まにまに
最新 最初 🆕
#1 [あお☆まる]
 
 
恋愛なんて
脳が錯覚で起こしてる
ただの生理現象

ましてや
一目惚れなんて


あ・り・え・ねぇー!!

●感想●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4389/
>>2-3 過去作品
>>4  アンカー
 

⏰:09/06/17 15:16 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#2 [あお☆まる]
 
●過去作●
……………


【先生の言うとおり】
*本編*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8335/
*続編*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8456/
*番外編*サイドストーリー
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8719/
*最終章*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/9456/
 

⏰:09/06/17 15:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#3 [あお☆まる]
 <Font Size="-1">

彼と彼女の一週間
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/10373/

●短編●
……………


*ベリー* SSS祭より
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7545/478-480
*雨のち…* 恋愛祭より
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8929/70-93
 

⏰:09/06/17 15:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#4 [あお☆まる]
●アンカー●
……………


>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:09/06/17 15:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#5 [あお☆まる]
 
ね…なんで皆
恋愛なんかするの?


そんなの
意味なくねぇ?

だって、結局は、
脳みそが
幻覚起こしてるんだろ?



恋愛にすら
疑問があんのに

“一目惚れ”?
ありえねぇーーしっ
 

⏰:09/06/17 17:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#6 [あお☆まる]
 
「あっあっあの…」



顔を赤く染めて
声を震わせる
一人の男子




「…何?」


「おっ俺、花さんのことっす、す、好きで…」
 

⏰:09/06/17 17:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#7 [あお☆まる]
 
あぁ…だりっ
なんか、肩凝ってるし


告白を受けている
当の本人は
どーでもいいかの様に
肩を回す

首が鳴ったところで
ようやく、その男の子を見据える



「で?」

「…え?」

「私の
どこが好きな訳?」
 

⏰:09/06/17 17:52 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#8 [あお☆まる]
 
その問いに
男子は
顔を赤らめて答える



「花さんの…
その天使の様な顔とか…「あぁーくだらねぇー」




答えをいい終える前に
被せられた その言葉に、
思わず固まる
男の子。
 

⏰:09/06/17 17:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#9 [あお☆まる]
 
「天使の様な顔?
あほらしっ。
そんなに顔が大事なら
アイドル相手に
ハァハァ言ってろよ!
この、イモやろぉー!!」




中指をしっかり
立てて
凄んでやる

男の子はまるで
凍てついてしまった
かの様に
顔も体も固まっていた
 

⏰:09/06/17 18:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#10 [あお☆まる]
 
「くだらねぇー事で
二度と呼ぶなよ」




そう捨てゼリフを
残してその場を去る

この台詞をはくのは
今日だけですでに
3回目。



校舎の物陰を見ると
隠れてるのであろう人の
制服がチラリと見える。
 

⏰:09/06/17 18:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#11 [あお☆まる]
 
こんな風に
隠れて見てる奴なんて
一人だけだ…



「美穂、見えてる」




そう言うと
観念したかの様に
あはは、と
空笑いを出しながら
物陰から出て来る

 

⏰:09/06/17 18:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#12 [あお☆まる]
 
「お前は本当、
悪趣味だな。」



そう言うと
美穂は取り繕う様に
花の肩に腕を回す



「や、やだぁ〜
花ちゃん怒らないで☆
…しかしやっぱり
大和 花ね!!
今日だけで告白して来たの3人目でしょ??」
 

⏰:09/06/17 18:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#13 [あお☆まる]
 
「あぁ…」



私は、世間で言う
美少女らしい

けど私はって言うと
負けん気の強い
男勝りの性格。



よく、顔と性格が
合わないって言われる


けど、これが私
変えるつもりはねぇー
 

⏰:09/06/17 18:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#14 [あお☆まる]
 
「はぁ〜」


美穂は
ため息をつきながら
花の顔を眺める



「なんだよ?」


「花、
ぶりっ子した方が
モテる…よ?」


「…モテたくねーよ!」
 

⏰:09/06/17 18:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#15 [あお☆まる]
 
こんな性格だから
始めはいいけど
最終的に
思ってたのと違った
っていなくなる人が多い中で、この美穂は
ずっと一緒に居てくれてる。
ま、親友かな
照れ臭いから本人には
言わないけどな。



「もったいなぁ〜い。
大体、さっき告白
してきた男の子だって
今年の一年のNo.2なのにっ」
 

⏰:09/06/17 18:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#16 [あお☆まる]
 
「顔だけで
告白してくるような奴に
興味ねぇーーし」




大体、
中身を知らないで
よく告白とか出来るよな?

信じられねーよ

 

⏰:09/06/17 18:26 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#17 [あお☆まる]
 
「…花、
もしかしてまだ
タケの事………?」


「………
関係ねーよ。」



ただ私は
中身も知らない相手を
好きになる事が
理解できないだけ。

⏰:09/06/17 18:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#18 [あお☆まる]
 
ましてや
一目惚れなんてー……




「花!」

「…あぁ?」




誰だよ。
人を呼び捨てにするのは
 

⏰:09/06/17 18:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#19 [あお☆まる]
 
振り返り睨むと
そかには
背の高い見慣れない男


ネクタイの色からして
多分一年生




「一目惚れしたんだ。
付き合ってくんない?」



はぁ??
 

⏰:09/06/17 18:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#20 [あお☆まる]
 
そう思って
いつもの台詞を
言おうとした時、

腕を引っ張られる


男はその引っ張った
花の手の甲にキスをして
ニコリと笑う



「ね、いいでしょ?」
 

⏰:09/06/17 18:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#21 [あお☆まる]
 
突然の事で
一瞬フリーズした花だったが

すぐに我を取り戻し



「良いわけ
ねぇーーだろー!!!」



と言う雄叫びと共に
相手の顔を殴る
もちろんグーで。
 

⏰:09/06/17 18:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#22 [あお☆まる]
 
「ったーー」



見事なパンチを
貰った男は
その場に倒れこむ



「…美穂、
私胸糞わりぃーから
今日はもう帰るから!」


「え…?あ、花?
まっ、待ってよー…」
 

⏰:09/06/17 18:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#23 [あお☆まる]
 
一人残される男



「はは。いってぇ〜…
グーで殴るか?
しかし、あの抜群の美少女ロリ顔で性格はあれか…
うぅ〜ん。益々タイプかも…」




もちろん花には
この変態要素満点の
危ない発言は聞こえてはいなかった
 

⏰:09/06/17 18:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#24 [あお☆まる]
 



「…ね、
はーーなっ!ねってば!」




全く止まる
気配のない花を
少し、強い口調で
美穂が呼び止める

その声に
ようやく花は、
歩く速度を落として
まだ不機嫌な顔を
そのままに振り返る
 

⏰:09/06/21 01:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#25 [あお☆まる]
 
「…な、に?」


「No.1だよ!!!」



興奮気味に
それだけ伝える美穂

花にはその意味が
全く伝わらずに
その顔を更に歪める



「美穂、主語つけろ」
 

⏰:09/06/21 01:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#26 [あお☆まる]
 
「もぉー!!
だーかーら、No.1なの!
今年の一年のNo.1!!」



少し苛立ちがちに
両手を振り子の様に
ブンブン降りながら
花に伝えるが

当の花は

やっぱり一年か。
年下の癖に
調子こきやがって


くらいにしか
思っていなかった
 

⏰:09/06/21 01:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#27 [あお☆まる]
 
その感心のなさに
美穂は諦めの
ため息を漏らす



「…花分かってる?
一年のNo.2とNo.1に
告白されたんだよ?」

「分かってるてーの。
でも、だからって
何が変わるわけでもねーだろーが
付き合う訳でもねーんだからよ」
 

⏰:09/06/21 01:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#28 [あお☆まる]
 
「そーだけど……」


「それに、
今日告白してきた
馬鹿達ももう来ねーよ
今まで通りな」




そう。
絶対来たりしねーよ

今までそーだったんだ

 

⏰:09/06/21 01:36 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#29 [あお☆まる]
 
私に告白して来た奴は

私のこの中身を
知ったら


次の日からは
二度と私には
近づきもしない。



No.1だかなんだか
しらねーけど
あいつだってきっと
もう来ねーよ
 

⏰:09/06/21 01:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#30 [あお☆まる]
 



あいつらは


私の中身じゃなくて




【外見】
しか見てないんだから


 

⏰:09/06/21 01:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#31 [あお☆まる]
 

そう


あいつらも



お母さんもタケも



私の外見しか
見てないんだから


 

⏰:09/06/21 01:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#32 [あお☆まる]
 

『蕾は、そんな
男口調じゃなかった!』



…お母さん
私は、
お姉ちゃんじゃない



『…ごめん。
俺間違ってた…別れて』
 

⏰:09/06/21 03:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#33 [あお☆まる]
 
…ね、タケ
お姉ちゃんと
間違えたってこと?




私は私だ
お姉ちゃんじゃねー



そうだろう?


 

⏰:09/06/21 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#34 [あお☆まる]
 
茹だるような
暑さで目を覚ます



暑さと
さっきの夢で
夢見は最悪だ





「…私は私…か」

 

⏰:09/06/21 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#35 [あお☆まる]
 
そう呟くと
まだうつらうつらした
頭を掻き乱し
学校に行く準備をする




「いってきます」




そう投げ掛けても
誰もいない部屋には
返事もなくただ
寂しく響くだけだった
 

⏰:09/06/21 04:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#36 [あお☆まる]
 


教室に行くと
いつもよりも騒がしい



…なんだ?



恐る恐る
教室に入ると
調度自分の席に人だかり
 

⏰:09/06/22 14:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#37 [あお☆まる]
 
しかも女の。
違うクラスの女が
キャーキャー
甲高い声を上げている




……るせぇ




「おい、どけろよ」
 

⏰:09/06/22 14:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#38 [あお☆まる]
 
「キャーなにぃ?
乱暴〜〜〜」



クネクネ動く
女共を押しのけて
自分の席に向かう



やっと自分の席に
たどり着いた花は、
絶句する

見なきゃよかった
とさえ思うほどだ。
 

⏰:09/06/22 14:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#39 [あお☆まる]
 
花の席に
まるで自分の席な様に
堂々たる姿で座る
No.1がいた。




「てめぇ…
なんで居やがる…」




そう相手を凄むと
周りの女どもが
悲鳴を上げる
 

⏰:09/06/22 14:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#40 [あお☆まる]
 
「きゃ〜〜
恐ぁ〜〜〜〜い」

「大くぅ〜ん!こんな人やめなよぉ〜〜」

「そうだよぉ!
私たちにしなよ☆☆」




甲高い声が
キーキー頭に響く

文句の一つでも
言ってやろう、と
思った時だった。
 

⏰:09/06/22 14:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#41 [あお☆まる]
 
「ごめんね。
俺今、花ちゃんにやられちゃってんだ。」



その言葉と共に
向けられる視線。

昨日とは違う
少し真剣な
光を帯びている様に思えた

 

⏰:09/06/22 14:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#42 [あお☆まる]
 
…なっ何言ってんだ?!
こ、こ、こいつ!!


