まにまに
最新 最初 全 
#1 [あお☆まる]
:09/06/17 15:16
:932SH
:☆☆☆
#2 [あお☆まる]
:09/06/17 15:18
:932SH
:☆☆☆
#3 [あお☆まる]
:09/06/17 15:20
:932SH
:☆☆☆
#4 [あお☆まる]
:09/06/17 15:21
:932SH
:☆☆☆
#5 [あお☆まる]
ね…なんで皆
恋愛なんかするの?
そんなの
意味なくねぇ?
だって、結局は、
脳みそが
幻覚起こしてるんだろ?
恋愛にすら
疑問があんのに
“一目惚れ”?
ありえねぇーーしっ
:09/06/17 17:46
:932SH
:☆☆☆
#6 [あお☆まる]
「あっあっあの…」
顔を赤く染めて
声を震わせる
一人の男子
「…何?」
「おっ俺、花さんのことっす、す、好きで…」
:09/06/17 17:49
:932SH
:☆☆☆
#7 [あお☆まる]
あぁ…だりっ
なんか、肩凝ってるし
告白を受けている
当の本人は
どーでもいいかの様に
肩を回す
首が鳴ったところで
ようやく、その男の子を見据える
「で?」
「…え?」
「私の
どこが好きな訳?」
:09/06/17 17:52
:932SH
:☆☆☆
#8 [あお☆まる]
その問いに
男子は
顔を赤らめて答える
「花さんの…
その天使の様な顔とか…「あぁーくだらねぇー」
答えをいい終える前に
被せられた その言葉に、
思わず固まる
男の子。
:09/06/17 17:56
:932SH
:☆☆☆
#9 [あお☆まる]
「天使の様な顔?
あほらしっ。
そんなに顔が大事なら
アイドル相手に
ハァハァ言ってろよ!
この、イモやろぉー!!」
中指をしっかり
立てて
凄んでやる
男の子はまるで
凍てついてしまった
かの様に
顔も体も固まっていた
:09/06/17 18:00
:932SH
:☆☆☆
#10 [あお☆まる]
「くだらねぇー事で
二度と呼ぶなよ」
そう捨てゼリフを
残してその場を去る
この台詞をはくのは
今日だけですでに
3回目。
校舎の物陰を見ると
隠れてるのであろう人の
制服がチラリと見える。
:09/06/17 18:05
:932SH
:☆☆☆
#11 [あお☆まる]
こんな風に
隠れて見てる奴なんて
一人だけだ…
「美穂、見えてる」
そう言うと
観念したかの様に
あはは、と
空笑いを出しながら
物陰から出て来る
:09/06/17 18:08
:932SH
:☆☆☆
#12 [あお☆まる]
「お前は本当、
悪趣味だな。」
そう言うと
美穂は取り繕う様に
花の肩に腕を回す
「や、やだぁ〜
花ちゃん怒らないで☆
…しかしやっぱり
大和 花ね!!
今日だけで告白して来たの3人目でしょ??」
:09/06/17 18:12
:932SH
:☆☆☆
#13 [あお☆まる]
「あぁ…」
私は、世間で言う
美少女らしい
けど私はって言うと
負けん気の強い
男勝りの性格。
よく、顔と性格が
合わないって言われる
けど、これが私
変えるつもりはねぇー
:09/06/17 18:15
:932SH
:☆☆☆
#14 [あお☆まる]
「はぁ〜」
美穂は
ため息をつきながら
花の顔を眺める
「なんだよ?」
「花、
ぶりっ子した方が
モテる…よ?」
「…モテたくねーよ!」
:09/06/17 18:18
:932SH
:☆☆☆
#15 [あお☆まる]
こんな性格だから
始めはいいけど
最終的に
思ってたのと違った
っていなくなる人が多い中で、この美穂は
ずっと一緒に居てくれてる。
ま、親友かな
照れ臭いから本人には
言わないけどな。
「もったいなぁ〜い。
大体、さっき告白
してきた男の子だって
今年の一年のNo.2なのにっ」
:09/06/17 18:24
:932SH
:☆☆☆
#16 [あお☆まる]
「顔だけで
告白してくるような奴に
興味ねぇーーし」
大体、
中身を知らないで
よく告白とか出来るよな?
信じられねーよ
:09/06/17 18:26
:932SH
:☆☆☆
#17 [あお☆まる]
「…花、
もしかしてまだ
タケの事………?」
「………
関係ねーよ。」
ただ私は
中身も知らない相手を
好きになる事が
理解できないだけ。
、
:09/06/17 18:29
:932SH
:☆☆☆
#18 [あお☆まる]
ましてや
一目惚れなんてー……
「花!」
「…あぁ?」
誰だよ。
人を呼び捨てにするのは
:09/06/17 18:31
:932SH
:☆☆☆
#19 [あお☆まる]
振り返り睨むと
そかには
背の高い見慣れない男
ネクタイの色からして
多分一年生
「一目惚れしたんだ。
付き合ってくんない?」
はぁ??
:09/06/17 18:33
:932SH
:☆☆☆
#20 [あお☆まる]
そう思って
いつもの台詞を
言おうとした時、
腕を引っ張られる
男はその引っ張った
花の手の甲にキスをして
ニコリと笑う
「ね、いいでしょ?」
:09/06/17 18:39
:932SH
:☆☆☆
#21 [あお☆まる]
突然の事で
一瞬フリーズした花だったが
すぐに我を取り戻し
「良いわけ
ねぇーーだろー!!!」
と言う雄叫びと共に
相手の顔を殴る
もちろんグーで。
:09/06/17 18:41
:932SH
:☆☆☆
#22 [あお☆まる]
「ったーー」
見事なパンチを
貰った男は
その場に倒れこむ
「…美穂、
私胸糞わりぃーから
今日はもう帰るから!」
「え…?あ、花?
まっ、待ってよー…」
:09/06/17 18:45
:932SH
:☆☆☆
#23 [あお☆まる]
一人残される男
「はは。いってぇ〜…
グーで殴るか?
しかし、あの抜群の美少女ロリ顔で性格はあれか…
うぅ〜ん。益々タイプかも…」
もちろん花には
この変態要素満点の
危ない発言は聞こえてはいなかった
:09/06/17 18:50
:932SH
:☆☆☆
#24 [あお☆まる]
「…ね、
はーーなっ!ねってば!」
全く止まる
気配のない花を
少し、強い口調で
美穂が呼び止める
その声に
ようやく花は、
歩く速度を落として
まだ不機嫌な顔を
そのままに振り返る
:09/06/21 01:22
:932SH
:☆☆☆
#25 [あお☆まる]
「…な、に?」
「No.1だよ!!!」
興奮気味に
それだけ伝える美穂
花にはその意味が
全く伝わらずに
その顔を更に歪める
「美穂、主語つけろ」
:09/06/21 01:25
:932SH
:☆☆☆
#26 [あお☆まる]
「もぉー!!
だーかーら、No.1なの!
今年の一年のNo.1!!」
少し苛立ちがちに
両手を振り子の様に
ブンブン降りながら
花に伝えるが
当の花は
やっぱり一年か。
年下の癖に
調子こきやがって
くらいにしか
思っていなかった
:09/06/21 01:28
:932SH
:☆☆☆
#27 [あお☆まる]
その感心のなさに
美穂は諦めの
ため息を漏らす
「…花分かってる?
一年のNo.2とNo.1に
告白されたんだよ?」
「分かってるてーの。
でも、だからって
何が変わるわけでもねーだろーが
付き合う訳でもねーんだからよ」
:09/06/21 01:32
:932SH
:☆☆☆
#28 [あお☆まる]
「そーだけど……」
「それに、
今日告白してきた
馬鹿達ももう来ねーよ
今まで通りな」
そう。
絶対来たりしねーよ
今までそーだったんだ
:09/06/21 01:36
:932SH
:☆☆☆
#29 [あお☆まる]
私に告白して来た奴は
私のこの中身を
知ったら
次の日からは
二度と私には
近づきもしない。
No.1だかなんだか
しらねーけど
あいつだってきっと
もう来ねーよ
:09/06/21 01:38
:932SH
:☆☆☆
#30 [あお☆まる]
あいつらは
私の中身じゃなくて
【外見】
しか見てないんだから
:09/06/21 01:39
:932SH
:☆☆☆
#31 [あお☆まる]
そう
あいつらも
お母さんもタケも
私の外見しか
見てないんだから
:09/06/21 01:43
:932SH
:☆☆☆
#32 [あお☆まる]
『蕾は、そんな
男口調じゃなかった!』
…お母さん
私は、
お姉ちゃんじゃない
『…ごめん。
俺間違ってた…別れて』
:09/06/21 03:55
:932SH
:☆☆☆
#33 [あお☆まる]
…ね、タケ
お姉ちゃんと
間違えたってこと?
私は私だ
お姉ちゃんじゃねー
そうだろう?
:09/06/21 03:57
:932SH
:☆☆☆
#34 [あお☆まる]
茹だるような
暑さで目を覚ます
暑さと
さっきの夢で
夢見は最悪だ
「…私は私…か」
:09/06/21 04:00
:932SH
:☆☆☆
#35 [あお☆まる]
そう呟くと
まだうつらうつらした
頭を掻き乱し
学校に行く準備をする
「いってきます」
そう投げ掛けても
誰もいない部屋には
返事もなくただ
寂しく響くだけだった
:09/06/21 04:03
:932SH
:☆☆☆
#36 [あお☆まる]
教室に行くと
いつもよりも騒がしい
…なんだ?
恐る恐る
教室に入ると
調度自分の席に人だかり
:09/06/22 14:07
:932SH
:☆☆☆
#37 [あお☆まる]
しかも女の。
違うクラスの女が
キャーキャー
甲高い声を上げている
……るせぇ
「おい、どけろよ」
:09/06/22 14:09
:932SH
:☆☆☆
#38 [あお☆まる]
「キャーなにぃ?
乱暴〜〜〜」
クネクネ動く
女共を押しのけて
自分の席に向かう
やっと自分の席に
たどり着いた花は、
絶句する
見なきゃよかった
とさえ思うほどだ。
:09/06/22 14:11
:932SH
:☆☆☆
#39 [あお☆まる]
花の席に
まるで自分の席な様に
堂々たる姿で座る
No.1がいた。
「てめぇ…
なんで居やがる…」
そう相手を凄むと
周りの女どもが
悲鳴を上げる
:09/06/22 14:14
:932SH
:☆☆☆
#40 [あお☆まる]
「きゃ〜〜
恐ぁ〜〜〜〜い」
「大くぅ〜ん!こんな人やめなよぉ〜〜」
「そうだよぉ!
私たちにしなよ☆☆」
甲高い声が
キーキー頭に響く
文句の一つでも
言ってやろう、と
思った時だった。
:09/06/22 14:19
:932SH
:☆☆☆
#41 [あお☆まる]
「ごめんね。
俺今、花ちゃんにやられちゃってんだ。」
その言葉と共に
向けられる視線。
昨日とは違う
少し真剣な
光を帯びている様に思えた
:09/06/22 14:21
:932SH
:☆☆☆
#42 [あお☆まる]
…なっ何言ってんだ?!
こ、こ、こいつ!!
言われなれない言葉に
戸惑う花
しかし、
その舌の根も
渇かぬうちに
「でも、振られたら
よろしくねぇ〜〜〜」
と言うもんだから
少し戸惑った自分に
苛立ち不機嫌になる花
:09/06/22 14:25
:932SH
:☆☆☆
#43 [あお☆まる]
「ってか、
もう振っただろ?」
「え?そーなの?」
その楽天的な
発言に
呆れるを通り越して
脱力感すら覚える
「じゃあ、改めて
振ってやるよ。」
:09/06/24 14:53
:932SH
:☆☆☆
#44 [あお☆まる]
引き攣り笑いで
そう言うと
言葉を発しようと
口を開きかけた花を
No.1が止める
「え、俺振られるの?」
…こいつ
何を今更言ってんだ?
