春の希望と・・・Part2【BL】
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#396 [コロ]
 
古賀の知ってる北本望とは明らかに違う。

虚ろな瞳は何処を見ているのか焦点が合わず、何も映そうとしていない。

傷ひとつなかった顔は今は痣だらけで、勇気の隣を笑顔で歩く姿は想像も出来ない様な状態だ。

 

⏰:10/01/17 22:33 📱:N08A3 🆔:GFtyK1Us


#397 [コロ]
 
一人ではどうする事も出来ない。
後ろを見ると拳を握って、ぴくりとも動かない石田が居るだけだ。

望の泣き声は部屋の外にまで聞こえそうな大きさで、いずれ誰かが気付いてしまうだろう。
 

⏰:10/01/22 12:10 📱:N08A3 🆔:EexGDYpA


#398 [コロ]
 
そうなる前になんとかしたいが、解決方法なんて古賀にはわからない。

望もだが、古賀は石田も守ってやりたかった。

石田だけが悪いわけじゃない。
他に原点があるのに、石田に全ての責任があってはおかしい。

 

⏰:10/01/22 12:14 📱:N08A3 🆔:EexGDYpA


#399 [コロ]
 
古「北本!よく見ろ!
 俺が誰か分かるか?」

望「ビクッ―――・・・」

古「古賀だ・・・・・ォィ・・
 わかるだろ?」

望「――――・・・」

古「・・・北本・・・・?」

 

⏰:10/01/23 08:59 📱:N08A3 🆔:AGAQ64AQ


#400 [コロ]
 
望は古賀の声に急に泣き止み、息をしてるかも分からないくらい静かになってしまった。

また異様な空気が辺りに立ち込める。

古「ッ・・・・・・ォィ・・;」

そんな時、石田が小さく望に声を掛けた。

石「――・・・北本・・・・。」

 

⏰:10/01/23 09:03 📱:N08A3 🆔:AGAQ64AQ


#401 [コロ]
 
その呼び掛けに望の心臓ははち切れそうになる。

呼吸もちゃんと出来ているのかわからない。

ただ、石田の声がとても恐ろしく感じた。

あの時間が、また始まるのではないかと恐怖で体が震える。
 

⏰:10/01/27 01:13 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#402 [コロ]
 
石「俺はお前に、もう
 酷い事をしない・・・
 ・・・・だから―――ッ」

古「・・・―――ッ!」

古賀も見ている目の前で、石田は望に向かって土下座をした。

古賀だけじゃなく望までその状況に驚いた。

⏰:10/01/27 17:34 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#403 [コロ]
 
石「もう俺に怯えないで
 くれ・・・ッ・・。」

最後の方は声を振り絞って言った。

古「石田ッ、今は誤るより
 先に北本の事を考えろ」

石「今言わないと前と
 何も変わらないッ!」

古「・・・・・。」
 

⏰:10/01/27 17:39 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#404 [コロ]
 
石「許せとは言わない。
 ただもう怖がらないで
 ほしいんだ・・・。」

望「――――・・・。」

そんな事を言われても
望の中の石田に対する
恐怖は変わらない。

望は石田から目を反らした。

 

⏰:10/01/27 17:43 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#405 [コロ]
 
古「何も変わらないかも
 しれないけど、すぐに
 変わるわけない。
 石田。分かってるだろ」

石「ッ・・・・・・。」

古賀の言葉が、石田の胸に突き刺さる。

分かっている。

 

⏰:10/01/27 17:46 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


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