まにまに
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#51 [あお☆まる]
すると、
少し離れた所に
高見の見物とばかりに
美穂が立っていた
「おい!!美穂!
こいつ、どーにかしろ!」
と美穂に
助けを求めるが
美穂は助けるどころか
:09/06/27 03:30
:932SH
:☆☆☆
#52 [あお☆まる]
「何時間でも
ご自由にどうぞ☆」
と笑顔で
送り出すしまつだ
結局花は
そのまま引きずられ
気がつけば公園らしき
所に来ていた。
:09/06/27 03:39
:932SH
:☆☆☆
#53 [あお☆まる]
「いい天気だね〜」
「お前の頭は
ノーテンキだな。」
「こう天気が良いと
気分が良いよね!」
「私は最悪だけどな。
お前が居るから」
なんで…
なんで私は
こんな奴の隣で
(半ば強制)
座ってなきゃねーんだ?
:09/07/06 04:09
:932SH
:☆☆☆
#54 [あお☆まる]
あークソッ
こんなに態度に
出してるんだから
気づけよな!!
すっげぇー苛つくな
思いっきり
睨みつけると
奴は何を思ったか
微笑み返してくる。
:09/07/06 04:12
:932SH
:☆☆☆
#55 [あお☆まる]
「んだよ?
何笑ってんだ?!」
「ん〜良いなぁって!」
睨まれて
良…い……な?
こいつやっぱり
そーとーな
ドMか?
:09/07/06 04:14
:932SH
:☆☆☆
#56 [あお☆まる]
「俺さ、顔がめちゃくちゃ
男前じゃん?
しかも、スタイルも良いし
親なんか社長だしさ」
あー分かった。
こいつ大切な頭のネジを、
何処かに落とした
可哀相な奴なんだな
:09/07/06 04:17
:932SH
:☆☆☆
#57 [あお☆まる]
「だから、
花ちゃんみたいな人
すっげぇーー好き!!」
向けられた
満面の笑顔に
引き攣り笑いで返す
「私は嫌い」
:09/07/06 04:19
:932SH
:☆☆☆
#58 [あお☆まる]
「えーー
なんで?なんで?」
「大体、
私みたいな人ってなに?
“みたい”じゃなくて
私は、私なの。」
「あ、うん。
言葉間違えた。ゴメンね?」
:09/07/06 04:22
:932SH
:☆☆☆
#59 [あお☆まる]
「それに私、
初恋なんて信じてねーから」
「なんで?」
「…そればっかだな。」
「だって、花ちゃんの事
知りたいんだもん」
思いっきり
大きなため息をはく花
:09/07/06 04:24
:932SH
:☆☆☆
#60 [あお☆まる]
「じゃあ、聞くけど
お前はなんで
周りの女じゃダメなんだ?」
「花ちゃんじゃないからだよ」
「…質問を変える
何で私なんだ?」
:09/07/06 04:27
:932SH
:☆☆☆
#61 [あお☆まる]
ふと隣を見ると
No.1は
柔らかな笑顔を見せる
「花ちゃんは
俺の前でも花ちゃんだから」
意味が分からない
だって
私は私な訳で
誰の前でも
”大和 花“なんだから
:09/08/18 03:46
:932SH
:☆☆☆
#62 [あお☆まる]
「……なんだそれ」
けど
初めて言われた
大和 花が良いって
No.1に言われたのは
少し微妙だけど
ほんの少しだけ
本当に少しだけ
嬉しかった
:09/08/18 03:49
:932SH
:☆☆☆
#63 [あお☆まる]
「あー、花ぁあ!!」
調度、
一限目が終ったころに
教室に入ると
美穂が目を輝かせて
近づいてくる
:09/08/18 03:54
:932SH
:☆☆☆
#64 [あお☆まる]
「…なんだ、裏切り者」
じとっとした目で
美穂を見ると
焦った様に取り繕う
「ひ、人聞きの悪い…!
私はさぁーただ
仲良くしてみたらどぉー
かなぁー??って
思っただけで…」
:09/08/18 03:57
:932SH
:☆☆☆
#65 [あお☆まる]
「…ふーん」
焦る美穂を横目に
席に座る花
「で、どうだったの?!」
美穂はさっきと
同様に
期待にみちあふれた
目で花を見つめる
:09/08/18 03:59
:932SH
:☆☆☆
#66 [あお☆まる]
「別に。何も。」
「えぇーー?!
