まにまに
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#101 [あお☆まる]
 
「っしゃ!!」



と、ひときわ大きい声で
ガッツポーズをとる大。


くるりと振り返り
花に堂々とピースを送る



「凄いね!花!!」

 

⏰:09/09/12 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#102 [あお☆まる]
 
興奮気味に
隣の美穂が肩を叩く



「あ、あぁ…」



まさか入るなんて
状況についていけず
呆然とする花

 

⏰:09/09/12 04:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#103 [あお☆まる]
 
そんな花に
取り巻きの波をかい潜り
近づいて来る大




トクン…トクン




何故か胸が鳴る



な、何勝手に
鳴いてんだよ、心臓!!
 

⏰:09/09/12 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#104 [あお☆まる]
 
もうすぐで
大が花に近づく…

と、それを邪魔するかの様に

怒鳴り声が小玉する




「こらぁ!!一年!
もう授業始まっておるぞ!」


「げ、ピカりんだ!」


 

⏰:09/09/12 04:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#105 [あお☆まる]
 
■ピカりん■
45歳、独身

特徴:光る頭。
服装:年中タンクトップ
趣味:ガーデニング
チャームポイント:155センチの身長



そんなお茶目?な
ピカりんの出現により
一年は散らばり
次々と体育館から出ていく
 

⏰:09/09/12 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#106 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃ…」


「こーらぁー
大も早く教室戻らんかぁー」


言いかける大を
邪魔する様に、ピカりんが
物凄い形相で
追っかけて来る。


「うわっ、ピカりん!」


「…」



その場から
立ち去ろうとする花

 

⏰:09/09/12 04:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#107 [あお☆まる]
 
「…花!」


そんな花の腕を
掴み引き寄せる大

そして耳元で囁く。




「放課後。…約束ね」




ドクン…

 

⏰:09/09/12 04:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#108 [あお☆まる]
 
ひときわ高鳴る鼓動と
赤くなる一方の顔




囁かれた耳を
手で隠すと
めいいっぱい睨みつける 大はそんな事には
無関心といった感じで



笑顔で、「約束ね!」
と去って行った

 

⏰:09/09/12 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#109 [あお☆まる]
 
「……花ちゃん。耳真っ赤」



美穂は
こぼれそうになる
笑みを片手で押さえながら
耳をちょんと、こずく



「んな訳ねーだろ!!」

 

⏰:09/09/13 02:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#110 [あお☆まる]
 


ありえねぇー
ありえねぇー



まじ、ありえねぇー!!





くそっ!!!
桜田大めっっっっ!!!
 

⏰:09/09/13 03:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#111 [あお☆まる]
 











 

⏰:09/09/13 03:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#112 [あお☆まる]
 
そんでもって【放課後】









さて、帰るか。

 

⏰:09/09/13 03:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#113 [あお☆まる]
 
当たり前の様に
荷物をまとめ
教室を出ようとするが
大きな声がそれを邪魔する




「えぇーー!!!!
花、帰るの?!!!」



美穂の声が教室に響き
クラスの皆さんも
花に注目する
 

⏰:09/09/13 03:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#114 [あお☆まる]
 
「ちゃんと、
大君待ちなよー。
せっかくシュート決めた
のに可哀相じゃん!!」




その美穂の意見に
クラスメート全員頷く

いつの間にか大は、
そのひたむきさで
知らず知らずに
クラスメートの全員を
見方につけていたらしい
 

⏰:09/09/13 03:10 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#115 [あお☆まる]
 
な、な、なんだ
こいつら?!


まるで私が
悪者みてぇーじゃんか…
アイツが勝手に
ほざいてたダケで



私は、
許可だしてねーし!!