言われなれない言葉に
戸惑う花

しかし、
その舌の根も
渇かぬうちに



「でも、振られたら
よろしくねぇ〜〜〜」


と言うもんだから
少し戸惑った自分に
苛立ち不機嫌になる花
 

⏰:09/06/22 14:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#43 [あお☆まる]
 
「ってか、
もう振っただろ?」

「え?そーなの?」




その楽天的な
発言に
呆れるを通り越して
脱力感すら覚える




「じゃあ、改めて
振ってやるよ。」
 

⏰:09/06/24 14:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#44 [あお☆まる]
 
引き攣り笑いで
そう言うと
言葉を発しようと
口を開きかけた花を
No.1が止める



「え、俺振られるの?」



…こいつ
何を今更言ってんだ?
今までの会話のどこに
付き合うって言う
可能性があるのか教えて欲しいよ
 

⏰:09/06/24 15:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#45 [あお☆まる]
 
「そーだよ。
ってかもう振ったつーの
昨日!!
頭悪りぃーやろーだな」

「なんで
俺振られたの?」

「なんでって…」



何言っても
堂々巡りになりそうで
いいよどむ花
 

⏰:09/06/27 03:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#46 [あお☆まる]
 
「だってさ、
俺の事何も知らないだろ?
中身を知ったら
もしかしたら好きに
なるかもしれないだろ?

なのに振るの?
納得いかないなー」





……なっ、
なんだこいつ?!
 

⏰:09/06/27 03:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#47 [あお☆まる]
 
花は戸惑っていた
今まで振った後
こんなに、ひつこく
アプローチされるのは
初めてだったからだ




…こいつ
よっぽどの変わり者か
はたまた
変態か……
↑半分正解。
 

⏰:09/06/27 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#48 [あお☆まる]
 
「…お前もだろ」

「なにが?」

「私の中身なんか
何一つしらねーくせに」



その言葉に
No.1はふと考え込み
笑顔を向ける



「そーだね!
じゃあ、教えてよ!」
 

⏰:09/06/27 03:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#49 [あお☆まる]
 
そう言うと
花の手を取る




「…はぁ?」

「今日は天気もいいし
うん。デート日和!」

「ふざけんな!!
私はお前と一緒にサボる気
なんかねーからな!!」

 

⏰:09/06/27 03:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#50 [あお☆まる]
 
花は抵抗するが
やはり女
男の力には敵わない…


周りでは
No.1ファンの女達が
ギャーギャ叫び声を上げる




どうにか、この状況から
抜け出したい花は
周りを見渡す
 

⏰:09/06/27 03:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#51 [あお☆まる]
 
すると、
少し離れた所に
高見の見物とばかりに
美穂が立っていた




「おい!!美穂!
こいつ、どーにかしろ!」



と美穂に
助けを求めるが
美穂は助けるどころか
 

⏰:09/06/27 03:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#52 [あお☆まる]
 
「何時間でも
ご自由にどうぞ☆」




と笑顔で
送り出すしまつだ





結局花は
そのまま引きずられ
気がつけば公園らしき
所に来ていた。

⏰:09/06/27 03:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#53 [あお☆まる]
 
「いい天気だね〜」

「お前の頭は
ノーテンキだな。」

「こう天気が良いと
気分が良いよね!」

「私は最悪だけどな。
お前が居るから」




なんで…
なんで私は
こんな奴の隣で
(半ば強制)
座ってなきゃねーんだ?
 

⏰:09/07/06 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#54 [あお☆まる]
 
あークソッ
こんなに態度に
出してるんだから
気づけよな!!

すっげぇー苛つくな




思いっきり
睨みつけると
奴は何を思ったか
微笑み返してくる。
 

⏰:09/07/06 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#55 [あお☆まる]
 
「んだよ?
何笑ってんだ?!」

「ん〜良いなぁって!」




睨まれて
良…い……な?
こいつやっぱり
そーとーな
ドMか?
 

⏰:09/07/06 04:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#56 [あお☆まる]
 
「俺さ、顔がめちゃくちゃ
男前じゃん?
しかも、スタイルも良いし
親なんか社長だしさ」





あー分かった。
こいつ大切な頭のネジを、
何処かに落とした
可哀相な奴なんだな
 

⏰:09/07/06 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#57 [あお☆まる]
 
「だから、
花ちゃんみたいな人
すっげぇーー好き!!」




向けられた
満面の笑顔に
引き攣り笑いで返す



「私は嫌い」
 

⏰:09/07/06 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#58 [あお☆まる]
 
「えーー
なんで?なんで?」

「大体、
私みたいな人ってなに?
“みたい”じゃなくて
私は、私なの。」

「あ、うん。
言葉間違えた。ゴメンね?」

 

⏰:09/07/06 04:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#59 [あお☆まる]
 
「それに私、
初恋なんて信じてねーから」

「なんで?」

「…そればっかだな。」

「だって、花ちゃんの事
知りたいんだもん」



思いっきり
大きなため息をはく花
 

⏰:09/07/06 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#60 [あお☆まる]
 
「じゃあ、聞くけど
お前はなんで
周りの女じゃダメなんだ?」

「花ちゃんじゃないからだよ」

「…質問を変える
何で私なんだ?」
 

⏰:09/07/06 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#61 [あお☆まる]
 
ふと隣を見ると
No.1は
柔らかな笑顔を見せる


「花ちゃんは
俺の前でも花ちゃんだから」


意味が分からない
だって
私は私な訳で
誰の前でも
”大和 花“なんだから
 

⏰:09/08/18 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#62 [あお☆まる]
 
「……なんだそれ」



けど
初めて言われた

大和 花が良いって

No.1に言われたのは
少し微妙だけど

ほんの少しだけ
本当に少しだけ
嬉しかった
 

⏰:09/08/18 03:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#63 [あお☆まる]
 





「あー、花ぁあ!!」


調度、
一限目が終ったころに
教室に入ると

美穂が目を輝かせて
近づいてくる
 

⏰:09/08/18 03:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#64 [あお☆まる]
 
「…なんだ、裏切り者」


じとっとした目で
美穂を見ると
焦った様に取り繕う


「ひ、人聞きの悪い…!
私はさぁーただ
仲良くしてみたらどぉー
かなぁー??って
思っただけで…」
 

⏰:09/08/18 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#65 [あお☆まる]
 
「…ふーん」


焦る美穂を横目に
席に座る花


「で、どうだったの?!」



美穂はさっきと
同様に
期待にみちあふれた
目で花を見つめる
 

⏰:09/08/18 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#66 [あお☆まる]
 
「別に。何も。」


「えぇーー?!
何もなかったの?!!」


「あるわけねーだろ!!」

 

⏰:09/08/18 04:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#67 [あお☆まる]
 
美穂はその後も
「手ぐらい
繋がなかったの?」
としつこく
聞いてきたけど


本当にあのあと

ただただ
野原に座ってた

ただそれだけ
 

⏰:09/08/18 04:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#68 [あお☆まる]
 
少し天気が良くて


風が気持ち心地良くて




ちょっと
気持ちよかった


ただそれだけ
 

⏰:09/08/18 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#69 [あお☆まる]
 



って、
少しは有意義な
時間だったかもな…



と思った昨日の
自分に後悔…
いや、昨日の自分を
どつきたい……
 

⏰:09/08/22 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#70 [あお☆まる]
 
いや、
今目の前に居る


【こいつ】を
どつきたい………




こいつ=No.1は
朝っぱらから
昨日と同じく
私の席に座っている。
 

⏰:09/08/22 04:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#71 [あお☆まる]
 
甲高い声をバックに
自分の席に近づく



「おい。」

「あ、花ちゃん!」

「てめぇーは一年。
ここは、二年!
そして此処は私の席だ!」



バンと音をたてて
バックを机に置く。
 

⏰:09/08/22 04:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#72 [あお☆まる]
 
「違うよ。
花ちゃん!」

「はぁ?!」



何が違うって?!



「俺の名前、
“おい”とか“てめぇー”
じゃなくて、
サクラダ、ダイ。
桜田 大だから!」
 

⏰:09/08/22 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#73 [あお☆まる]
 
はい!?
どーでもいーーし!



「てめぇーで十分だ」

「はぁー…
まだ、親交が足りないかぁ…
じゃあ、今日も抜け出し……」

「はい、はい、
大のクソ野郎め、散れ!」
 

⏰:09/08/22 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#74 [あお☆まる]
 
「花ちゃん…
順番間違えたら
えらい言葉になるよ…
それ……」


「そーだねー
ちゃんと名前言って
やったんだから
早く退けろよ。」



渋々と言った感じで
席を退ける大。
 

⏰:09/08/22 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#75 [あお☆まる]
 
ようやく空いた席に
ドカッと勢いよく
座ると、
大に向かって
シッシッといった感じで
手を振る



「…寂しいけど
ホームルームの時間だしね
じゃあ、また明日!」
 

⏰:09/08/22 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#76 [あお☆まる]
 
そう言って
取り巻きと一緒に
教室をでて行く






いなくなって清々した…



………ん?
また明日ね!だ?

明日も来る気か!?!
あいつ!!!
 

⏰:09/08/22 04:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#77 [あお☆まる]
 




ま、まさか……な




 

⏰:09/09/02 04:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#78 [あお☆まる]
 




だが、アイツは

来やがった。



毎日、毎日………

 

⏰:09/09/02 04:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#79 [あお☆まる]
 

ガンッ!!!




教室に花が
机を蹴り上げる音が響く


固まるクラスメート
 

⏰:09/09/02 04:36 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#80 [あお☆まる]
 
関わる神に祟りなし

と言った具合に
花には近づく人はいない



「なーに苛々してんの?」


この美穂ぐらいしか
 

⏰:09/09/02 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#81 [あお☆まる]
 

………………………………

■訂正■

関わる神に祟りなし←×
触らぬ神に祟りなし←○


………………………………
 

⏰:09/09/02 04:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#82 [あお☆まる]
 
「…………
アイツなんとかしろ」

「アイツって〜?」

「アイツはアイツだろ!
桜田 大だよっっ!」



そう言う花を
面白がる様に見る美穂
 

⏰:09/09/02 04:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#83 [あお☆まる]
 
「へぇ〜〜珍しい!」



ニヤリと
怪しく歪む美穂の口に

怪訝そうに
眉をひそめる花



「花が、男子の名前
覚えるなんて!」
 

⏰:09/09/02 04:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#84 [あお☆まる]
 
「はぁっ?!」


思わずこぼれた
呆れともいいがたい
声が教室に響く。

しかし、そんな花に
美穂は更に
ニヤニヤとした
表情で呟く



「へぇ〜そっかぁ〜
あの、花がねぇ!」
 

⏰:09/09/02 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#85 [あお☆まる]
 
「美穂、お前
しつけぇーぞ…」


「きゃ〜怖い☆
って、花ちん次体育よ〜」


「…は!お前が馬鹿な
事ばっか言ってるから!
教室もう誰もいねーじゃん」

 

⏰:09/09/10 04:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#86 [あお☆まる]
 
そのまま
二人でダッシュで
更衣室に向かい
マッハで着替えた。



「ふぅ…間に合ったな…」

「余裕〜余裕〜」



二人で体育館までの
通路を歩く
 

⏰:09/09/10 04:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#87 [あお☆まる]
 
「でも本当に珍しいよね」

「……まだその話しかよ」

「花が、男子の名前
覚えるのもだけど…
花にフラれたのに
毎日通う
男子って方もね!」
 

⏰:09/09/10 04:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#88 [あお☆まる]
 
……まぁそうだな



私がコテンパンに
フッたら普通
二度と私の所に来ない


これが当たり前だった


だから正直
アイツはどーしていーか
分かんねー……
 

⏰:09/09/10 04:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#89 [あお☆まる]
 
花は体育館の
入口のドアに手をかける
開けようとしたが
美穂の声に動きが止まる




「大君、
本気なのかも。花に!」




ほ…本気?
 

