まにまに
最新 最初 🆕
#1 [あお☆まる]
 
 
恋愛なんて
脳が錯覚で起こしてる
ただの生理現象

ましてや
一目惚れなんて


あ・り・え・ねぇー!!

●感想●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4389/
>>2-3 過去作品
>>4  アンカー
 

⏰:09/06/17 15:16 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#2 [あお☆まる]
 
●過去作●
……………


【先生の言うとおり】
*本編*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8335/
*続編*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8456/
*番外編*サイドストーリー
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8719/
*最終章*
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/9456/
 

⏰:09/06/17 15:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#3 [あお☆まる]
 <Font Size="-1">

彼と彼女の一週間
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/10373/

●短編●
……………


*ベリー* SSS祭より
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7545/478-480
*雨のち…* 恋愛祭より
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8929/70-93
 

⏰:09/06/17 15:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#4 [あお☆まる]
●アンカー●
……………


>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:09/06/17 15:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#5 [あお☆まる]
 
ね…なんで皆
恋愛なんかするの?


そんなの
意味なくねぇ?

だって、結局は、
脳みそが
幻覚起こしてるんだろ?



恋愛にすら
疑問があんのに

“一目惚れ”?
ありえねぇーーしっ
 

⏰:09/06/17 17:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#6 [あお☆まる]
 
「あっあっあの…」



顔を赤く染めて
声を震わせる
一人の男子




「…何?」


「おっ俺、花さんのことっす、す、好きで…」
 

⏰:09/06/17 17:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#7 [あお☆まる]
 
あぁ…だりっ
なんか、肩凝ってるし


告白を受けている
当の本人は
どーでもいいかの様に
肩を回す

首が鳴ったところで
ようやく、その男の子を見据える



「で?」

「…え?」

「私の
どこが好きな訳?」
 

⏰:09/06/17 17:52 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#8 [あお☆まる]
 
その問いに
男子は
顔を赤らめて答える



「花さんの…
その天使の様な顔とか…「あぁーくだらねぇー」




答えをいい終える前に
被せられた その言葉に、
思わず固まる
男の子。
 

⏰:09/06/17 17:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#9 [あお☆まる]
 
「天使の様な顔?
あほらしっ。
そんなに顔が大事なら
アイドル相手に
ハァハァ言ってろよ!
この、イモやろぉー!!」




中指をしっかり
立てて
凄んでやる

男の子はまるで
凍てついてしまった
かの様に
顔も体も固まっていた
 

⏰:09/06/17 18:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#10 [あお☆まる]
 
「くだらねぇー事で
二度と呼ぶなよ」




そう捨てゼリフを
残してその場を去る

この台詞をはくのは
今日だけですでに
3回目。



校舎の物陰を見ると
隠れてるのであろう人の
制服がチラリと見える。
 

⏰:09/06/17 18:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#11 [あお☆まる]
 
こんな風に
隠れて見てる奴なんて
一人だけだ…



「美穂、見えてる」




そう言うと
観念したかの様に
あはは、と
空笑いを出しながら
物陰から出て来る

 

⏰:09/06/17 18:08 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#12 [あお☆まる]
 
「お前は本当、
悪趣味だな。」



そう言うと
美穂は取り繕う様に
花の肩に腕を回す



「や、やだぁ〜
花ちゃん怒らないで☆
…しかしやっぱり
大和 花ね!!
今日だけで告白して来たの3人目でしょ??」
 

⏰:09/06/17 18:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#13 [あお☆まる]
 
「あぁ…」



私は、世間で言う
美少女らしい

けど私はって言うと
負けん気の強い
男勝りの性格。



よく、顔と性格が
合わないって言われる


けど、これが私
変えるつもりはねぇー
 

⏰:09/06/17 18:15 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#14 [あお☆まる]
 
「はぁ〜」


美穂は
ため息をつきながら
花の顔を眺める



「なんだよ?」


「花、
ぶりっ子した方が
モテる…よ?」


「…モテたくねーよ!」
 

⏰:09/06/17 18:18 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#15 [あお☆まる]
 
こんな性格だから
始めはいいけど
最終的に
思ってたのと違った
っていなくなる人が多い中で、この美穂は
ずっと一緒に居てくれてる。
ま、親友かな
照れ臭いから本人には
言わないけどな。



「もったいなぁ〜い。
大体、さっき告白
してきた男の子だって
今年の一年のNo.2なのにっ」
 

⏰:09/06/17 18:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#16 [あお☆まる]
 
「顔だけで
告白してくるような奴に
興味ねぇーーし」




大体、
中身を知らないで
よく告白とか出来るよな?