 

⏰:09/09/13 03:13 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#116 [あお☆まる]
 
クラス全員の
「帰ったら可哀相だよ…」
というオーラを
一身に受けて

帰るに帰れずに居ると



教室のドアが勢いよく開き




「姫〜〜迎えに来たよぉ〜」


とマヌケな声が響く
 

⏰:09/09/13 03:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#117 [あお☆まる]
 

……………………………………




花と大を描いてみたので
興味ある方は感想板へ〜

あ、来るついでに暖かい
コメントも一緒に添えて
下さると嬉しいです(Pqε`*)


</Div>
……………………………………

 

⏰:09/09/13 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#118 [あお☆まる]
 
感想板
>>1
アンカー
>>1-50
>>51-100
 

⏰:09/09/13 03:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#119 [あお☆まる]
 
もう逃げられる
状況ではない




「じゃ、行こう!」




花にとっては
憎たらしく思えるほど
満面の笑みを浮かべる大

 

⏰:09/09/14 02:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#120 [あお☆まる]
 
「花、
いってらっしゃい!」




拍手でも
起きるんじゃないかと
思うほど、皆の目は
花と大を穏やかに
優しく見守っていた




「みんな、また!」


 

⏰:09/09/14 02:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#121 [あお☆まる]
 
大はニコヤカに
片手を軽く上げると

花の手を握る




「な、なに
してんだ!てめぇー」



大をめいいっぱい
睨みつける



「だってデートだし?
じゃ行こうか!」
 

⏰:09/09/14 02:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#122 [あお☆まる]
 
花の抵抗も虚しく


引きずられる様に、
手を引かれる花








くそーー!!なんか私
すっかり
コイツのペースに
乗せられてないか?!
 

⏰:09/09/14 02:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#123 [あお☆まる]
 
そのまま
手をガッチリ握られて

連れて来られたのは
ゲームセンターだった




んだよ。
なんでこんな所に…



ふと目に映ったのは
UFOキャッチャーの
中に無数にいる
ナイトメアのジャックの人形
 

⏰:09/09/25 03:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#124 [あお☆まる]
 
頭デッカチのジャックに
すっかり目を奪われ
思わず立ち止まる


そんな私の視線を
目で追う大




「花ちゃん、
ジャック好きなの?」


「……べ、別に…」

 

⏰:09/09/25 03:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#125 [あお☆まる]
 
「ね、この人形取ったら
俺の願い聞いてくれる?」


「取れるわきゃねーだろ
こんなデッケェーの!」



そう反論する花を
大はニヤリと笑う。



「…約束ね。」
 

⏰:09/09/25 03:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#126 [あお☆まる]
 












「あ、あ、
ありえねぇー…」

 

⏰:09/09/25 03:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#127 [あお☆まる]
 
花の腕には
さっきまで
UFOキャッチャーの
中に入っていた

ジャックの人形が
抱かれていた



大は見事一回で
ジャックを
取ってみせたのだ




大はにっこり笑って
花を見る
 

⏰:09/09/25 03:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#128 [あお☆まる]
 

「な、なんだよ…」

「約束。したよね?
さてと、俺の願い
叶えてもらおーかな。」

「え、あ、おい!!」




抵抗する花を
また大が引きずる様に
進みだす
 

⏰:09/09/25 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#129 [あお☆まる]
 
着いた先は……





「プリクラ機…?」

「そーだよ!
さ、一緒に撮ろう!」


な、なんだ
プリクラか……

何処かホッとしながら
プリクラ機の中に
入る花。
 

⏰:09/09/25 03:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#130 [あお☆まる]
 
…でも
男と撮るのは
初めてだな




大は慣れた手つきで
画面に触れて
操作している。



「よし。
じゃあ、花ちゃん
もっとこっち来て」

 

⏰:09/09/25 03:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#131 [あお☆まる]
 
肩を抱かれて
引き寄せられる


大と頬が触れる



「な、お前!近いぞ!」

「はい、撮るよー」



-カシャ-

 

⏰:09/09/25 03:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#132 [あお☆まる]
 
「この、糞大!
はーなーれーろ!!」

「次、チュープリね!」

「はぁ?!!」

「だって俺の願いは
花ちゃんとのチュープリだもん」




 

⏰:09/09/25 03:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#133 [あお☆まる]
 
「何ふざけた事っ!!」

「ジャック…」



その言葉で
暴れていた花の手が止まる



「花ちゃんは
約束を破る
最低な人じゃないよね?」
 

⏰:09/09/25 03:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#134 [あお☆まる]
 
その言うと
いつもと違う
少し意地悪な顔で笑う大



くそっくそっ
そう言われたら
何も出来ねぇー!