⏰:09/09/10 04:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#90 [あお☆まる]
 
「んなわけねーだろ!」




その言葉を発すると
同時に勢いよく
扉を開ける



するとやけに
盛り上がっている

 

⏰:09/09/10 04:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#91 [あお☆まる]
 
「な、なんだ?」



まだ花達の授業は
始まっていないはず…


花は目を懲らして
盛り上がりを見せる
その輪をみる

どうやら
自分のクラスじゃないらしい
 

⏰:09/09/10 04:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#92 [あお☆まる]
 
あ……



「きゃ〜〜〜大君!!」



騒ぎの中心にいるのは
あの、桜田大だった


大は次々と
バスケットのゴールに
シュートを決める
 

⏰:09/09/11 04:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#93 [あお☆まる]
 
「…前の授業
一年だったんだね」

「見てーだな。」




…なんだアイツ
犬みてぇー



大の取り巻きがキャーキャー
騒ぐ中、仁王立ちで
大をただ見ていた
 

⏰:09/09/11 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#94 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃん!」



やべ…見つかった



仕舞ったと
花は頭を片手で覆う

 

⏰:09/09/11 04:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#95 [あお☆まる]
 
大は笑顔で花を見ると
バスケットボールを
ずいっと前に出す



「…?」



訳が分からず
疑問符を浮かべる花
 

⏰:09/09/11 04:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#96 [あお☆まる]
 
「スリーポイント。」


「はぁ?」


「決まったら、
放課後デートして」


「なっ?!!」



体育館に大の
取り巻き達の叫び声が
こだまする
 

⏰:09/09/11 05:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#97 [あお☆まる]
 
「おい!!
決まっても私は…」



花の反論を
無視する様に、
大はそれを言い切ると
真っ直ぐゴールを見据える



その眼差しが
あんまりにも真剣で
花は思わず口を閉じる
 

⏰:09/09/11 05:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#98 [あお☆まる]
 
自然と静まり返る体育館


そんな静寂の中
花の心には
美穂に言われた言葉が
響いていた





“大君、
本気なのかも。花の事”


 

⏰:09/09/11 05:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#99 [あお☆まる]
 
キュッと言う
シューズと床が
擦れる音と共に
放たれたボールは
綺麗に弧を描く




そのボールの行方を
見ながら
花の胸はトクンと波打つ




……本、気?
 

⏰:09/09/11 05:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#100 [あお☆まる]
 
まるでゴールに
吸い込まれる様に

パサッとゴールネットを
ボールが揺らし
テンテン……という音だけが
体育館に響く



一瞬静まりかえった体育館に
時が戻った様に、次々と
歓喜と悲鳴が入り混じった
声が沸き起こる
 

⏰:09/09/12 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#101 [あお☆まる]
 
「っしゃ!!」



と、ひときわ大きい声で
ガッツポーズをとる大。


くるりと振り返り
花に堂々とピースを送る



「凄いね!花!!」

 

⏰:09/09/12 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#102 [あお☆まる]
 
興奮気味に
隣の美穂が肩を叩く



「あ、あぁ…」



まさか入るなんて
状況についていけず
呆然とする花

 

⏰:09/09/12 04:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#103 [あお☆まる]
 
そんな花に
取り巻きの波をかい潜り
近づいて来る大




トクン…トクン




何故か胸が鳴る



な、何勝手に
鳴いてんだよ、心臓!!
 

⏰:09/09/12 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#104 [あお☆まる]
 
もうすぐで
大が花に近づく…

と、それを邪魔するかの様に

怒鳴り声が小玉する




「こらぁ!!一年!
もう授業始まっておるぞ!」


「げ、ピカりんだ!」


 

⏰:09/09/12 04:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#105 [あお☆まる]
 
■ピカりん■
45歳、独身

特徴:光る頭。
服装:年中タンクトップ
趣味:ガーデニング
チャームポイント:155センチの身長



そんなお茶目?な
ピカりんの出現により
一年は散らばり
次々と体育館から出ていく
 

⏰:09/09/12 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#106 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃ…」


「こーらぁー
大も早く教室戻らんかぁー」


言いかける大を
邪魔する様に、ピカりんが
物凄い形相で
追っかけて来る。


「うわっ、ピカりん!」


「…」



その場から
立ち去ろうとする花

 

⏰:09/09/12 04:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#107 [あお☆まる]
 
「…花!」


そんな花の腕を
掴み引き寄せる大

そして耳元で囁く。




「放課後。…約束ね」




ドクン…

 

⏰:09/09/12 04:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#108 [あお☆まる]
 
ひときわ高鳴る鼓動と
赤くなる一方の顔




囁かれた耳を
手で隠すと
めいいっぱい睨みつける 大はそんな事には
無関心といった感じで



笑顔で、「約束ね!」
と去って行った

 

⏰:09/09/12 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#109 [あお☆まる]
 
「……花ちゃん。耳真っ赤」



美穂は
こぼれそうになる
笑みを片手で押さえながら
耳をちょんと、こずく



「んな訳ねーだろ!!」

 

⏰:09/09/13 02:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#110 [あお☆まる]
 


ありえねぇー
ありえねぇー



まじ、ありえねぇー!!





くそっ!!!
桜田大めっっっっ!!!
 

⏰:09/09/13 03:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#111 [あお☆まる]
 











 

⏰:09/09/13 03:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#112 [あお☆まる]
 
そんでもって【放課後】









さて、帰るか。

 

⏰:09/09/13 03:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#113 [あお☆まる]
 
当たり前の様に
荷物をまとめ
教室を出ようとするが
大きな声がそれを邪魔する




「えぇーー!!!!
花、帰るの?!!!」



美穂の声が教室に響き
クラスの皆さんも
花に注目する
 

⏰:09/09/13 03:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#114 [あお☆まる]
 
「ちゃんと、
大君待ちなよー。
せっかくシュート決めた
のに可哀相じゃん!!」




その美穂の意見に
クラスメート全員頷く

いつの間にか大は、
そのひたむきさで
知らず知らずに
クラスメートの全員を
見方につけていたらしい
 

⏰:09/09/13 03:10 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#115 [あお☆まる]
 
な、な、なんだ
こいつら?!


まるで私が
悪者みてぇーじゃんか…
アイツが勝手に
ほざいてたダケで



私は、
許可だしてねーし!!

 

⏰:09/09/13 03:13 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#116 [あお☆まる]
 
クラス全員の
「帰ったら可哀相だよ…」
というオーラを
一身に受けて

帰るに帰れずに居ると



教室のドアが勢いよく開き




「姫〜〜迎えに来たよぉ〜」


とマヌケな声が響く
 

⏰:09/09/13 03:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#117 [あお☆まる]
 

……………………………………




花と大を描いてみたので
興味ある方は感想板へ〜

あ、来るついでに暖かい
コメントも一緒に添えて
下さると嬉しいです(Pqε`*)


</Div>
……………………………………

 

⏰:09/09/13 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#118 [あお☆まる]
 
感想板
>>1
アンカー
>>1-50
>>51-100
 

⏰:09/09/13 03:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#119 [あお☆まる]
 
もう逃げられる
状況ではない




「じゃ、行こう!」




花にとっては
憎たらしく思えるほど
満面の笑みを浮かべる大

 

⏰:09/09/14 02:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#120 [あお☆まる]
 
「花、
いってらっしゃい!」




拍手でも
起きるんじゃないかと
思うほど、皆の目は
花と大を穏やかに
優しく見守っていた




「みんな、また!」


 

⏰:09/09/14 02:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#121 [あお☆まる]
 
大はニコヤカに
片手を軽く上げると

花の手を握る




「な、なに
してんだ!てめぇー」



大をめいいっぱい
睨みつける



「だってデートだし?
じゃ行こうか!」
 

⏰:09/09/14 02:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#122 [あお☆まる]
 
花の抵抗も虚しく


引きずられる様に、
手を引かれる花








くそーー!!なんか私
すっかり
コイツのペースに
乗せられてないか?!
 

⏰:09/09/14 02:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#123 [あお☆まる]
 
そのまま
手をガッチリ握られて

連れて来られたのは
ゲームセンターだった




んだよ。
なんでこんな所に…



ふと目に映ったのは
UFOキャッチャーの
中に無数にいる
ナイトメアのジャックの人形
 

⏰:09/09/25 03:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#124 [あお☆まる]
 
頭デッカチのジャックに
すっかり目を奪われ
思わず立ち止まる


そんな私の視線を
目で追う大




「花ちゃん、
ジャック好きなの?」


「……べ、別に…」

 

⏰:09/09/25 03:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#125 [あお☆まる]
 
「ね、この人形取ったら
俺の願い聞いてくれる?」


「取れるわきゃねーだろ
こんなデッケェーの!」



そう反論する花を
大はニヤリと笑う。



「…約束ね。」
 

⏰:09/09/25 03:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#126 [あお☆まる]
 












「あ、あ、
ありえねぇー…」

 

⏰:09/09/25 03:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#127 [あお☆まる]
 
花の腕には
さっきまで
UFOキャッチャーの
中に入っていた

ジャックの人形が
抱かれていた



大は見事一回で
ジャックを
取ってみせたのだ




大はにっこり笑って
花を見る
 

⏰:09/09/25 03:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#128 [あお☆まる]
 

「な、なんだよ…」

「約束。したよね?
さてと、俺の願い
叶えてもらおーかな。」

「え、あ、おい!!」




抵抗する花を
また大が引きずる様に
進みだす
 

⏰:09/09/25 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#129 [あお☆まる]
 
着いた先は……





「プリクラ機…?」

「そーだよ!
さ、一緒に撮ろう!」


な、なんだ
プリクラか……

何処かホッとしながら
プリクラ機の中に
入る花。
 

⏰:09/09/25 03:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#130 [あお☆まる]
 
…でも
男と撮るのは
初めてだな




大は慣れた手つきで
画面に触れて
操作している。



「よし。
じゃあ、花ちゃん
もっとこっち来て」

 

⏰:09/09/25 03:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#131 [あお☆まる]
 
肩を抱かれて
引き寄せられる


大と頬が触れる



「な、お前!近いぞ!」

「はい、撮るよー」



-カシャ-

 

⏰:09/09/25 03:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#132 [あお☆まる]
 
「この、糞大!
はーなーれーろ!!」

「次、チュープリね!」

「はぁ?!!」

「だって俺の願いは
花ちゃんとのチュープリだもん」




 

⏰:09/09/25 03:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#133 [あお☆まる]
 
「何ふざけた事っ!!」

「ジャック…」



その言葉で
暴れていた花の手が止まる



「花ちゃんは
約束を破る
最低な人じゃないよね?」
 

⏰:09/09/25 03:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#134 [あお☆まる]
 
その言うと
いつもと違う
少し意地悪な顔で笑う大



くそっくそっ
そう言われたら
何も出来ねぇー!