何もなかったの?!!」
「あるわけねーだろ!!」
:09/08/18 04:05
:932SH
:☆☆☆
#67 [あお☆まる]
美穂はその後も
「手ぐらい
繋がなかったの?」
としつこく
聞いてきたけど
本当にあのあと
ただただ
野原に座ってた
ただそれだけ
:09/08/18 04:07
:932SH
:☆☆☆
#68 [あお☆まる]
少し天気が良くて
風が気持ち心地良くて
ちょっと
気持ちよかった
ただそれだけ
:09/08/18 04:09
:932SH
:☆☆☆
#69 [あお☆まる]
って、
少しは有意義な
時間だったかもな…
と思った昨日の
自分に後悔…
いや、昨日の自分を
どつきたい……
:09/08/22 04:00
:932SH
:☆☆☆
#70 [あお☆まる]
いや、
今目の前に居る
【こいつ】を
どつきたい………
こいつ=No.1は
朝っぱらから
昨日と同じく
私の席に座っている。
:09/08/22 04:03
:932SH
:☆☆☆
#71 [あお☆まる]
甲高い声をバックに
自分の席に近づく
「おい。」
「あ、花ちゃん!」
「てめぇーは一年。
ここは、二年!
そして此処は私の席だ!」
バンと音をたてて
バックを机に置く。
:09/08/22 04:06
:932SH
:☆☆☆
#72 [あお☆まる]
「違うよ。
花ちゃん!」
「はぁ?!」
何が違うって?!
「俺の名前、
“おい”とか“てめぇー”
じゃなくて、
サクラダ、ダイ。
桜田 大だから!」
:09/08/22 04:09
:932SH
:☆☆☆
#73 [あお☆まる]
はい!?
どーでもいーーし!
「てめぇーで十分だ」
「はぁー…
まだ、親交が足りないかぁ…
じゃあ、今日も抜け出し……」
「はい、はい、
大のクソ野郎め、散れ!」
:09/08/22 04:12
:932SH
:☆☆☆
#74 [あお☆まる]
「花ちゃん…
順番間違えたら
えらい言葉になるよ…
それ……」
「そーだねー
ちゃんと名前言って
やったんだから
早く退けろよ。」
渋々と言った感じで
席を退ける大。
:09/08/22 04:17
:932SH
:☆☆☆
#75 [あお☆まる]
ようやく空いた席に
ドカッと勢いよく
座ると、
大に向かって
シッシッといった感じで
手を振る
「…寂しいけど
ホームルームの時間だしね
じゃあ、また明日!」
:09/08/22 04:21
:932SH
:☆☆☆
#76 [あお☆まる]
そう言って
取り巻きと一緒に
教室をでて行く
いなくなって清々した…
………ん?
また明日ね!だ?
明日も来る気か!?!
あいつ!!!
:09/08/22 04:23
:932SH
:☆☆☆
#77 [あお☆まる]
ま、まさか……な
:09/09/02 04:33
:932SH
:☆☆☆
#78 [あお☆まる]
だが、アイツは
来やがった。
毎日、毎日………
:09/09/02 04:34
:932SH
:☆☆☆
#79 [あお☆まる]
ガンッ!!!
教室に花が
机を蹴り上げる音が響く
固まるクラスメート
:09/09/02 04:36
:932SH
:☆☆☆
#80 [あお☆まる]
関わる神に祟りなし
と言った具合に
花には近づく人はいない
「なーに苛々してんの?」
この美穂ぐらいしか
:09/09/02 04:38
:932SH
:☆☆☆
#81 [あお☆まる]
………………………………
■訂正■
関わる神に祟りなし←×
触らぬ神に祟りなし←○
………………………………
:09/09/02 04:41
:932SH
:☆☆☆
#82 [あお☆まる]
「…………
アイツなんとかしろ」
「アイツって〜?」
「アイツはアイツだろ!
桜田 大だよっっ!」
そう言う花を
面白がる様に見る美穂
:09/09/02 04:43
:932SH
:☆☆☆
#83 [あお☆まる]
「へぇ〜〜珍しい!」
ニヤリと
怪しく歪む美穂の口に
怪訝そうに
眉をひそめる花
「花が、男子の名前
覚えるなんて!」
:09/09/02 04:45
:932SH
:☆☆☆
#84 [あお☆まる]
「はぁっ?!」
思わずこぼれた
呆れともいいがたい
声が教室に響く。
しかし、そんな花に
美穂は更に
ニヤニヤとした
表情で呟く
「へぇ〜そっかぁ〜
あの、花がねぇ!」
:09/09/02 04:49
:932SH
:☆☆☆
#85 [あお☆まる]
「美穂、お前
しつけぇーぞ…」
「きゃ〜怖い☆
って、花ちん次体育よ〜」
「…は!お前が馬鹿な
事ばっか言ってるから!