花は諦め
手を強く握りしめて
ぎゅっと固く目を閉じる
 

⏰:09/09/25 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#135 [あお☆まる]
 
だんだんと
大の顔が近づいてくる
気配にますます
瞼に力を入れる。









ちゅっ
 

⏰:09/09/25 03:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#136 [あお☆まる]
 



「え……ほっぺ?」





当たり前の様に
唇にくると
思っていた花は
思わずそう言葉にしていた



 

⏰:09/09/25 03:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#137 [あお☆まる]
 

「口の方が良かった?」



まだ近くにある
大の顔が
楽しそうに歪むと

花の顔に
だんだんと近づいてくる




「調子のんじゃねー!」

 

⏰:09/09/25 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#138 [あお☆まる]
 










「痛いよ〜……」
 

⏰:09/09/27 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#139 [あお☆まる]
 
大は頬を押さえて
うずくまる
大の真っ赤になった頬は

調子に乗りすぎた
大へ花からの鉄拳跡だ。




「ぐぅで殴る事ないのに」

「調子乗るからだろ。」

 

⏰:09/09/27 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#140 [あお☆まる]
 
「でも……ふふふ。」



き、きもっ!!!
殴られてほくそ笑む
なんて、やっぱ変態ドM?!



「…花ちゃん
心の声出ちゃってるよ?
キモいって…酷くない?」

「あぁ…つい本音が。
悪ぃ悪ぃ変態くん。」
 

⏰:09/09/27 04:58 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#141 [あお☆まる]
 
「ちょっと、なんで
さりげなく遠退く?」

「触るなドM。」

「いや、ドMじゃないし。
花ちゃん
勘違いしないでくれる?
俺が笑ったたのは
殴られたからじゃなくて
コレが嬉しいから!!」




そう差し出されたのは
先ほど撮ったプリクラ
 

⏰:09/09/27 05:02 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#142 [あお☆まる]
 
そのプリクラには



ジャックを
持った花と大

花の頬に
チューしている大と
固く目を閉じてる花

調子に乗った大が
花に殴られている所の

三つが印刷されている


 

⏰:09/09/29 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#143 [あお☆まる]
 
「これ、
携帯に貼ろうっと」




大は嬉しそうに
プリクラを見つめる




「………没収」


 

⏰:09/09/29 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#144 [あお☆まる]
 
そう言うと
大事そうに持っている
大の手から
プリクラをさっと
奪い取る



「え?!なんでだよ!!」

「こんなの貼られて
ニタニタされたら
気持ち悪ぃーんだよ。」


 

⏰:09/09/29 04:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#145 [あお☆まる]
 
「約束が違う!」

「撮っても
プリクラんやるとは
言ってねーだろ?
これは私が預かるから」

「……ひどい……」




肩をうなだれる
大をよそに
花はそそくさと
プリクラを鞄にしまう
 

⏰:09/09/29 04:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#146 [あお☆まる]
 
「さ、帰れんぞ。」


「え?!」


「なんだよ。」


「早くない?」


「時間は
契約に入ってねーからな」

 

⏰:09/10/18 03:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#147 [あお☆まる]
 
ふぅーとため息を
吐き出すと
諦めたように花を見る



「分かった、でも
危ないし送らせて?」

「いい。
一人で平気。私強いしな」


そう。
結構喧嘩には強いんだ
もし襲われかかっても
蹴りでも食らわせてやる

 

⏰:09/10/18 03:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#148 [あお☆まる]
 