信じられねーよ

 

⏰:09/06/17 18:26 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#17 [あお☆まる]
 
「…花、
もしかしてまだ
タケの事………?」


「………
関係ねーよ。」



ただ私は
中身も知らない相手を
好きになる事が
理解できないだけ。

⏰:09/06/17 18:29 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#18 [あお☆まる]
 
ましてや
一目惚れなんてー……




「花!」

「…あぁ?」




誰だよ。
人を呼び捨てにするのは
 

⏰:09/06/17 18:31 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#19 [あお☆まる]
 
振り返り睨むと
そかには
背の高い見慣れない男


ネクタイの色からして
多分一年生




「一目惚れしたんだ。
付き合ってくんない?」



はぁ??
 

⏰:09/06/17 18:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#20 [あお☆まる]
 
そう思って
いつもの台詞を
言おうとした時、

腕を引っ張られる


男はその引っ張った
花の手の甲にキスをして
ニコリと笑う



「ね、いいでしょ?」
 

⏰:09/06/17 18:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#21 [あお☆まる]
 
突然の事で
一瞬フリーズした花だったが

すぐに我を取り戻し



「良いわけ
ねぇーーだろー!!!」



と言う雄叫びと共に
相手の顔を殴る
もちろんグーで。
 

⏰:09/06/17 18:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#22 [あお☆まる]
 
「ったーー」



見事なパンチを
貰った男は
その場に倒れこむ



「…美穂、
私胸糞わりぃーから
今日はもう帰るから!」


「え…?あ、花?
まっ、待ってよー…」
 

⏰:09/06/17 18:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#23 [あお☆まる]
 
一人残される男



「はは。いってぇ〜…
グーで殴るか?
しかし、あの抜群の美少女ロリ顔で性格はあれか…
うぅ〜ん。益々タイプかも…」




もちろん花には
この変態要素満点の
危ない発言は聞こえてはいなかった
 

⏰:09/06/17 18:50 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#24 [あお☆まる]
 



「…ね、
はーーなっ!ねってば!」




全く止まる
気配のない花を
少し、強い口調で
美穂が呼び止める

その声に
ようやく花は、
歩く速度を落として
まだ不機嫌な顔を
そのままに振り返る
 

⏰:09/06/21 01:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#25 [あお☆まる]
 
「…な、に?」


「No.1だよ!!!」



興奮気味に
それだけ伝える美穂

花にはその意味が
全く伝わらずに
その顔を更に歪める



「美穂、主語つけろ」
 

⏰:09/06/21 01:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#26 [あお☆まる]
 
「もぉー!!
だーかーら、No.1なの!
今年の一年のNo.1!!」



少し苛立ちがちに
両手を振り子の様に
ブンブン降りながら
花に伝えるが

当の花は

やっぱり一年か。
年下の癖に
調子こきやがって


くらいにしか
思っていなかった
 

⏰:09/06/21 01:28 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#27 [あお☆まる]
 
その感心のなさに
美穂は諦めの
ため息を漏らす



「…花分かってる?
一年のNo.2とNo.1に
告白されたんだよ?」

「分かってるてーの。
でも、だからって
何が変わるわけでもねーだろーが
付き合う訳でもねーんだからよ」
 

⏰:09/06/21 01:32 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#28 [あお☆まる]
 
「そーだけど……」


「それに、
今日告白してきた
馬鹿達ももう来ねーよ
今まで通りな」




そう。
絶対来たりしねーよ

今までそーだったんだ

 

⏰:09/06/21 01:36 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#29 [あお☆まる]
 
私に告白して来た奴は

私のこの中身を
知ったら


次の日からは
二度と私には
近づきもしない。



No.1だかなんだか
しらねーけど
あいつだってきっと
もう来ねーよ
 

⏰:09/06/21 01:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#30 [あお☆まる]
 



あいつらは


私の中身じゃなくて




【外見】
しか見てないんだから


 

⏰:09/06/21 01:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#31 [あお☆まる]
 

そう


あいつらも



お母さんもタケも



私の外見しか
見てないんだから


 

⏰:09/06/21 01:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#32 [あお☆まる]
 

『蕾は、そんな
男口調じゃなかった!』



…お母さん
私は、
お姉ちゃんじゃない



『…ごめん。
俺間違ってた…別れて』
 

⏰:09/06/21 03:55 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#33 [あお☆まる]
 
…ね、タケ
お姉ちゃんと
間違えたってこと?