花は諦め
手を強く握りしめて
ぎゅっと固く目を閉じる
 

⏰:09/09/25 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#135 [あお☆まる]
 
だんだんと
大の顔が近づいてくる
気配にますます
瞼に力を入れる。









ちゅっ
 

⏰:09/09/25 03:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#136 [あお☆まる]
 



「え……ほっぺ?」





当たり前の様に
唇にくると
思っていた花は
思わずそう言葉にしていた



 

⏰:09/09/25 03:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#137 [あお☆まる]
 

「口の方が良かった?」



まだ近くにある
大の顔が
楽しそうに歪むと

花の顔に
だんだんと近づいてくる




「調子のんじゃねー!」

 

⏰:09/09/25 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#138 [あお☆まる]
 










「痛いよ〜……」
 

⏰:09/09/27 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#139 [あお☆まる]
 
大は頬を押さえて
うずくまる
大の真っ赤になった頬は

調子に乗りすぎた
大へ花からの鉄拳跡だ。




「ぐぅで殴る事ないのに」

「調子乗るからだろ。」

 

⏰:09/09/27 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#140 [あお☆まる]
 
「でも……ふふふ。」



き、きもっ!!!
殴られてほくそ笑む
なんて、やっぱ変態ドM?!



「…花ちゃん
心の声出ちゃってるよ?
キモいって…酷くない?」

「あぁ…つい本音が。
悪ぃ悪ぃ変態くん。」
 

⏰:09/09/27 04:58 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#141 [あお☆まる]
 
「ちょっと、なんで
さりげなく遠退く?」

「触るなドM。」

「いや、ドMじゃないし。
花ちゃん
勘違いしないでくれる?
俺が笑ったたのは
殴られたからじゃなくて
コレが嬉しいから!!」




そう差し出されたのは
先ほど撮ったプリクラ
 

⏰:09/09/27 05:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#142 [あお☆まる]
 
そのプリクラには



ジャックを
持った花と大

花の頬に
チューしている大と
固く目を閉じてる花

調子に乗った大が
花に殴られている所の

三つが印刷されている


 

⏰:09/09/29 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#143 [あお☆まる]
 
「これ、
携帯に貼ろうっと」




大は嬉しそうに
プリクラを見つめる




「………没収」


 

⏰:09/09/29 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#144 [あお☆まる]
 
そう言うと
大事そうに持っている
大の手から
プリクラをさっと
奪い取る



「え?!なんでだよ!!」

「こんなの貼られて
ニタニタされたら
気持ち悪ぃーんだよ。」


 

⏰:09/09/29 04:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#145 [あお☆まる]
 
「約束が違う!」

「撮っても
プリクラんやるとは
言ってねーだろ?
これは私が預かるから」

「……ひどい……」




肩をうなだれる
大をよそに
花はそそくさと
プリクラを鞄にしまう
 

⏰:09/09/29 04:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#146 [あお☆まる]
 
「さ、帰れんぞ。」


「え?!」


「なんだよ。」


「早くない?」


「時間は
契約に入ってねーからな」

 

⏰:09/10/18 03:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#147 [あお☆まる]
 
ふぅーとため息を
吐き出すと
諦めたように花を見る



「分かった、でも
危ないし送らせて?」

「いい。
一人で平気。私強いしな」


そう。
結構喧嘩には強いんだ
もし襲われかかっても
蹴りでも食らわせてやる

 

⏰:09/10/18 03:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#148 [あお☆まる]
 
「じゃあな」



と大に背を向けた
瞬間に腕を掴まれる



「な!離せよ!!」



抗議の眼差しで
振り返り大を見遣ると
真剣な顔にぶつかり
思わず息をのむ
 

⏰:09/10/18 03:47 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#149 [あお☆まる]
 
「強いんだろ?
離してみろよ。」



カッとした花は
腕をブンブン振る
が、全然ビクともしない



「…分かったろ?
強いって言ったって
結局花ちゃんは女の子
男の力には適わない。
黙って送られて?」
 

⏰:09/10/18 03:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#150 [あお☆まる]
 
悔しいが
この手を離す事が
出来なかった花は、
言うことを聞くしかなかった


「…分かったよ」


花がそう呟くと
大はいつもの
柔らかい笑顔に戻る


「お姫様を無事に
送り届けるのがナイトの
役目だからねぇ〜」
 

⏰:09/10/18 03:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#151 [あお☆まる]
 
「ま、お前は
王子様ってより
バカ殿って感じだよな」

「ちどぉい!」




そんな言い合いを
しながら
大は花の家まで
ちゃんと送っていった
 

⏰:09/10/20 04:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#152 [あお☆まる]
 
その間ずっと
花の手を離さなかった大に
花は猛烈に抗議したが
大は知らんぷりを決め込み
結局、そのまま
手を繋いで帰ったのだ



大と別れて
誰も居ない家に入る


まだ手には
大の温もりが残って
いるようだった
 

⏰:09/10/20 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#153 [あお☆まる]
 
その温もりは
冷たいこの家で
唯一花を温めていた




「…変なやつ」



そうぽつりと呟くと
まだ熱さのひかない
頬っぺたに
ジャックのぬいぐるみを
引き寄せて

眠りにつく
 

⏰:09/10/22 04:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#154 [あお☆まる]
 
ベットに横になると
脱力感が花を襲う。

その脱力感は
プールを出た後の
興奮と疲労感が入り混じった
独特の気持ち良さに
似ていた


その独特の心地良さに
花はそっと瞳を閉じた。


目を閉じた瞳の裏に
無意識ではあるが
大の笑顔を
映し出していた事に
熟睡している花は
気づかずにいた
 

⏰:09/10/22 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#155 [あお☆まる]
 






「はーーな!!
おーはーよーー」


家を出ると
珍しく、美穂が待っていた
 

⏰:09/10/22 04:16 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#156 [あお☆まる]
 
大方、昨日の
放課後デートやらの事を
聞きたくて朝早くから
待ち伏せしてたんだろう



「…朝からテンション
たけぇーよ。」



花の冷たい視線も
なんのその
話しを聞きたくて
仕方ない美穂は
待てない、と言った感じに
本題を切り出す。
 

⏰:09/10/22 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#157 [あお☆まる]
 
「デート!!
どーだった??
手は握って…たね!
あ、チューした??
フレンチ?ディープ?!
やっぱ、
No.1なだけあってチュー
上手だった!???」



咳を切ったように
次々と質問を浴びせる

そんな美穂にも
質問の内容にも呆れ
無言で美穂を見つめる
 

⏰:09/10/22 04:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#158 [あお☆まる]
 
「お前…欲求不満か?」


「少し……
ってそれはイイから!
チューしたの?」



ちゅう…ちゅー…チュー



頬っぺたにされた事を
思い出し
頬を赤く染める花
 

⏰:09/10/22 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#159 [あお☆まる]
 
「あぁーー!!!
花、赤くなってんじゃん!」


「は、はぁ?!!
な、な、なってねーしっ」

「へぇ〜チュー、
したんだ?」




花をからかう様に
大袈裟に肩に手をかける
 

⏰:09/10/22 04:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#160 [あお☆まる]
 
良かったら感想
下さい(●'∀`Pq),+

>>1  *感想板*
>>4  *アンカー*
 

⏰:09/10/22 05:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#161 [あお☆まる]
 
「してねーよ!」

「嘘だぁ〜」

「本当だっての!」



こんな風に
言い合いをしながら
気づけば学校の前まで
来ていた


 

⏰:09/10/24 03:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#162 [あお☆まる]
 
「じゃあ、なんで
顔赤くしたのよ〜
なんか、いかがわしい仲
になったんじゃないのぉ?」


「はぁ?!!
んな訳、ねー…うぉっ?!」


急に何かに
後ろから抱きしめられる



「お・は・よ!はにぃ〜」
 

⏰:09/10/29 03:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#163 [あお☆まる]
 
…この能天気な声は…


「大!!離しやがれっ」


花は大から逃れようと
大の腕の中で暴れる


「あら仲良いのね♪」

「うん♪
こーいう仲になりまして…☆」
 

⏰:09/10/29 03:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#164 [あお☆まる]
 
暴れる花をよそに
腕の中にがっちりと
納めたまま
大は少し頬を赤らめて
何かを美穂に渡す


「あらっ!!」

「あ、お前それっ!!」


それは、昨日
大から奪ったはずの
プリクラだった
 

⏰:09/10/29 03:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#165 [あお☆まる]
 
「なんでそれを
てめぇーが持ってんだよ!」

「…ふふふ。
きっと花ちゃん
プリクラを破ったり
くれなかったりしそうだな
って思って、
プリント待ちの時に
花ちゃんがトイレに
行った隙にもう一枚プリント
しといたんだぁ〜〜〜」




…用意周到なやつめっ!
ただの馬鹿じゃなかったか…
 

⏰:09/10/29 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#166 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なぁ〜」



ニヤついた
嫌な声に顔を歪める花



「これ、チューしてるよ?」

「してるのよぉ。
美穂さん!素敵でしょ?」
「素敵ね!大くん!
これ、頂戴☆」

 

⏰:09/10/29 03:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#167 [あお☆まる]
 
「プリクラは宝物だから…」


と言って
代わりに何かを差し出す

「こっちなら!
いっぱいカラーコピー
したから♪しかもアップで」

「わぁ〜〜すごぉい!」


キャピキャピと
喋る美穂と大。

 

⏰:09/10/29 03:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#168 [あお☆まる]
 
「てぇ〜めぇ〜らぁ〜〜!!」


ワナワナと肩を
震わせる花


「いい加減にしやがれぇ!!!」




朝の校門前に
花の雄叫びが響く。
勿論。大と美穂の頭には
大きなタンコブが出来たのは
言うまでもない。
 

⏰:09/10/29 03:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#169 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なちゃん!」



放課後
聞き慣れた声が
花を呼ぶ

もう最近では
クラスの名物と
なりつつある。



「んだよ、大。」

 

⏰:09/11/03 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#170 [あお☆まる]
 
最近では
放課後になると、

大が花を笑顔で
向かいに行き

それを
花がうっとおしい
と顔に全面に出して
迎える。



そんな風景を
美穂を始めクラスメート
全員が微笑ましく
見守っている
 

⏰:09/11/03 04:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#171 [あお☆まる]
 
「大くん、めげないね」



クラスメートの
男の子が
大に話しかける



「当たり前っすよ〜
俺、絶対花ちゃんの
彼氏になるんです!
だから先輩、
手ぇー出しちゃダメですよ」

 