「じゃあな」



と大に背を向けた
瞬間に腕を掴まれる



「な!離せよ!!」



抗議の眼差しで
振り返り大を見遣ると
真剣な顔にぶつかり
思わず息をのむ
 

⏰:09/10/18 03:47 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#149 [あお☆まる]
 
「強いんだろ?
離してみろよ。」



カッとした花は
腕をブンブン振る
が、全然ビクともしない



「…分かったろ?
強いって言ったって
結局花ちゃんは女の子
男の力には適わない。
黙って送られて?」
 

⏰:09/10/18 03:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#150 [あお☆まる]
 
悔しいが
この手を離す事が
出来なかった花は、
言うことを聞くしかなかった


「…分かったよ」


花がそう呟くと
大はいつもの
柔らかい笑顔に戻る


「お姫様を無事に
送り届けるのがナイトの
役目だからねぇ〜」
 

⏰:09/10/18 03:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#151 [あお☆まる]
 
「ま、お前は
王子様ってより
バカ殿って感じだよな」

「ちどぉい!」




そんな言い合いを
しながら
大は花の家まで
ちゃんと送っていった
 

⏰:09/10/20 04:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#152 [あお☆まる]
 
その間ずっと
花の手を離さなかった大に
花は猛烈に抗議したが
大は知らんぷりを決め込み
結局、そのまま
手を繋いで帰ったのだ



大と別れて
誰も居ない家に入る


まだ手には
大の温もりが残って
いるようだった
 

⏰:09/10/20 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#153 [あお☆まる]
 
その温もりは
冷たいこの家で
唯一花を温めていた




「…変なやつ」



そうぽつりと呟くと
まだ熱さのひかない
頬っぺたに
ジャックのぬいぐるみを
引き寄せて

眠りにつく
 

⏰:09/10/22 04:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#154 [あお☆まる]
 
ベットに横になると
脱力感が花を襲う。

その脱力感は
プールを出た後の
興奮と疲労感が入り混じった
独特の気持ち良さに
似ていた


その独特の心地良さに
花はそっと瞳を閉じた。


目を閉じた瞳の裏に
無意識ではあるが
大の笑顔を
映し出していた事に
熟睡している花は
気づかずにいた
 

⏰:09/10/22 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#155 [あお☆まる]
 






「はーーな!!
おーはーよーー」


家を出ると
珍しく、美穂が待っていた
 

⏰:09/10/22 04:16 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#156 [あお☆まる]
 
大方、昨日の
放課後デートやらの事を
聞きたくて朝早くから
待ち伏せしてたんだろう



「…朝からテンション
たけぇーよ。」



花の冷たい視線も
なんのその
話しを聞きたくて
仕方ない美穂は
待てない、と言った感じに
本題を切り出す。
 

⏰:09/10/22 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#157 [あお☆まる]
 
「デート!!
どーだった??
手は握って…たね!
あ、チューした??
フレンチ?ディープ?!
やっぱ、
No.1なだけあってチュー
上手だった!???」



咳を切ったように
次々と質問を浴びせる

そんな美穂にも
質問の内容にも呆れ
無言で美穂を見つめる
 

⏰:09/10/22 04:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#158 [あお☆まる]
 
「お前…欲求不満か?」


「少し……
ってそれはイイから!
チューしたの?」



ちゅう…ちゅー…チュー



頬っぺたにされた事を
思い出し
頬を赤く染める花
 

⏰:09/10/22 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#159 [あお☆まる]
 
「あぁーー!!!
花、赤くなってんじゃん!」


「は、はぁ?!!
な、な、なってねーしっ」

「へぇ〜チュー、
したんだ?」




花をからかう様に
大袈裟に肩に手をかける
 

⏰:09/10/22 04:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#160 [あお☆まる]
 
良かったら感想
下さい(●'∀`Pq),+

>>1  *感想板*
>>4  *アンカー*
 

⏰:09/10/22 05:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#161 [あお☆まる]
 