今までの会話のどこに
付き合うって言う
可能性があるのか教えて欲しいよ
:09/06/24 15:00
:932SH
:☆☆☆
#45 [あお☆まる]
「そーだよ。
ってかもう振ったつーの
昨日!!
頭悪りぃーやろーだな」
「なんで
俺振られたの?」
「なんでって…」
何言っても
堂々巡りになりそうで
いいよどむ花
:09/06/27 03:14
:932SH
:☆☆☆
#46 [あお☆まる]
「だってさ、
俺の事何も知らないだろ?
中身を知ったら
もしかしたら好きに
なるかもしれないだろ?
なのに振るの?
納得いかないなー」
……なっ、
なんだこいつ?!
:09/06/27 03:17
:932SH
:☆☆☆
#47 [あお☆まる]
花は戸惑っていた
今まで振った後
こんなに、ひつこく
アプローチされるのは
初めてだったからだ
…こいつ
よっぽどの変わり者か
はたまた
変態か……
↑半分正解。
:09/06/27 03:20
:932SH
:☆☆☆
#48 [あお☆まる]
「…お前もだろ」
「なにが?」
「私の中身なんか
何一つしらねーくせに」
その言葉に
No.1はふと考え込み
笑顔を向ける
「そーだね!
じゃあ、教えてよ!」
:09/06/27 03:23
:932SH
:☆☆☆
#49 [あお☆まる]
そう言うと
花の手を取る
「…はぁ?」
「今日は天気もいいし
うん。デート日和!」
「ふざけんな!!
私はお前と一緒にサボる気
なんかねーからな!!」
:09/06/27 03:25
:932SH
:☆☆☆
#50 [あお☆まる]
花は抵抗するが
やはり女
男の力には敵わない…
周りでは
No.1ファンの女達が
ギャーギャ叫び声を上げる
どうにか、この状況から
抜け出したい花は
周りを見渡す
:09/06/27 03:27
:932SH
:☆☆☆
#51 [あお☆まる]
すると、
少し離れた所に
高見の見物とばかりに
美穂が立っていた
「おい!!美穂!
こいつ、どーにかしろ!」
と美穂に
助けを求めるが
美穂は助けるどころか
:09/06/27 03:30
:932SH
:☆☆☆
#52 [あお☆まる]
「何時間でも
ご自由にどうぞ☆」
と笑顔で
送り出すしまつだ
結局花は
そのまま引きずられ
気がつけば公園らしき
所に来ていた。
:09/06/27 03:39
:932SH
:☆☆☆
#53 [あお☆まる]
「いい天気だね〜」
「お前の頭は
ノーテンキだな。」
「こう天気が良いと
気分が良いよね!」
「私は最悪だけどな。
お前が居るから」
なんで…
なんで私は
こんな奴の隣で
(半ば強制)
座ってなきゃねーんだ?
:09/07/06 04:09
:932SH
:☆☆☆
#54 [あお☆まる]
あークソッ
こんなに態度に
出してるんだから
気づけよな!!
すっげぇー苛つくな
思いっきり
睨みつけると
奴は何を思ったか
微笑み返してくる。
:09/07/06 04:12
:932SH
:☆☆☆
#55 [あお☆まる]
「んだよ?
何笑ってんだ?!」
「ん〜良いなぁって!」
睨まれて
良…い……な?
こいつやっぱり
そーとーな
ドMか?
:09/07/06 04:14
:932SH
:☆☆☆
#56 [あお☆まる]
「俺さ、顔がめちゃくちゃ
男前じゃん?
しかも、スタイルも良いし
親なんか社長だしさ」
あー分かった。
こいつ大切な頭のネジを、
何処かに落とした
可哀相な奴なんだな
:09/07/06 04:17
:932SH
:☆☆☆
#57 [あお☆まる]
「だから、
花ちゃんみたいな人
すっげぇーー好き!!」
向けられた
満面の笑顔に
引き攣り笑いで返す
「私は嫌い」
:09/07/06 04:19
:932SH
:☆☆☆
#58 [あお☆まる]
「えーー
なんで?なんで?」
「大体、
私みたいな人ってなに?
“みたい”じゃなくて
私は、私なの。」
「あ、うん。
言葉間違えた。ゴメンね?」
:09/07/06 04:22
:932SH
:☆☆☆
#59 [あお☆まる]
「それに私、
初恋なんて信じてねーから」
「なんで?」
「…そればっかだな。」
「だって、花ちゃんの事
知りたいんだもん」
思いっきり
大きなため息をはく花
:09/07/06 04:24
:932SH
:☆☆☆
#60 [あお☆まる]
「じゃあ、聞くけど
お前はなんで
周りの女じゃダメなんだ?」
「花ちゃんじゃないからだよ」
「…質問を変える
何で私なんだ?」
:09/07/06 04:27
:932SH
:☆☆☆
#61 [あお☆まる]
ふと隣を見ると
No.1は
柔らかな笑顔を見せる
「花ちゃんは
俺の前でも花ちゃんだから」
意味が分からない
だって
私は私な訳で
誰の前でも
”大和 花“なんだから
:09/08/18 03:46
:932SH
:☆☆☆
#62 [あお☆まる]
「……なんだそれ」
けど
初めて言われた
大和 花が良いって
No.1に言われたのは
少し微妙だけど
ほんの少しだけ
本当に少しだけ
嬉しかった
:09/08/18 03:49
:932SH
:☆☆☆
#63 [あお☆まる]
「あー、花ぁあ!!」
調度、
一限目が終ったころに
教室に入ると
美穂が目を輝かせて
近づいてくる
:09/08/18 03:54
:932SH
:☆☆☆
#64 [あお☆まる]
「…なんだ、裏切り者」
じとっとした目で
美穂を見ると
焦った様に取り繕う
「ひ、人聞きの悪い…!
私はさぁーただ
仲良くしてみたらどぉー
かなぁー??って
思っただけで…」
:09/08/18 03:57
:932SH
:☆☆☆
#65 [あお☆まる]
「…ふーん」
焦る美穂を横目に
席に座る花
「で、どうだったの?!」
美穂はさっきと
同様に
期待にみちあふれた
目で花を見つめる
:09/08/18 03:59
:932SH
:☆☆☆
#66 [あお☆まる]
「別に。何も。」
「えぇーー?!
何もなかったの?!!」
「あるわけねーだろ!!」
:09/08/18 04:05
:932SH
:☆☆☆
#67 [あお☆まる]
美穂はその後も
「手ぐらい
繋がなかったの?」
としつこく
聞いてきたけど
本当にあのあと
ただただ
野原に座ってた
ただそれだけ
:09/08/18 04:07
:932SH
:☆☆☆
#68 [あお☆まる]
少し天気が良くて
風が気持ち心地良くて
ちょっと
気持ちよかった
ただそれだけ
:09/08/18 04:09
:932SH
:☆☆☆
#69 [あお☆まる]
って、
少しは有意義な
時間だったかもな…
と思った昨日の
自分に後悔…
いや、昨日の自分を
どつきたい……
:09/08/22 04:00
:932SH
:☆☆☆
#70 [あお☆まる]
いや、
今目の前に居る
【こいつ】を
どつきたい………
こいつ=No.1は
朝っぱらから
昨日と同じく
私の席に座っている。
:09/08/22 04:03
:932SH
:☆☆☆
#71 [あお☆まる]
甲高い声をバックに
自分の席に近づく
「おい。」
「あ、花ちゃん!」
「てめぇーは一年。
ここは、二年!
そして此処は私の席だ!」
バンと音をたてて
バックを机に置く。
:09/08/22 04:06
:932SH
:☆☆☆
#72 [あお☆まる]
「違うよ。
花ちゃん!」
「はぁ?!」
何が違うって?!
「俺の名前、
“おい”とか“てめぇー”
じゃなくて、
サクラダ、ダイ。
桜田 大だから!」
:09/08/22 04:09
:932SH
:☆☆☆
#73 [あお☆まる]
はい!?
どーでもいーーし!
「てめぇーで十分だ」
「はぁー…
まだ、親交が足りないかぁ…
じゃあ、今日も抜け出し……」
「はい、はい、
大のクソ野郎め、散れ!」
:09/08/22 04:12
:932SH
:☆☆☆
#74 [あお☆まる]
「花ちゃん…
順番間違えたら
えらい言葉になるよ…
それ……」
「そーだねー
ちゃんと名前言って
やったんだから
早く退けろよ。」
渋々と言った感じで
席を退ける大。
:09/08/22 04:17
:932SH
:☆☆☆
#75 [あお☆まる]
ようやく空いた席に
ドカッと勢いよく
座ると、
大に向かって
シッシッといった感じで
手を振る
「…寂しいけど
ホームルームの時間だしね
じゃあ、また明日!」
:09/08/22 04:21
:932SH
:☆☆☆
#76 [あお☆まる]
そう言って
取り巻きと一緒に
教室をでて行く
いなくなって清々した…
………ん?
また明日ね!だ?
明日も来る気か!?!
あいつ!!!
:09/08/22 04:23
:932SH
:☆☆☆
#77 [あお☆まる]
ま、まさか……な
:09/09/02 04:33
:932SH
:☆☆☆
#78 [あお☆まる]
だが、アイツは
来やがった。
毎日、毎日………
:09/09/02 04:34
:932SH
:☆☆☆
#79 [あお☆まる]
ガンッ!!!
教室に花が
机を蹴り上げる音が響く
固まるクラスメート
:09/09/02 04:36
:932SH
:☆☆☆
#80 [あお☆まる]
関わる神に祟りなし
と言った具合に
花には近づく人はいない
「なーに苛々してんの?」
この美穂ぐらいしか
:09/09/02 04:38
:932SH
:☆☆☆
#81 [あお☆まる]
………………………………
■訂正■
関わる神に祟りなし←×
触らぬ神に祟りなし←○
………………………………
:09/09/02 04:41
:932SH
:☆☆☆
#82 [あお☆まる]
「…………
アイツなんとかしろ」
「アイツって〜?」
「アイツはアイツだろ!
桜田 大だよっっ!」
そう言う花を
面白がる様に見る美穂
:09/09/02 04:43
:932SH
:☆☆☆
#83 [あお☆まる]
「へぇ〜〜珍しい!」
ニヤリと
怪しく歪む美穂の口に
怪訝そうに
眉をひそめる花
「花が、男子の名前
覚えるなんて!」
:09/09/02 04:45
:932SH
:☆☆☆
#84 [あお☆まる]
「はぁっ?!」
思わずこぼれた
呆れともいいがたい
声が教室に響く。
しかし、そんな花に
美穂は更に
ニヤニヤとした
表情で呟く
「へぇ〜そっかぁ〜
あの、花がねぇ!」
:09/09/02 04:49
:932SH
:☆☆☆
#85 [あお☆まる]
「美穂、お前
しつけぇーぞ…」
「きゃ〜怖い☆
って、花ちん次体育よ〜」
「…は!お前が馬鹿な
事ばっか言ってるから!
