悪 魔 の 誕 生 日
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#222 [七瀬]
「でね、雷にはそんな思いさせたくないの。」


うん、心配しなくても
俺は十分、今のままでも
そんな思いしませんから。


「だから!!
姫と一緒に頑張ろっ!」


う〜ん、でもなあ…

『いや、姫の気持ちはとてもありがたいけど…』


やっぱ勉強はやだ。

⏰:09/04/24 16:06 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#223 [七瀬]
 
『俺の
ために嬉しいけど〜…』


真姫の目を見ずに言う。
喉はカラカラ。


「はあっ。
ほんとだらしない男ね。」

姫の態度が豹変した。


「あなたね…
根性ってものがないわけ?“このままじゃいけない”とか“負けたくない”っていう気持ちがないの!?」

⏰:09/04/24 16:10 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#224 [七瀬]
 
ど…同一人物?

さっきのかわいい姫は
どこへやら。


「それになによ。
“俺のために”?
あなたほんっっとバカね」

鼻をフンッと鳴らした。


「姫のために決まってるじゃない。
ひ・め・の・た・め!!」

一気に話された。

⏰:09/04/24 19:00 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#225 [七瀬]
 
はあ

今度は小さくため息をつく真姫。


「あのね、
あなた…自覚してるのかしら。」

『…自覚?』

なんの…??


「姫の彼氏だって自覚!
姫のボーイフレンドなのよ、あなたは!!」
 

⏰:09/04/24 19:02 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#226 [七瀬]
 
『は…はい。』

「わかったらよろしい。
姫のボーイフレンドだっていう自覚をきちんと持って恥ないようにしてね。」


コクリと頷いた。

初めて女にこんなえらそうにされて、短気なはずの俺が素直に頷いてる。

姫の迫力に圧倒されたのもあるけど、
 
 

⏰:09/04/24 19:06 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#227 [七瀬]
 
 
 
なにより、







姫が俺のことを


“彼氏”だって言ってくれたことが嬉しかったんだ。 
 

⏰:09/04/24 19:08 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#228 [七瀬]
 
「よし!
じゃあこれから猛特訓よ!!さあ、行くわよ!雷!!」

『え…行くって、
どこに……?』

この悪魔といる限り、
俺の驚きは絶えることはない。


「もちろん、姫の家に決まってるじゃない。」

『ええぇえ〜っ!?』


ほらな。

⏰:09/04/24 19:14 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#229 [七瀬]
 
 
 
「これが
うちのパパとママ。」


『え〜と、どうも。
岩崎雷です…』

「…でっ、
姫のボーイフレンド!!」


めちゃくちゃ見てる…

真姫の両親はこれでもかってくらい見ている。

どうやら見定めてるよう。

⏰:09/04/24 19:46 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#230 [七瀬]
 
で、俺から
言わせてもらうと…

真姫の両親は


ぜんっぜん
姫に似ていない。


めっちゃ日本人だし。


色素の薄い髪も
筋の通った鼻も
そしてあの茶色い瞳も。

なに一つ当てはまらない。

⏰:09/04/24 19:49 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


#231 [七瀬]
 
まさか…

真姫はこの人たちの本当の娘じゃないのだろうか。

こんな疑問が生まれたと
同時に

隣でニコニコ楽しそうな
姫が可哀相に見えてきた。



「うん!なかなかいい男じゃないか、真姫。」

「ねえ〜、パパの若い頃にそっくり〜!」
 

⏰:09/04/24 19:53 📱:N703iD 🆔:6YI0Zqac


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