私は私だ
お姉ちゃんじゃねー



そうだろう?


 

⏰:09/06/21 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#34 [あお☆まる]
 
茹だるような
暑さで目を覚ます



暑さと
さっきの夢で
夢見は最悪だ





「…私は私…か」

 

⏰:09/06/21 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#35 [あお☆まる]
 
そう呟くと
まだうつらうつらした
頭を掻き乱し
学校に行く準備をする




「いってきます」




そう投げ掛けても
誰もいない部屋には
返事もなくただ
寂しく響くだけだった
 

⏰:09/06/21 04:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#36 [あお☆まる]
 


教室に行くと
いつもよりも騒がしい



…なんだ?



恐る恐る
教室に入ると
調度自分の席に人だかり
 

⏰:09/06/22 14:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#37 [あお☆まる]
 
しかも女の。
違うクラスの女が
キャーキャー
甲高い声を上げている




……るせぇ




「おい、どけろよ」
 

⏰:09/06/22 14:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#38 [あお☆まる]
 
「キャーなにぃ?
乱暴〜〜〜」



クネクネ動く
女共を押しのけて
自分の席に向かう



やっと自分の席に
たどり着いた花は、
絶句する

見なきゃよかった
とさえ思うほどだ。
 

⏰:09/06/22 14:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#39 [あお☆まる]
 
花の席に
まるで自分の席な様に
堂々たる姿で座る
No.1がいた。




「てめぇ…
なんで居やがる…」




そう相手を凄むと
周りの女どもが
悲鳴を上げる
 

⏰:09/06/22 14:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#40 [あお☆まる]
 
「きゃ〜〜
恐ぁ〜〜〜〜い」

「大くぅ〜ん!こんな人やめなよぉ〜〜」

「そうだよぉ!
私たちにしなよ☆☆」




甲高い声が
キーキー頭に響く

文句の一つでも
言ってやろう、と
思った時だった。
 

⏰:09/06/22 14:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#41 [あお☆まる]
 
「ごめんね。
俺今、花ちゃんにやられちゃってんだ。」



その言葉と共に
向けられる視線。

昨日とは違う
少し真剣な
光を帯びている様に思えた

 

⏰:09/06/22 14:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#42 [あお☆まる]
 
…なっ何言ってんだ?!
こ、こ、こいつ!!


言われなれない言葉に
戸惑う花

しかし、
その舌の根も
渇かぬうちに



「でも、振られたら
よろしくねぇ〜〜〜」


と言うもんだから
少し戸惑った自分に
苛立ち不機嫌になる花
 

⏰:09/06/22 14:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#43 [あお☆まる]
 
「ってか、
もう振っただろ?」

「え?そーなの?」




その楽天的な
発言に
呆れるを通り越して
脱力感すら覚える




「じゃあ、改めて
振ってやるよ。」
 

⏰:09/06/24 14:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#44 [あお☆まる]
 
引き攣り笑いで
そう言うと
言葉を発しようと
口を開きかけた花を
No.1が止める



「え、俺振られるの?」



…こいつ
何を今更言ってんだ?
今までの会話のどこに
付き合うって言う
可能性があるのか教えて欲しいよ
 

⏰:09/06/24 15:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#45 [あお☆まる]
 
「そーだよ。
ってかもう振ったつーの
昨日!!
頭悪りぃーやろーだな」

「なんで
俺振られたの?」

「なんでって…」



何言っても
堂々巡りになりそうで
いいよどむ花
 

⏰:09/06/27 03:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#46 [あお☆まる]
 
「だってさ、
俺の事何も知らないだろ?
中身を知ったら
もしかしたら好きに
なるかもしれないだろ?

なのに振るの?
納得いかないなー」





……なっ、
なんだこいつ?!
 