教室もう誰もいねーじゃん」
:09/09/10 04:40
:932SH
:☆☆☆
#86 [あお☆まる]
そのまま
二人でダッシュで
更衣室に向かい
マッハで着替えた。
「ふぅ…間に合ったな…」
「余裕〜余裕〜」
二人で体育館までの
通路を歩く
:09/09/10 04:43
:932SH
:☆☆☆
#87 [あお☆まる]
「でも本当に珍しいよね」
「……まだその話しかよ」
「花が、男子の名前
覚えるのもだけど…
花にフラれたのに
毎日通う
男子って方もね!」
:09/09/10 04:46
:932SH
:☆☆☆
#88 [あお☆まる]
……まぁそうだな
私がコテンパンに
フッたら普通
二度と私の所に来ない
これが当たり前だった
だから正直
アイツはどーしていーか
分かんねー……
:09/09/10 04:48
:932SH
:☆☆☆
#89 [あお☆まる]
花は体育館の
入口のドアに手をかける
開けようとしたが
美穂の声に動きが止まる
「大君、
本気なのかも。花に!」
ほ…本気?
:09/09/10 04:51
:932SH
:☆☆☆
#90 [あお☆まる]
「んなわけねーだろ!」
その言葉を発すると
同時に勢いよく
扉を開ける
するとやけに
盛り上がっている
:09/09/10 04:53
:932SH
:☆☆☆
#91 [あお☆まる]
「な、なんだ?」
まだ花達の授業は
始まっていないはず…
花は目を懲らして
盛り上がりを見せる
その輪をみる
どうやら
自分のクラスじゃないらしい
:09/09/10 04:56
:932SH
:☆☆☆
#92 [あお☆まる]
あ……
「きゃ〜〜〜大君!!」
騒ぎの中心にいるのは
あの、桜田大だった
大は次々と
バスケットのゴールに
シュートを決める
:09/09/11 04:40
:932SH
:☆☆☆
#93 [あお☆まる]
「…前の授業
一年だったんだね」
「見てーだな。」
…なんだアイツ
犬みてぇー
大の取り巻きがキャーキャー
騒ぐ中、仁王立ちで
大をただ見ていた
:09/09/11 04:54
:932SH
:☆☆☆
#94 [あお☆まる]
「あ、花ちゃん!」
やべ…見つかった
仕舞ったと
花は頭を片手で覆う
:09/09/11 04:56
:932SH
:☆☆☆
#95 [あお☆まる]
大は笑顔で花を見ると
バスケットボールを
ずいっと前に出す
「…?」
訳が分からず
疑問符を浮かべる花
:09/09/11 04:57
:932SH
:☆☆☆
#96 [あお☆まる]
「スリーポイント。」
「はぁ?」
「決まったら、
放課後デートして」
「なっ?!!」
体育館に大の
取り巻き達の叫び声が
こだまする
:09/09/11 05:00
:932SH
:☆☆☆
#97 [あお☆まる]
「おい!!
決まっても私は…」
花の反論を
無視する様に、
大はそれを言い切ると
真っ直ぐゴールを見据える
その眼差しが
あんまりにも真剣で
花は思わず口を閉じる
:09/09/11 05:04
:932SH
:☆☆☆
#98 [あお☆まる]
自然と静まり返る体育館
そんな静寂の中
花の心には
美穂に言われた言葉が
響いていた
“大君、
本気なのかも。花の事”
:09/09/11 05:06
:932SH
:☆☆☆
#99 [あお☆まる]
キュッと言う
シューズと床が
擦れる音と共に
放たれたボールは
綺麗に弧を描く
そのボールの行方を
見ながら
花の胸はトクンと波打つ
……本、気?
:09/09/11 05:11
:932SH
:☆☆☆
#100 [あお☆まる]
まるでゴールに
吸い込まれる様に
パサッとゴールネットを
ボールが揺らし
テンテン……という音だけが
体育館に響く
一瞬静まりかえった体育館に
時が戻った様に、次々と
歓喜と悲鳴が入り混じった
声が沸き起こる
:09/09/12 04:09
:932SH
:☆☆☆
#101 [あお☆まる]
「っしゃ!!」
と、ひときわ大きい声で
ガッツポーズをとる大。
くるりと振り返り
花に堂々とピースを送る
「凄いね!花!!」
:09/09/12 04:12
:932SH
:☆☆☆
#102 [あお☆まる]
興奮気味に
隣の美穂が肩を叩く
「あ、あぁ…」
まさか入るなんて
状況についていけず
呆然とする花
:09/09/12 04:14
:932SH
:☆☆☆
#103 [あお☆まる]
そんな花に
取り巻きの波をかい潜り
近づいて来る大
トクン…トクン
何故か胸が鳴る
な、何勝手に
鳴いてんだよ、心臓!!
:09/09/12 04:17
:932SH
:☆☆☆
#104 [あお☆まる]
もうすぐで
大が花に近づく…
と、それを邪魔するかの様に
怒鳴り声が小玉する
「こらぁ!!一年!
もう授業始まっておるぞ!」
「げ、ピカりんだ!」
:09/09/12 04:20
:932SH
:☆☆☆
#105 [あお☆まる]
■ピカりん■
45歳、独身
特徴:光る頭。
服装:年中タンクトップ
趣味:ガーデニング
チャームポイント:155センチの身長
そんなお茶目?な
ピカりんの出現により
一年は散らばり
次々と体育館から出ていく
:09/09/12 04:24
:932SH
:☆☆☆
#106 [あお☆まる]
「あ、花ちゃ…」
「こーらぁー
大も早く教室戻らんかぁー」
言いかける大を
邪魔する様に、ピカりんが
物凄い形相で
追っかけて来る。
「うわっ、ピカりん!」
「…」
その場から
立ち去ろうとする花
:09/09/12 04:28
:932SH
:☆☆☆
#107 [あお☆まる]
「…花!」
そんな花の腕を
掴み引き寄せる大
そして耳元で囁く。
「放課後。…約束ね」
ドクン…
:09/09/12 04:31
:932SH
:☆☆☆
#108 [あお☆まる]
ひときわ高鳴る鼓動と
赤くなる一方の顔
囁かれた耳を
手で隠すと
めいいっぱい睨みつける 大はそんな事には
無関心といった感じで
笑顔で、「約束ね!」
と去って行った
:09/09/12 04:35
:932SH
:☆☆☆
#109 [あお☆まる]
「……花ちゃん。耳真っ赤」
美穂は
こぼれそうになる
笑みを片手で押さえながら
耳をちょんと、こずく
「んな訳ねーだろ!!」
:09/09/13 02:59
:932SH
:☆☆☆
#110 [あお☆まる]
ありえねぇー
ありえねぇー
まじ、ありえねぇー!!
くそっ!!!
桜田大めっっっっ!!!
:09/09/13 03:01
:932SH
:☆☆☆
#111 [あお☆まる]
:09/09/13 03:02
:932SH
:☆☆☆
#112 [あお☆まる]
そんでもって【放課後】
さて、帰るか。
:09/09/13 03:03
:932SH
:☆☆☆
#113 [あお☆まる]
当たり前の様に
荷物をまとめ
教室を出ようとするが
大きな声がそれを邪魔する
「えぇーー!!!!
花、帰るの?!!!」
美穂の声が教室に響き
クラスの皆さんも
花に注目する
:09/09/13 03:06
:932SH
:☆☆☆
#114 [あお☆まる]
「ちゃんと、
大君待ちなよー。
せっかくシュート決めた
のに可哀相じゃん!!」
その美穂の意見に
クラスメート全員頷く
いつの間にか大は、
そのひたむきさで
知らず知らずに
クラスメートの全員を
見方につけていたらしい
:09/09/13 03:10
:932SH
:☆☆☆
#115 [あお☆まる]
な、な、なんだ
こいつら?!
まるで私が
悪者みてぇーじゃんか…
アイツが勝手に
ほざいてたダケで
私は、
許可だしてねーし!!
:09/09/13 03:13
:932SH
:☆☆☆
#116 [あお☆まる]
クラス全員の
「帰ったら可哀相だよ…」
というオーラを
一身に受けて
帰るに帰れずに居ると
教室のドアが勢いよく開き
「姫〜〜迎えに来たよぉ〜」
とマヌケな声が響く
:09/09/13 03:17
:932SH
:☆☆☆
#117 [あお☆まる]
……………………………………
花と大を描いてみたので
興味ある方は感想板へ〜
あ、来るついでに暖かい
コメントも一緒に添えて
下さると嬉しいです(Pqε`*)
</Div>
……………………………………
:09/09/13 03:38
:932SH
:☆☆☆
#118 [あお☆まる]
:09/09/13 03:41
:932SH
:☆☆☆
#119 [あお☆まる]
もう逃げられる
状況ではない
「じゃ、行こう!」
花にとっては
憎たらしく思えるほど
満面の笑みを浮かべる大
:09/09/14 02:23
:932SH
:☆☆☆
#120 [あお☆まる]
「花、
いってらっしゃい!」
拍手でも
起きるんじゃないかと
思うほど、皆の目は
花と大を穏やかに
優しく見守っていた
「みんな、また!」
:09/09/14 02:42
:932SH
:☆☆☆
#121 [あお☆まる]
大はニコヤカに
片手を軽く上げると
花の手を握る
「な、なに
してんだ!てめぇー」
大をめいいっぱい
睨みつける
「だってデートだし?
じゃ行こうか!」
:09/09/14 02:46
:932SH
:☆☆☆
#122 [あお☆まる]
花の抵抗も虚しく
引きずられる様に、
手を引かれる花
くそーー!!なんか私
すっかり
コイツのペースに
乗せられてないか?!
:09/09/14 02:49
:932SH
:☆☆☆
#123 [あお☆まる]
そのまま
手をガッチリ握られて
連れて来られたのは
ゲームセンターだった
んだよ。
なんでこんな所に…
ふと目に映ったのは
UFOキャッチャーの
中に無数にいる
ナイトメアのジャックの人形
:09/09/25 03:07
:932SH
:☆☆☆
#124 [あお☆まる]
頭デッカチのジャックに
すっかり目を奪われ
思わず立ち止まる
そんな私の視線を
目で追う大
「花ちゃん、
ジャック好きなの?」
「……べ、別に…」
:09/09/25 03:11
:932SH
:☆☆☆
#125 [あお☆まる]
「ね、この人形取ったら
俺の願い聞いてくれる?」
「取れるわきゃねーだろ
こんなデッケェーの!」
そう反論する花を
大はニヤリと笑う。
「…約束ね。」
:09/09/25 03:14
:932SH
:☆☆☆
#126 [あお☆まる]
「あ、あ、
ありえねぇー…」
:09/09/25 03:15
:932SH
:☆☆☆
#127 [あお☆まる]
花の腕には
さっきまで
UFOキャッチャーの
中に入っていた
ジャックの人形が
抱かれていた
大は見事一回で
ジャックを
取ってみせたのだ
大はにっこり笑って
花を見る
:09/09/25 03:18
:932SH
:☆☆☆
#128 [あお☆まる]
「な、なんだよ…」
「約束。したよね?
さてと、俺の願い
叶えてもらおーかな。」
「え、あ、おい!!」
抵抗する花を
また大が引きずる様に
進みだす
:09/09/25 03:20
:932SH
:☆☆☆
#129 [あお☆まる]
着いた先は……
「プリクラ機…?」
「そーだよ!
さ、一緒に撮ろう!」
な、なんだ
プリクラか……
何処かホッとしながら
プリクラ機の中に
入る花。
:09/09/25 03:22
:932SH
:☆☆☆
#130 [あお☆まる]
…でも
男と撮るのは
初めてだな
大は慣れた手つきで
画面に触れて
操作している。
「よし。
じゃあ、花ちゃん
もっとこっち来て」
:09/09/25 03:25
:932SH
:☆☆☆
#131 [あお☆まる]
肩を抱かれて
引き寄せられる
大と頬が触れる
「な、お前!近いぞ!」
「はい、撮るよー」
-カシャ-
:09/09/25 03:27
:932SH
:☆☆☆
#132 [あお☆まる]
「この、糞大!
