春の希望と・・・Part2【BL】
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#1 [コロ]
『春の希望と・・・』
お蔭様で、スレッドが
1000になりましたので
続きはこちらに書かせて
頂きますo(^-^)o

春の希望と・・・Part1
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/9357/

●注意事項●

BLの意味が分からない

荒らしに来ました!

亀更新は無理です

鬼畜、無理矢理、暴力
は大嫌い!

精神年齢18歳未満

以上に当てはまる方は
ブラウザバックでお願い致しますm(__)m

注意事項をクリアされた方は、未熟な小説ですが、読んで頂けると嬉しいです☆

では、ごゆっくりどうぞ
o(^-^)o
 

⏰:09/06/28 02:25 📱:SH700i 🆔:oDZlgotk


#2 [コロ]
春の希望と・・・Part1
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/9357/
――――――――――
大好きな春へ・・・
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5452/
(こちらは前作の小説で
春の希望と・・・と関連したお話です☆)
――――――――――
感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/06/28 02:37 📱:SH700i 🆔:oDZlgotk


#3 [コロ]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/9357/999
の続きから☆
――――――――――


秋には無い初々しさと言うか、幼さを感じる。

いくら秋が背が低く華奢だとしても、1年生と3年生では、やはり体の出来上がり具合が違う。
 

⏰:09/06/28 23:56 📱:SH700i 🆔:oDZlgotk


#4 [コロ]
 
その上、望も小さな体なので、余計に可愛らしく感じた。

秋が美人系なせいか
望の童顔で可愛い造りの
顔が新鮮に思える。

鈴原は、気付けば望の
顎に手を掛け、その柔らかい唇に自分の唇を重ねていた。
 

⏰:09/06/29 00:04 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#5 [コロ]
 
石田との行為の後で
力の抜けきった望の唇は
鈴原が舌で隙間を押せば
簡単に咥内へ侵入する事が出来た。

唇と同じく、柔らかい望の舌を捕らえると、唾液を絡めるように巧に動かす。
 

⏰:09/06/29 00:10 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#6 [コロ]
 
急に咥内を犯され、望は苦しげな表情になったが、目を覚ます事は無い。

抵抗が無いのは、物足りないが、あの石田が監禁するほど気に入った人物に手を出すのは楽しい。

しばらくの間、鈴原は望の咥内を堪能した。
 

⏰:09/06/29 00:18 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#7 [コロ]
 
一方、石田はシャワーを浴び終えて脱衣所でタオルを取り出していた。

洗面台の鏡を覗くと
無表情の自分と目が合う。

本日2度目のシャワーだったため、髪を拭いたりするのが面倒臭い。
 

⏰:09/06/29 18:35 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#8 [コロ]
 
はぁ、と溜め息をついた所で、部屋の方から手拍子と言うか、誰かを叩く様な音が一つ聞こえた。

石「?・・・」

何だと思って耳を澄ましていると、また同じ音か聞こえて、続いて小さく望の悲鳴が聞こえた。
 

⏰:09/06/29 18:42 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#9 [コロ]
 
石田は近くのズボンを掃き、直ぐに部屋へ向かった。

―――・・・

部屋に着いてまず目に入ったのは、鈴原の後ろ姿。

そして、鈴原に馬乗りされている望の姿だった。
 

⏰:09/06/29 18:49 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#10 [コロ]
 
望の頬には自分が付けた
ものより遥かに痛々しい痣が浮かんでおり、目の横にも赤紫の痣があった。

何故、鈴原が自分の部屋にいるのか、どうやって入ったのか、なんで望を殴りつけているのか分からない。

石「大和さんッ!・・・」
 

⏰:09/06/29 18:54 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#11 [コロ]
 
気付けば石田は、鈴原の腕を掴んで、名前を叫んでいた。

鈴「あ−・・・石田。よぉ」

鈴原の声はまるで何の悪気も感じていない。

石「何してるんですか・・・」

 

⏰:09/06/29 18:58 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#12 [コロ]
 
視線を望へ移すと、目が覚めた望と目が合う。

その瞳は、再び溢れた涙で濡れており、いきなり殴られた恐怖で体は奮えていた。

鈴「触っても起きねーし
 ちょっと殴ったんだよ」
 

⏰:09/06/29 19:07 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#13 [コロ]
 
へらっと笑いながら
鈴原は答えた。

石「どうやって入ったん
 ですか・・・?」

鈴「怒ってんのか?笑
 そんなもん鍵開けて
 入ったんだよ。」

聞きたい事はいっぱいあったが、石田は質問を止めて、鈴原を見据えた。

⏰:09/06/29 19:13 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#14 [コロ]
 
ここで鈴原の機嫌を損ねるのは避けたい。

石「取りあえず・・・
 何か飲みますか?」

鈴「あぁ、コーラある?」

石「わかりました」

―――
――
 

⏰:09/06/29 19:15 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#15 [コロ]
 
コーラを出した後も
鈴原はまるで自分の部屋
に居る様な態度だった。

石田は無表情だが
心の中では、早く帰ってくれと思っている。

頭の中でいろいろ考えていると、鈴原が望の方を一瞬見てから話し始めた。
 

⏰:09/06/29 19:48 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#16 [コロ]
 
鈴「お前相当コイツの事
 気に入ってんだな?笑
 何だよ・・・あの首の
 キスマークの量」

石田に向かってニヤついた笑みを浮かべながら言った。

石田も望も気付いてなかったが、望の首にはたくさんの鬱血が花びらのように散っている。

⏰:09/06/29 19:56 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#17 [コロ]
 