⏰:09/06/27 03:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#47 [あお☆まる]
 
花は戸惑っていた
今まで振った後
こんなに、ひつこく
アプローチされるのは
初めてだったからだ




…こいつ
よっぽどの変わり者か
はたまた
変態か……
↑半分正解。
 

⏰:09/06/27 03:20 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#48 [あお☆まる]
 
「…お前もだろ」

「なにが?」

「私の中身なんか
何一つしらねーくせに」



その言葉に
No.1はふと考え込み
笑顔を向ける



「そーだね!
じゃあ、教えてよ!」
 

⏰:09/06/27 03:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#49 [あお☆まる]
 
そう言うと
花の手を取る




「…はぁ?」

「今日は天気もいいし
うん。デート日和!」

「ふざけんな!!
私はお前と一緒にサボる気
なんかねーからな!!」

 

⏰:09/06/27 03:25 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#50 [あお☆まる]
 
花は抵抗するが
やはり女
男の力には敵わない…


周りでは
No.1ファンの女達が
ギャーギャ叫び声を上げる




どうにか、この状況から
抜け出したい花は
周りを見渡す
 

⏰:09/06/27 03:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#51 [あお☆まる]
 
すると、
少し離れた所に
高見の見物とばかりに
美穂が立っていた




「おい!!美穂!
こいつ、どーにかしろ!」



と美穂に
助けを求めるが
美穂は助けるどころか
 

⏰:09/06/27 03:30 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#52 [あお☆まる]
 
「何時間でも
ご自由にどうぞ☆」




と笑顔で
送り出すしまつだ





結局花は
そのまま引きずられ
気がつけば公園らしき
所に来ていた。

⏰:09/06/27 03:39 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#53 [あお☆まる]
 
「いい天気だね〜」

「お前の頭は
ノーテンキだな。」

「こう天気が良いと
気分が良いよね!」

「私は最悪だけどな。
お前が居るから」




なんで…
なんで私は
こんな奴の隣で
(半ば強制)
座ってなきゃねーんだ?
 

⏰:09/07/06 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#54 [あお☆まる]
 
あークソッ
こんなに態度に
出してるんだから
気づけよな!!

すっげぇー苛つくな




思いっきり
睨みつけると
奴は何を思ったか
微笑み返してくる。
 

⏰:09/07/06 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#55 [あお☆まる]
 
「んだよ?
何笑ってんだ?!」

「ん〜良いなぁって!」




睨まれて
良…い……な?
こいつやっぱり
そーとーな
ドMか?
 

⏰:09/07/06 04:14 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#56 [あお☆まる]
 
「俺さ、顔がめちゃくちゃ
男前じゃん?
しかも、スタイルも良いし
親なんか社長だしさ」





あー分かった。
こいつ大切な頭のネジを、
何処かに落とした
可哀相な奴なんだな
 

⏰:09/07/06 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#57 [あお☆まる]
 
「だから、
花ちゃんみたいな人
すっげぇーー好き!!」




向けられた
満面の笑顔に
引き攣り笑いで返す



「私は嫌い」
 

⏰:09/07/06 04:19 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#58 [あお☆まる]
 
「えーー
なんで?なんで?」

「大体、
私みたいな人ってなに?
“みたい”じゃなくて
私は、私なの。」

「あ、うん。
言葉間違えた。ゴメンね?」

 

⏰:09/07/06 04:22 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#59 [あお☆まる]
 
「それに私、
初恋なんて信じてねーから」

「なんで?」

「…そればっかだな。」

「だって、花ちゃんの事
知りたいんだもん」



思いっきり
大きなため息をはく花
 

⏰:09/07/06 04:24 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#60 [あお☆まる]
 
「じゃあ、聞くけど
お前はなんで
周りの女じゃダメなんだ?」

「花ちゃんじゃないからだよ」

「…質問を変える
何で私なんだ?」
 

⏰:09/07/06 04:27 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#61 [あお☆まる]
 
ふと隣を見ると
No.1は
柔らかな笑顔を見せる


「花ちゃんは
俺の前でも花ちゃんだから」


意味が分からない
だって
私は私な訳で
誰の前でも
”大和 花“なんだから
 

⏰:09/08/18 03:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#62 [あお☆まる]
 
「……なんだそれ」



けど
初めて言われた

大和 花が良いって

No.1に言われたのは
少し微妙だけど

ほんの少しだけ
本当に少しだけ
嬉しかった
 

⏰:09/08/18 03:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#63 [あお☆まる]
 





「あー、花ぁあ!!」


調度、
一限目が終ったころに
教室に入ると

美穂が目を輝かせて
近づいてくる
 

⏰:09/08/18 03:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#64 [あお☆まる]
 
「…なんだ、裏切り者」


じとっとした目で
美穂を見ると
焦った様に取り繕う


「ひ、人聞きの悪い…!
私はさぁーただ
仲良くしてみたらどぉー
かなぁー??って
思っただけで…」
 

⏰:09/08/18 03:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#65 [あお☆まる]
 
