星とぽんず。
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#227 [七瀬]
 
 
『ええー!?なんで?
なんでなんで!??』

買うだろうと、ほぼ確信していたあたしは驚いて聞いた。


「俺‥苦手なんだよね」

たくさんある宝石たちの中から、一つを指さす歩志。



「その"飴"が」
 

⏰:09/07/08 18:52 📱:N703iD 🆔:yq2OZnQI


#228 [七瀬]
 
『えー!
甘くておいしいのに‥』


「それに」

歩志は一つ、間を置いた。


「リンゴ飴なら、ここにあるじゃん」



‥ん?


『あ、あたし!?』
 

⏰:09/07/08 18:59 📱:N703iD 🆔:yq2OZnQI


#229 [七瀬]
 
 
「うん。さっきリンゴ飴みたいに真っ赤だった」


『さ、さささ‥さっきっていつよ?いつ!??』

「いつだったっけなぁ〜」


まつりさんに言われたときじゃないよね!?

あのとき、歩志
おみこし見てたじゃん!!

違う違うはず‥。
 

⏰:09/07/08 19:02 📱:N703iD 🆔:yq2OZnQI


#230 [七瀬]
 
 
「ぎゅっとしたときとか」


『な‥なんだ‥そのときのことか‥‥』

ちょっと安心。
ちょっと残念。


「なに?他にもあったの」

『ううん!なんでもない!なんでもないから、ほんとに!!』

ま、セーフということで。

⏰:09/07/10 18:49 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#231 [七瀬]
 
 
あたしは、お母さんのおみやげに姫りんごを一つ、

すねるので、
お父さんにも、みかん飴を一つ、

自分用に、ぶどう飴といちご飴を買った。


お姉ちゃんは、お祭りにきてるはずだから、買わなかった。


あたしの両腕はふくろで、いっぱい。

⏰:09/07/10 18:52 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#232 [七瀬]
 
 
右手が最後まで、
あったかかったのは、


まつりさんがくれた
カステラと、

アイツの熱のせい。



暑い熱い夏祭りだった。
 
 

⏰:09/07/10 18:54 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#233 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――


「なんか松田、今日きげんいいな」

夏祭りが終わって、


『え?そう?』

夏休みも半分切ったなぁとなんだか寂しい。
 

⏰:09/07/10 18:58 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#234 [七瀬]
 
 
「うん。なんかいいことあった?」

『んー?なんもないよー』


でも、その残り20日もない夏休みも、

この"剣道部マネージャー"として使わなければならない。


「そういえばさあ」
 

⏰:09/07/10 19:01 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#235 [七瀬]
 
 
『うん?』

でもまぁ、毎日ごろごろしてるより、いっかな。



「昨日の夏祭りさぁ、どうした?」


――どくん

心臓が大きく波打った。

⏰:09/07/10 19:04 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#236 [七瀬]
 
 
『‥え?どうしたって‥』

顔を引きつるのを
感じながらも、


「いや、行ったのかな、って思って」

笑みを貼りつけずには
いられない。


『い‥行ったよ』

やっぱ林原の前では
嘘はつけない。

⏰:09/07/10 19:08 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


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