石田は、はっと望を見るとその首にある自らがつけたキスマークを見つけ、苦い顔をした。

望は先程からずっとベッドの端で身を守る様にまるまっている。

頬が真っ赤で、口の端にいくにつれ、紫色になっていて痛そうだ。
 

⏰:09/06/29 20:34 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#18 [コロ]
 
やはり小さな望には
手を差し延べて、殴られた頬と目元を見てやりたくなってしまう。

奮える体を抱きしめて
背中を撫でてやりたい。

自分にそんな事を出来る
資格はないが・・・
 

⏰:09/06/29 20:40 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#19 [コロ]
 
石「キスマークには、別に
 何の意味も無いです」

だから石田は、鈴原に
そう一言だけ返した。

鈴「どうだか・・・
 あーそうだ、石田。」

疑っている様だが
鈴原はすぐに別の話題を
話し始めた。
 

⏰:09/06/29 20:44 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#20 [コロ]
 
鈴「なぁ、このチビ
 抱かせろよ。笑
 そのかわり俺の貸す」

石「は?」

鈴「秋だよ秋。
 今日一日さ、交換」

秋と望を一日交換しよう
と鈴原が言いだした。
 

⏰:09/06/29 20:49 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#21 [コロ]
 
石「いや、俺は秋さんを
 どうこうする気は
 ありませんよ・・・」

鈴「そんなん知るかよ。
 俺にこのチビ貸せって
 言ってんだ。
 テメェが抜きてぇなら
 かわりに秋の尻使って
 も構わねぇって事だよ
 ・・・珍しい俺の心遣い
 感謝しろよな。笑」
 

⏰:09/06/29 20:59 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#22 [コロ]
 
なんの心遣いにもなっていない。
鈴原に渡したくなくて
望を自分の部屋に繋いだのに、何故貸さなければならないのか・・・

それに鈴原が望を「モノ」の様に言ってる事にも腹がたった。
 

⏰:09/06/29 21:11 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#23 [コロ]
 
石「大和さん、コイツは
 まだ俺が数える程しか
 手を出してないし・・・
 秋さんの様に長い間
 俺に付き合ってもらう
 つもりなんで・・・―」
 
鈴「大丈夫だって。
 秋にするより加減して
 やるし、お前のもんを
 壊したりしねぇよ。笑」
 

⏰:09/06/29 21:19 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#24 [コロ]
 
石田の言いたい事がわかり、壊さないと鈴原は言ったが、その顔は望にどんな事をしてやろうかと歪んだ笑みを浮かべていた。

石田は鈴原に見えない様に拳を握りしめて、避けれそうにない申し出を何とか断れないか考えているが、何も思いつかない・・・。
 

⏰:09/06/29 21:26 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#25 [コロ]
 

鈴「石田・・・。」

石「・・・―――」

鈴「今日は俺がこの部屋
 使うから、お前は
 今から俺の部屋行け。
 明日、俺が部屋戻る
 までは、秋の事・・・
 好きにしていいぜ。笑」
 

⏰:09/06/29 21:29 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#26 [コロ]
 
石「―――・・・ッ

       はい。」

静かに石田は頷いた。
そうするしかなかった。

ここで断れば、望を無理矢理奪われかねない。

少しでも望が酷い仕打ちを受けずに済むには、こうするしかなかった。

⏰:09/06/29 21:35 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#27 [コロ]
 
●きります●

感想やご意見は、こちらまでお越しください☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/06/29 21:38 📱:SH700i 🆔:W7R3Ts9Y


#28 [コロ]
 
石田の返事を聞き
満足気に、当然だといった表情で鈴原は自分の部屋の鍵を石田に渡した。

受け取ると同時に石田は
チラリと望を見た。

今から起こるであろう悲劇に、蒼白になっている。
 

⏰:09/07/01 07:24 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#29 [コロ]
 
痣の出来た頬に涙の痕が
いくつも出来て、石田に犯されたままの体は恐怖の為、震えていた。

望「ぅッ・・ふぇ・・・ッ」

石「ッ・・・―――」

耐え切れなくなり、望は鳴咽を漏らし始めた。
 

⏰:09/07/01 07:31 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#30 [コロ]
 
自分にまったく関係無い
学園一の不良が、何故
目の前に居るのか・・・

石田と接点がある噂は
知っているが、この人に
自分が犯される理由は
一切無いのに・・・

どうしていきなり現れて
こんな事を言うの・・・?
 

⏰:09/07/01 07:39 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#31 [コロ]
 
鈴「もう行けよ
 心配すんなって。笑」

石「―――・・はい。」

石田が眉間に皺を寄せながら、扉の方へ向き、歩き始めた。

それを見て望の中の恐怖が一気に大きくなる。
 

⏰:09/07/01 07:45 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#32 [コロ]
 

 待って

 行かないでッ

望「ヒック 嫌・・・ふぇぇッ
 お願い、ま・・ッて」

石「―――・・・」

鈴「何だよ。
 ご主人様と離れたく
 ないって?笑」
 

⏰:09/07/01 07:52 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#33 [コロ]
 
鈴原が望の腕を掴み
ベッドの端から中央まで
引きずる。

望「やぁッ ぅわぁぁんッ」

鈴「ははっ。笑
 軽いなぁ・・・あんまり
 殴るとヤバイだろな」

石「大和さんッ・・・」
 

⏰:09/07/01 07:57 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#34 [コロ]
 
