虹色のオセロ
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#377 [ゆーちん]
なんて事を考えながら、いつものように準備をしていく。
着替えて、髪を整えたぐらいで6:00を回った。
さすがにそろそろ起こさないと仁士も帰ってお風呂入らないといけないだろうしね。
:09/05/03 14:15
:SH901iC
:Inb4E6U6
#378 [ゆーちん]
「仁士、起きな。」
「…何時?」
「6時。」
「あぁ、うん。起きるわ。帰って風呂入らないと。」
ほらやっぱり。
私って気の利く女だな。
:09/05/03 14:16
:SH901iC
:Inb4E6U6
#379 [ゆーちん]
「顔ぐらい洗って行きなよ。タオルは戸棚にあるし、使い捨て歯ブラシもラックに入ってる。」
「いいの?」
「別に嫌ならいいけど」
「いや、助かる。お言葉に甘えます」
仁士はパッと体を起こし、ベットから出た。
:09/05/03 14:16
:SH901iC
:Inb4E6U6
#380 [ゆーちん]
ぐっと伸びをし、フーッと息を吐く仁士。
ふと目が合う。
「七海ってさぁ。」
「何よ。」
「すっぴんのが可愛いじゃん?」
「それはいつもの化粧が下手くそって言いたい訳?」
「そうじゃないよ。」
:09/05/03 14:17
:SH901iC
:Inb4E6U6
#381 [ゆーちん]
「じゃあどういう意味?」
「ただ褒めてるだけじゃんか。」
「あーら、私に惚れた?」
「七海なんかに惚れても、なんのメリットもねぇよ。」
そう言いながら制服姿の仁士は洗面所に歩いてった。
:09/05/03 14:18
:SH901iC
:Inb4E6U6
#382 [ゆーちん]
…何よ。
何なのよ!
失礼しちゃうわね。
メリットだ?
メリットならあるもん。
弟の面倒を見てあげるし、遅刻しちゃいけないから起こしてあげられるもん。
本っ当、失礼な男だ、瀬川仁士。
:09/05/03 14:19
:SH901iC
:Inb4E6U6
#383 [ゆーちん]
―――
「ななみん、おはよ〜。」
「ななみ〜ん!今日うちらの模擬店来てね?」
「ななみん!明日の舞台発表期待してちょ。」
いやー、若い子は朝から元気だ。
私はニコニコと笑って答えるだけで精一杯です。
:09/05/04 11:40
:SH901iC
:RBZ4yaF.
#384 [ゆーちん]
「やあハニー。さっきは有意義な時間をありがとう」
いきなり耳元でこんな事を囁く奴なんて1人しかいない。
顔洗って、まだ眠そうな弟を抱っこしながら、先ほど私の家から帰って行かれたお方。
「あら、ダーリン。今日もカッコイイわね。寝顔はとてもキュートだったけど」
:09/05/04 11:40
:SH901iC
:RBZ4yaF.
#385 [ゆーちん]
仁士とこんな風にバカやってると、猿が来た。
今日は一段とテンション高いなぁ。
そりゃそっか…文化祭だしね。
オバケがテンション低くて務まるかっての。
「昨日居残りまでして何の準備だったの?」
「小物とか。」
「で、完成したわけ?」
「もちろん!」
ふーん。
ならよかった。
私も子守りした甲斐あるよ。
:09/05/04 11:41
:SH901iC
:RBZ4yaF.
#386 [ゆーちん]
校内放送で文化祭開始のアナウンスが流れ、一般入場も解除された。
どんどん、どんどん、賑やかになって来る。
呼び子が正門近くで頑張っているおかげで、お化け屋敷にも徐々に客が増えて来た。
受付の手伝いやオバケの手伝いでもしようと思ったのに、ななみんは担当ないから暇なら呼び子してって言われちゃいました。
:09/05/04 11:42
:SH901iC
:RBZ4yaF.
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