⏰:09/11/03 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#172 [あお☆まる]
 
「俺はもう一年くらい前に振られた身だよ…
だから、応援してるよ!
頑張れ!大くん」

「うっす!」

「…てお前、私に
告白してきた事あったけ?」

「……大和、酷い……」

「…先輩。…ファイト…」

 

⏰:09/11/03 04:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#173 [あお☆まる]
 
泣くそぶりを
見せる男に、大が
同情するかのように
大袈裟に肩を抱く



「なんだよ。
私が悪いみてぇーだな」


「「花が悪いでしょ」」


いつの間にか
会話に加わっていた美穂と
大の声がハモる
 

⏰:09/11/03 04:37 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#174 [あお☆まる]
 
「んだよ!美穂まで!」

「ちゃんと、及川くんに
謝らないと。」


美穂の言葉に
仕方ないといった態度で
先ほどの男に向き合う。


「…。
忘れてすまん。及川」

 

⏰:09/11/03 04:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#175 [あお☆まる]
 
「あ…「ちゃんと
言ったからな!これで
いーだろ?んじゃ。」


及川の返事を聞く前に
そう言葉を重ねると
もうこれで用無し。
といった感じで
さっさと身支度をして
教室から出ていく。


「あ、花ちゃん
待ってよ!!」

「着いてくんな!」
 

⏰:09/11/03 04:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#176 [あお☆まる]
 
ぎゃーぎゃーと
騒がしく出ていく花と大
美穂はそれを呆れながら
見守ると及川に


「…ごめんね。あんなんで」


とまるで
親が子供の悪態に対して
子供の代わりに
周りへ頭を下げる様に
申し訳ないと謝る
 

⏰:09/11/03 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#177 [あお☆まる]
 
そんな美穂に及川は
いや良いよ。
と笑いかけると


「でも大和変わったな」


と続ける。
確かに花は変わった

以前であれば
告白されてた事を
つっこまれたとしても
誤りはしなかっただろう
 

⏰:09/11/03 04:52 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#178 [あお☆まる]
 
■訂正■

以前なら告白されたのを
忘れていたとしても
謝らなかっただろう。


です。
 

⏰:09/11/03 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#179 [あお☆まる]
 
美穂も
大と接していくうちに
変わっていく花に
気づいていたし
微笑ましく思っていた



「…この調子でタケの事も
忘れられるといいんだけど」

「え?」

「あ、なんでもない!」

 

⏰:09/11/03 04:58 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#180 [あお☆まる]
 



美穂のその心配の種は
このあと
大きな実をつけて
花と大の前に
大きく立ち塞がるのだった



 

⏰:09/11/03 05:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#181 [あお☆まる]
 



そしてもう一人
二人の前に
嵐を呼ぶ女が
近づこうとしている事に



花も大も気づかずにいた


 

⏰:09/11/03 05:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#182 [あお☆まる]
 
>>1  -*感想板*-
>>3   -*アンカー*-
 

⏰:09/11/03 05:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#183 [あお☆まる]
 
ニコニコ笑う大
不機嫌な花


そしてここは
千葉県にある夢の国




何故、二人が
ここに居るのか…?

それは前の日に遡る。

 

⏰:09/11/05 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#184 [あお☆まる]
 
「花ちゃん!!
かーえーりーまーしょー」

いつもの如く
放課後一緒に帰るべく
花に大が駆け寄る


「…一人で帰れ。」

「照れちゃって☆」

「………」

「み、美穂さん
花ちゃんが睨む!!」

「あらあら
それは恐ろしいわね」
 

⏰:09/11/05 03:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#185 [あお☆まる]
 
「あ、」


と何かを
思い出した様に
身支度を止める美穂


「どうした?美穂」

「来週さー行けなく
なりそうなんだよね。」

「えぇー!!嘘だろ?!!」


 

⏰:09/11/05 03:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#186 [あお☆まる]
 
「本当。
法事がさー。当初は
出なくて良いって
話しだったんだけど
急に出ろってなって…」


「まじかよー…
楽しみにしてたのに…
ジャック……………」


「なになに?
何の話し??」


全く話しが
見えない様子の大に
美穂が説明する。
 

⏰:09/11/05 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#187 [あお☆まる]
 
美穂の説明はこうだ


来週の休みに
二人で千葉県の夢の国
に行く予定だったらしい

何故なら10月になると
あの有名な夢の国は
ハロウィン一色に
染まるらしい

そのハロウィンに染まった
期間限定で
あのホーンテッドマンションが、
花の好きなナイトメアバージョンに
変わるらしいのだ
 

⏰:09/11/05 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#188 [あお☆まる]
 
それ以外にも
ハロウィンと言ったら
ナイトメアという事で
普段は出ては来ない
パレードにも

花の好きな
ナイトメアのキャラクター達が
勢揃いするらしいく
ナイトメア好きな花にとっては

是非とも行っておきたい

そんなイベントだった
 

⏰:09/11/05 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#189 [あお☆まる]
 
「美穂が行けねーんじゃ
来週はキャンセルだなー」


残念そうに呟く花
美穂は、
何かを考えている様子

そして
何か思いついた様に


「いや、予定通り行こう!」


と花に笑顔で話す
 

⏰:09/11/05 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#190 [あお☆まる]
 
「はぁ?だって
来週法事があんだろ?」

「大丈夫!大丈夫!
どうにかなりそうだから


「本当かぁ?!やったー」



花は、嬉しいそうに
バックを取り
うっし!帰るぞー
と教室を出る
 

⏰:09/11/05 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#191 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃん!
待ってよー」


置いていかれそうになり
慌てて
追いかけ様とすると
それを美穂に止められる

「大くん。耳をお貸し」


悪巧みを
考えているであろう
美穂の笑顔。

 

⏰:09/11/05 04:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#192 [あお☆まる]
 
そんな美穂に
素直に耳を貸す大。




そんなやり取りに
全く気づかない花。

それもそのはずだ
花の心はすっかり
来週行く、夢の国へと
飛んでいたのだから

 

⏰:09/11/05 04:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#193 [あお☆まる]
 
■訂正■

>>183
それは、前の日に遡る

ではなく


それは、前の週に遡る


でした…( ゚∀ ゚;)
 

⏰:09/11/05 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#194 [あお☆まる]
 
「今日はぁ〜
楽しいデェズニーday♪」



ルンルンと
鼻歌を歌いながら
花は約束場所の
駅へと歩いていた。

すっかり
美穂と二人で
行く気になっている

しかし
居るのは……
 

⏰:09/11/13 03:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#195 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なちゃ〜ん」


(*´∀`)ノ”
↑こんな顔の
大くん、その人である。



 
「はぁっ?!!!」 




大の存在に気づくと
露骨に嫌な顔して
そう口にした
 

⏰:09/11/13 03:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#196 [あお☆まる]
 
「どーゆう事だ?!
美穂はどーしたんだよ!」


大の胸倉を
荒々しく掴むと
揺らしながら凄む



「美穂りん、
やっぱり法事出なくきゃ
いけないらしくて!
メール着てない?」

 

⏰:09/11/13 03:13 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#197 [あお☆まる]
 
その声を聞いて
携帯を慌てて取り出す


 
■件名■
可愛いミポりんより
……………………………

ごめんねぇ〜!
やっぱり今日、法事
出なくちゃいけなくて
行けないわぁ(*´人`)

代わりに、
大ちゃんをそっちに
行かせたから(σ・∀・)σ

じゃ、楽しんでね♪♪♪
可愛いミポりんより(●'∀`Pq),+
 

⏰:09/11/13 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#198 [あお☆まる]
 
……美穂めぇ!!
仕組んだな?!

すぐ横を見れば
相変わらず
(*´∀`)こんな顔した
大の憎らしい笑顔


その顔を見て

うん、帰ろう。
今すぐ帰ろう。

そう決めた花は、
くるりと後ろを向く
 

⏰:09/11/13 03:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#199 [あお☆まる]
 
しかし
力強く掴まれた
大の手がそれを阻む



「離せ。」

「…ジャック。
帰ったら会えないよ?」



あぁ……
愛しのジャック様
今…会いに行きます。
 

⏰:09/11/13 03:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#200 [のあ]
頑張れ

⏰:09/11/17 00:33 📱:PC 🆔:/YNR6cGc


#201 [あお☆まる]
 
■のあ様■

うん。オラ頑張るっ!
(ドラゴンボルのご○う風)
コメントありがd(Pqε`*)
更新ユルユルですが
これからも見てください!
 

⏰:09/11/17 02:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#202 [あお☆まる]
 
結局、
ジャックへの愛が勝り
大と二人どデぇズニーへ
行く事になった。








 

⏰:09/11/17 03:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#203 [あお☆まる]
 
「は、は、ハロウィンだ!!」



目を輝かせて
辺りを見渡す花

興奮して思わず、
大の服の裾を引っ張る



「ハロウィンだねぇ〜」


そんな花を
笑顔で見る大
 

⏰:09/11/17 03:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#204 [あお☆まる]
 
「おっし!
大!早速ジャック様に
会いに行くぞっ!!」


「と、その前に…」



行き急ぐ花の手を
大が掴む



「あんだよ!!」
 

⏰:09/11/17 03:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#205 [あお☆まる]
 
はやる気持ちを
抑えられない花は、
その行く手を阻む
大を、思い切り睨む。


「やっぱさ、ここに
来たらやっとかないと。」

そういって、
入ってすぐの
土産物屋を指指す大だが
花はその意図が
分からず
頭の上に疑問符を浮かべる
 

⏰:09/11/17 03:13 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#206 [あお☆まる]
 
「とりあえず
ここで待ってて。」


そう言い残すと
大は一人で
店の中に入って行くと

すこしして
後ろに何かを隠して
小走りに戻ってくる


「はい。花ちゃんは
こっちねぇ〜!」

 

⏰:09/11/17 03:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#207 [あお☆まる]
 
そう言われて
何かを頭に装着される

手でまさぐると
カチューシャに丸が二つに、
リボンがついている。


「こいつは…」


どうやら大が
先程花にはめたのは
ミニーさんの耳らしく

自分も
ミッキーの耳をはめて
ご満悦といった様子だ。

 

⏰:09/11/17 03:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#208 [あお☆まる]
 
「俺がミッキーで
花ちゃんがミッキーの
彼女のミニーちゃん!」


笑顔を満開に
咲かせたあほづらを
見せながら

嬉しそうに話すと
モジモジと照れた様に
少し間を開ける


「ってことわぁ!
花ちゃんはぁ、俺の…
「行くぞ。」
 

⏰:09/11/18 01:26 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#209 [あお☆まる]
 
大の事を置いて
花は目的の場所へ急ぐ


「ま、待って!」



そんな花の後を
必死で追い掛ける大


ふと立ち止まった花の
目の前には夢にまでみた
ホーンテッドマンションが
悠々とそびえ立っていた
 

⏰:09/11/24 03:58 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#210 [あお☆まる]
 
目の前にあるその
看板は
普段はいないであろう
ジャックの顔がついた
特別バージョンになっていた


それを見て
テンションが上がる花



興奮気味に列へ並ぶ
 

⏰:09/11/24 04:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#211 [あお☆まる]
 
「わぁ〜すごいね。
普段と全然違うじゃん」


そう言って
花の隣に並ぶ大


普段と違う…
花は今回が初めての
夢の国だったから
普段がどんな風景かは
わからない。

まぁいつもと
違うっていうのは分かる
 

⏰:09/11/24 04:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#212 [あお☆まる]
 
けど、大は
”普段と全然違う”
といった

って事は
大は以前誰かと
来たことがあるのか…?