鈴「お前早く行けよ。
 あんましつけぇと
 このチビ無事じゃ
 済まねぇぞ・・・」

石「ッ・・はい・・・」

最後に望は石田と一瞬
視線が交わったが
そのまま直ぐに反らされ
その姿は扉の向こうの
廊下へと消えていった。
 

⏰:09/07/01 08:05 📱:SH700i 🆔:tfcK3Nug


#35 [コロ]
 
この空間で、縋(スガ)れる人物が居なくなり、望はただ石田が出て言った扉を見つめ続けた。

散々石田から逃れたいと思っていたけど、今の状況からは望にとって唯一の存在。

助けてくれると思った・・・

けれど、見捨てられた。
 

⏰:09/07/03 00:56 📱:SH700i 🆔:I0.FNMRk


#36 [コロ]
 
殴られた箇所がドクドクと波打つみたいに痛む。

石田の様に手加減は無い
本気の暴力だった。


 怖い 怖い 怖い

望「うぅッ ヒック・・やだぁあ」

鈴「さて、まずは
 どうするかな・・・笑」
 

⏰:09/07/03 01:04 📱:SH700i 🆔:I0.FNMRk


#37 [コロ]
 
泣いて怯える望を見ても
鈴原は何の感情も湧かない。
むしろテンションが上がるのだ。

夏休みに入ってからは
特に秋ばかりを見ていたから、望の反応が楽しくて堪らない。

鈴原にとって秋は大切な虐めの対象・・・
 

⏰:09/07/05 00:10 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#38 [コロ]
 
逆に望は、どうでもいい虐めの対象。

壊してしまっても別に構わない。

秋にはこれからも長く
自分の奴隷として居てもらいたいが、まぁまぁ気に入っている後輩の奴隷は、自分にとって関係無い存在。
 

⏰:09/07/05 00:16 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#39 [コロ]
 
ここまで可愛い顔と綺麗な体だと、奪ってしまうのも良いかもしれない。

多分、石田のモノじゃなかったら自分には、もう一人奴隷が増えていただろう。

しかし、頭の良い石田は鈴原にとって重要な駒だ。

それを目の前のチビのせいで失うは代償が大きい。
 

⏰:09/07/05 00:24 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#40 [コロ]
 
だから、石田から奪わないでやるが・・・

そのかわりに、望は手に入れる事の出来ないモノ。

鈴原にとって、それは
「自分に無駄なモノ」
「自分に関係無いモノ」

だから、望がどうなろうが自分は知らない。
 

⏰:09/07/05 00:30 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#41 [コロ]
 
だって、手に入らないのなら、壊したって自分のじゃないから何も感じない。

自分のじゃないから
別に大切にしない。

大切だとも思わない。

最初で最後かもしれないから、満足するまで思い切り乱暴に遊んで、返せばいいんだ。

⏰:09/07/05 00:39 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#42 [コロ]
 
鈴「名前は・・・」

望「ヒック・・・北・・本ッ」

鈴「下」

望「のぞ・・む・・・ふぇッ」

聞いたわりに興味は無いようだった。

ただ、自分の質問にちゃんと応えるか試しただけ。
 

⏰:09/07/05 23:37 📱:SH700i 🆔:cncnU2dI


#43 [コロ]
 
鈴原は整った容姿だが
纏う雰囲気が、独特で
目付きが悪い。

嫌らしい笑みが、まるで
爬虫類を想わせ不気味だ。

望が体を震わせ怯える姿を満足気に見ている。

鈴「子供みてー。お前。笑」
 

⏰:09/07/06 00:42 📱:SH700i 🆔:Mc.kPpOE


#44 [コロ]
 
鈴原の手が、体を這いまわる・・・

胸の突起は避けて、首を撫でられた。

一瞬、力を入れられ、締められるかと思い、体が大きく揺れた。

望「ふぇぇッ、やぁッ」
 

⏰:09/07/06 00:46 📱:SH700i 🆔:Mc.kPpOE


#45 [コロ]
 
鈴「嫌?本気で締めるぞ」

ドスの効いた低い声で言われ、望は硬直した。

同時に唇を噛み締める。

鈴「物分かり良いな。
 石田に相当酷くされた
 のか・・・?笑」

聞かれて望は涙をボロボロ流した。
 

⏰:09/07/06 00:51 📱:SH700i 🆔:Mc.kPpOE


#46 [コロ]
 
●きります●

感想、ご意見ありましたらこちらまで☆☆☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/07/06 00:54 📱:SH700i 🆔:Mc.kPpOE


#47 [みぃ]
あげます(* ̄∀ ̄)ノ

⏰:09/07/08 07:12 📱:P905i 🆔:rgXO/crU


#48 [な]
あげ( ゚ω゚ )

⏰:09/07/08 20:12 📱:W61P 🆔:46wM6mzc


#49 [コロ]
みぃ様、な様

アゲありがとうございますo(^-^)o
仕事疲れで、更新せずに寝る日々です。。。
すいませんm(__)m
今から少し更新致します。

⏰:09/07/08 23:01 📱:SH700i 🆔:V9uGTLn6


#50 [コロ]
>>45から

望が泣けば泣く程、鈴原は興奮した。

体を触れば触る程、望の瞳から大粒の涙が零れた。

望との会話を切り上げると、鈴原は本格的に行為を始める。

望「ひッ・・・ぅわぁぁ」
 

⏰:09/07/08 23:11 📱:SH700i 🆔:V9uGTLn6


#51 [コロ]
 
