星とぽんず。
最新 最初 全 
#44 [七瀬]
どうやら、あたしの悪い癖みたいだ‥
興奮すると、叫んじゃう。
…嫌な癖だな。
『ごめん、三咲、みんな。あたし帰るわ』
「え、ゆず。もう帰るの?」
『うん。お母さんから電話あって‥牛乳買ってこいって。しかも早急に。』
「相変わらず、松田のお母さんは強烈だな〜」
:09/05/29 20:47
:N703iD
:9TMx6ROY
#45 [七瀬]
男子の言葉に思わず苦笑い。
まったくだよ、ほんと‥
『ま、そういうことで、あんま遅くなると、また電話かかってくるから。
じゃねー、ばい』
「お疲れ〜」
「ゆず、またね!」
「気を付けてなぁ」
みんなに手を振り出口へ。
:09/05/29 20:48
:N703iD
:9TMx6ROY
#46 [七瀬]
『ばいば〜い』
最後にもう一度、みんなに手を振った。
その時、
「送ってくよ、松田」
今さっきまで、囲まれてた林原が立ち上がった。
わいわいうるさくって、
営業妨害に近かったくらいなのに、
それが嘘のようにシーンってなった。
:09/05/29 20:49
:N703iD
:9TMx6ROY
#47 [七瀬]
なんか‥前にもこんなことがあったような…
『いや‥いいよ。
林原は、もっと楽しんで』
あたし‥ちょっとヤキモチ妬いてたのかも。
変な意地張ってるもん。
「送ってく」
そんな、あたしをいとも簡単に対処しちゃう林原は
昔のまんまなのか、変わったのか。
:09/05/29 20:50
:N703iD
:9TMx6ROY
#48 [七瀬]
そう言うと、
林原は出口まで来た。
「じゃなー、みんな」
そうやって、みんなに笑って手、振るとことかも。
「松田、行こ」
なぜか、緊張した。
違う人と、並んで歩いてるような気持ち。
:09/05/29 20:53
:N703iD
:9TMx6ROY
#49 [七瀬]
やっぱり‥
林原と歩いていて、
気付いてしまった。
‥やっぱり、あたし、
意地張ってる。
ヤキモチ妬いてる。
だって、なんかイライラするもん。
モヤモヤするもん。
:09/05/29 20:55
:N703iD
:9TMx6ROY
#50 [七瀬]
時々、乾いた風が吹いて、林原の匂いが、鼻をくすぐる。
一緒に並んで、
また身長差できたなって、実感する。
そして、茶色い瞳が、
あたしに向けられる。
あの、高い声があたしを呼ぶ‥
「松田」
:09/05/29 21:00
:N703iD
:9TMx6ROY
#51 [七瀬]
あれ‥
「お前、見にこいよ」
声‥高くない。
「明日、学校の閣議室で」
なんか、寂しいな。
「部活、あるから」
またあの高い声で
呼んでほしい。
“松田”って。
:09/05/29 21:04
:N703iD
:9TMx6ROY
#52 [七瀬]
『………』
「松田?聞いてるか?」
『…え?あ、ああ!うん。聞いてた聞いてた!!』
「ほんとか?
じゃあ今、俺が言ったこと言ってみろよ」
『…………』
「ほーら、やっぱ聞いてなかったんだろー」
:09/05/29 23:05
:N703iD
:9TMx6ROY
#53 [七瀬]
違う。
違うよ、林原。
『‥明日、学校の閣議室で部活あるんでしょ』
あたしが、なにも言わなかったのは、
あんたのフッて笑った顔が
あまりにも大人っぽかったからだよ。
:09/05/29 23:09
:N703iD
:9TMx6ROY
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194