教室もう誰もいねーじゃん」
:09/09/10 04:40
:932SH
:☆☆☆
#86 [あお☆まる]
そのまま
二人でダッシュで
更衣室に向かい
マッハで着替えた。
「ふぅ…間に合ったな…」
「余裕〜余裕〜」
二人で体育館までの
通路を歩く
:09/09/10 04:43
:932SH
:☆☆☆
#87 [あお☆まる]
「でも本当に珍しいよね」
「……まだその話しかよ」
「花が、男子の名前
覚えるのもだけど…
花にフラれたのに
毎日通う
男子って方もね!」
:09/09/10 04:46
:932SH
:☆☆☆
#88 [あお☆まる]
……まぁそうだな
私がコテンパンに
フッたら普通
二度と私の所に来ない
これが当たり前だった
だから正直
アイツはどーしていーか
分かんねー……
:09/09/10 04:48
:932SH
:☆☆☆
#89 [あお☆まる]
花は体育館の
入口のドアに手をかける
開けようとしたが
美穂の声に動きが止まる
「大君、
本気なのかも。花に!」
ほ…本気?
:09/09/10 04:51
:932SH
:☆☆☆
#90 [あお☆まる]
「んなわけねーだろ!」
その言葉を発すると
同時に勢いよく
扉を開ける
するとやけに
盛り上がっている
:09/09/10 04:53
:932SH
:☆☆☆
#91 [あお☆まる]
「な、なんだ?」
まだ花達の授業は
始まっていないはず…
花は目を懲らして
盛り上がりを見せる
その輪をみる
どうやら
自分のクラスじゃないらしい
:09/09/10 04:56
:932SH
:☆☆☆
#92 [あお☆まる]
あ……
「きゃ〜〜〜大君!!」
騒ぎの中心にいるのは
あの、桜田大だった
大は次々と
バスケットのゴールに
シュートを決める
:09/09/11 04:40
:932SH
:☆☆☆
#93 [あお☆まる]
「…前の授業
一年だったんだね」
「見てーだな。」
…なんだアイツ
犬みてぇー
大の取り巻きがキャーキャー
騒ぐ中、仁王立ちで
大をただ見ていた
:09/09/11 04:54
:932SH
:☆☆☆
#94 [あお☆まる]
「あ、花ちゃん!」
やべ…見つかった
仕舞ったと
花は頭を片手で覆う
:09/09/11 04:56
:932SH
:☆☆☆
#95 [あお☆まる]
大は笑顔で花を見ると
バスケットボールを
ずいっと前に出す
「…?」
訳が分からず
疑問符を浮かべる花
:09/09/11 04:57
:932SH
:☆☆☆
#96 [あお☆まる]
「スリーポイント。」
「はぁ?」
「決まったら、
放課後デートして」
「なっ?!!」
体育館に大の
取り巻き達の叫び声が
こだまする
:09/09/11 05:00
:932SH
:☆☆☆
#97 [あお☆まる]
「おい!!
決まっても私は…」
花の反論を
無視する様に、
大はそれを言い切ると
真っ直ぐゴールを見据える
その眼差しが
あんまりにも真剣で
花は思わず口を閉じる
:09/09/11 05:04
:932SH
:☆☆☆
#98 [あお☆まる]
自然と静まり返る体育館
そんな静寂の中
花の心には
美穂に言われた言葉が
響いていた
“大君、
本気なのかも。花の事”
:09/09/11 05:06
:932SH
:☆☆☆
#99 [あお☆まる]
キュッと言う
シューズと床が
擦れる音と共に
放たれたボールは
綺麗に弧を描く
そのボールの行方を
見ながら
花の胸はトクンと波打つ
……本、気?
:09/09/11 05:11
:932SH
:☆☆☆
#100 [あお☆まる]
まるでゴールに
吸い込まれる様に
パサッとゴールネットを
ボールが揺らし
テンテン……という音だけが
体育館に響く
一瞬静まりかえった体育館に
時が戻った様に、次々と
歓喜と悲鳴が入り混じった
声が沸き起こる
:09/09/12 04:09
:932SH
:☆☆☆
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