いきなり足の間に手を入れられ、自身をきつく握られた。

痛いの手前で開放され
また握られる。

もう片方の手は、胸の辺りを撫で回し、同時に鎖骨を舐められた。
 
 

⏰:09/07/08 23:15 📱:SH700i 🆔:V9uGTLn6


#52 [コロ]
 
チクリと首に痛みが走り、望は小さな悲鳴を上げる。

鈴「俺が痕付けたら
 石田が怒りそうだな」

笑いながら言われた。

何でこの人にまでキスマークを付けられなきゃならないんだ・・・
 

⏰:09/07/08 23:27 📱:SH700i 🆔:V9uGTLn6


#53 [コロ]
 
愕然と望は思った。

自分は一体、人からどんな風に見えるんだろうか。

虐めがいのある奴?
性処理に調度良い奴?

きっと両方なんだろう。

じゃあ勇気は?
勇気もそう思ってたら・・・
 

⏰:09/07/08 23:33 📱:SH700i 🆔:V9uGTLn6


#54 [みぃ]
うわぁ〜ッ!!
主さんごめんなさいッ!!

お仕事疲れますもんね
無理させてしまった


主さんのペースでゆっくりと頑張って下さい☆


貴重なスペースにすいませんm(__)m

⏰:09/07/09 17:55 📱:P905i 🆔:svtU.iIM


#55 [コロ]
みぃ様

いえっ、応援すごく嬉しいですo(^-^)o
ありがとうございます!
楽しみにしてくれてる方々のためにも頑張ります☆

⏰:09/07/09 23:35 📱:SH700i 🆔:u3o.Pq6c


#56 [コロ]
>>53から

不安に押し潰されそうで、望はこの状況が目に入らない様に、視界を瞼で覆った。

鈴「おい、目ぇ開けろ」

鈴原にそう言われても
首を横に振り、抵抗した。
 

⏰:09/07/09 23:40 📱:SH700i 🆔:u3o.Pq6c


#57 [コロ]
 
殴られのを覚悟したが、望の顔や体に痛みは来ない。

不審に思い、少し目を開けて確認したが、直ぐに後悔した。

鈴原が、今までに無いくらい気味の悪い笑みで自分を見下ろしていたのだ・・・。
 

⏰:09/07/09 23:44 📱:SH700i 🆔:u3o.Pq6c


#58 [コロ]
 
望「ぁ・・・あ」

鈴「望・・だっけ・・・?笑
 俺に逆らうんだな。」

望はすぐに謝らなくてはと口を開いたが、言葉が紡がれる前に脇腹へ衝撃がきた。


望「がっ・・・はッ・・――!」
 

⏰:09/07/09 23:49 📱:SH700i 🆔:u3o.Pq6c


#59 [コロ]
 
それは、前回の暴力が
本気ではなかったと
思える痛みだった。

息が上手く出来ない。


誰か助けてッ!


殺されちゃう・・――ッ!
 

⏰:09/07/09 23:53 📱:SH700i 🆔:u3o.Pq6c


#60 [コロ]
 
鈴「頭悪いな、お前。笑」

視界の端で、また鈴原が
手を振り下ろすのが見えた。


――――
―――

――
 

⏰:09/07/11 01:12 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#61 [コロ]
 
――

―――

磯《出掛けてるっぽい》

勇「ぽい?;」

同時刻、勇気は寮に電話をかけていた。

もちろん望と話すためだ。
 

⏰:09/07/11 01:21 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#62 [コロ]
 
しかし、電話の向こうで
磯矢さんは望の不在を告げる。

磯《外出届け出てねぇ。
 けど部屋に居ない》

各部屋に寮監室と繋がる電話があるが、コールを鳴らしても望は出ない。

磯《誰かの部屋に行って
 んじゃねーの?》
 

⏰:09/07/11 01:28 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#63 [コロ]
 
勇「寝てんのかも・・・
 部屋まで見て来てよ」

磯《は?めんどくせぇ。
 お前らの逢い引きに
 巻き込むな。》

まぁ確かに部屋まで
行ってくれるとは思ってないけど。
 

⏰:09/07/11 01:33 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#64 [コロ]
 
勇「ケチ。じゃあ、また
 かけ直すよ。
 望元気にしてんの?」

磯《・・・》

勇「ケチじゃないです。」

磯《さぁ、お前が実家
 行ってから見てねぇ。
 夏休みは点呼無いし》
 

⏰:09/07/11 01:37 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#65 [コロ]
 
何してんだ、あいつ?

勇気は少し胸騒ぎを感じたが、司も実家に帰っているのを思い出し、あまり部屋の外に出る用事が無いんだろうと思った。

勇「・・・わかった。
 ありがとうございます」

磯《まぁ、見掛けたら
 電話あったの伝えとく》 

⏰:09/07/11 01:44 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#66 [コロ]
 
最後に磯矢と一言二言
言葉をかわし、電話を切った。

勇「はぁ・・・望に会いてぇ」

少し離れただけなのに
望に会いたい気持ちで
いっぱいだ。

早く寮に帰りたい。
 

⏰:09/07/11 01:50 📱:SH700i 🆔:FwhkqoTw


#67 [コロ]
 

その時、まだ左手に握りしめている携帯が鳴った。

着信はつい先日番号を
交換した相手・・・
三波海斗(ミナミ カイト)だ。

父に連れられて行った
パーティーの主催者
三波社長の息子。
 

⏰:09/07/14 00:35 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#68 [コロ]
 
