星とぽんず。
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#191 [我輩は匿名である]
 
「柚子ちゃんかぁ。
おいしそーな名前やん!」


『それ、
誉めてるんですか?』

そう言うと

「ははははっ!」

豪快に笑った。


いやいや、
笑い事じゃないし!
 

⏰:09/07/02 15:08 📱:N703iD 🆔:j6heonto


#192 [我輩は匿名である]
 
「あんた、いーツッコミするなあ」

『は、はぁ‥ありがとうございます‥』

なんかよく、わかんないけど、とりあえずお礼を言っておいた。


「わたしはなぁ、まつりってゆーねん」


『まつりさん‥』

「そ。まつり」

⏰:09/07/02 15:11 📱:N703iD 🆔:j6heonto


#193 [我輩は匿名である]
 
キラキラ光る屋台が並ぶお祭り。

「ま、家がこーゆう仕事してるから、こんな名前がついたみたい。ちっさいころはいややったわー」

笑いながら言う
まつりさん。


「でも、今ではけっこう気に入ってる。おばあちゃんが付けてくれた名前やし」


『に‥似合うと思います』 

⏰:09/07/02 15:14 📱:N703iD 🆔:j6heonto


#194 [我輩は匿名である]
自然に口を突いて出た。

『すっごくかわいいと思います』

お世辞でもなく、
その場しのぎでもなく。

あたしのなかの
素直な気持ちだった。


「‥‥」

黙って見ていた
まつりさんも

「ありがとーなぁ」

またあの笑顔で笑った。

⏰:09/07/02 15:18 📱:N703iD 🆔:j6heonto


#195 [我輩は匿名である]
 
 
『い‥いえ』

なんか言ったあとで
恥ずかしくなってきた。

少しうつむいて
金魚のほうに目を向けていると


「さっき、あそこの彼は友達やってゆーてたやん?」

まつりさんが口を開いた。 

⏰:09/07/02 15:20 📱:N703iD 🆔:j6heonto


#196 [七瀬]
 
『はい‥』

「でも、好きなんやろ」


『‥‥はい‥』

なんでだろ。

さっきみたいに
素直にうなずけたのは。


頑なに否定してたことを
言ってみると、恥ずかしいけど、思ったほどではなかった。

むしろすっきりした。

⏰:09/07/07 06:47 📱:N703iD 🆔:C.9r4c4g


#197 [七瀬]
 
「うんうん。うんうんうんうん!」

認めると、まつりさんは
何度も首を縦に振った。


「やっぱりなぁ‥そう思たわ。いやー、こういう商売何年もしてたら、わかんねん。
ほら、金魚すくいって、お祭りデートの定番みたいやし?」


そして、マシンガンのように止まらなくなった。
 

⏰:09/07/07 06:54 📱:N703iD 🆔:C.9r4c4g


#198 [七瀬]
 
「でもまぁ、提供してるこっちがゆうのもなんやけど、なにがおもろいんかはわからんな、未だに。
金魚いじめて、なにが楽しいねん!みたいな。
一番の被害者は金魚やで!まったく‥」


まったく‥困った。


「ああ‥ごめんごめん」

唖然としてるあたしに気付いたのか、苦笑するまつりさん。

⏰:09/07/07 06:58 📱:N703iD 🆔:C.9r4c4g


#199 [七瀬]
 
あたしもつられて
苦笑した。


「‥でもまぁ、わたしの目から見たら、脈ありやで。脈あり」


『‥ほんとですか』

なーんか信じらんない。


「うん!ほんまほんま!」

『‥‥ほんまかい!』
 

⏰:09/07/07 07:01 📱:N703iD 🆔:C.9r4c4g


#200 [七瀬]
 
あ、


『す‥すいません!』

やば‥まつりさんの口調が移っちゃった。


はっはっは!と、また口を大きく開けてまつりさんは笑う。

「えーよえーよ!
柚子ちゃん、やっぱおもろい!連れて帰りたいわ!」 

⏰:09/07/07 07:04 📱:N703iD 🆔:C.9r4c4g


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