悪 魔 の 誕 生 日
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#511 [七瀬]
『‥っくしょん‥!!』
やっぱ撤回。
こりゃ今すぐ、風呂入んないと。
ほんと、今は4月下旬なのだろうか。
寒い、寒過ぎる。
:09/05/06 13:56
:N703iD
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#512 [七瀬]
「‥‥い!らい!!」
『んあ?』
俺を呼ぶ声が聞こえて、
その声を辿っていくと
『京介。』
ばかやろーなダチの姿。
「お前、こんな雨降ってんのに、傘も差さねぇで、バカじゃねーの!?」
:09/05/06 14:00
:N703iD
:p8oeFPTc
#513 [七瀬]
『‥傘、忘れたんだから、しょーがねぇじゃん。』
またバカ呼ばわりかよ。
「はあ。
お前ら、どいつもこいつも‥」
京介が呆れたようにいう。
ん?
『京介、“どいつもこいつも”って‥』
:09/05/06 14:03
:N703iD
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#514 [七瀬]
「はい、これ。」
そうやって、
手を差し出される。
『これって‥』
まだ、かすかに濡れているもの。
「そ。真姫ちゃんの傘。」
姫の傘。
:09/05/06 14:05
:N703iD
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#515 [七瀬]
『なんで、京介が‥』
「真姫ちゃん、ここに来たし。」
京介は、
すぐそこの俺の学校を指さした。
『なんで…』
「お前が、傘ないんじゃないかって、心配してたみたい。」
:09/05/06 14:08
:N703iD
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#516 [七瀬]
胸が熱くなるのを感じた。
「で、お前がハナジョウの子と、どっか行ったって、言ったら、血相変えて雨ん中、傘も差さずに飛び出していった。」
ゆかちゃんだ。
「俺はてっきり、真姫ちゃんだと思ってたから‥すまん‥。」
『いや、さんきゅ。京介』
:09/05/06 14:35
:N703iD
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#517 [七瀬]
そして、
また雨の中、飛び出す。
さっきよりも、
早く足を動かすと、やっぱり水が掛かって冷たい。
でも、そんなこと気にしている暇はなくって
今はただ、お姫さまを探すだけ。
:09/05/06 14:39
:N703iD
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#518 [七瀬]
「ハァ‥ハァ‥‥」
やっぱ、俺の勘は当てにならない!!
それは、この30分間ほどで十分思ったこと。
姫は未だに見つからない。
でも、まだ京介が預かっててくれた姫の傘があったから、全身びしょびしょということは、免れた。
と、いってもピンクの傘は恥ずかしいけど。
:09/05/06 14:46
:N703iD
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#519 [七瀬]
そうだ!
姫の携帯に‥
って、
俺、ケー番どころか、アドレスも知らない!!
デートの時は、姫がいつも校門に待ってたから‥
ああ〜っ、
俺って、役たたず!!
:09/05/06 16:50
:N703iD
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#520 [七瀬]
無駄に光るディスプレイを見ながら、むしゃくしゃする。
しょうがない。
姫の家へ、行くか。
俺は、駅へ向かった。
:09/05/06 16:52
:N703iD
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