世界でも有名な大会社の
トップ三波社長は、かなりの美丈夫で、感じの良い男性だった。

その息子も目を奪われる程整った顔で、10歳と言う年齢なのに色気すらある。

何が良かったのか、勇気は三波社長に気に入られた様で、海斗の家庭教師を頼まれたのだ。
 

⏰:09/07/14 00:52 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#69 [コロ]
 
自分は普段、寮で暮らしてるからと断ったが
週に1.2回程度で良いと言われた上に、向かえを寄こすとまで言われ、さすがに断りきれなかった。

まぁ三波家の本宅と寮は
車だとそんなに離れてないし、週に1.2回なら・・・

と渋々(心中)ながら承諾してしまった。
 

⏰:09/07/14 01:02 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#70 [コロ]
 
その時、海斗と携帯の番号を交換していた。

しかし、今電話が掛かってくる意味がわからない。

家庭教師は8月に入ってからの約束だ。

不思議に思いながら、勇気はピッとボタンを押し、携帯を耳にあてた。
 

⏰:09/07/14 01:08 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#71 [コロ]
 
勇「はい、勇気です。」

一応、大会社の未来の
社長候補No.1だ。
なるべく丁寧に声のトーンも落ち着かせてみる。

海《勇気さん?海斗です》

勇「うん、どうしたの?」

海《パーティーの時は
 父が無理言ったのでは
 ないかと思って・・・》

⏰:09/07/14 01:18 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#72 [コロ]
 
いきなりそんな事を言われてはビックリだ。

まぁたしかに強い押しに負けて承諾してしまったが、海斗が心配するほど自分は嫌そうな顔でもしていたんだろうか?;

海《勇気さん?》

勇「いや、大丈夫だよ。
 8月から よろしくな」
 

⏰:09/07/14 01:24 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#73 [コロ]
 
あ、よろしくな・・・って
友達ノリになっちまった;

しかし、勇気の心配をよそに海斗はホッとした様子で、「こちらこそ」と返事を返して来た。

じつに良く出来た子だ。

流石、三波社長の息子やってるだけある。
 

⏰:09/07/14 01:30 📱:SH700i 🆔:JfSijqKA


#74 [コロ]
 
パタンと携帯を閉じ
自分とは住む世界の違う
海斗に勉強を教える自分を想像してみた。

進学校でいつも10番内
に入っているだけあり
勉強はわりと出来る自覚はある。

しかし海斗は自分の通う学校より、さらに上のレベルの超進学校に行って、成績も常にトップだとか。

⏰:09/07/17 00:49 📱:SH700i 🆔:XlqbX22I


#75 [コロ]
 
自分が教える意味は
あるのだろうか・・・?

少々疑問だ。

まぁ、引き受けてしまったし、小学生の勉強なら簡単なので「いいか」なんて思い始めている。

しかし、望と会える時間が少しでも減ってしまうのは残念だ。
 

⏰:09/07/17 00:56 📱:SH700i 🆔:XlqbX22I


#76 [コロ]
●きります●

感想、ご意見はこちらへ

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/07/17 00:59 📱:SH700i 🆔:XlqbX22I


#77 [コロ]
 
付き合い始めの今が
一番甘くて盛り上がる時期だって言うのに・・・。

勇気は一つ溜め息をついた。

寮に帰ったら真っ先に
望に会って抱きしめて
キスしよう。

あわよくば、それ以上も。
 

⏰:09/07/19 05:04 📱:SH700i 🆔:ecQAUxNM


#78 [コロ]
 
勇「明日また電話して
 みるか・・・心配だし。」

早く声聞きたいし。

まさか自分がこんなに
望を大切に思うなんて
想像がつかなかった。

いつもツルむ仲間の
ただのルームメイトだったのに・・・。
 

⏰:09/07/19 05:10 📱:SH700i 🆔:ecQAUxNM


#79 [コロ]
 
いつの間にか、すごく愛しく感じる様になって、望に愛されたいと思った。

自分が一番最初に望を抱きたいと感じたし、そうなる様な気がしていた。

だから、望が襲われたと分かった時は、相手を殺したい程の怒りが込み上げた。
 

⏰:09/07/19 05:21 📱:SH700i 🆔:ecQAUxNM


#80 [コロ]
 
同時に、それと同じぐらいの悲しみも感じた。

一番辛いのは望なのに、
あの時、自分は・・・

泣き叫びたかった。

大切な人が汚されて、傷付けられて、今まで感じた事が無い程の胸の痛みが襲った。
 

⏰:09/07/19 05:33 📱:SH700i 🆔:ecQAUxNM


#81 [コロ]
 
望にあんな思いは、もう二度とさせたくないから、望の側に居て守ってやりたいし、自分も二度とあんな悲しみを感じたくない。

望を5cmぐらいに縮めて
ずっと自分のポケットに入れておきたいぐらいだ。

無理だけど・・・。
 

⏰:09/07/19 05:41 📱:SH700i 🆔:ecQAUxNM


#82 [コロ]
 
勇「あれ以上縮んだら
 小学生だな・・・」

言って少し笑いが込み上げてくる。

望の事を考えるだけで
こんなに気分が上下する。

気持ちを振り回されるってのもイイかもしれない。
なんて思う。
 

⏰:09/07/22 17:13 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#83 [コロ]
 