はーなーれーろ!!」
「次、チュープリね!」
「はぁ?!!」
「だって俺の願いは
花ちゃんとのチュープリだもん」
:09/09/25 03:31
:932SH
:☆☆☆
#133 [あお☆まる]
「何ふざけた事っ!!」
「ジャック…」
その言葉で
暴れていた花の手が止まる
「花ちゃんは
約束を破る
最低な人じゃないよね?」
:09/09/25 03:34
:932SH
:☆☆☆
#134 [あお☆まる]
その言うと
いつもと違う
少し意地悪な顔で笑う大
くそっくそっ
そう言われたら
何も出来ねぇー!
花は諦め
手を強く握りしめて
ぎゅっと固く目を閉じる
:09/09/25 03:38
:932SH
:☆☆☆
#135 [あお☆まる]
だんだんと
大の顔が近づいてくる
気配にますます
瞼に力を入れる。
ちゅっ
:09/09/25 03:39
:932SH
:☆☆☆
#136 [あお☆まる]
「え……ほっぺ?」
当たり前の様に
唇にくると
思っていた花は
思わずそう言葉にしていた
:09/09/25 03:41
:932SH
:☆☆☆
#137 [あお☆まる]
「口の方が良かった?」
まだ近くにある
大の顔が
楽しそうに歪むと
花の顔に
だんだんと近づいてくる
「調子のんじゃねー!」
:09/09/25 03:46
:932SH
:☆☆☆
#138 [あお☆まる]
「痛いよ〜……」
:09/09/27 04:49
:932SH
:☆☆☆
#139 [あお☆まる]
大は頬を押さえて
うずくまる
大の真っ赤になった頬は
調子に乗りすぎた
大へ花からの鉄拳跡だ。
「ぐぅで殴る事ないのに」
「調子乗るからだろ。」
:09/09/27 04:54
:932SH
:☆☆☆
#140 [あお☆まる]
「でも……ふふふ。」
き、きもっ!!!
殴られてほくそ笑む
なんて、やっぱ変態ドM?!
「…花ちゃん
心の声出ちゃってるよ?
キモいって…酷くない?」
「あぁ…つい本音が。
悪ぃ悪ぃ変態くん。」
:09/09/27 04:58
:932SH
:☆☆☆
#141 [あお☆まる]
「ちょっと、なんで
さりげなく遠退く?」
「触るなドM。」
「いや、ドMじゃないし。
花ちゃん
勘違いしないでくれる?
俺が笑ったたのは
殴られたからじゃなくて
コレが嬉しいから!!」
そう差し出されたのは
先ほど撮ったプリクラ
:09/09/27 05:02
:932SH
:☆☆☆
#142 [あお☆まる]
そのプリクラには
ジャックを
持った花と大
花の頬に
チューしている大と
固く目を閉じてる花
調子に乗った大が
花に殴られている所の
三つが印刷されている
:09/09/29 03:57
:932SH
:☆☆☆
#143 [あお☆まる]
「これ、
携帯に貼ろうっと」
大は嬉しそうに
プリクラを見つめる
「………没収」
:09/09/29 03:59
:932SH
:☆☆☆
#144 [あお☆まる]
そう言うと
大事そうに持っている
大の手から
プリクラをさっと
奪い取る
「え?!なんでだよ!!」
「こんなの貼られて
ニタニタされたら
気持ち悪ぃーんだよ。」
:09/09/29 04:01
:932SH
:☆☆☆
#145 [あお☆まる]
「約束が違う!」
「撮っても
プリクラんやるとは
言ってねーだろ?
これは私が預かるから」
「……ひどい……」
肩をうなだれる
大をよそに
花はそそくさと
プリクラを鞄にしまう
:09/09/29 04:04
:932SH
:☆☆☆
#146 [あお☆まる]
「さ、帰れんぞ。」
「え?!」
「なんだよ。」
「早くない?」
「時間は
契約に入ってねーからな」
:09/10/18 03:40
:932SH
:☆☆☆
#147 [あお☆まる]
ふぅーとため息を
吐き出すと
諦めたように花を見る
「分かった、でも
危ないし送らせて?」
「いい。
一人で平気。私強いしな」
そう。
結構喧嘩には強いんだ
もし襲われかかっても
蹴りでも食らわせてやる
:09/10/18 03:44
:932SH
:☆☆☆
#148 [あお☆まる]
「じゃあな」
と大に背を向けた
瞬間に腕を掴まれる
「な!離せよ!!」
抗議の眼差しで
振り返り大を見遣ると
真剣な顔にぶつかり
思わず息をのむ
:09/10/18 03:47
:932SH
:☆☆☆
#149 [あお☆まる]
「強いんだろ?
離してみろよ。」
カッとした花は
腕をブンブン振る
が、全然ビクともしない
「…分かったろ?
強いって言ったって
結局花ちゃんは女の子
男の力には適わない。
黙って送られて?」
:09/10/18 03:50
:932SH
:☆☆☆
#150 [あお☆まる]
悔しいが
この手を離す事が
出来なかった花は、
言うことを聞くしかなかった
「…分かったよ」
花がそう呟くと
大はいつもの
柔らかい笑顔に戻る
「お姫様を無事に
送り届けるのがナイトの
役目だからねぇ〜」
:09/10/18 03:53
:932SH
:☆☆☆
#151 [あお☆まる]
「ま、お前は
王子様ってより
バカ殿って感じだよな」
「ちどぉい!」
そんな言い合いを
しながら
大は花の家まで
ちゃんと送っていった
:09/10/20 04:34
:932SH
:☆☆☆
#152 [あお☆まる]
その間ずっと
花の手を離さなかった大に
花は猛烈に抗議したが
大は知らんぷりを決め込み
結局、そのまま
手を繋いで帰ったのだ
大と別れて
誰も居ない家に入る
まだ手には
大の温もりが残って
いるようだった
:09/10/20 04:38
:932SH
:☆☆☆
#153 [あお☆まる]
その温もりは
冷たいこの家で
唯一花を温めていた
「…変なやつ」
そうぽつりと呟くと
まだ熱さのひかない
頬っぺたに
ジャックのぬいぐるみを
引き寄せて
眠りにつく
:09/10/22 04:05
:932SH
:☆☆☆
#154 [あお☆まる]
ベットに横になると
脱力感が花を襲う。
その脱力感は
プールを出た後の
興奮と疲労感が入り混じった
独特の気持ち良さに
似ていた
その独特の心地良さに
花はそっと瞳を閉じた。
目を閉じた瞳の裏に
無意識ではあるが
大の笑顔を
映し出していた事に
熟睡している花は
気づかずにいた
:09/10/22 04:12
:932SH
:☆☆☆
#155 [あお☆まる]
「はーーな!!
おーはーよーー」
家を出ると
珍しく、美穂が待っていた
:09/10/22 04:16
:932SH
:☆☆☆
#156 [あお☆まる]
大方、昨日の
放課後デートやらの事を
聞きたくて朝早くから
待ち伏せしてたんだろう
「…朝からテンション
たけぇーよ。」
花の冷たい視線も
なんのその
話しを聞きたくて
仕方ない美穂は
待てない、と言った感じに
本題を切り出す。
:09/10/22 04:19
:932SH
:☆☆☆
#157 [あお☆まる]
「デート!!
どーだった??
手は握って…たね!
あ、チューした??
フレンチ?ディープ?!
やっぱ、
No.1なだけあってチュー
上手だった!???」
咳を切ったように
次々と質問を浴びせる
そんな美穂にも
質問の内容にも呆れ
無言で美穂を見つめる
:09/10/22 04:22
:932SH
:☆☆☆
#158 [あお☆まる]
「お前…欲求不満か?」
「少し……
ってそれはイイから!
チューしたの?」
ちゅう…ちゅー…チュー
頬っぺたにされた事を
思い出し
頬を赤く染める花
:09/10/22 04:27
:932SH
:☆☆☆
#159 [あお☆まる]
「あぁーー!!!
花、赤くなってんじゃん!」
「は、はぁ?!!
な、な、なってねーしっ」
「へぇ〜チュー、
したんだ?」
花をからかう様に
大袈裟に肩に手をかける
:09/10/22 04:30
:932SH
:☆☆☆
#160 [あお☆まる]
良かったら感想
下さい(●'∀`Pq),+
>>1 *感想板*
>>4 *アンカー*
:09/10/22 05:00
:932SH
:☆☆☆
#161 [あお☆まる]
「してねーよ!」
「嘘だぁ〜」
「本当だっての!」
こんな風に
言い合いをしながら
気づけば学校の前まで
来ていた
:09/10/24 03:48
:932SH
:☆☆☆
#162 [あお☆まる]
「じゃあ、なんで
顔赤くしたのよ〜
なんか、いかがわしい仲
になったんじゃないのぉ?」
「はぁ?!!
んな訳、ねー…うぉっ?!」
急に何かに
後ろから抱きしめられる
「お・は・よ!はにぃ〜」
:09/10/29 03:28
:932SH
:☆☆☆
#163 [あお☆まる]
…この能天気な声は…
「大!!離しやがれっ」
花は大から逃れようと
大の腕の中で暴れる
「あら仲良いのね♪」
「うん♪
こーいう仲になりまして…☆」
:09/10/29 03:31
:932SH
:☆☆☆
#164 [あお☆まる]
暴れる花をよそに
腕の中にがっちりと
納めたまま
大は少し頬を赤らめて
何かを美穂に渡す
「あらっ!!」
「あ、お前それっ!!」
それは、昨日
大から奪ったはずの
プリクラだった
:09/10/29 03:34
:932SH
:☆☆☆
#165 [あお☆まる]
「なんでそれを
てめぇーが持ってんだよ!」
「…ふふふ。
きっと花ちゃん
プリクラを破ったり
くれなかったりしそうだな
って思って、
プリント待ちの時に
花ちゃんがトイレに
行った隙にもう一枚プリント
しといたんだぁ〜〜〜」
…用意周到なやつめっ!
ただの馬鹿じゃなかったか…
:09/10/29 03:38
:932SH
:☆☆☆
#166 [あお☆まる]
「はぁ〜〜なぁ〜」
ニヤついた
嫌な声に顔を歪める花
「これ、チューしてるよ?」
「してるのよぉ。
美穂さん!素敵でしょ?」
「素敵ね!大くん!
これ、頂戴☆」
:09/10/29 03:42
:932SH
:☆☆☆
#167 [あお☆まる]
「プリクラは宝物だから…」
と言って
代わりに何かを差し出す
「こっちなら!
いっぱいカラーコピー
したから♪しかもアップで」
「わぁ〜〜すごぉい!」
キャピキャピと
喋る美穂と大。
:09/10/29 03:45
:932SH
:☆☆☆
#168 [あお☆まる]
「てぇ〜めぇ〜らぁ〜〜!!」
ワナワナと肩を
震わせる花
「いい加減にしやがれぇ!!!」
朝の校門前に
花の雄叫びが響く。
勿論。大と美穂の頭には
大きなタンコブが出来たのは
言うまでもない。
:09/10/29 03:48
:932SH
:☆☆☆
#169 [あお☆まる]
「はぁ〜〜なちゃん!」
放課後
聞き慣れた声が
花を呼ぶ
もう最近では
クラスの名物と
なりつつある。
「んだよ、大。」
:09/11/03 04:21
:932SH
:☆☆☆
#170 [あお☆まる]
最近では
放課後になると、
大が花を笑顔で
向かいに行き
それを
花がうっとおしい
と顔に全面に出して
迎える。
そんな風景を
美穂を始めクラスメート
全員が微笑ましく
見守っている
:09/11/03 04:25
:932SH
:☆☆☆
#171 [あお☆まる]
「大くん、めげないね」
クラスメートの
男の子が
大に話しかける
「当たり前っすよ〜
俺、絶対花ちゃんの
彼氏になるんです!