「…ふーん」


焦る美穂を横目に
席に座る花


「で、どうだったの?!」



美穂はさっきと
同様に
期待にみちあふれた
目で花を見つめる
 

⏰:09/08/18 03:59 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#66 [あお☆まる]
 
「別に。何も。」


「えぇーー?!
何もなかったの?!!」


「あるわけねーだろ!!」

 

⏰:09/08/18 04:05 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#67 [あお☆まる]
 
美穂はその後も
「手ぐらい
繋がなかったの?」
としつこく
聞いてきたけど


本当にあのあと

ただただ
野原に座ってた

ただそれだけ
 

⏰:09/08/18 04:07 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#68 [あお☆まる]
 
少し天気が良くて


風が気持ち心地良くて




ちょっと
気持ちよかった


ただそれだけ
 

⏰:09/08/18 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#69 [あお☆まる]
 



って、
少しは有意義な
時間だったかもな…



と思った昨日の
自分に後悔…
いや、昨日の自分を
どつきたい……
 

⏰:09/08/22 04:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#70 [あお☆まる]
 
いや、
今目の前に居る


【こいつ】を
どつきたい………




こいつ=No.1は
朝っぱらから
昨日と同じく
私の席に座っている。
 

⏰:09/08/22 04:03 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#71 [あお☆まる]
 
甲高い声をバックに
自分の席に近づく



「おい。」

「あ、花ちゃん!」

「てめぇーは一年。
ここは、二年!
そして此処は私の席だ!」



バンと音をたてて
バックを机に置く。
 

⏰:09/08/22 04:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#72 [あお☆まる]
 
「違うよ。
花ちゃん!」

「はぁ?!」



何が違うって?!



「俺の名前、
“おい”とか“てめぇー”
じゃなくて、
サクラダ、ダイ。
桜田 大だから!」
 

⏰:09/08/22 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#73 [あお☆まる]
 
はい!?
どーでもいーーし!



「てめぇーで十分だ」

「はぁー…
まだ、親交が足りないかぁ…
じゃあ、今日も抜け出し……」

「はい、はい、
大のクソ野郎め、散れ!」
 

⏰:09/08/22 04:12 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#74 [あお☆まる]
 
「花ちゃん…
順番間違えたら
えらい言葉になるよ…
それ……」


「そーだねー
ちゃんと名前言って
やったんだから
早く退けろよ。」



渋々と言った感じで
席を退ける大。
 

⏰:09/08/22 04:17 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#75 [あお☆まる]
 
ようやく空いた席に
ドカッと勢いよく
座ると、
大に向かって
シッシッといった感じで
手を振る



「…寂しいけど
ホームルームの時間だしね
じゃあ、また明日!」
 

⏰:09/08/22 04:21 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#76 [あお☆まる]
 
そう言って
取り巻きと一緒に
教室をでて行く






いなくなって清々した…



………ん?
また明日ね!だ?

明日も来る気か!?!
あいつ!!!
 

⏰:09/08/22 04:23 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#77 [あお☆まる]
 




ま、まさか……な




 

⏰:09/09/02 04:33 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#78 [あお☆まる]
 




だが、アイツは

来やがった。



毎日、毎日………

 

⏰:09/09/02 04:34 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#79 [あお☆まる]
 

ガンッ!!!




教室に花が
机を蹴り上げる音が響く


固まるクラスメート
 

⏰:09/09/02 04:36 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#80 [あお☆まる]
 
関わる神に祟りなし

と言った具合に
花には近づく人はいない



「なーに苛々してんの?」


この美穂ぐらいしか
 

⏰:09/09/02 04:38 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#81 [あお☆まる]
 

………………………………

■訂正■

関わる神に祟りなし←×
触らぬ神に祟りなし←○


………………………………
 

⏰:09/09/02 04:41 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#82 [あお☆まる]
 
「…………
アイツなんとかしろ」

「アイツって〜?」

「アイツはアイツだろ!
桜田 大だよっっ!」



そう言う花を
面白がる様に見る美穂
 

⏰:09/09/02 04:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#83 [あお☆まる]
 
「へぇ〜〜珍しい!」



ニヤリと
怪しく歪む美穂の口に

怪訝そうに
眉をひそめる花



「花が、男子の名前
覚えるなんて!」
 

⏰:09/09/02 04:45 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#84 [あお☆まる]
 