寮に一人で自分の帰りを待っている望を想像しながら、バフッとベッドにダイブする・・・。

寮のベッドは柔らかくて良いけど、やっぱり実家のベッドが一番だ。

自然と瞼も下がってくる。

眠りに落ちそうになった時、扉を叩く音が部屋に響いた。

⏰:09/07/22 17:20 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#84 [コロ]
 
 「勇気!昼飯食うか?」

今日仕事が休みの父だ。

勇「・・・あー行く。」

寮では望が自分の帰りを待っているが、実家では父が自分の帰りを待っていた。

少しでも一緒に食事をとる時間を作りたかったから、眠気を我慢してベッドから出る事にした。

⏰:09/07/22 17:26 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#85 [コロ]
 
父「冷やしうどん だぞ」

部屋を出ると父が本日の
メニューを言うので
「食べる」とだけ返して
リビングに向かう。

前に会ったのは春休み。
父より少し低かった身長は、今では追い抜くか追い抜かないかのせとぎわだ。
 

⏰:09/07/22 17:36 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#86 [コロ]
 
背が高いのは父譲り。
顔は母に似たので、父には昔から「身長だけは俺に似て高くなれよ!」と言っては牛乳や魚を食べさせられた。

お蔭様でズボンの裾上げ要らずだ。

父「眠そうだな。
 墓参りの日はちゃんと
 起きろよ」
 

⏰:09/07/22 17:57 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#87 [コロ]
 
勇「お−・・・」

なんとなく心配性なのは、父に似たんじゃないかと思う。

そんな事を思いながら
父特製の冷やしうどんを
二人で食べた。

――――
―――
――
 

⏰:09/07/22 18:01 📱:SH700i 🆔:QVfZzx/E


#88 [コロ]
―――
――

――

 コンコン・・・

磯「おーい、北本。」

勇気の為じゃないが
磯谷は望の部屋まで
様子を見にきていた。
 

⏰:09/07/25 15:41 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#89 [コロ]
 
 コンコン・・・

いくら扉を叩いても沈黙しか返ってこないが、寝ているかもしれないと磯谷は、暫く扉の前でノックを続けた。

そうしていると、大半の生徒が帰郷して静かな廊下の先から、誰かが一人歩いてくる気配に気付く。
 

⏰:09/07/25 15:47 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#90 [コロ]
 
近付くにつれて人物がはっきり見えて、2年の学年首席の石田だとわかった。

古賀絡みで問題があると
大体石田の名前も出てくるし、見た目も大人しいとは言えないから、印象に残っている。

この学園は何故、不良に限って成績が良いのか・・・
 

⏰:09/07/25 15:55 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#91 [コロ]
 
と思いつつ、磯谷が
学園の生徒だった頃
磯谷も橋野も成績は常に
上位だったので、人の事
言えないのだが・・・。

磯「おー石田。・・・?」

だいぶ近付いたので
磯谷は声をかけたが、
石田の様子がおかしい。
  

⏰:09/07/25 16:02 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#92 [コロ]
 
磯「オイ。大丈夫か?」

石「ぇ?・・・ぁ、磯谷さん」

磯「お前、顔色悪い」

石「ぃゃ、大丈夫です。
 何してんの?」

そんな所で、と言おうとしたが、誰の部屋の前か気付き、石田は指先から体が痺れていくような感覚に包まれた。

⏰:09/07/25 16:09 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#93 [コロ]
 
磯「北本が部屋いるか
 見に来たんだよ。
 彼氏からさっき電話
 あったんだ。笑」

石「中西から・・・」

磯「あぁ、知ってんのか。
 あいつ北本にデレデレ
 だろ?笑」
 

⏰:09/07/25 16:14 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#94 [コロ]
 
面白そうに話す磯谷の話しを、石田はまともに耳に入れる事が出来なかった。

北本見なかったか?と聞かれたが、奮えそうな声をなるべく落ち着かせて、見てないと応える。

自分が動揺しているのが
手にとる様にわかり、早く一人になりたかった。
 

⏰:09/07/25 16:21 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#95 [コロ]
 
磯谷に、見かけたら教えるとだけ言い、足早にその場を離れた。

探している北本は、先程
自分が部屋に置いてきた。

鈴原大和と共に。

石田をまた罪悪感が襲うが、もうどうする事も出来ない・・・。
 

⏰:09/07/25 16:24 📱:SH700i 🆔:JYH1MRfg


#96 [コロ]
 

石田が去った後、磯谷もすぐに部屋に戻った。

誰も居なくなった廊下には、遠くから聞こえる蝉の鳴き声だけが響いている。

石田が口を閉ざすかぎり
望の所在を知る術は無い。

しかし、それに気付く者は居なかった。
 

⏰:09/07/29 18:18 📱:SH700i 🆔:tm3F2Cl6


#97 [コロ]
 
――――
―――

――

磯谷と別れた後
石田が向かった鈴原の
部屋には、「中村 秋」
が居る。

不本意だが、会わなくてはならない。
 

⏰:09/08/01 00:04 📱:SH700i 🆔:qKhgzgDI


#98 [コロ]
 
鈴原は今まで秋を誰かに
貸したりした事は無かった。

だから今回の事には
驚いたが、そんな事より
望の事が気になってしかたない。

石田は、鈴原の部屋の
前に来ても、しばらく
中に入らず廊下に座り込んでいた。
 

⏰:09/08/01 00:12 📱:SH700i 🆔:qKhgzgDI


#99 [コロ]
 