だから先輩、
手ぇー出しちゃダメですよ」
:09/11/03 04:27
:932SH
:☆☆☆
#172 [あお☆まる]
「俺はもう一年くらい前に振られた身だよ…
だから、応援してるよ!
頑張れ!大くん」
「うっす!」
「…てお前、私に
告白してきた事あったけ?」
「……大和、酷い……」
「…先輩。…ファイト…」
:09/11/03 04:33
:932SH
:☆☆☆
#173 [あお☆まる]
泣くそぶりを
見せる男に、大が
同情するかのように
大袈裟に肩を抱く
「なんだよ。
私が悪いみてぇーだな」
「「花が悪いでしょ」」
いつの間にか
会話に加わっていた美穂と
大の声がハモる
:09/11/03 04:37
:932SH
:☆☆☆
#174 [あお☆まる]
「んだよ!美穂まで!」
「ちゃんと、及川くんに
謝らないと。」
美穂の言葉に
仕方ないといった態度で
先ほどの男に向き合う。
「…。
忘れてすまん。及川」
:09/11/03 04:41
:932SH
:☆☆☆
#175 [あお☆まる]
「あ…「ちゃんと
言ったからな!これで
いーだろ?んじゃ。」
及川の返事を聞く前に
そう言葉を重ねると
もうこれで用無し。
といった感じで
さっさと身支度をして
教室から出ていく。
「あ、花ちゃん
待ってよ!!」
「着いてくんな!」
:09/11/03 04:44
:932SH
:☆☆☆
#176 [あお☆まる]
ぎゃーぎゃーと
騒がしく出ていく花と大
美穂はそれを呆れながら
見守ると及川に
「…ごめんね。あんなんで」
とまるで
親が子供の悪態に対して
子供の代わりに
周りへ頭を下げる様に
申し訳ないと謝る
:09/11/03 04:49
:932SH
:☆☆☆
#177 [あお☆まる]
そんな美穂に及川は
いや良いよ。
と笑いかけると
「でも大和変わったな」
と続ける。
確かに花は変わった
以前であれば
告白されてた事を
つっこまれたとしても
誤りはしなかっただろう
:09/11/03 04:52
:932SH
:☆☆☆
#178 [あお☆まる]
■訂正■
以前なら告白されたのを
忘れていたとしても
謝らなかっただろう。
です。
:09/11/03 04:54
:932SH
:☆☆☆
#179 [あお☆まる]
美穂も
大と接していくうちに
変わっていく花に
気づいていたし
微笑ましく思っていた
「…この調子でタケの事も
忘れられるといいんだけど」
「え?」
「あ、なんでもない!」
:09/11/03 04:58
:932SH
:☆☆☆
#180 [あお☆まる]
美穂のその心配の種は
このあと
大きな実をつけて
花と大の前に
大きく立ち塞がるのだった
:09/11/03 05:01
:932SH
:☆☆☆
#181 [あお☆まる]
そしてもう一人
二人の前に
嵐を呼ぶ女が
近づこうとしている事に
花も大も気づかずにいた
:09/11/03 05:05
:932SH
:☆☆☆
#182 [あお☆まる]
:09/11/03 05:14
:932SH
:☆☆☆
#183 [あお☆まる]
ニコニコ笑う大
不機嫌な花
そしてここは
千葉県にある夢の国
何故、二人が
ここに居るのか…?
それは前の日に遡る。
:09/11/05 03:46
:932SH
:☆☆☆
#184 [あお☆まる]
「花ちゃん!!
かーえーりーまーしょー」
いつもの如く
放課後一緒に帰るべく
花に大が駆け寄る
「…一人で帰れ。」
「照れちゃって☆」
「………」
「み、美穂さん
花ちゃんが睨む!!」
「あらあら
それは恐ろしいわね」
:09/11/05 03:50
:932SH
:☆☆☆
#185 [あお☆まる]
「あ、」
と何かを
思い出した様に
身支度を止める美穂
「どうした?美穂」
「来週さー行けなく
なりそうなんだよね。」
「えぇー!!嘘だろ?!!」
:09/11/05 03:55
:932SH
:☆☆☆
#186 [あお☆まる]
「本当。
法事がさー。当初は
出なくて良いって
話しだったんだけど
急に出ろってなって…」
「まじかよー…
楽しみにしてたのに…
ジャック……………」
「なになに?
何の話し??」
全く話しが
見えない様子の大に
美穂が説明する。
:09/11/05 03:59
:932SH
:☆☆☆
#187 [あお☆まる]
美穂の説明はこうだ
来週の休みに
二人で千葉県の夢の国
に行く予定だったらしい
何故なら10月になると
あの有名な夢の国は
ハロウィン一色に
染まるらしい
そのハロウィンに染まった
期間限定で
あのホーンテッドマンションが、
花の好きなナイトメアバージョンに
変わるらしいのだ
:09/11/05 04:12
:932SH
:☆☆☆
#188 [あお☆まる]
それ以外にも
ハロウィンと言ったら
ナイトメアという事で
普段は出ては来ない
パレードにも
花の好きな
ナイトメアのキャラクター達が
勢揃いするらしいく
ナイトメア好きな花にとっては
是非とも行っておきたい
そんなイベントだった
:09/11/05 04:17
:932SH
:☆☆☆
#189 [あお☆まる]
「美穂が行けねーんじゃ
来週はキャンセルだなー」
残念そうに呟く花
美穂は、
何かを考えている様子
そして
何か思いついた様に
「いや、予定通り行こう!」
と花に笑顔で話す
:09/11/05 04:21
:932SH
:☆☆☆
#190 [あお☆まる]
「はぁ?だって
来週法事があんだろ?」
「大丈夫!大丈夫!
どうにかなりそうだから
」
「本当かぁ?!やったー」
花は、嬉しいそうに
バックを取り
うっし!帰るぞー
と教室を出る
:09/11/05 04:24
:932SH
:☆☆☆
#191 [あお☆まる]
「あ、花ちゃん!
待ってよー」
置いていかれそうになり
慌てて
追いかけ様とすると
それを美穂に止められる
「大くん。耳をお貸し」
悪巧みを
考えているであろう
美穂の笑顔。
:09/11/05 04:29
:932SH
:☆☆☆
#192 [あお☆まる]
そんな美穂に
素直に耳を貸す大。
そんなやり取りに
全く気づかない花。
それもそのはずだ
花の心はすっかり
来週行く、夢の国へと
飛んでいたのだから
:09/11/05 04:32
:932SH
:☆☆☆
#193 [あお☆まる]
■訂正■
>>183
それは、前の日に遡る
ではなく
それは、前の週に遡る
でした…( ゚∀ ゚;)
:09/11/05 04:35
:932SH
:☆☆☆
#194 [あお☆まる]
「今日はぁ〜
楽しいデェズニーday♪」
ルンルンと
鼻歌を歌いながら
花は約束場所の
駅へと歩いていた。
すっかり
美穂と二人で
行く気になっている
しかし
居るのは……
:09/11/13 03:04
:932SH
:☆☆☆
#195 [あお☆まる]
「はぁ〜〜なちゃ〜ん」
(*´∀`)ノ”
↑こんな顔の
大くん、その人である。
「はぁっ?!!!」
大の存在に気づくと
露骨に嫌な顔して
そう口にした
:09/11/13 03:08
:932SH
:☆☆☆
#196 [あお☆まる]
「どーゆう事だ?!
美穂はどーしたんだよ!」
大の胸倉を
荒々しく掴むと
揺らしながら凄む
「美穂りん、
やっぱり法事出なくきゃ
いけないらしくて!
メール着てない?」
:09/11/13 03:13
:932SH
:☆☆☆
#197 [あお☆まる]
その声を聞いて
携帯を慌てて取り出す
■件名■
可愛いミポりんより
……………………………
ごめんねぇ〜!
やっぱり今日、法事
出なくちゃいけなくて
行けないわぁ(*´人`)
代わりに、
大ちゃんをそっちに
行かせたから(σ・∀・)σ
じゃ、楽しんでね♪♪♪
可愛いミポりんより(●'∀`Pq),+
:09/11/13 03:20
:932SH
:☆☆☆
#198 [あお☆まる]
……美穂めぇ!!
仕組んだな?!
すぐ横を見れば
相変わらず
(*´∀`)こんな顔した
大の憎らしい笑顔
その顔を見て
うん、帰ろう。
今すぐ帰ろう。
そう決めた花は、
くるりと後ろを向く
:09/11/13 03:33
:932SH
:☆☆☆
#199 [あお☆まる]
しかし
力強く掴まれた
大の手がそれを阻む
「離せ。」
「…ジャック。
帰ったら会えないよ?」
あぁ……
愛しのジャック様
今…会いに行きます。
:09/11/13 03:44
:932SH
:☆☆☆
#200 [のあ]
頑張れ

:09/11/17 00:33
:PC
:/YNR6cGc
#201 [あお☆まる]
■のあ様■
うん。オラ頑張るっ!
(ドラゴンボルのご○う風)
コメントありがd(Pqε`*)
更新ユルユルですが
これからも見てください!
:09/11/17 02:59
:932SH
:☆☆☆
#202 [あお☆まる]
結局、
ジャックへの愛が勝り
大と二人どデぇズニーへ
行く事になった。
:09/11/17 03:01
:932SH
:☆☆☆
#203 [あお☆まる]
「は、は、ハロウィンだ!!」
目を輝かせて
辺りを見渡す花
興奮して思わず、
大の服の裾を引っ張る
「ハロウィンだねぇ〜」
そんな花を
笑顔で見る大
:09/11/17 03:06
:932SH
:☆☆☆
#204 [あお☆まる]
「おっし!
大!早速ジャック様に
会いに行くぞっ!!」
「と、その前に…」
行き急ぐ花の手を
大が掴む
「あんだよ!!」
:09/11/17 03:08
:932SH
:☆☆☆
#205 [あお☆まる]
はやる気持ちを
抑えられない花は、
その行く手を阻む
大を、思い切り睨む。
「やっぱさ、ここに
来たらやっとかないと。」
そういって、
入ってすぐの
土産物屋を指指す大だが
花はその意図が
分からず
頭の上に疑問符を浮かべる
:09/11/17 03:13
:932SH
:☆☆☆
#206 [あお☆まる]
「とりあえず
ここで待ってて。」
そう言い残すと
大は一人で
店の中に入って行くと
すこしして
後ろに何かを隠して
小走りに戻ってくる
「はい。花ちゃんは
こっちねぇ〜!」
:09/11/17 03:17
:932SH
:☆☆☆
#207 [あお☆まる]
そう言われて
何かを頭に装着される
手でまさぐると
カチューシャに丸が二つに、
リボンがついている。
「こいつは…」
どうやら大が
先程花にはめたのは
ミニーさんの耳らしく
自分も
ミッキーの耳をはめて
ご満悦といった様子だ。
:09/11/17 03:22
:932SH
:☆☆☆
#208 [あお☆まる]
「俺がミッキーで
花ちゃんがミッキーの
彼女のミニーちゃん!」
笑顔を満開に
咲かせたあほづらを
見せながら
嬉しそうに話すと
モジモジと照れた様に
少し間を開ける
「ってことわぁ!
