星とぽんず。
最新 最初 🆕
#361 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――


「‥んだよ、それ」

部活終わりの、日が暮れて少し涼しくなってきた日。


「そんなの、ねーだろ」

辺りも、暗くなり始めている。


『ごめん、林原』

あたしは言った。

⏰:09/08/04 17:03 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#362 [七瀬]
 
 
『あたし、決めたの』

強く強く。
決心したことを、ちゃんと林原に聞いてもらうんだ。


『あたしは、やっぱり‥』

「アイツか」


林原の目が、あたしを捕らえる。


「八田歩志か」
 

⏰:09/08/04 17:05 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#363 [七瀬]
 
なにも言わず、
コクンとうなずく。


「‥ら」

小さく響く声。


「俺、ぜってー認めねーから!」

次は、大きく響いたと思ったら、

林原はだんだん小さくなっていった。
 

⏰:09/08/04 17:08 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#364 [七瀬]
 
 
『‥』

言った。
あたしは告った。
     イ  


"林原の気持ちには答えられない。好きな人がいる"


これでもかってくらい
大きく見開かれた目と、

わなわなと震える唇が


今でも、頭に残る。

⏰:09/08/04 17:11 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#365 [七瀬]
 
 
これで、
よかった‥んだよね?

あたしは
まちがってないよね?

頭に浮かぶ疑問符たち。


すっきりさせるつもりが、よけいにむしゃくしゃするのは、なぜだろう。


あたしには、わからない。 
 

⏰:09/08/04 17:14 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#366 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――


「どうしたの?」


『えっ?』

いきなりのことに、
少し声が上ずる。


「元気ないけど」

『そっ、そう?』

⏰:09/08/04 21:33 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#367 [七瀬]
 
 
「うん。すっごい悩んでるように見える」

うっそー。あたし、
そんなに顔に出てたかな?


『いや、そういうわけじゃないんだけど』

ほんとは
そういうわけであります。


「‥もしかして」
 
 

⏰:09/08/04 21:36 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#368 [七瀬]
 
グッと、
顔を近付ける歩志。


ちょうど練習を終えて、
今は、休憩時間。

男の子が運動しているときよりもしたあとの、汗をかいたすがたに、

きゅんとしてしまうのは、あたしだけじゃないはず。


『かっ‥顔近いよっ!』

少し押すと、やっと
元の位置に戻す歩志。

⏰:09/08/04 21:42 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#369 [七瀬]
 
 
「来てないから?」

目を反らして言うアイツ。


『‥へ』

「林原くんだよ。林原くん!」


あ‥うん。

実は、ここ一週間ほど、
林原は部活に来ていない。 

⏰:09/08/04 21:45 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#370 [七瀬]
 
おととい、廊下で見かけたし、昨日、学科別授業にも出ていたし、

学校には来てるみたいだけど。


理由は‥たぶんあたし。



「心配?」

『‥‥うん‥』
 
 

⏰:09/08/04 21:48 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194