この状況で、自分が部屋に入った事によって、怯える秋の姿なんて見たくない。

静かな廊下で、時間だけがゆっくり過ぎていった。


―――・・・
 
 

⏰:09/08/01 00:19 📱:SH700i 🆔:qKhgzgDI


#100 [コロ]
●きります●

仕事が忙しく、なかなか
更新が進みませんm(__)m
ご了承下さい。。。

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/08/01 00:21 📱:SH700i 🆔:qKhgzgDI


#101 [\(^O^)/]
.
>>1-100

⏰:09/08/01 01:11 📱:W54SA 🆔:QyqBqkok


#102 [コロ]
\(^O^)/様

安価ありがとうございます☆☆

⏰:09/08/03 23:53 📱:SH700i 🆔:W6WVmSrs


#103 [コロ]
>>99から

――――

――・・・

ぼんやりとやり過ごしていると、昔の事を思いだした。

望の表情と幼い頃の自分が、どうしても重なり、胸の辺りが苦しくなる。
 

⏰:09/08/04 00:12 📱:SH700i 🆔:kY8qswq6


#104 [コロ]
 


17年前。石田真二は
医者の家系に生まれた。

父と母、それと4つ年の離れた兄がいる。
 
兄は父の敷いた医者と言う人生のレールの上をただひたすら走り、今は医大に進んでいるが、自分はそんな物に興味は無い。
 

⏰:09/08/04 00:15 📱:SH700i 🆔:kY8qswq6


#105 [コロ]
 
そのせいで、家族には見放されていた。

そもそも、医者の道に進みたく無くなったのは、家族のせいだと言うのに。

前は自分だって、将来はきっとその道に進むんだろうと思っていた。
 

⏰:09/08/04 00:22 📱:SH700i 🆔:kY8qswq6


#106 [コロ]
 
他にやりたい事も
したい事も無かったので
「医者」は石田にとって
将来の夢だったのかもしれない。

勉強は得意だったが、それ以上に努力していたし、兄に負けたくないと言う思いもあった。
 

⏰:09/08/04 00:28 📱:SH700i 🆔:kY8qswq6


#107 [コロ]
 
12歳の時、父が祖父から病院の医院長を任される事になり、将来の後継ぎは長男の兄で、自分は何の地位も与えられない事は解ってはいた。

でも、何かを認めてもらいたかったのか、自分の存在に気付いてほしかったのか、ただがむしゃらに勉強をして成績を上げるのに必死になっていた。
 

⏰:09/08/04 00:40 📱:SH700i 🆔:kY8qswq6


#108 [コロ]
 
頑張っても何も得る事は無いのに・・・。


自分は兄より成績は少し良いが、両親は兄の方ばかり可愛がっていた。

兄の成績だって、申し分無いレベルだ。
そうなると要領の問題で、自分は両親にとって要領の悪い息子だったらしい。
 

⏰:09/08/07 00:11 📱:SH700i 🆔:k1/.F68.


#109 [コロ]
 
兄と同じ悪さをしても
怒られるのは何時も自分で、そのたびに母の平手が飛んできた。

父に関しては、鼻血が出るほど殴られた事もある。

それでも、自分を見てもらいたくて・・・努力してるのを知ってもらいたくて、全てに必死だった。
 

⏰:09/08/07 00:17 📱:SH700i 🆔:k1/.F68.


#110 [コロ]
 
けど、それに気付いてもらえる事は無く、努力は暴力となって返ってきた。

兄も、自分より成績の良い弟が目障りだったらしく、度々嫌がらせをしてくるので、自分はそんな毎日に疲れてしまった。

負けるのが悔しいなら
負けないように努力すれば良いのに。
 

⏰:09/08/07 00:27 📱:SH700i 🆔:k1/.F68.


#111 [コロ]
 
後継ぎの座を奪われるとでも思っていたのか・・・。

自分がどんなに必死になって両親を呼んでも、返事なんか無い。

子供心に傷ついていた。

そんな弟に後継ぎなんてさせない事は目に見えてる。 

⏰:09/08/08 00:35 📱:SH700i 🆔:gaJrkkfg


#112 [コロ]
 
兄は解っていたのに、嫌がらせを止めなかった。

きっと、よっぽど悔しかったんだろう。

両親の愛、後継ぎ、約束された人生・・・

これで4歳離れた弟が
4年後に自分の成績より良い結果を出さなければ、もっと完璧なのに。
 

⏰:09/08/08 00:44 📱:SH700i 🆔:gaJrkkfg


#113 [コロ]
 

なにもかも手に入れてるんだから、一つぐらい弟に花持たせたっていいじゃないか。

そう思うのに、兄はそれを許さない人なんだ。

すめて兄だけでも、俺を家族だと認めて欲しかった。
 

⏰:09/08/10 00:45 📱:SH700i 🆔:q0ajkx0I


#114 [コロ]
 
元々、愛情の薄かった両親。
虐待だと言いたい程の暴力を受けた時は、誰かに縋りたい気持ちでいっぱいだった。

小さな頃は、兄に泣きついた事があったが、それも少しで意味の無い事だとわかった。
 

⏰:09/08/10 00:54 📱:SH700i 🆔:q0ajkx0I


#115 [コロ]
 
俺が医者にならないと決めてから、暴力はますます酷くなったけど、俺は誰にも頼らなかった。

どんなに助けを求めたって、家族の中に手を差し延べてくれる人は居ない。

邪魔者は俺一人。

なら、始めから生まなきゃよかったんだ。
 

⏰:09/08/10 00:59 📱:SH700i 🆔:q0ajkx0I


#116 [コロ]
 