「してねーよ!」

「嘘だぁ〜」

「本当だっての!」



こんな風に
言い合いをしながら
気づけば学校の前まで
来ていた


 

⏰:09/10/24 03:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#162 [あお☆まる]
 
「じゃあ、なんで
顔赤くしたのよ〜
なんか、いかがわしい仲
になったんじゃないのぉ?」


「はぁ?!!
んな訳、ねー…うぉっ?!」


急に何かに
後ろから抱きしめられる



「お・は・よ!はにぃ〜」
 

⏰:09/10/29 03:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#163 [あお☆まる]
 
…この能天気な声は…


「大!!離しやがれっ」


花は大から逃れようと
大の腕の中で暴れる


「あら仲良いのね♪」

「うん♪
こーいう仲になりまして…☆」
 

⏰:09/10/29 03:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#164 [あお☆まる]
 
暴れる花をよそに
腕の中にがっちりと
納めたまま
大は少し頬を赤らめて
何かを美穂に渡す


「あらっ!!」

「あ、お前それっ!!」


それは、昨日
大から奪ったはずの
プリクラだった
 

⏰:09/10/29 03:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#165 [あお☆まる]
 
「なんでそれを
てめぇーが持ってんだよ!」

「…ふふふ。
きっと花ちゃん
プリクラを破ったり
くれなかったりしそうだな
って思って、
プリント待ちの時に
花ちゃんがトイレに
行った隙にもう一枚プリント
しといたんだぁ〜〜〜」




…用意周到なやつめっ!
ただの馬鹿じゃなかったか…
 

⏰:09/10/29 03:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#166 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なぁ〜」



ニヤついた
嫌な声に顔を歪める花



「これ、チューしてるよ?」

「してるのよぉ。
美穂さん!素敵でしょ?」
「素敵ね!大くん!
これ、頂戴☆」

 

⏰:09/10/29 03:42 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#167 [あお☆まる]
 
「プリクラは宝物だから…」


と言って
代わりに何かを差し出す

「こっちなら!
いっぱいカラーコピー
したから♪しかもアップで」

「わぁ〜〜すごぉい!」


キャピキャピと
喋る美穂と大。

 

⏰:09/10/29 03:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#168 [あお☆まる]
 
「てぇ〜めぇ〜らぁ〜〜!!」


ワナワナと肩を
震わせる花


「いい加減にしやがれぇ!!!」




朝の校門前に
花の雄叫びが響く。
勿論。大と美穂の頭には
大きなタンコブが出来たのは
言うまでもない。
 

⏰:09/10/29 03:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#169 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なちゃん!」



放課後
聞き慣れた声が
花を呼ぶ

もう最近では
クラスの名物と
なりつつある。



「んだよ、大。」

 

⏰:09/11/03 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#170 [あお☆まる]
 
最近では
放課後になると、

大が花を笑顔で
向かいに行き

それを
花がうっとおしい
と顔に全面に出して
迎える。



そんな風景を
美穂を始めクラスメート
全員が微笑ましく
見守っている
 

⏰:09/11/03 04:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#171 [あお☆まる]
 
「大くん、めげないね」



クラスメートの
男の子が
大に話しかける



「当たり前っすよ〜
俺、絶対花ちゃんの
彼氏になるんです!
だから先輩、
手ぇー出しちゃダメですよ」

 

⏰:09/11/03 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#172 [あお☆まる]
 
「俺はもう一年くらい前に振られた身だよ…
だから、応援してるよ!
頑張れ!大くん」

「うっす!」

「…てお前、私に
告白してきた事あったけ?」

「……大和、酷い……」

「…先輩。…ファイト…」

 

⏰:09/11/03 04:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#173 [あお☆まる]
 
泣くそぶりを
見せる男に、大が
同情するかのように
大袈裟に肩を抱く



「なんだよ。
私が悪いみてぇーだな」


「「花が悪いでしょ」」


いつの間にか
会話に加わっていた美穂と
大の声がハモる
 

⏰:09/11/03 04:37 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#174 [あお☆まる]
 