「はぁっ?!」


思わずこぼれた
呆れともいいがたい
声が教室に響く。

しかし、そんな花に
美穂は更に
ニヤニヤとした
表情で呟く



「へぇ〜そっかぁ〜
あの、花がねぇ!」
 

⏰:09/09/02 04:49 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#85 [あお☆まる]
 
「美穂、お前
しつけぇーぞ…」


「きゃ〜怖い☆
って、花ちん次体育よ〜」


「…は!お前が馬鹿な
事ばっか言ってるから!
教室もう誰もいねーじゃん」

 

⏰:09/09/10 04:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#86 [あお☆まる]
 
そのまま
二人でダッシュで
更衣室に向かい
マッハで着替えた。



「ふぅ…間に合ったな…」

「余裕〜余裕〜」



二人で体育館までの
通路を歩く
 

⏰:09/09/10 04:43 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#87 [あお☆まる]
 
「でも本当に珍しいよね」

「……まだその話しかよ」

「花が、男子の名前
覚えるのもだけど…
花にフラれたのに
毎日通う
男子って方もね!」
 

⏰:09/09/10 04:46 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#88 [あお☆まる]
 
……まぁそうだな



私がコテンパンに
フッたら普通
二度と私の所に来ない


これが当たり前だった


だから正直
アイツはどーしていーか
分かんねー……
 

⏰:09/09/10 04:48 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#89 [あお☆まる]
 
花は体育館の
入口のドアに手をかける
開けようとしたが
美穂の声に動きが止まる




「大君、
本気なのかも。花に!」




ほ…本気?
 

⏰:09/09/10 04:51 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#90 [あお☆まる]
 
「んなわけねーだろ!」




その言葉を発すると
同時に勢いよく
扉を開ける



するとやけに
盛り上がっている

 

⏰:09/09/10 04:53 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#91 [あお☆まる]
 
「な、なんだ?」



まだ花達の授業は
始まっていないはず…


花は目を懲らして
盛り上がりを見せる
その輪をみる

どうやら
自分のクラスじゃないらしい
 

⏰:09/09/10 04:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#92 [あお☆まる]
 
あ……



「きゃ〜〜〜大君!!」



騒ぎの中心にいるのは
あの、桜田大だった


大は次々と
バスケットのゴールに
シュートを決める
 

⏰:09/09/11 04:40 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#93 [あお☆まる]
 
「…前の授業
一年だったんだね」

「見てーだな。」




…なんだアイツ
犬みてぇー



大の取り巻きがキャーキャー
騒ぐ中、仁王立ちで
大をただ見ていた
 

⏰:09/09/11 04:54 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#94 [あお☆まる]
 
「あ、花ちゃん!」



やべ…見つかった



仕舞ったと
花は頭を片手で覆う

 

⏰:09/09/11 04:56 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#95 [あお☆まる]
 
大は笑顔で花を見ると
バスケットボールを
ずいっと前に出す



「…?」



訳が分からず
疑問符を浮かべる花
 

⏰:09/09/11 04:57 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#96 [あお☆まる]
 
「スリーポイント。」


「はぁ?」


「決まったら、
放課後デートして」


「なっ?!!」



体育館に大の
取り巻き達の叫び声が
こだまする
 

⏰:09/09/11 05:00 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#97 [あお☆まる]
 
「おい!!
決まっても私は…」



花の反論を
無視する様に、
大はそれを言い切ると
真っ直ぐゴールを見据える



その眼差しが
あんまりにも真剣で
花は思わず口を閉じる
 

⏰:09/09/11 05:04 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#98 [あお☆まる]
 
自然と静まり返る体育館


そんな静寂の中
花の心には
美穂に言われた言葉が
響いていた





“大君、
本気なのかも。花の事”


 

⏰:09/09/11 05:06 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#99 [あお☆まる]
 
キュッと言う
シューズと床が
擦れる音と共に
放たれたボールは
綺麗に弧を描く




そのボールの行方を
見ながら
花の胸はトクンと波打つ




……本、気?
 

⏰:09/09/11 05:11 📱:932SH 🆔:☆☆☆


#100 [あお☆まる]
 
まるでゴールに
吸い込まれる様に

パサッとゴールネットを
ボールが揺らし
テンテン……という音だけが
体育館に響く



一瞬静まりかえった体育館に
時が戻った様に、次々と
歓喜と悲鳴が入り混じった
声が沸き起こる
 

⏰:09/09/12 04:09 📱:932SH 🆔:☆☆☆


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