心臓が止まりそうなジェットコースター…」

気付いたか?


暗唱する姫を横目で見る。

⏰:09/04/25 15:09 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#251 [七瀬]
 
「そう…そうだわ。」

独り言のように
ぶつぶつと呟く真姫。


『ひめ…』

「よし!勉強再開しよっか」


…ん?
なんなんだ?


一人納得する姫を余所に
俺は結局、どうなったのか分からないまま、
勉強を再スタートした。

⏰:09/04/25 17:44 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#252 [七瀬]
 
「えーとね、
ここがこうなるから…」


始まって、まだ30分も経ってないけれど
激しく睡魔に襲われる俺。


「それで、хに代入するから…」

姫の声が
遠くに聞こえてきた。


「って…
聞いてるのかしら。」
 

⏰:09/04/25 21:42 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#253 [七瀬]
 
『うん〜?
ああ…聞いてるよ』

バッと目を開けて見せた。


「…嘘ね。」


あちゃー、


『バレた?』

舌を出しておどけてみた。


「まったく…」
 

⏰:09/04/25 21:45 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#254 [七瀬]
呆れた様子の真姫。


『じゃあ姫が
俺の目ぇ覚ましてよ〜』

早くも…
というより最初っから、
勉強が嫌だった俺は
少し姫をからかってみることにした。


「なに言って…」

ギュッ


シャーペンを持った
姫の白い手を握った。

⏰:09/04/25 21:50 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#255 [七瀬]
 
姫は驚いたように
俺を見た。


『お姫さまの口付けで
目を覚まさせて。』

顔を近付けた。



グイッ

『いてっ!!』


「…なに寝ボケてるのかしら。」
 

⏰:09/04/25 21:54 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#256 [七瀬]
 
ほっぺたを手で
ギュッと握られる。


『ふぃ…め?』

一応
“姫”と言ってるつもり。

「お姫さまの口付けで目覚めるんじゃなくて、
王子さまの口付けでお姫さまが目覚めるのよ。」


『ほ…ほぉなんだ。』

これでも“そうなんだ”と言ってるつもり。

⏰:09/04/25 21:59 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#257 [七瀬]
「…眠り姫のお話ではね」

そうやって
にっこり笑って


チュッ

と軽くキスをした。


「目、覚めた?」

『………』

「なに?足りない?」

黙っている俺を見て、
得意の意地悪な笑みを
浮かべた。

⏰:09/04/25 22:04 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#258 [七瀬]
 
『……足りない。』

姫の目が光り、
口元が妖しく揺れる。


深夜零時を回った頃。

このまま姫と…


お互いの唇を近付けながら俺の頭の中はこんなことでいっぱい。



やっぱ男だもんね。笑
 

⏰:09/04/25 22:08 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#259 [七瀬]
 
それによく考えたら俺、
姫と出会ってから
エッチしてないし。


姫とも
他の女とも。

前の俺じゃ考えられない。


京介の言ってたことは
こういうことなのかな?



そんなことを考えてる間にも唇と唇は近づいていく。 

⏰:09/04/25 22:13 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#260 [七瀬]
 
姫のと俺のが触れ合うのももう少し…



『ん……んん!?』

俺の唇には柔らかいものが当たってる

…はずが


ひょいと姫によけられた。


「真王?」
 

⏰:09/04/25 22:18 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#261 [七瀬]
 
その理由は


ドアから顔を覗く
小さな悪魔。


「…なにやってんだよ」


“なにやってんだよ”ってそっちこそ、なにやってんだよ!


ああ〜!
もうちょっとで姫と
いい感じになれたのに〜!! 

