星とぽんず。
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#114 [七瀬]
 
 
「あのさ、ストレートに聞くけど、いい?」

また、しばしの沈黙も経て声が聞こえた。

相変わらずの
ぶっきらぼうな声。


『え‥う、うん‥‥』


なんだろう。
 

⏰:09/06/03 16:41 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#115 [七瀬]
 
 
「八田と、付き合ってんの?」


‥‥‥‥。


『‥ぇぇええ!??』


‥っと、
いけないいけない。

電車の中の人々の
視線が痛い。


あたしは、口をつぐんだ。 

⏰:09/06/03 16:45 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#116 [七瀬]
 
 
林原は
小さなため息を落とす。

「‥どうなわけ?」


『‥“どうなわけ”って、あたしたちは別に‥』

付き合ってるわけじゃ‥


「ほんとか?」

林原の、
目があたしを捕らえる。
 

⏰:09/06/03 16:57 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#117 [七瀬]
 
 
『ほんとだよ‥。
付き合ってない‥』

なぜか、声が小さくなってしまう。

目線を下げると、ひざの上のこぶしを強く握りしめてたことに気付く。


「松田‥」

『‥ってゆーか、付き合うもなにも、あたしと歩志はそんな関係じゃないし!』 

⏰:09/06/03 21:09 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#118 [七瀬]
 
 
夏休みに入るまえ、

歩志に
「好き」って言われた。


あたしは、疑った。

聞き間違えなんじゃないかって、自分の耳を。

からかってるんじゃないかって、歩志を。


でも、あたしの耳は
ちゃんと機能してて‥
 

⏰:09/06/03 21:12 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#119 [七瀬]
 
 
あたしは、
すごくうれしかった。

歩志を見てると、
胸がいちいちうるさくって困った。

毎日、学校に行くのが
楽しみで楽しみで
仕方なかった。


でも‥


‥‥歩志は、からかってただけだったんだ。
 

⏰:09/06/03 21:16 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#120 [七瀬]
 
 
だって、

あれからまったくといっていいほど、変化がない。


歩志はいつも通りだし‥


ただ違うのは、
あたしの気持ちだけ。


歩志にとって、
あの“好き”は、
ただの冗談だったんだ。
 

⏰:09/06/03 22:31 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#121 [七瀬]
 
でも、その気まぐれが
あたしを、期待させるんだよ‥。

だって、今でも
歩志に会うと心臓が忙しくなるから。


今日だって‥‥




「じゃあ、まだ俺にもチャンスあるってことで」
 

⏰:09/06/03 22:34 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#122 [七瀬]
 
 
『え?』

林原の思いもよらぬ言葉があたしを一気に現実に引き寄せた。


「だから、まだ俺にもあるんだろ?松田を振り向かせるチャンス」

あ‥あんたは、
そんなことをあっさりと‥


あまりの林原の、潔さに、思わず頷いてしまった。
 

⏰:09/06/03 22:38 📱:N703iD 🆔:Mpz7J7ZI


#123 [七瀬]
 
 
 
『今日も暑いなぁ‥』

一人つぶやく。


あれから毎日、学校に行っている。


先に言っとくけど、

別に毎日補習
ってわけじゃないからね! 

⏰:09/06/05 16:06 📱:N703iD 🆔:79.tk/8A


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