そんな事をふと
考えていたら
前の男同士で並んでいる
二人組にぶつかった
 

⏰:09/11/24 04:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#213 [あお☆まる]
 
「ってぇーな!!」


そう大袈裟に
振り返った男は
いかにも田舎のヤンキー
といった出で立ちだった



面倒な事になった
と心の中で思っていると
振り返ったヤンキーが
ニヤリと笑ったのが見えた
 

⏰:09/11/24 04:10 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#214 [あお☆まる]
 
その一瞬ニヤケた方が
花の腕を掴むと


「慰謝料もらおうかぁ?」


ともう一人の方に
目配せすると
ますます
気持ち悪い顔で笑う


「そうだなぁ!
君可愛いから体で払ってよ」
 

⏰:09/11/27 04:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#215 [あお☆まる]
 
腕を掴んで
いる方とは別の男が
そう言いながら
花の肩を抱こうとする



「はーいはーい
ストップ。」



がその二人組は
大の手によって花から
引きはがされた
 

⏰:09/11/27 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#216 [あお☆まる]
 
「あんだ、てめぇー!」


「この子が
ぶつかったんだよね?
ごめんな。」



花を後ろから
抱きしめる形で
軽く頭を下げる大
 

⏰:09/11/27 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#217 [あお☆まる]
 
「てめぇー
なめてぇんのか?!!」



大の態度が
気に入らなかった様で
更に絡んでくる二人組

そのうち
一人が大に向かって
振り上げた拳が花に
少し当たって 花は、
「きゃっ…!」と小さく
声を零す
 

⏰:09/11/27 04:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#218 [あお☆まる]
 
大はその声に
ピクッと肩を揺らすと
花から体を離すと
無言で二人の腕を締め上げる



「いてぇ!!!てめぇー
クソッ。離せ!!」



ギャンギャン騒ぐ
二人の顔に顔を近づける
 

⏰:09/11/27 04:47 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#219 [あお☆まる]
 
大が二人に
顔を近づけると
二人は動きを止める


「…失せろよ。
じゃねぇーと、
どーなっても知らねぇぞ?」


大は聞いた事もない
低い声で
声を荒げずにそう言う。

すると、それを聞いた
二人組の顔は
一気に青ざめる。
 

⏰:09/11/27 04:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#220 [あお☆まる]
 
花からは、大が
どんな顔をしているか
伺い知る事は出来ないが
二人のその顔が
恐さを物語っていた



「く、くだらねぇー…
い、い行こうぜっ」



と顔を青ざめたまま
捨て台詞をはくと
列の流れとは逆の方へ
ささっと消えて行った
 

⏰:09/11/27 05:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#221 [あお☆まる]
 
ドクン…


まるで波打つように
心臓が鳴る



な、なんだよ
急に低い声なんて
出しやがって…



「花ちゃん…」
 

⏰:09/11/29 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#222 [あお☆まる]
 
気づくと
大の顔が近くにある


「っな!!」


焦る花だが
大は気づいてないのか
花の頭にそっと触れる


「…痛い?」
 

⏰:09/11/29 04:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#223 [あお☆まる]
 
さっき微かに拳が
当たった場所を
気遣う様に優しく撫でる
その、優しい手つきと
いつもと違う声色に
花の頬は赤く染まる。


そんな
花を大は抱きしめる



「ごめんね。
守れなくて…」
 

⏰:09/11/29 04:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#224 [あお☆まる]
 
高鳴り続けるその音を
聞かれたくなくて
花は大の胸板を押しのける


「は、離せっ!
大丈夫だから!!」

「そ?でも心配だから
手つないでおくね」


そういって
繋がれた手が温かくて
花は不覚にも
そのまま繋いでいたいと
思ってしまった
 

⏰:09/11/29 04:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#225 [あお☆まる]
 
だから
「勝手にしろっ」
と言ってそっぽを向く


そんな
花の様子を大は
微笑みながら
見ていたのだった。






 

⏰:09/11/29 04:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#226 [あお☆まる]
 
長い長い列を経て
やっと乗る順番が来る

長い列での待ち時間も
不思議と苦ではなかった

それは、やはり
ディズニーの腕である
待ち時間も楽しめる工夫
そんな仕掛けのお陰だ


でも花は、隣で
優しく笑いながら
自分に気遣う大のその
気持ちもまた、
楽しめた要因にも思えた
 

⏰:09/12/01 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#227 [あお☆まる]
 
自分の中での
大への位置づけが
最近少しずつ

だけど

確実に代わっていっている
そんな事実に
花は戸惑っていた



「花ちゃん、
やっと順番だよ。」

「…おう。」
 

⏰:09/12/01 04:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#228 [あお☆まる]
 
そして乗り物に乗り込む
その時にふいに
離された手

寂しいと思う気持ちを
気づかない
フリをして乗りこむ花



なんなんだよ
こんなの
こんな気持ち…
私は要らない。


 

⏰:09/12/01 04:26 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#229 [あお☆まる]
 
花達が乗りこんだ
その乗り物は
二人乗りになっていて

クルクルと回ったりしながら
場内を進んでいく


アトラクションの
名前どおり
場内は、ホーンテッドマンションを
再現しており辺りは薄暗い
 

⏰:09/12/01 04:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#230 [あお☆まる]
 
進み始めて
調度中盤にさしかかった
そんな時、2階から
1階部分を見渡す

そんな作りに
なっている所に出た

ふと1階を見渡すと
愛しいのジャック様が
サリーと仲良く踊っていた

 

⏰:09/12/01 04:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#231 [あお☆まる]
 
「…ジャ、ジャック様だ…」


感動しながら
その光景を見ていると

普段は、ジャック達じゃなく
幽霊が踊っているんだよ。

と大が小声で教えてくれた


食い入るように
ジャックを見ていると
大に呼びかけられる
 

⏰:09/12/01 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#232 [あお☆まる]
 
「…花ちゃん」

「なんだよ。今は
ジャック様に集中してんだ
話しかけんなよな。」



いつもの様に
軽くあしらうと
顔を強引に大の方へと
向きを返られる

思わぬ至近距離に
怒るのを忘れる花。
 

⏰:09/12/01 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#233 [あお☆まる]
 
ふと我に返り
顔を背け様と力を入れるが
それを花の
両頬に添えられた大の手が
許そうとはしない



「…そっちばっか見ないで
俺を見ろよ、花。」


初めて呼ばれる
“花”と言う響きに
思考が鈍る
 

⏰:09/12/01 04:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#234 [あお☆まる]
 
「ね、知ってた?
この角度からだと俺達
他の人からは見えないだ」
「…だ、だから?」

「だから、キスしても
他の人には見えない…」



そう耳元で囁かれ
どんどん近づく大の顔に

思考はやはり鈍っていく
 

⏰:09/12/01 04:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#235 [あお☆まる]
 
しかし心臓は逆に
まるでカウントダウンするかの様に
早まる一方で

花は息苦しさを感じる



後数センチ……



花はぼうとする頭の中
まぶたを閉じる
 

⏰:09/12/01 04:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#236 [あお☆まる]
 
良かったら
感想下さい(*´∀`)

>>1
 

⏰:09/12/01 04:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#237 [あお☆まる]
 
目を閉じると
すぐに大の唇が
花に重なる


その温もりを
鈍った思考の中
受け止める



軽く口づけられた
唇は、少し重ねられ
すぐに離される
 

⏰:09/12/06 04:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#238 [あお☆まる]
 
ぼぉーとする中
何度目かの
短いキスの間に
目を開ける


すると調度
大と目線がぶつかる


そのぶつかった視線は
いつもより艶っぽく
熱い目で花を見て
離そうとしない

 

⏰:09/12/06 04:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#239 [あお☆まる]
 
離れた唇が
また少しづつ近づき

そんなキスの予感に
また、
目を閉じようとした時


辺りが明るくなり

閉じかけた目をあける



「お疲れ様でしたぁ〜」
 

⏰:09/12/06 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#240 [あお☆まる]
 
明るいキャストの声が
アトラクションの
終わりを告げていた


「…もう
終わりか、残念だね。」


そう微笑むと
体を正面に戻す大

花は一気に魔法が
解けた様な感覚に陥る
と同日にさっきまで
キスしていた事実に
今更ながら恥ずかしくなっていた
 

⏰:09/12/06 04:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#241 [あお☆まる]
 
乗り物を降りると
無言で早歩きになる花


「花ちゃん?
待っててば〜〜」


大はと言うと、
さっきまでの雰囲気は
嘘の様に普段の大に
戻っている。

早歩きで
歩いていた足を
突然止めた花は、

「トイレ」

と一言いうと
また急ぎ足でトイレに
消えていく。
 

⏰:09/12/06 04:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#242 [あお☆まる]
 



ガシャン




勢いよく
トイレの扉を閉めると
そのまま椅子に座る
 

⏰:09/12/06 04:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#243 [あお☆まる]
 
頭を抱える様な体制で
一人、自問自答する



な、なにしてんだ?
私!!??
なんであいつと…
キス、なんて



自然と手が、さっきまで
大と口づけていた
唇をなぞる

 

⏰:09/12/06 04:37 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#244 [あお☆まる]
 
また、さっきの様な
頭が痺れる感覚に
襲われそうになる

それを打ち消す様に
頭をブルっと振る



なにやってんだよ。
もうあんな気持ちは
捨てたんだろ?!

また、あの時みたいに
泣きたいのかよ!!