⏰:09/04/25 22:21 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#262 [七瀬]
 
「真王、
いつからそこにいたの?」
残念感でいっぱいの俺とは反対に
いたって冷静な真姫。


「ってか、こんなとこで…まだ父ちゃんたち起きてるし、下にいるぜ?」

バカにしたように言う
姫の弟。


「お盛んだな…」
 

⏰:09/04/25 22:26 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#263 [七瀬]
 
「そんなこと言ったって、ねえ…」

チラっと俺を見た真姫。


「男と女なんだから、そういうこともあるに決まってるじゃない。
中三にもなるんだから
真王も、それくらい分かるでしょ?」


こんな真王くんの態度にも真姫は同じず平然と言う。 

⏰:09/04/25 22:30 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#264 [七瀬]
 
「あのな、ねえちゃんたちはいいかもしんねーけど、俺は勉強があんだよ。
大切な受験勉強が!
変な声が
隣から聞こえてきたら
こっちが堪らない。」

吐き捨てるように言う
真王くん。


「そっか。そうね、真王。お姉ちゃんが
間違ってたわ…」

いきなり
しおらしくなる姫。

⏰:09/04/25 22:38 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#265 [七瀬]
 
「でも安心して!
変な声出さないように、
お姉ちゃんが雷を怒っとくから!」


その瞬間、俺と真王くんがずっこけたのは言うまでもない。

姫〜!!




「アホくせ。」

そう言って小さな悪魔は
出ていった。

⏰:09/04/25 22:42 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#266 [七瀬]
 
 
とりあえず、萎えた。


俺の気持ちも
なにもかもが。


「どうしたの?雷。」

あなたとあなたの弟の
せいですよ。


『なんでもないよ…
お風呂入りたい。』

笑って流すことにした。

⏰:09/04/25 22:44 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#267 [七瀬]
 
「そう…」

姫は不思議そうに
俺を見てたけど


「じゃあ姫はお風呂長いから先に入って。」

とりあえず
了承したみたい。




俺は
お風呂に入ることにした。 

⏰:09/04/25 22:48 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#268 [七瀬]
 
 
「ここ。」

姫に案内され、
風呂場へやって来た。


「パンツ、着替え、
バスタオルはここにおいとくから。
あと歯ブラシはそこ開けたら、入ってるから。
好きなの使って。」

『…ありがと。』


姫の指示を受け終え、
やっとシャワーへ。

⏰:09/04/25 22:53 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#269 [七瀬]
 
シャー


シャワーの流れる音が
心地よい。

今までの疲れを流してくれたみたいだ。


シャワーを浴びて浴槽へ。


ちゃぽん

シャワーでは流しきれなかった疲れを溶かしてくれてる気がした。

⏰:09/04/25 22:56 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#270 [七瀬]
 
今日、
初めて姫の家へ来て

初めて本当に気を休めた
気がする。

やっぱ初めて来る人の家って緊張するけど、
それ以上に気を使った。


なんかなあ〜

厄介な弟もいるし…


でも、さっきは
本当に惜しかった。

⏰:09/04/25 23:02 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#271 [七瀬]
 
もう少しで姫と…


ああ〜!!もう!


こう考えると
悔しさが込み上げてくる。




もうそろそろ洗うか…


モヤモヤを胸に
浴槽を出た。

⏰:09/04/25 23:04 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#272 [七瀬]
 
頭を洗おうと
シャンプーへ手を伸ばす。


ん…?
なんかあわ立たない。

変なシャンプーだなと思いながらも流す。


そしてリンスを付けた。


んん!?
なんだなんだ?

このリンス、
すごいあわ立つ!

⏰:09/04/25 23:59 📱:N703iD 🆔:4ro5iMrI


#273 [七瀬]
 
ほんとバカですみません。


長い前振りを経て、
俺はやっとシャンプーと
リンスを間違えていたことに気付いた。


そもそも、これ…

ワケわからない外国語で
表示されてて読めない。


どっちがどっちやら…

俺が間違えるのも
無理はない。

⏰:09/04/26 00:23 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#274 [七瀬]
 
俺が分かるのは
とてつもなく良いにおいがするということだけ。

フワリと姫と同じ香り。


いかにも高そうな
シャンプーとリンス。

やっぱり真姫はお嬢様なんだなあと実感した。


…と言っても、
あんな学校に通ってて
こんな家に住んでるくらいだから、当たり前か。

⏰:09/04/26 00:28 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#275 [七瀬]
 
 
「姫の家。」

『こ…ここ?』


今日、姫に初めて招待された時から、思ってた。



で…でけぇ。

それはそれは見事な、
洋服の家で

周りの普通の家たちが
小さく見えた。

⏰:09/04/26 00:32 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#276 [七瀬]
 
