星とぽんず。
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#232 [七瀬]
 
 
右手が最後まで、
あったかかったのは、


まつりさんがくれた
カステラと、

アイツの熱のせい。



暑い熱い夏祭りだった。
 
 

⏰:09/07/10 18:54 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#233 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――


「なんか松田、今日きげんいいな」

夏祭りが終わって、


『え?そう?』

夏休みも半分切ったなぁとなんだか寂しい。
 

⏰:09/07/10 18:58 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#234 [七瀬]
 
 
「うん。なんかいいことあった?」

『んー?なんもないよー』


でも、その残り20日もない夏休みも、

この"剣道部マネージャー"として使わなければならない。


「そういえばさあ」
 

⏰:09/07/10 19:01 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#235 [七瀬]
 
 
『うん?』

でもまぁ、毎日ごろごろしてるより、いっかな。



「昨日の夏祭りさぁ、どうした?」


――どくん

心臓が大きく波打った。

⏰:09/07/10 19:04 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#236 [七瀬]
 
 
『‥え?どうしたって‥』

顔を引きつるのを
感じながらも、


「いや、行ったのかな、って思って」

笑みを貼りつけずには
いられない。


『い‥行ったよ』

やっぱ林原の前では
嘘はつけない。

⏰:09/07/10 19:08 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#237 [七瀬]
 
 
「ふーん。誰と?」


林原は汗をタオルで
拭いながら、言う。


『まりと三咲‥』


あたしが、
精一杯ついた嘘。

林原の表情が見えないのが助かった。
 

⏰:09/07/10 19:11 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#238 [七瀬]
 
 
「そ」

それだけ言った。


『‥林原は?』


「俺は行かなかったよ。
暑かったし、人の多いとこって苦手」


『昨日は熱帯夜だったもんね。ってか、人ごみが嫌いなんて林原らしい』

少し笑って言った。

⏰:09/07/10 19:15 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#239 [七瀬]
 
 
「松田」

面越しの林原の表情は
やっぱりわからなかった。



「‥‥なんか安心した」


ぽつり。

ほんとに、
ぽつりと言った。


ひとりごとのように、
ぽつり。

⏰:09/07/10 19:17 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#240 [七瀬]
 
 
『‥へ?‥‥』


「ううん、なんでもない」


『‥そう』

「じゃ」

『うん、頑張って』


竹刀を握った林原を
見送った。

⏰:09/07/10 19:20 📱:N703iD 🆔:9Oo/vUlM


#241 [七瀬]
 
 
 
「……っても、まだまだ暑い日々は続きます。十分熱中症に注意して……」


『ふぁ〜あ』


華の女子高生?

一年目の夏休みは、
あっという間に過ぎていった。

なんだかんだで
忙しかったし。

⏰:09/07/12 10:18 📱:N703iD 🆔:mRdUytN2


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