そうだよ。私は
恋なんてもんは、
あの涙と一緒に捨てたんだ。
 

⏰:09/12/06 04:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#245 [あお☆まる]
 




『花、好きだよ』

『タケ…』

『けど、俺は間違えてた
もうこんな事はやめる
花、別れよう』



 

⏰:09/12/06 04:47 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#246 [あお☆まる]
 


昔の思い出したくない
記憶がちらつく

花は、固く固く
目を閉じるのだった




まるでその記憶に
フタをするかのように…
 

⏰:09/12/06 04:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#247 [あお☆まる]
 




何とか気持ちを
落ち着かせて
トイレを出ると
大がトイレの前で待っていた

 

⏰:09/12/09 02:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#248 [あお☆まる]
 
顔を見れば
さき程の行為が
頭をちらつきそうになり
大の顔を見れない



「次、なにに乗る?」



優しく手を繋ぎ
顔をのぞき見る大だが
花の顔は俯いたまま

 

⏰:09/12/09 02:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#249 [あお☆まる]
 
「…泣いた?」


そう言うと
大のもう片方の手が
花の目の下を優しくなぞる


指が触れると
体が熱くなるのを感じる


 

⏰:09/12/09 03:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#250 [あお☆まる]
 
そんな気持ちに
背くように
大の手を振り払う



「もう…帰る」

「そう。分かった」



大は微笑むと
花の手を握ったまま
歩き出す
 

⏰:09/12/09 03:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#251 [あお☆まる]
 
花はその大の手を
離す事が出来ずにいた




…離さなきゃ
何をグズクズしてんだ

でも…離したくない



そんな
矛盾した思いを抱えて
家路を歩く
 

⏰:09/12/09 03:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#252 [あお☆まる]
 
大は先程の
花の態度に対して
問う事も咎める事もせず
ただ花の手を力強く繋いでいた




「ここでいい。」



家の少し手前で立ち止まれると
そう小さく告げる
 

⏰:09/12/09 03:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#253 [あお☆まる]
 
「そう…分かった。」

「じゃあな」



そう言って
手を離そうとしたが
逆にその手を引っ張られる

気づけば、大の胸の中に
すっぱりおさまる形で
抱きしめられていた
 

⏰:09/12/09 03:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#254 [あお☆まる]
 
「俺は後悔してない
花ちゃんが
さっきのキスを
後悔して忘れたいって
そう思ってても
俺は絶対忘れないから」



そう告げる声色は
真剣で花の胸は
高鳴るばかりだった
 

⏰:09/12/09 03:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#255 [あお☆まる]
 
このままでいたい



そんな感情を
否定するように、

大の胸を押しのける



「……私は忘れた」



顔も見ずに告げると
逃げる様に走って行く
 

⏰:09/12/09 03:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#256 [あお☆まる]
 
そんな花の姿を見ながら
大は悲しみで顔をゆがます


「なんでだよ…花」


キスをした時
確かに彼女と繋がった気がした

気持ちは
まだ不安定かもしれない
でもあの瞬間だけは

自分の気持ちを
受けとってくれたと思えた
 

⏰:09/12/09 03:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#257 [あお☆まる]
 
けど彼女は
まるでその気持ちに
怯えるように
自分から離れていく



最近ようやく
近づいた心の距離が
離れていくような
そんな感覚を感じながら

花の姿が小さくなるのを
見つめていた


 

⏰:09/12/09 03:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#258 [あお☆まる]
 





「花、今頃夢の国
楽しんでるかなぁ〜?」


法事が済み
親戚で行われてる

家どの飲み会の買い出しに
出ている美穂は
花と大に思いを馳せる
 

⏰:09/12/09 03:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#259 [あお☆まる]
 
コンビニに入ると
酒やらつまみやらを
カゴに入れながら

明日、
花をからかってやろう

と頬を緩ませる



レジに並び
会計を済ませて
家路を急ごうとコンビニをでると

人とぶつかる
 

⏰:09/12/09 03:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#260 [あお☆まる]
 
「わぁ!!」

「あっ。ごめんな
大丈夫?」



ぶつかった男の人が
袋から
少しこぼれた落ちた物を
拾い上げて美穂に渡す


その手が美穂を見て
微かに揺れた
 

⏰:09/12/09 03:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#261 [あお☆まる]
 
不思議に思った美穂は
その人の顔を
みやると、息をのむ


暗闇に隠れたその顔は
美穂のよく知る顔だった





「……タケ…?」



そして、花も
 

⏰:09/12/09 03:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#262 [あお☆まる]
 
思わぬ人物の登場に
動揺が隠せない美穂。

そんな美穂に
意を決した様に話しかける



「…美穂……俺、
花と話しがしたいんだ」



二人の間に風が吹き抜ける
 

⏰:09/12/13 04:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#263 [あお☆まる]
 
----------------
---------






「………」

 

⏰:09/12/13 04:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#264 [あお☆まる]
 
花は浮かない顔をして
学校に向かっていた

結局色々と
頭を巡ってねれなかった




私は、あいつを…
大を意識してるのか?


自分に芽生え
始めている気持ちに
自問自答しながら道を歩く
 

⏰:09/12/13 04:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#265 [あお☆まる]
 
前をふと見上げると
花を悩ませる
原因を作った黒幕がいた


「よ。美穂おはよ。」



軽く肩を叩くと
後ろにいた花に、
全く気づいてなかったのだろう

肩をビクッとすくませた

 

⏰:09/12/13 04:37 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#266 [あお☆まる]
 
「あっ、は、花…」

「なんだよ。
お化けでも見た様なツラだな」



揺らぐ声色に対して
そう顔をしかめてみると

美穂は、お化け以上だよ〜。

とおどけて笑う


なんともない普段通りの会話
だけど花は違和感を感じる
 

⏰:09/12/13 04:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#267 [あお☆まる]
 
何かが変だ。
美穂の様子がよく言えないが
いつもと違う…



大と嵌められたとは言え
一緒にディズニーに行った

その事に関して
知っている…いや、
嵌めた本人

しかもあの、美穂が
何も聞いてこないなんて
 

⏰:09/12/13 04:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#268 [あお☆まる]
 
美穂とそのまま
一緒に学校へ行ったが
その違和感は拭えなかった




拭えないばかりか
ますます増すばかり



その日一日
美穂はずっと上の空だった
 

⏰:09/12/13 04:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#269 [あお☆まる]
 



---------------
---------




「花と話したいんだ」




その言葉に
怒りが沸き起こる美穂

 

⏰:09/12/13 04:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#270 [あお☆まる]
 
「……なにそれ
今更花に会って、
なんて言うつもりなの?!」


「…」


「ふざけないでよ!
花は、タケのせいで
どれだけ、傷ついたとっ!」


「ずっと…花を探してた
まだ、ここら辺に
住んでるのか?」
 

⏰:09/12/13 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#271 [あお☆まる]
 
「…だとしても
タケには関係のない話しよ。
花に会って話したい?
そんな事させない
また、花が傷つくもの」


それだけ言うと
美穂は、身を翻し
タケに背を向け歩きだす



「俺は…花に
真意を話したいだ、
花が間違えて受け止めた
その言葉を、訂正したい…」
 

⏰:09/12/13 05:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#272 [あお☆まる]
 
その言葉に
少しだけ足を止めて
タケの顔を伺う



見たその顔は

とても、
嘘を言っている顔ではなく
凄く苦しんでいる様だった




 

⏰:09/12/13 05:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#273 [あお☆まる]
 

--------------------
------------


あの顔は
苦しんでる顔だった

もしかしたら
本当にタケの言うとおり
二人には何かしらの
行き違いが
あったのかもしれない


もしそうなら
タケの事を花に言った方が
いいのかもしれない
 

⏰:09/12/28 03:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#274 [あお☆まる]
 
そう思い
身支度をする花の横顔を
ちらりと盗み見る


花はその
視線に気づき手を止める



「…?どうした?」

「あのね、昨日ー…」

 

⏰:10/01/02 02:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#275 [あお☆まる]
 
意を決して発した言葉は
豪快に開けた
ドアの音によって
掻き消されてしまった




「はぁ〜〜なちゃ〜〜ん」



そしてその音の出所は
いつもの如く
花に抱きつこうと
勢いよく花に近づく
 

⏰:10/01/02 03:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#276 [あお☆まる]
 
そんな大を
片手で受け止める花



「近寄んな。変態」

「変態?!ひど〜
本当に変態か確かめる?」

「…キモい」


そう花は言っていたが
美穂には二人が
痴話喧嘩をしてる風にしか
見えなかった
 

⏰:10/01/02 03:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#277 [あお☆まる]
 
それと同時に
美穂の頭には、

今は花には大がいる

あんなに傷ついた花だが
今は大の存在で
良い方へ向かっている



そしてタケとの事は
言わないほうがいい…
今更タケの事で
花を惑わせたくない
そんな思いが浮かぶ
 

⏰:10/01/02 03:10 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#278 [あお☆まる]
 
「…そういえば、さっき
何か言いかけてなかったか?」


「……ううん。何でもないの」


「そっか。んじゃ帰ろ」




美穂はタケと会った事は
言わない事に決めて
花と帰るのだった
 

⏰:10/01/03 04:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#279 [あお☆まる]
 
「じゃあ、私は此処で」



結局三人は
学校の近くのカフェで
暫く喋っていたのだが
そろそろお開きと言うことで
近くの駅まで来ていた


美穂はそう言うと
ホームに向かう


「うん。みぽりん又ね!」
 

⏰:10/01/03 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#280 [あお☆まる]
 
花の隣に立ち
笑顔で手を降る大に
冷たい眼差しを送る。


「…お前も帰り
あっち(ホーム)だろ」


そう言うと
ホームを指差す花

そうなのだ。
美穂と大は乗る路線は
違うが電車組で
花は駅から出るバスに乗って
家に帰るのが帰宅ルートなのだ
 

⏰:10/01/03 04:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#281 [あお☆まる]
 
「危ないから送る」

「阿保か、真逆だろ」

「でも。送るから」



花は大きく息を吐き出す
少しの付き合いとはいえ
大はこうなると
聞かないと言うことは
もう花にも分かっていた
 

⏰:10/01/03 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#282 [あお☆まる]
 
「…勝手にしろ」



吐き出すように
そう告げると

大は返事の
代わりなのか花の手を握る。


花は不意に触れられ
ビクっと肩を揺らす。
 

⏰:10/01/03 04:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#283 [あお☆まる]
 
花は手を離そうとするが
大は決して
手を緩めようとはしなかった



帰りのバスの中
手を繋いだまま、
二人は終始無言だった



花は困惑していた
 

⏰:10/01/03 04:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#284 [あお☆まる]
 
繋いだ手から伝わる
大の体温が昨日の
キスを思い出させる

思い出せば
体が熱くなるのを感じた


な、何思いだしてるんだ
欲求不満かってんだ!



手を握った事によって
思い出された記憶に
戸惑う花
 

⏰:10/01/03 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#285 [あお☆まる]
 
だいたい昨日
あんなキスをしたのに
大はというと、至って普通だった


そんな大の態度に
苛立ちさえ覚える。




何で、何で!私が
こいつなんかの、せいで
焦ったり戸惑ったり
しなきゃなんねぇーんだ?!
してきた本人は
ヒョウヒョウとしてんのに
 

⏰:10/01/03 04:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#286 [あお☆まる]
 
段々と腹が立ってきた花は
勢いよく握られた手を払う



「…何?」



いきなり手を払われて
訳が分からない
といった様子の大。
 

⏰:10/01/03 04:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#287 [あお☆まる]
 
「何じゃねぇーよ変態。
これから私の
半径5b以内に近づくな」

「え、無理。」

「…ふざけんな」

「ふざけてない。
無理なもんは無理。
好きな子に触れたい
側に居たいと思うのは
当然だろ?」



真剣な顔つきで
花の目を見て話す大
 

⏰:10/01/03 04:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#288 [あお☆まる]
 
速まる鼓動
何か言いたいのに
言葉が出ない



「俺、花ちゃんが好きだよ。
どんどん好きになってる

だから俺から
花ちゃんを離すなんて無理」



嬉しい
そう思ってしまった
 

⏰:10/01/07 04:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#289 [あお☆まる]
 
けど…




「私の事なんか
何も知らないだろっ」




花はそう言うと
逃げる様に大の手から逃れると
調度きたバスに飛び乗る
 

⏰:10/01/07 04:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#290 [あお☆まる]
 
…訂正…

調度来たバスに飛び乗った

ではなく

調度止まったバスから
飛び降りる様に下りた

 

⏰:10/01/07 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#291 [あお☆まる]
 



[花ちゃんが好きだよ]

[どんどん好きになってる]



嬉しいかった
けど、
気持ちは変わるだろ?