屋根の上に自然に座っている煙突には驚いた。

サンタクロースでも
来るのだろうか。


「入って。」


家にお邪魔した時、
ますます驚くことになる。


な…なんじゃこりゃ。

すごい。

俺、興奮してまっす。

⏰:09/04/26 00:36 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#277 [七瀬]
 
真っ白な長い廊下に

童話でしか聞いたことなければ、ドラマでしか見たことのないシャンデリア。

玄関の横には
おっきなテェディベアーが座っていた。


「たっだいまー!」

そのテェディベアーに
“ただいま”と言った姫にも驚いた。

なんかかわいい。

⏰:09/04/26 00:42 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#278 [七瀬]
 
「コロ助〜!!」


コロ助…

コロ助ってゆーの!?
そのテェディベアー。


うーん、
オシャレなくまに
そのあだ名はちょっと…


なんだかんだで
姫に一番驚いた俺。

実は
少しツボにハマった。笑

⏰:09/04/26 00:46 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#279 [七瀬]
 
ビミョーな笑いをこらえ、さっき姫の両親と対面したリビングへ。


暖炉があったのには
またびっくりした。


なんか、この家は

洋風できれいなんだけど、暖炉があったり、煙突があったりと
レトロな印象もあるところが逆にオシャレだなーって思った。

⏰:09/04/26 00:50 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#280 [七瀬]
 
それから姫の両親に
あいさつして


あの厄介な弟…


でも、ありゃダメだな。
完全なシスコンだ。

真姫に依存してる。



「…ねえちゃんはバカだよ」

あの時はなあ…参ったな。参ったよ、完全に。

⏰:09/04/26 01:03 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#281 [七瀬]
 
「こんなヤツのどこが…」

下を向いて
小さく言う真王。

「俺の方が…」


「も〜、ぶつぶつ言ってないで座って!食べよ!」

姫に促され、
渋々座るシスコン野郎…
じゃなくて真王くん。


その後、出てきた料理は
めちゃくちゃうまかった。

⏰:09/04/26 01:25 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#282 [七瀬]
 
料理というよりディナーと言った方がしっくりくる。


美味しい料理
シャンデリアが照らす
テーブル…

どっかの高級レストランのようだった。


俺は初めて見る料理と
初めて食べる食べ物に
舌鼓を打っていた。


…が右斜めの小さな悪魔の目線が痛かったけど。

⏰:09/04/26 01:30 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#283 [七瀬]
 
それから、
姫の両親と家族団欒な会話をして、
姫の部屋へ向かった。

そして20分も経たない内に勉強をギブアップして

良い雰囲気になったと思ったら、弟に壊されて。


…またムカついてきた。



まあ、そんな感じ。

⏰:09/04/26 01:35 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#284 [七瀬]
 
 
ふぅ、気持ち良かった。

広ーいお風呂をゆっくりと堪能して、上がった。


っあ!!
ちゃんと間違ってたシャンプーとリンスはやり直しましたから。

そのあと、ボディーソープにまた迷ったけど。


まあ、それは置いといて
っと。

⏰:09/04/26 01:40 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#285 [七瀬]
 
姫が置いといてくれた
バスタオルで体を拭いた。


そして、
またそのバスタオルで無造作に頭の水分を落とした。


パンツを履いて、
スウェットを着る。




カチャ

風呂場を出ようと
ドアを開けた、その時…

⏰:09/04/26 01:44 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#286 [七瀬]
 
 
『うわっ』

びっくりした…


「…んだよ、変態野郎。」

変態野郎?

じゃあお前は
シスコン野郎だ。


『ま…真王くん。
どうして、
そんなとこいたの?』

胸の内を抑え、問う俺。

⏰:09/04/26 09:42 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#287 [七瀬]
 
「トイレ行こうしただけ。」

『あ…そう。』


てっきり覗いてたのかと…

「覗いてた…とか思ってねぇだろーな。」

心を読まれてたみたい。


だって、姫と入ってるんじゃないか
って心配とかして…

用するに覗いてそうだもん、こいつ。

⏰:09/04/26 09:46 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#288 [七瀬]
 