花ちゃんはぁ、俺の…
「行くぞ。」
:09/11/18 01:26
:932SH
:☆☆☆
#209 [あお☆まる]
大の事を置いて
花は目的の場所へ急ぐ
「ま、待って!」
そんな花の後を
必死で追い掛ける大
ふと立ち止まった花の
目の前には夢にまでみた
ホーンテッドマンションが
悠々とそびえ立っていた
:09/11/24 03:58
:932SH
:☆☆☆
#210 [あお☆まる]
目の前にあるその
看板は
普段はいないであろう
ジャックの顔がついた
特別バージョンになっていた
それを見て
テンションが上がる花
興奮気味に列へ並ぶ
:09/11/24 04:01
:932SH
:☆☆☆
#211 [あお☆まる]
「わぁ〜すごいね。
普段と全然違うじゃん」
そう言って
花の隣に並ぶ大
普段と違う…
花は今回が初めての
夢の国だったから
普段がどんな風景かは
わからない。
まぁいつもと
違うっていうのは分かる
:09/11/24 04:04
:932SH
:☆☆☆
#212 [あお☆まる]
けど、大は
”普段と全然違う”
といった
って事は
大は以前誰かと
来たことがあるのか…?
そんな事をふと
考えていたら
前の男同士で並んでいる
二人組にぶつかった
:09/11/24 04:07
:932SH
:☆☆☆
#213 [あお☆まる]
「ってぇーな!!」
そう大袈裟に
振り返った男は
いかにも田舎のヤンキー
といった出で立ちだった
面倒な事になった
と心の中で思っていると
振り返ったヤンキーが
ニヤリと笑ったのが見えた
:09/11/24 04:10
:932SH
:☆☆☆
#214 [あお☆まる]
その一瞬ニヤケた方が
花の腕を掴むと
「慰謝料もらおうかぁ?」
ともう一人の方に
目配せすると
ますます
気持ち悪い顔で笑う
「そうだなぁ!
君可愛いから体で払ってよ」
:09/11/27 04:30
:932SH
:☆☆☆
#215 [あお☆まる]
腕を掴んで
いる方とは別の男が
そう言いながら
花の肩を抱こうとする
「はーいはーい
ストップ。」
がその二人組は
大の手によって花から
引きはがされた
:09/11/27 04:35
:932SH
:☆☆☆
#216 [あお☆まる]
「あんだ、てめぇー!」
「この子が
ぶつかったんだよね?
ごめんな。」
花を後ろから
抱きしめる形で
軽く頭を下げる大
:09/11/27 04:38
:932SH
:☆☆☆
#217 [あお☆まる]
「てめぇー
なめてぇんのか?!!」
大の態度が
気に入らなかった様で
更に絡んでくる二人組
そのうち
一人が大に向かって
振り上げた拳が花に
少し当たって 花は、
「きゃっ…!」と小さく
声を零す
:09/11/27 04:43
:932SH
:☆☆☆
#218 [あお☆まる]
大はその声に
ピクッと肩を揺らすと
花から体を離すと
無言で二人の腕を締め上げる
「いてぇ!!!てめぇー
クソッ。離せ!!」
ギャンギャン騒ぐ
二人の顔に顔を近づける
:09/11/27 04:47
:932SH
:☆☆☆
#219 [あお☆まる]
大が二人に
顔を近づけると
二人は動きを止める
「…失せろよ。
じゃねぇーと、
どーなっても知らねぇぞ?」
大は聞いた事もない
低い声で
声を荒げずにそう言う。
すると、それを聞いた
二人組の顔は
一気に青ざめる。
:09/11/27 04:55
:932SH
:☆☆☆
#220 [あお☆まる]
花からは、大が
どんな顔をしているか
伺い知る事は出来ないが
二人のその顔が
恐さを物語っていた
「く、くだらねぇー…
い、い行こうぜっ」
と顔を青ざめたまま
捨て台詞をはくと
列の流れとは逆の方へ
ささっと消えて行った
:09/11/27 05:01
:932SH
:☆☆☆
#221 [あお☆まる]
ドクン…
まるで波打つように
心臓が鳴る
な、なんだよ
急に低い声なんて
出しやがって…
「花ちゃん…」
:09/11/29 04:00
:932SH
:☆☆☆
#222 [あお☆まる]
気づくと
大の顔が近くにある
「っな!!」
焦る花だが
大は気づいてないのか
花の頭にそっと触れる
「…痛い?」
:09/11/29 04:02
:932SH
:☆☆☆
#223 [あお☆まる]
さっき微かに拳が
当たった場所を
気遣う様に優しく撫でる
その、優しい手つきと
いつもと違う声色に
花の頬は赤く染まる。
そんな
花を大は抱きしめる
「ごめんね。
守れなくて…」
:09/11/29 04:07
:932SH
:☆☆☆
#224 [あお☆まる]
高鳴り続けるその音を
聞かれたくなくて
花は大の胸板を押しのける
「は、離せっ!
大丈夫だから!!」
「そ?でも心配だから
手つないでおくね」
そういって
繋がれた手が温かくて
花は不覚にも
そのまま繋いでいたいと
思ってしまった
:09/11/29 04:11
:932SH
:☆☆☆
#225 [あお☆まる]
だから
「勝手にしろっ」
と言ってそっぽを向く
そんな
花の様子を大は
微笑みながら
見ていたのだった。
:09/11/29 04:14
:932SH
:☆☆☆
#226 [あお☆まる]
長い長い列を経て
やっと乗る順番が来る
長い列での待ち時間も
不思議と苦ではなかった
それは、やはり
ディズニーの腕である
待ち時間も楽しめる工夫
そんな仕掛けのお陰だ
でも花は、隣で
優しく笑いながら
自分に気遣う大のその
気持ちもまた、
楽しめた要因にも思えた
:09/12/01 04:19
:932SH
:☆☆☆
#227 [あお☆まる]
自分の中での
大への位置づけが
最近少しずつ
だけど
確実に代わっていっている
そんな事実に
花は戸惑っていた
「花ちゃん、
やっと順番だよ。」
「…おう。」
:09/12/01 04:22
:932SH
:☆☆☆
#228 [あお☆まる]
そして乗り物に乗り込む
その時にふいに
離された手
寂しいと思う気持ちを
気づかない
フリをして乗りこむ花
なんなんだよ
こんなの
こんな気持ち…
私は要らない。
:09/12/01 04:26
:932SH
:☆☆☆
#229 [あお☆まる]
花達が乗りこんだ
その乗り物は
二人乗りになっていて
クルクルと回ったりしながら
場内を進んでいく
アトラクションの
名前どおり
場内は、ホーンテッドマンションを
再現しており辺りは薄暗い
:09/12/01 04:29
:932SH
:☆☆☆
#230 [あお☆まる]
進み始めて
調度中盤にさしかかった
そんな時、2階から
1階部分を見渡す
そんな作りに
なっている所に出た
ふと1階を見渡すと
愛しいのジャック様が
サリーと仲良く踊っていた
:09/12/01 04:32
:932SH
:☆☆☆
#231 [あお☆まる]
「…ジャ、ジャック様だ…」
感動しながら
その光景を見ていると
普段は、ジャック達じゃなく
幽霊が踊っているんだよ。
と大が小声で教えてくれた
食い入るように
ジャックを見ていると
大に呼びかけられる
:09/12/01 04:35
:932SH
:☆☆☆
#232 [あお☆まる]
「…花ちゃん」
「なんだよ。今は
ジャック様に集中してんだ
話しかけんなよな。」
いつもの様に
軽くあしらうと
顔を強引に大の方へと
向きを返られる
思わぬ至近距離に
怒るのを忘れる花。
:09/12/01 04:38
:932SH
:☆☆☆
#233 [あお☆まる]
ふと我に返り
顔を背け様と力を入れるが
それを花の
両頬に添えられた大の手が
許そうとはしない
「…そっちばっか見ないで
俺を見ろよ、花。」
初めて呼ばれる
“花”と言う響きに
思考が鈍る
:09/12/01 04:42
:932SH
:☆☆☆
#234 [あお☆まる]
「ね、知ってた?
この角度からだと俺達
他の人からは見えないだ」
「…だ、だから?」
「だから、キスしても
他の人には見えない…」
そう耳元で囁かれ
どんどん近づく大の顔に
思考はやはり鈍っていく
:09/12/01 04:46
:932SH
:☆☆☆
#235 [あお☆まる]
しかし心臓は逆に
まるでカウントダウンするかの様に
早まる一方で
花は息苦しさを感じる
後数センチ……
花はぼうとする頭の中
まぶたを閉じる
:09/12/01 04:51
:932SH
:☆☆☆
#236 [あお☆まる]
:09/12/01 04:53
:932SH
:☆☆☆
#237 [あお☆まる]
目を閉じると
すぐに大の唇が
花に重なる
その温もりを
鈍った思考の中
受け止める
軽く口づけられた
唇は、少し重ねられ
すぐに離される
:09/12/06 04:18
:932SH
:☆☆☆
#238 [あお☆まる]
ぼぉーとする中
何度目かの
短いキスの間に
目を開ける
すると調度
大と目線がぶつかる
そのぶつかった視線は
いつもより艶っぽく
熱い目で花を見て
離そうとしない
:09/12/06 04:20
:932SH
:☆☆☆
#239 [あお☆まる]
離れた唇が
また少しづつ近づき
そんなキスの予感に
また、
目を閉じようとした時
辺りが明るくなり
閉じかけた目をあける
「お疲れ様でしたぁ〜」
:09/12/06 04:24
:932SH
:☆☆☆
#240 [あお☆まる]
明るいキャストの声が
アトラクションの
終わりを告げていた
「…もう
終わりか、残念だね。」
そう微笑むと
体を正面に戻す大
花は一気に魔法が
解けた様な感覚に陥る
と同日にさっきまで
キスしていた事実に
今更ながら恥ずかしくなっていた
:09/12/06 04:28
:932SH
:☆☆☆
#241 [あお☆まる]
乗り物を降りると
無言で早歩きになる花
「花ちゃん?
待っててば〜〜」
大はと言うと、
さっきまでの雰囲気は
嘘の様に普段の大に
戻っている。
早歩きで
歩いていた足を
突然止めた花は、
「トイレ」
と一言いうと
また急ぎ足でトイレに
消えていく。
:09/12/06 04:32
:932SH
:☆☆☆
#242 [あお☆まる]
ガシャン
勢いよく
トイレの扉を閉めると
そのまま椅子に座る
:09/12/06 04:34
:932SH
:☆☆☆
#243 [あお☆まる]
頭を抱える様な体制で
一人、自問自答する
な、なにしてんだ?
私!!??
なんであいつと…
キス、なんて
自然と手が、さっきまで
大と口づけていた
唇をなぞる
:09/12/06 04:37
:932SH
:☆☆☆
#244 [あお☆まる]
また、さっきの様な
頭が痺れる感覚に
襲われそうになる
それを打ち消す様に
頭をブルっと振る
なにやってんだよ。
もうあんな気持ちは
捨てたんだろ?!
また、あの時みたいに
泣きたいのかよ!!