「んだよ!美穂まで!」

「ちゃんと、及川くんに
謝らないと。」


美穂の言葉に
仕方ないといった態度で
先ほどの男に向き合う。


「…。
忘れてすまん。及川」

 

⏰:09/11/03 04:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#175 [あお☆まる]
 
「あ…「ちゃんと
言ったからな!これで
いーだろ?んじゃ。」


及川の返事を聞く前に
そう言葉を重ねると
もうこれで用無し。
といった感じで
さっさと身支度をして
教室から出ていく。


「あ、花ちゃん
待ってよ!!」

「着いてくんな!」
 

⏰:09/11/03 04:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#176 [あお☆まる]
 
ぎゃーぎゃーと
騒がしく出ていく花と大
美穂はそれを呆れながら
見守ると及川に


「…ごめんね。あんなんで」


とまるで
親が子供の悪態に対して
子供の代わりに
周りへ頭を下げる様に
申し訳ないと謝る
 

⏰:09/11/03 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#177 [あお☆まる]
 
そんな美穂に及川は
いや良いよ。
と笑いかけると


「でも大和変わったな」


と続ける。
確かに花は変わった

以前であれば
告白されてた事を
つっこまれたとしても
誤りはしなかっただろう
 

⏰:09/11/03 04:52 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#178 [あお☆まる]
 
■訂正■

以前なら告白されたのを
忘れていたとしても
謝らなかっただろう。


です。
 

⏰:09/11/03 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#179 [あお☆まる]
 
美穂も
大と接していくうちに
変わっていく花に
気づいていたし
微笑ましく思っていた



「…この調子でタケの事も
忘れられるといいんだけど」

「え?」

「あ、なんでもない!」

 

⏰:09/11/03 04:58 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#180 [あお☆まる]
 



美穂のその心配の種は
このあと
大きな実をつけて
花と大の前に
大きく立ち塞がるのだった



 

⏰:09/11/03 05:01 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#181 [あお☆まる]
 



そしてもう一人
二人の前に
嵐を呼ぶ女が
近づこうとしている事に



花も大も気づかずにいた


 

⏰:09/11/03 05:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#182 [あお☆まる]
 
>>1  -*感想板*-
>>3   -*アンカー*-
 

⏰:09/11/03 05:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#183 [あお☆まる]
 
ニコニコ笑う大
不機嫌な花


そしてここは
千葉県にある夢の国




何故、二人が
ここに居るのか…?

それは前の日に遡る。

 

⏰:09/11/05 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#184 [あお☆まる]
 
「花ちゃん!!
かーえーりーまーしょー」

いつもの如く
放課後一緒に帰るべく
花に大が駆け寄る


「…一人で帰れ。」

「照れちゃって☆」

「………」

「み、美穂さん
花ちゃんが睨む!!」

「あらあら
それは恐ろしいわね」
 

⏰:09/11/05 03:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#185 [あお☆まる]
 
「あ、」


と何かを
思い出した様に
身支度を止める美穂


「どうした?美穂」

「来週さー行けなく
なりそうなんだよね。」

「えぇー!!嘘だろ?!!」


 

⏰:09/11/05 03:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#186 [あお☆まる]
 
「本当。
法事がさー。当初は
出なくて良いって
話しだったんだけど
急に出ろってなって…」


「まじかよー…
楽しみにしてたのに…
ジャック……………」


「なになに?
何の話し??」


全く話しが
見えない様子の大に
美穂が説明する。
 

⏰:09/11/05 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#187 [あお☆まる]
 
美穂の説明はこうだ


来週の休みに
二人で千葉県の夢の国
に行く予定だったらしい

何故なら10月になると
あの有名な夢の国は
ハロウィン一色に
染まるらしい

そのハロウィンに染まった
期間限定で
あのホーンテッドマンションが、
花の好きなナイトメアバージョンに
変わるらしいのだ
 

⏰:09/11/05 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#188 [あお☆まる]
 