『そんなことないよ…』


「俺は男の風呂を覗く趣味はない。」

そういって、
隣にあるトイレへ入った。


あー…まぢおっかねぇ。

今どきのシスコンは怖いよ、まったく。

あの目付き…
今にも殺されそうなほど。

殺気がすごい。

⏰:09/04/26 09:51 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#289 [七瀬]
 
 
『姫、上がったよ〜。』

姫の元へ。


「はいはーい。」

姫は風呂場へ。



なんか暇だなー。

姫がお風呂に入ってしまって、つまらない。

⏰:09/04/26 09:54 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#290 [七瀬]
 
ちょっと姫の部屋を
徘徊することにした。


それにしても…
さっきから思ってたこと
だけど、


なんかこの部屋狭い。


狭いつっても、
他の家と比べると普通…
より少し広い方だと思う。

ただ、この家の大きさと比べると異様に狭く感じるんだと思う。

⏰:09/04/26 09:59 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#291 [七瀬]
 
本立てと本棚には
相変わらず難しそうな本が並んでいて分からない。

中には、誰でも知っている映画化された有名な本も
いくつかあった。

けれど原作で、
英語なのか、何語なのか…分からないけど、全く読めなかった。


姫のことだから派手で
あんなにセレブ買い?
するから、絶対散らかってると思ってた。

⏰:09/04/26 10:18 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#292 [七瀬]
 
だけど、結構片付いてて
白で統一された中に
点々とピンクがある、
シンプルなのにかわいい部屋だった。


意外な一面を
見た気がした。


なんか…



テンション上がってきた。 

⏰:09/04/26 10:21 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#293 [七瀬]
 
姫の新たな一面を見れて、テンションの上がった俺の目に、ふとクローゼットが止まった。


それで、俺も男だから…


とてつもなく見たい衝動に駆られました。


ドキドキドキドキ…

見たい!
バッと一気に開けたい!

胸が高鳴る。

⏰:09/04/26 10:24 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#294 [七瀬]
 
時計をチラッと見る。


よし!
姫は風呂長いって言ってたから、まだ上がってこないだろう。


大丈夫
大丈夫…

バレない
バレない…


完全に獣と化した俺に
気持ちを抑える余裕はなかった。

⏰:09/04/26 10:29 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#295 [七瀬]
 
 
「はぁ〜すっきりした…
って雷…まだ起きてたの?」

あれから姫が
お風呂から上がってきたのは2時間後だった。


『うん…』

「どうしたの?なんか変。」


どうしたの?

体育座りで顔を埋める俺を見たら、そう聞きますよね普通。

⏰:09/04/26 10:34 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#296 [七瀬]
 
『…なんでもない。』

「ほんとに?」

『ほんとほんと…』


「まあ…そういうなら別にいいけど。」

姫は特に気を止める様子もなく、少し濡れた髪を解かし始めた。



「眠たくないの?」
 

⏰:09/04/26 11:17 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#297 [七瀬]
 
気が付けば、
もう深夜3時。

丑三つ時も
過ぎてしまった。


『…寝よっか。』

全身鏡の前に立つ姫に
声をかけた。



「じゃあ先にベッド入ってて。トイレ行ってくる。」
そういって、バタンと部屋を出ていってしまった。

⏰:09/04/26 11:21 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#298 [七瀬]
 
 
『い、一緒に寝るの!?』

俺の声を無視して。


うーん、どうすればいいのだろうか。


姫に言われた通りに
図々しくベッドに入っておくか…

それとも
姫が戻ってくるまで、
一応このままでいようか。

⏰:09/04/26 11:25 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#299 [七瀬]
 
そんなことを考えているうちに、


「あれ?まだ座ってたの?」

真姫が戻ってきた。


「ベッドに入っててって
言ったじゃん。」


あ、やっぱり良かったんだね、ベッドに入ってて。

『いや〜、姫と一緒に入ろうと思って。』

⏰:09/04/26 11:29 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


#300 [七瀬]
 
すると、ニヤッと笑って


「さっきの続きする?」

姫の口角が妖しく上がる。


さっきの続き…

心臓が激しく跳ねる。




でも

『止めとくよ。』
 

⏰:09/04/26 11:32 📱:N703iD 🆔:TMLWFn/I


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