星とぽんず。
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#271 [七瀬]
『もう!歩志のバカっ!!』
はははは、と笑いが
静かな教室に響いた。
『‥ってか、はづきちゃん。敬語じゃなくっていーよ。タメなんだし。
呼び方も"柚子"でいいし』
「‥いや‥でも‥」
口ごもるはづきちゃん。
:09/07/15 21:19
:N703iD
:1V.eaxfY
#272 [七瀬]
「はづきは18だよ」
そんな、はづきちゃんのようすを見て、歩志が、口を挟んだ。
『へ?18‥歳?』
「そ。俺らより2こ上」
『う、うそーー』
じぃーっと、恥ずかしそうにしている、はづきちゃんを見た。
:09/07/15 21:22
:N703iD
:1V.eaxfY
#273 [七瀬]
「はい‥そうなんです。
あゆの言うとおりです‥」
別に、はづきちゃんが
子どもっぽいってわけじゃない。
むしろ、そう言われれば、18歳に見える。
ただ、あたしくらいしか
身長がないし、
『てっきり同い年かと‥』
:09/07/15 21:26
:N703iD
:1V.eaxfY
#274 [七瀬]
「はづきは正真正銘の18歳だよ。ちなみに俺とはづきは幼なじみ」
‥へー、そうなんだぁ。
「あ、そうそう。言っとくけど、はづきは俺らと同じ1年生だから」
『えっ?なんで??』
:09/07/15 21:30
:N703iD
:1V.eaxfY
#275 [七瀬]
「2年間休学してました」
「はづきは、昔から体が弱かったからね」
たしかに、白い顔は
健康そうには見えなかった。
「でも、少し体調がよくなったから、
やっぱり、休みがちになっちゃうけど、学校来ようって思って‥」
:09/07/15 21:34
:N703iD
:1V.eaxfY
#276 [七瀬]
『そうなんですか‥』
その健気なすがたに
思わず、感動してしまった。
『あ‥なんかすいません。馴れ馴れしく呼び捨てにしてしまって‥』
「いーえー。いいんです」
はづきさんは
大きくかぶりを振った。
:09/07/21 00:29
:N703iD
:cWCs/.Bs
#277 [七瀬]
「正直うれしかったです」
『え?』
「ほら‥わたし、こうやって名前呼んでくれる友だちって、あまりいなかったから‥」
はづきさんは、
少し目線を下げた。
「うれしいです。
"はづきちゃん"」
照れくさそうに、言った。
:09/07/24 21:24
:N703iD
:.eR6q1vI
#278 [七瀬]
『は、はづきちゃん!』
はづきさんは、少し驚いたように、こちらを見た。
『こんなことで、喜んでくれるなら、いっくらでも呼んじゃいます!
‥‥‥"はづきちゃん"』
すると、また照れたように下を向いた。
:09/07/26 23:56
:N703iD
:T6L90Ygw
#279 [七瀬]
「‥ありがとう」
小さく言った
はづきちゃん。
歩志を見ると、少し微笑んでたように見えたのは、
気のせいだろうか‥。
「じゃあ、出しに行こっかな。ノート」
「あ、うん。
あゆ、ごめんね」
「もういいって」
:09/07/27 00:01
:N703iD
:tagz6t3s
#280 [七瀬]
あたしは、まりの言うとおり、ほんとうに鈍かった。
鈍感だった。
林原についても、
今、目の前にいる
二人についても。
だから、はづきちゃんが
手をかざした頬を赤く染める理由を
あたしはまだ知らない。
:09/07/27 00:08
:N703iD
:tagz6t3s
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