そうだよ。私は
恋なんてもんは、
あの涙と一緒に捨てたんだ。
:09/12/06 04:42
:932SH
:☆☆☆
#245 [あお☆まる]
『花、好きだよ』
『タケ…』
『けど、俺は間違えてた
もうこんな事はやめる
花、別れよう』
:09/12/06 04:47
:932SH
:☆☆☆
#246 [あお☆まる]
昔の思い出したくない
記憶がちらつく
花は、固く固く
目を閉じるのだった
まるでその記憶に
フタをするかのように…
:09/12/06 04:50
:932SH
:☆☆☆
#247 [あお☆まる]
何とか気持ちを
落ち着かせて
トイレを出ると
大がトイレの前で待っていた
:09/12/09 02:55
:932SH
:☆☆☆
#248 [あお☆まる]
顔を見れば
さき程の行為が
頭をちらつきそうになり
大の顔を見れない
「次、なにに乗る?」
優しく手を繋ぎ
顔をのぞき見る大だが
花の顔は俯いたまま
:09/12/09 02:57
:932SH
:☆☆☆
#249 [あお☆まる]
「…泣いた?」
そう言うと
大のもう片方の手が
花の目の下を優しくなぞる
指が触れると
体が熱くなるのを感じる
:09/12/09 03:01
:932SH
:☆☆☆
#250 [あお☆まる]
そんな気持ちに
背くように
大の手を振り払う
「もう…帰る」
「そう。分かった」
大は微笑むと
花の手を握ったまま
歩き出す
:09/12/09 03:04
:932SH
:☆☆☆
#251 [あお☆まる]
花はその大の手を
離す事が出来ずにいた
…離さなきゃ
何をグズクズしてんだ
でも…離したくない
そんな
矛盾した思いを抱えて
家路を歩く
:09/12/09 03:09
:932SH
:☆☆☆
#252 [あお☆まる]
大は先程の
花の態度に対して
問う事も咎める事もせず
ただ花の手を力強く繋いでいた
「ここでいい。」
家の少し手前で立ち止まれると
そう小さく告げる
:09/12/09 03:11
:932SH
:☆☆☆
#253 [あお☆まる]
「そう…分かった。」
「じゃあな」
そう言って
手を離そうとしたが
逆にその手を引っ張られる
気づけば、大の胸の中に
すっぱりおさまる形で
抱きしめられていた
:09/12/09 03:15
:932SH
:☆☆☆
#254 [あお☆まる]
「俺は後悔してない
花ちゃんが
さっきのキスを
後悔して忘れたいって
そう思ってても
俺は絶対忘れないから」
そう告げる声色は
真剣で花の胸は
高鳴るばかりだった
:09/12/09 03:19
:932SH
:☆☆☆
#255 [あお☆まる]
このままでいたい
そんな感情を
否定するように、
大の胸を押しのける
「……私は忘れた」
顔も見ずに告げると
逃げる様に走って行く
:09/12/09 03:25
:932SH
:☆☆☆
#256 [あお☆まる]
そんな花の姿を見ながら
大は悲しみで顔をゆがます
「なんでだよ…花」
キスをした時
確かに彼女と繋がった気がした
気持ちは
まだ不安定かもしれない
でもあの瞬間だけは
自分の気持ちを
受けとってくれたと思えた
:09/12/09 03:28
:932SH
:☆☆☆
#257 [あお☆まる]
けど彼女は
まるでその気持ちに
怯えるように
自分から離れていく
最近ようやく
近づいた心の距離が
離れていくような
そんな感覚を感じながら
花の姿が小さくなるのを
見つめていた
:09/12/09 03:31
:932SH
:☆☆☆
#258 [あお☆まる]
「花、今頃夢の国
楽しんでるかなぁ〜?」
法事が済み
親戚で行われてる
家どの飲み会の買い出しに
出ている美穂は
花と大に思いを馳せる
:09/12/09 03:45
:932SH
:☆☆☆
#259 [あお☆まる]
コンビニに入ると
酒やらつまみやらを
カゴに入れながら
明日、
花をからかってやろう
と頬を緩ませる
レジに並び
会計を済ませて
家路を急ごうとコンビニをでると
人とぶつかる
:09/12/09 03:48
:932SH
:☆☆☆
#260 [あお☆まる]
「わぁ!!」
「あっ。ごめんな
大丈夫?」
ぶつかった男の人が
袋から
少しこぼれた落ちた物を
拾い上げて美穂に渡す
その手が美穂を見て
微かに揺れた
:09/12/09 03:51
:932SH
:☆☆☆
#261 [あお☆まる]
不思議に思った美穂は
その人の顔を
みやると、息をのむ
暗闇に隠れたその顔は
美穂のよく知る顔だった
「……タケ…?」
そして、花も
:09/12/09 03:53
:932SH
:☆☆☆
#262 [あお☆まる]
思わぬ人物の登場に
動揺が隠せない美穂。
そんな美穂に
意を決した様に話しかける
「…美穂……俺、
花と話しがしたいんだ」
二人の間に風が吹き抜ける
:09/12/13 04:28
:932SH
:☆☆☆
#263 [あお☆まる]
----------------
---------
「………」
:09/12/13 04:29
:932SH
:☆☆☆
#264 [あお☆まる]
花は浮かない顔をして
学校に向かっていた
結局色々と
頭を巡ってねれなかった
私は、あいつを…
大を意識してるのか?
自分に芽生え
始めている気持ちに
自問自答しながら道を歩く
:09/12/13 04:32
:932SH
:☆☆☆
#265 [あお☆まる]
前をふと見上げると
花を悩ませる
原因を作った黒幕がいた
「よ。美穂おはよ。」
軽く肩を叩くと
後ろにいた花に、
全く気づいてなかったのだろう
肩をビクッとすくませた
:09/12/13 04:37
:932SH
:☆☆☆
#266 [あお☆まる]
「あっ、は、花…」
「なんだよ。
お化けでも見た様なツラだな」
揺らぐ声色に対して
そう顔をしかめてみると
美穂は、お化け以上だよ〜。
とおどけて笑う
なんともない普段通りの会話
だけど花は違和感を感じる
:09/12/13 04:42
:932SH
:☆☆☆
#267 [あお☆まる]
何かが変だ。
美穂の様子がよく言えないが
いつもと違う…
大と嵌められたとは言え
一緒にディズニーに行った
その事に関して
知っている…いや、
嵌めた本人
しかもあの、美穂が
何も聞いてこないなんて
:09/12/13 04:46
:932SH
:☆☆☆
#268 [あお☆まる]
美穂とそのまま
一緒に学校へ行ったが
その違和感は拭えなかった
拭えないばかりか
ますます増すばかり
その日一日
美穂はずっと上の空だった
:09/12/13 04:50
:932SH
:☆☆☆
#269 [あお☆まる]
---------------
---------
「花と話したいんだ」
その言葉に
怒りが沸き起こる美穂
:09/12/13 04:51
:932SH
:☆☆☆
#270 [あお☆まる]
「……なにそれ
今更花に会って、
なんて言うつもりなの?!」
「…」
「ふざけないでよ!
花は、タケのせいで
どれだけ、傷ついたとっ!」
「ずっと…花を探してた
まだ、ここら辺に
住んでるのか?」
:09/12/13 04:54
:932SH
:☆☆☆
#271 [あお☆まる]
「…だとしても
タケには関係のない話しよ。
花に会って話したい?
そんな事させない
また、花が傷つくもの」
それだけ言うと
美穂は、身を翻し
タケに背を向け歩きだす
「俺は…花に
真意を話したいだ、
花が間違えて受け止めた
その言葉を、訂正したい…」
:09/12/13 05:00
:932SH
:☆☆☆
#272 [あお☆まる]
その言葉に
少しだけ足を止めて
タケの顔を伺う
見たその顔は
とても、
嘘を言っている顔ではなく
凄く苦しんでいる様だった
:09/12/13 05:03
:932SH
:☆☆☆
#273 [あお☆まる]
--------------------
------------
あの顔は
苦しんでる顔だった
もしかしたら
本当にタケの言うとおり
二人には何かしらの
行き違いが
あったのかもしれない
もしそうなら
タケの事を花に言った方が
いいのかもしれない
:09/12/28 03:33
:932SH
:☆☆☆
#274 [あお☆まる]
そう思い
身支度をする花の横顔を
ちらりと盗み見る
花はその
視線に気づき手を止める
「…?どうした?」
「あのね、昨日ー…」
:10/01/02 02:56
:932SH
:☆☆☆
#275 [あお☆まる]
意を決して発した言葉は
豪快に開けた
ドアの音によって
掻き消されてしまった
「はぁ〜〜なちゃ〜〜ん」
そしてその音の出所は
いつもの如く
花に抱きつこうと
勢いよく花に近づく
:10/01/02 03:00
:932SH
:☆☆☆
#276 [あお☆まる]
そんな大を
片手で受け止める花
「近寄んな。変態」
「変態?!ひど〜
本当に変態か確かめる?」
「…キモい」
そう花は言っていたが
美穂には二人が
痴話喧嘩をしてる風にしか
見えなかった
:10/01/02 03:06
:932SH
:☆☆☆
#277 [あお☆まる]
それと同時に
美穂の頭には、
今は花には大がいる
あんなに傷ついた花だが
今は大の存在で
良い方へ向かっている
そしてタケとの事は
言わないほうがいい…
今更タケの事で
花を惑わせたくない
そんな思いが浮かぶ
:10/01/02 03:10
:932SH
:☆☆☆
#278 [あお☆まる]
「…そういえば、さっき
何か言いかけてなかったか?」
「……ううん。何でもないの」
「そっか。んじゃ帰ろ」
美穂はタケと会った事は
言わない事に決めて
花と帰るのだった
:10/01/03 04:04
:932SH
:☆☆☆
#279 [あお☆まる]
「じゃあ、私は此処で」
結局三人は
学校の近くのカフェで
暫く喋っていたのだが
そろそろお開きと言うことで
近くの駅まで来ていた
美穂はそう言うと
ホームに向かう
「うん。みぽりん又ね!」
:10/01/03 04:09
:932SH
:☆☆☆
#280 [あお☆まる]
花の隣に立ち
笑顔で手を降る大に
冷たい眼差しを送る。
「…お前も帰り
あっち(ホーム)だろ」
そう言うと
ホームを指差す花
そうなのだ。
美穂と大は乗る路線は
違うが電車組で
花は駅から出るバスに乗って
家に帰るのが帰宅ルートなのだ
:10/01/03 04:15
:932SH
:☆☆☆
#281 [あお☆まる]
「危ないから送る」
「阿保か、真逆だろ」
「でも。送るから」
花は大きく息を吐き出す
少しの付き合いとはいえ
大はこうなると
聞かないと言うことは
もう花にも分かっていた
:10/01/03 04:19
:932SH
:☆☆☆
#282 [あお☆まる]
「…勝手にしろ」
吐き出すように
そう告げると
大は返事の
代わりなのか花の手を握る。
花は不意に触れられ
ビクっと肩を揺らす。
:10/01/03 04:31
:932SH
:☆☆☆
#283 [あお☆まる]
花は手を離そうとするが
大は決して
手を緩めようとはしなかった
帰りのバスの中
手を繋いだまま、
二人は終始無言だった
花は困惑していた
:10/01/03 04:33
:932SH
:☆☆☆
#284 [あお☆まる]
繋いだ手から伝わる
大の体温が昨日の
キスを思い出させる
思い出せば
体が熱くなるのを感じた
な、何思いだしてるんだ
欲求不満かってんだ!
手を握った事によって
思い出された記憶に
戸惑う花
:10/01/03 04:38
:932SH
:☆☆☆
#285 [あお☆まる]
だいたい昨日
あんなキスをしたのに
大はというと、至って普通だった
そんな大の態度に
苛立ちさえ覚える。
何で、何で!私が
こいつなんかの、せいで
焦ったり戸惑ったり
しなきゃなんねぇーんだ?!
してきた本人は
ヒョウヒョウとしてんのに
:10/01/03 04:42
:932SH
:☆☆☆
#286 [あお☆まる]
段々と腹が立ってきた花は
勢いよく握られた手を払う
「…何?」
いきなり手を払われて
訳が分からない
といった様子の大。
:10/01/03 04:45
:932SH
:☆☆☆
#287 [あお☆まる]
「何じゃねぇーよ変態。
これから私の
半径5b以内に近づくな」
「え、無理。」
「…ふざけんな」
「ふざけてない。
無理なもんは無理。
好きな子に触れたい
側に居たいと思うのは
当然だろ?」
真剣な顔つきで
花の目を見て話す大
:10/01/03 04:50
:932SH
:☆☆☆
#288 [あお☆まる]
速まる鼓動
何か言いたいのに
言葉が出ない
「俺、花ちゃんが好きだよ。
どんどん好きになってる
だから俺から
花ちゃんを離すなんて無理」
嬉しい
そう思ってしまった
:10/01/07 04:08
:932SH
:☆☆☆
#289 [あお☆まる]
けど…
「私の事なんか
何も知らないだろっ」
花はそう言うと
逃げる様に大の手から逃れると
調度きたバスに飛び乗る
:10/01/07 04:11
:932SH
:☆☆☆
#290 [あお☆まる]
…訂正…
調度来たバスに飛び乗った
ではなく
調度止まったバスから
飛び降りる様に下りた
:10/01/07 04:17
:932SH
:☆☆☆
#291 [あお☆まる]
[花ちゃんが好きだよ]
[どんどん好きになってる]
嬉しいかった
けど、
気持ちは変わるだろ?