それ以外にも
ハロウィンと言ったら
ナイトメアという事で
普段は出ては来ない
パレードにも

花の好きな
ナイトメアのキャラクター達が
勢揃いするらしいく
ナイトメア好きな花にとっては

是非とも行っておきたい

そんなイベントだった
 

⏰:09/11/05 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#189 [あお☆まる]
 
「美穂が行けねーんじゃ
来週はキャンセルだなー」


残念そうに呟く花
美穂は、
何かを考えている様子

そして
何か思いついた様に


「いや、予定通り行こう!」


と花に笑顔で話す
 

⏰:09/11/05 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#190 [あお☆まる]
 
「はぁ?だって
来週法事があんだろ?」

「大丈夫!大丈夫!
どうにかなりそうだから


「本当かぁ?!やったー」



花は、嬉しいそうに
バックを取り
うっし!帰るぞー
と教室を出る
 

⏰:09/11/05 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#191 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃん!
待ってよー」


置いていかれそうになり
慌てて
追いかけ様とすると
それを美穂に止められる

「大くん。耳をお貸し」


悪巧みを
考えているであろう
美穂の笑顔。

 

⏰:09/11/05 04:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#192 [あお☆まる]
 
そんな美穂に
素直に耳を貸す大。




そんなやり取りに
全く気づかない花。

それもそのはずだ
花の心はすっかり
来週行く、夢の国へと
飛んでいたのだから

 

⏰:09/11/05 04:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#193 [あお☆まる]
 
■訂正■

>>183
それは、前の日に遡る

ではなく


それは、前の週に遡る


でした…( ゚∀ ゚;)
 

⏰:09/11/05 04:35 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#194 [あお☆まる]
 
「今日はぁ〜
楽しいデェズニーday♪」



ルンルンと
鼻歌を歌いながら
花は約束場所の
駅へと歩いていた。

すっかり
美穂と二人で
行く気になっている

しかし
居るのは……
 

⏰:09/11/13 03:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#195 [あお☆まる]
 
「はぁ〜〜なちゃ〜ん」


(*´∀`)ノ”
↑こんな顔の
大くん、その人である。



 
「はぁっ?!!!」 




大の存在に気づくと
露骨に嫌な顔して
そう口にした
 

⏰:09/11/13 03:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#196 [あお☆まる]
 
「どーゆう事だ?!
美穂はどーしたんだよ!」


大の胸倉を
荒々しく掴むと
揺らしながら凄む



「美穂りん、
やっぱり法事出なくきゃ
いけないらしくて!
メール着てない?」

 

⏰:09/11/13 03:13 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#197 [あお☆まる]
 
その声を聞いて
携帯を慌てて取り出す


 
■件名■
可愛いミポりんより
……………………………

ごめんねぇ〜!
やっぱり今日、法事
出なくちゃいけなくて
行けないわぁ(*´人`)

代わりに、
大ちゃんをそっちに
行かせたから(σ・∀・)σ

じゃ、楽しんでね♪♪♪
可愛いミポりんより(●'∀`Pq),+
 

⏰:09/11/13 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#198 [あお☆まる]
 
……美穂めぇ!!
仕組んだな?!

すぐ横を見れば
相変わらず
(*´∀`)こんな顔した
大の憎らしい笑顔


その顔を見て

うん、帰ろう。
今すぐ帰ろう。

そう決めた花は、
くるりと後ろを向く
 

⏰:09/11/13 03:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#199 [あお☆まる]
 
しかし
力強く掴まれた
大の手がそれを阻む



「離せ。」

「…ジャック。
帰ったら会えないよ?」



あぁ……
愛しのジャック様
今…会いに行きます。
 

⏰:09/11/13 03:44 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#200 [のあ]
頑張れ

⏰:09/11/17 00:33 📱:PC 🆔:/YNR6cGc


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