 

⏰:10/01/07 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#292 [あお☆まる]
 


『…俺が間違ってた
花、別れよう』



そう言ったタケの様に
大の気持ちも
不確かで不安定だ

そんなものに
私は惑わされたくない

 

⏰:10/01/07 04:26 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#293 [あお☆まる]
 




私はもう
あんな気持ちには
なりたくないんだっ。






 

⏰:10/01/07 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#294 [あお☆まる]
 

「また、逃げられた…か」


一人残された大は
小さくそう呟くと
さっきまで
確かにあった温もりを
確かめる様にその手を見る



近づけば近づくほどに
彼女は自分から
離れ様とするのを感じる
 

⏰:10/01/07 04:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#295 [あお☆まる]
 
彼女は何かに
怯えている様に見える


何に怯えているんだろう


闇に捕われてるのなら
そこから救ってやるたい



けど俺は、
その術を知らない
 

⏰:10/01/07 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#296 [あお☆まる]
 
俺は今も見てるだけしか
出来ないのだろうか



あの日初めて見た
彼女の頬を伝う涙を止める事も

話す事も出来ずに

ただ、遠くから
見ていた時のように……



 

⏰:10/01/07 04:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#297 [あお☆まる]
 



大は花を初めて
見たあの日の事を
思い出していた




「…大ちゃん
こんな所にいたんだ♪」



自分を見つめる
人影には気づかずに…

 

⏰:10/01/07 04:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#298 [まぁこ]
続き待ってます

⏰:10/02/07 12:52 📱:F905i 🆔:irPV2dUU


#299 [あお☆まる]
 
…まぁこ様…

無駄に長々
お待たせしてます

明日には更新出来るかと
思うのでお待ち下さい(Pqε`*)
見てくれたら嬉しいです

 

⏰:10/02/20 03:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#300 [我輩は匿名である]
300げと*

⏰:10/02/20 19:02 📱:W43H 🆔:2nlmtFz6


#301 [あお☆まる]
 

ゲッdおめれと(*´∀`)
今から更新しますので
良かったら
見てくださいねぇ(´Д`) 

⏰:10/03/01 18:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#302 [あお☆まる]
 
「おはよっ!花っ」


肩を叩くのは
笑顔の美穂
振り向く花の目の下は
クマが出来ていた


「花ちん、クマが」

「ん?…あぁ。」

「なにゆえ…?」

 

⏰:10/03/02 01:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#303 [あお☆まる]
 
「ぷよってた。」

「ぷよぷよ…。
クマの理由は本当にぷよぷよ?」

「…あぁ」



嘘だ
最近眠れない

私の頭をアイツが
占領していく
 

⏰:10/03/02 01:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#304 [あお☆まる]
 


「…ならいいけど。
もし……」


もしタケの事なら
そう出かかった言葉を
美穂は飲み込む


そう。タケの事は
花には言わないと
決めたからだ



⏰:10/03/02 02:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#305 [あお☆まる]
  
「はぁ〜なちゃん〜」


馬鹿デカイ声が
寝不足な頭を揺らす

振り返るとやはり
大が手を振っていた。


「お、はよぉ〜」

 

⏰:10/03/02 02:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#306 [あお☆まる]
 
そう言って
隣に並んだ大を見やる

脳天気そうなその顔を見ると
ふとため息が出る



何でコイツに
頭を悩まさなきゃないんだ


そんな考えが浮かんできて
悩んでる自分が
馬鹿らしく思えた
 

⏰:10/03/02 02:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#307 [あお☆まる]
 
「今日も一緒に帰ろう」


笑顔の大に
花は無表情な顔を向ける


「1m。」

「へぇ?」

「半径1m以内に近づくな」

「無理!!」

 

⏰:10/03/02 02:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#308 [あお☆まる]
 
きっぱりと断る大に
美穂が稼いする


「そーだよ。それは
大くんが可哀相!!」



私は可哀相じゃないの…か?



また深いため息が
こぼれようとした瞬間
甲高い声が耳に響く
 

⏰:10/03/02 02:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#309 [あお☆まる]
 
「大ちゃ〜〜ん!!」



そう言って走ってくる
同じ制服を着た女の子は
長く丁寧に巻かれた
栗色の髪を揺らし
大に抱きつく



…誰だろう

 

⏰:10/03/02 02:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#310 [あお☆まる]
 
いくら人に興味がない
とは言え

こんな可愛い目立つ子が
同じ学校なら
知ってもいそうだが

花は同じ制服を着る
その子を初めて見る。


とりあえず
大の知り合いなのだろうと
大の顔を見上げる
 

⏰:10/03/02 02:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#311 [あお☆まる]
 
その時みた
大の顔は初めて見た表情だった



「大君の知り合い?」



誰も何も言わない
そんな異常な雰囲気の中
今だ大に抱き着く
その女の子に美穂が尋ねる
 

⏰:10/03/02 02:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#312 [あお☆まる]
 
「え…あ、あぁ。うん。
って絵里お前なんで…」


「大ちゃんと一緒に居たくて
パパに言って
同じ高校に編入しちゃった♪」


「…はっ?
まじで言ってるの?」


「大ちゃんも
私と一緒で嬉しいでしょ?」
 

⏰:10/03/02 02:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#313 [あお☆まる]
 

…チクン



なんだ…胸が痛い。

苦しい



「はーい、はい。
絵里ちゃんだっけ?
大君はね今ここにいる
大和 花ちゃんに夢中なんだよ〜」

 

⏰:10/03/02 02:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#314 [あお☆まる]
 
美穂はそう言いながら
大と絵里を引き剥がす


絵里は初めて
花に目をやると

鼻で笑う



「大ちゃんが夢中?
そっちが
大ちゃんに夢中なんでしょ?
悪いけど大ちゃんは
私と婚約してるの

悪いけど、諦めてね?」

 

⏰:10/03/02 02:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#315 [あお☆まる]
 
胸が苦しくて
声が出なかった

代わりに
聞きたかった事を
美穂が言ってくれた



「大くん…本当なの?」



大の顔を見つめると
大は、俯きかげんで

「本当だ」

とぽつり、答えた。
 

⏰:10/03/06 02:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#316 [あお☆まる]
 

あぁ、ほらな


やっぱりこーなんだ



何を悩んでたんだろう



馬鹿みたいだ。

 

⏰:10/03/06 02:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#317 [あお☆まる]
 



誰も。



私を本気で
愛しはしないんだ




 

⏰:10/03/06 02:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#318 [あお☆まる]
 
「なっ、何それ!?
あんた花を本気で
好きなんじゃないの?」



美穂が声を荒げる



「本気だよ。
でも絵里と婚約してるのは
本当だ。親が勝手にね。
けど俺は結婚する気はない。」
 

⏰:10/03/06 02:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#319 [あお☆まる]
 
少し離れた
絵里を見据え静かに話す


「絵里。俺は
お前とは結婚しない。
ずっとそう言ってただろう」



絵里は少し下を向く

 

⏰:10/03/06 03:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#320 [あお☆まる]
 

「親の都合だけの
計略結婚なんかしない。」



大の視線は花に移動して
花の目をしっかりと
見据える



「俺は俺の愛した…
好きな人と結婚する。」
 

⏰:10/03/06 03:10 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#321 [あお☆まる]
 
胸が高鳴る
顔が高揚する


それから逃れる為に
花は大から視線を外す



「わ、私には
…関係ねぇー…」



そう呟くと
その場から逃げる様に立ち去る
 

⏰:10/03/28 23:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#322 [あお☆まる]
 
花の後を美穂が追い掛ける



「…大ちゃん。」

「絵里
俺はあの子が好きだから」

「でもあの人は
大ちゃんを好きには見えない」

 

⏰:10/03/28 23:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#323 [あお☆まる]
 

「けど…俺は…」


「一緒だよ!!」



急に声を荒げる絵里に
言葉を詰め
静かに絵里をうかがえば
少し震えている様に見える

 

⏰:10/03/28 23:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#324 [あお☆まる]
 
「私も大ちゃんも。
一緒じゃない。
大ちゃんがあの人を
諦めないなら私だって
大ちゃんを諦めないよ」


「絵里…」


「諦め、られない。
…でしょ?
だから一緒だよ。
諦めろなんて言葉…
大ちゃんが言わないで」

 

⏰:10/03/29 00:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#325 [あお☆まる]
 
ぎゅっと
大のシャツを握る絵里は
まるで小さい子供が
泣いてる様で
振り払うコトが出来なかった






 

⏰:10/03/29 00:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#326 [あお☆まる]
 



「…大ちゃん来ないね」


放課後のガランとした教室
花が身支度を整えるのを
待ちながら、
ポツリと美穂がこぼす


「…帰るぞ」


 

⏰:10/08/06 03:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#327 [あお☆まる]
 
「そうだ!教室まで
迎え行こうかぁ??」


「はぁ?いいよ。
約束もしてねーだろ。
そもそも、何でアイツと
帰らなきゃねーんだよ」



そう突っぱねる花だったが
言った花の表情が
美穂には悲しげに映った

 

⏰:10/08/06 03:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#328 [あお☆まる]
 
美穂は大なら
傷ついた花の心を
元に戻してくれるかもしれない

そんな期待を寄せていた


だから、タケの事で
今更花を動揺させたくなくて

言わないと決めたのに


悲しげなその顔を前に
美穂の決心は揺らぐのだった
 

⏰:10/08/06 03:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#329 [あお☆まる]
 



それから数日間、
大が花を放課後
迎えに来る事はなく


変わりにある噂が広まった
 

⏰:10/08/15 03:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#330 [あお☆まる]
 



「…ねぇ、他のこも見たって」

「あぁ!!
あの大君を追っかけて
来た子でしょ?
私も見たよ。
乗り換えたのかな?」

「かもね……。
だって最近花ちゃん所に
大君来てないらしいもんね」
 

⏰:10/08/15 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#331 [あお☆まる]
 
「最近じゃ、
あの子と大君が
一緒に帰ってる目撃談のが…」

「あ、しっ!
あ、花ちゃん、お…はよ」


そう言うと
噂をしていた女の子達は
何事も無かった様に
ばらけていく
 

⏰:10/08/15 04:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#332 [ん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑

⏰:22/10/27 23:30 📱:Android 🆔:DE5DdzBs


#333 [ん◇◇]
>>1-330

⏰:22/10/27 23:42 📱:Android 🆔:DE5DdzBs


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