:10/01/07 04:24
:932SH
:☆☆☆
#292 [あお☆まる]
『…俺が間違ってた
花、別れよう』
そう言ったタケの様に
大の気持ちも
不確かで不安定だ
そんなものに
私は惑わされたくない
:10/01/07 04:26
:932SH
:☆☆☆
#293 [あお☆まる]
私はもう
あんな気持ちには
なりたくないんだっ。
:10/01/07 04:27
:932SH
:☆☆☆
#294 [あお☆まる]
「また、逃げられた…か」
一人残された大は
小さくそう呟くと
さっきまで
確かにあった温もりを
確かめる様にその手を見る
近づけば近づくほどに
彼女は自分から
離れ様とするのを感じる
:10/01/07 04:30
:932SH
:☆☆☆
#295 [あお☆まる]
彼女は何かに
怯えている様に見える
何に怯えているんだろう
闇に捕われてるのなら
そこから救ってやるたい
けど俺は、
その術を知らない
:10/01/07 04:35
:932SH
:☆☆☆
#296 [あお☆まる]
俺は今も見てるだけしか
出来ないのだろうか
あの日初めて見た
彼女の頬を伝う涙を止める事も
話す事も出来ずに
ただ、遠くから
見ていた時のように……
:10/01/07 04:40
:932SH
:☆☆☆
#297 [あお☆まる]
大は花を初めて
見たあの日の事を
思い出していた
「…大ちゃん
こんな所にいたんだ♪」
自分を見つめる
人影には気づかずに…
:10/01/07 04:45
:932SH
:☆☆☆
#298 [まぁこ]
続き待ってます

:10/02/07 12:52
:F905i
:irPV2dUU
#299 [あお☆まる]
…まぁこ様…
無駄に長々
お待たせしてます
明日には更新出来るかと
思うのでお待ち下さい(Pqε`*)
見てくれたら嬉しいです
:10/02/20 03:07
:932SH
:☆☆☆
#300 [我輩は匿名である]
300げと*
:10/02/20 19:02
:W43H
:2nlmtFz6
#301 [あお☆まる]
ゲッdおめれと(*´∀`)
今から更新しますので
良かったら
見てくださいねぇ(´Д`)
:10/03/01 18:27
:932SH
:☆☆☆
#302 [あお☆まる]
「おはよっ!花っ」
肩を叩くのは
笑顔の美穂
振り向く花の目の下は
クマが出来ていた
「花ちん、クマが」
「ん?…あぁ。」
「なにゆえ…?」
:10/03/02 01:55
:932SH
:☆☆☆
#303 [あお☆まる]
「ぷよってた。」
「ぷよぷよ…。
クマの理由は本当にぷよぷよ?」
「…あぁ」
嘘だ
最近眠れない
私の頭をアイツが
占領していく
:10/03/02 01:59
:932SH
:☆☆☆
#304 [あお☆まる]
「…ならいいけど。
もし……」
もしタケの事なら
そう出かかった言葉を
美穂は飲み込む
そう。タケの事は
花には言わないと
決めたからだ
、
:10/03/02 02:02
:932SH
:☆☆☆
#305 [あお☆まる]
「はぁ〜なちゃん〜」
馬鹿デカイ声が
寝不足な頭を揺らす
振り返るとやはり
大が手を振っていた。
「お、はよぉ〜」
:10/03/02 02:04
:932SH
:☆☆☆
#306 [あお☆まる]
そう言って
隣に並んだ大を見やる
脳天気そうなその顔を見ると
ふとため息が出る
何でコイツに
頭を悩まさなきゃないんだ
そんな考えが浮かんできて
悩んでる自分が
馬鹿らしく思えた
:10/03/02 02:06
:932SH
:☆☆☆
#307 [あお☆まる]
「今日も一緒に帰ろう」
笑顔の大に
花は無表情な顔を向ける
「1m。」
「へぇ?」
「半径1m以内に近づくな」
「無理!!」
:10/03/02 02:09
:932SH
:☆☆☆
#308 [あお☆まる]
きっぱりと断る大に
美穂が稼いする
「そーだよ。それは
大くんが可哀相!!」
私は可哀相じゃないの…か?
また深いため息が
こぼれようとした瞬間
甲高い声が耳に響く
:10/03/02 02:12
:932SH
:☆☆☆
#309 [あお☆まる]
「大ちゃ〜〜ん!!」
そう言って走ってくる
同じ制服を着た女の子は
長く丁寧に巻かれた
栗色の髪を揺らし
大に抱きつく
…誰だろう
:10/03/02 02:17
:932SH
:☆☆☆
#310 [あお☆まる]
いくら人に興味がない
とは言え
こんな可愛い目立つ子が
同じ学校なら
知ってもいそうだが
花は同じ制服を着る
その子を初めて見る。
とりあえず
大の知り合いなのだろうと
大の顔を見上げる
:10/03/02 02:20
:932SH
:☆☆☆
#311 [あお☆まる]
その時みた
大の顔は初めて見た表情だった
「大君の知り合い?」
誰も何も言わない
そんな異常な雰囲気の中
今だ大に抱き着く
その女の子に美穂が尋ねる
:10/03/02 02:23
:932SH
:☆☆☆
#312 [あお☆まる]
「え…あ、あぁ。うん。
って絵里お前なんで…」
「大ちゃんと一緒に居たくて
パパに言って
同じ高校に編入しちゃった♪」
「…はっ?
まじで言ってるの?」
「大ちゃんも
私と一緒で嬉しいでしょ?」
:10/03/02 02:27
:932SH
:☆☆☆
#313 [あお☆まる]
…チクン
なんだ…胸が痛い。
苦しい
「はーい、はい。
絵里ちゃんだっけ?
大君はね今ここにいる
大和 花ちゃんに夢中なんだよ〜」
:10/03/02 02:29
:932SH
:☆☆☆
#314 [あお☆まる]
美穂はそう言いながら
大と絵里を引き剥がす
絵里は初めて
花に目をやると
鼻で笑う
「大ちゃんが夢中?
そっちが
大ちゃんに夢中なんでしょ?
悪いけど大ちゃんは
私と婚約してるの
悪いけど、諦めてね?」
:10/03/02 02:33
:932SH
:☆☆☆
#315 [あお☆まる]
胸が苦しくて
声が出なかった
代わりに
聞きたかった事を
美穂が言ってくれた
「大くん…本当なの?」
大の顔を見つめると
大は、俯きかげんで
「本当だ」
とぽつり、答えた。
:10/03/06 02:41
:932SH
:☆☆☆
#316 [あお☆まる]
あぁ、ほらな
やっぱりこーなんだ
何を悩んでたんだろう
馬鹿みたいだ。
:10/03/06 02:43
:932SH
:☆☆☆
#317 [あお☆まる]
誰も。
私を本気で
愛しはしないんだ
:10/03/06 02:44
:932SH
:☆☆☆
#318 [あお☆まる]
「なっ、何それ!?
あんた花を本気で
好きなんじゃないの?」
美穂が声を荒げる
「本気だよ。
でも絵里と婚約してるのは
本当だ。親が勝手にね。
けど俺は結婚する気はない。」
:10/03/06 02:53
:932SH
:☆☆☆
#319 [あお☆まる]
少し離れた
絵里を見据え静かに話す
「絵里。俺は
お前とは結婚しない。
ずっとそう言ってただろう」
絵里は少し下を向く
:10/03/06 03:07
:932SH
:☆☆☆
#320 [あお☆まる]
「親の都合だけの
計略結婚なんかしない。」
大の視線は花に移動して
花の目をしっかりと
見据える
「俺は俺の愛した…
好きな人と結婚する。」
:10/03/06 03:10
:932SH
:☆☆☆
#321 [あお☆まる]
胸が高鳴る
顔が高揚する
それから逃れる為に
花は大から視線を外す
「わ、私には
…関係ねぇー…」
そう呟くと
その場から逃げる様に立ち去る
:10/03/28 23:51
:932SH
:☆☆☆
#322 [あお☆まる]
花の後を美穂が追い掛ける
「…大ちゃん。」
「絵里
俺はあの子が好きだから」
「でもあの人は
大ちゃんを好きには見えない」
:10/03/28 23:54
:932SH
:☆☆☆
#323 [あお☆まる]
「けど…俺は…」
「一緒だよ!!」
急に声を荒げる絵里に
言葉を詰め
静かに絵里をうかがえば
少し震えている様に見える
:10/03/28 23:56
:932SH
:☆☆☆
#324 [あお☆まる]
「私も大ちゃんも。
一緒じゃない。
大ちゃんがあの人を
諦めないなら私だって
大ちゃんを諦めないよ」
「絵里…」
「諦め、られない。
…でしょ?
だから一緒だよ。
諦めろなんて言葉…
大ちゃんが言わないで」
:10/03/29 00:17
:932SH
:☆☆☆
#325 [あお☆まる]
ぎゅっと
大のシャツを握る絵里は
まるで小さい子供が
泣いてる様で
振り払うコトが出来なかった
:10/03/29 00:19
:932SH
:☆☆☆
#326 [あお☆まる]
「…大ちゃん来ないね」
放課後のガランとした教室
花が身支度を整えるのを
待ちながら、
ポツリと美穂がこぼす
「…帰るぞ」
:10/08/06 03:23
:932SH
:☆☆☆
#327 [あお☆まる]
「そうだ!教室まで
迎え行こうかぁ??」
「はぁ?いいよ。
約束もしてねーだろ。
そもそも、何でアイツと
帰らなきゃねーんだよ」
そう突っぱねる花だったが
言った花の表情が
美穂には悲しげに映った
:10/08/06 03:27
:932SH
:☆☆☆
#328 [あお☆まる]
美穂は大なら
傷ついた花の心を
元に戻してくれるかもしれない
そんな期待を寄せていた
だから、タケの事で
今更花を動揺させたくなくて
言わないと決めたのに
悲しげなその顔を前に
美穂の決心は揺らぐのだった
:10/08/06 03:33
:932SH
:☆☆☆
#329 [あお☆まる]
それから数日間、
大が花を放課後
迎えに来る事はなく
変わりにある噂が広まった
:10/08/15 03:56
:932SH
:☆☆☆
#330 [あお☆まる]
「…ねぇ、他のこも見たって」
「あぁ!!
あの大君を追っかけて
来た子でしょ?
私も見たよ。
乗り換えたのかな?」
「かもね……。
だって最近花ちゃん所に
大君来てないらしいもんね」
:10/08/15 04:00
:932SH
:☆☆☆
#331 [あお☆まる]
「最近じゃ、
あの子と大君が
一緒に帰ってる目撃談のが…」
「あ、しっ!
あ、花ちゃん、お…はよ」
そう言うと
噂をしていた女の子達は
何事も無かった様に
ばらけていく
:10/08/15 04:03
:932SH
:☆☆☆
#332 [ん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:22/10/27 23:30
:Android
:DE5DdzBs
#333 [ん◇◇]
:22/10/27 23:42
:Android
:DE5DdzBs
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