頑張っても認めてもらえず、愛情が無いかわりに暴力を与えられた・・・

医者を目指す心を奪われ
医者の夢を失った。

何もかも無くなった時
自分は、今の北本と
同じ瞳をしていた・・・。
 

⏰:09/08/13 02:57 📱:SH700i 🆔:RiOJYeGw


#117 [コロ]
 
自分一人では、出られないほど深い闇に落ちて、どうする事も出来ない。

助けを呼びたいけど
呼べないんだ。

誰かが気付いて助けてくれないと・・・

感情がある分、人間は強いけど、感情があるから人間は弱い。
 

⏰:09/08/13 03:07 📱:SH700i 🆔:RiOJYeGw


#118 [コロ]
 
中等部3年の時、一度だけ首席から落ちた事があった。

初めての二番。

中等部の頃から寮で生活していた俺は、テストの数日前に実家に電話をした。

2ヵ月ぶりに電話越しに聞いた母の声は、いつもの様に冷たい。
 

⏰:09/08/15 02:25 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#119 [コロ]
 
何を言っても感情の無い返事がたまに返ってくるだけで、しばらく頑張って話しかけていたけど、だんだん疲れてきてしまった。

一方的な会話はすぐに途切れ、電話の向こうに母が居るのかどうか解らない程静かな沈黙が訪れた時、初めて母の方から話しかけられた。
 

⏰:09/08/15 02:35 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#120 [コロ]
 
急速に体温が上がる。

母の口からどんな話しが出るのかなんて二の次で、単純に嬉しかった。

どんな話題でも、自分と会話をしてくれるなら、何だって良い。


期待に胸が膨らむ。
 

⏰:09/08/15 02:49 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#121 [コロ]
 
しかし、次の瞬間耳に響いた母の声は、今までで一番冷たく、一番感情のこもった物だった。


《真二(シンジ)・・・あなた、休みの度に帰って来なくていいわ。》

元々、お盆と正月しか帰ってなかった。
つまり、家に帰って来るなって事だろう・・・。

⏰:09/08/15 02:59 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#122 [コロ]
 
なんか、もう駄目なんだと思った。

自分はすでに家族でも何でもないんだ。

他人の俺が、家族水入らずで過ごす盆や正月に入り込んで来たら、さぞかし迷惑だろう。
 

⏰:09/08/15 03:06 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#123 [コロ]
 
だから、何も言い返せなかった・・・。


少しの間、無音の時間が流れて、俺はゆっくり受話器を置いた。

開放された・・・家族から。

自由を手に入れたのに、
もう暴力も受けなくて良いのに、少しも嬉しくない。

⏰:09/08/15 03:17 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#124 [コロ]
 

本当なら、ここで喜ばないといけないのに。

自分で思ってるより、精神的なダメージは大きかった様で、その日から一週間ほどの記憶が曖昧だ。

気付けばテストは殆どの教科が終わっていた。
 

⏰:09/08/15 05:19 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#125 [コロ]
 
自分は、まだ少しだけ
家族に愛されたいと言う
感情が残っていた。

だからこんなにショックを受けたんだろう。

母の声に喜んだのも
言葉に絶望したのも・・・
原因は自分に要らない感情が残っていたからだ。
 

⏰:09/08/15 05:25 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#126 [コロ]
 
こんな物、早く捨ててしまえば良かった。


当然、最悪のコンディションで受けたテストはボロボロで、初めて自分より前に他人の名前が載ってるテストの順位表が張り出された。

それでも、二番だったんだが、一位の記録が途絶えた事がショックだった。

⏰:09/08/15 05:43 📱:SH700i 🆔:6F5NnYCc


#127 [コロ]
 
両親に認めてもらいたくて、ずっと勉強を頑張ってたのに・・・

首席であり続ければ、いつか振り向いてもらえると必死だった。

それが、母の一言でこんなにあっさり崩れてしまうなんて・・・。
 

⏰:09/08/16 01:15 📱:SH700i 🆔:JniCch4U


#128 [コロ]
 
今までの自分からしたら
取り返しのつかない事だが、もう関係ないんだ。

ショックを受けたって
全て失った後だから、どうでも良いはず。

ただ、心にぽっかり穴が開いてしまった。
 

⏰:09/08/16 01:22 📱:SH700i 🆔:JniCch4U


#129 [コロ]
●きります●

読んで下さっている皆様、ありがとうございます☆
よければ感想板でも、訪問お待ちしています(^^)

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/08/16 01:27 📱:SH700i 🆔:JniCch4U


#130 [コロ]
 
――――
―――

――

鈴原の部屋の前にずっと居る訳にいかない。

誰かに見られて良い事は無いだろう。

石田は思い腰を上げて
部屋の扉の前に立った。
 

⏰:09/08/19 22:39 📱:SH700i 🆔:IgCr7V1w


#131 [コロ]
[訂正]

×→思い腰
○→重い腰

すみませんm(__)m

⏰:09/08/19 22:40 📱:SH700i 🆔:IgCr7V1w


#132 [コロ]
 
鍵は開いている。

中へ入り、一応鍵を閉めてリビングに進む。

秋が起きていたら、鈴原が帰って来たと思っているかもしれない。


やはり震えているんだろうか・・・。
 

⏰:09/08/19 22:48 📱:SH700i 🆔:IgCr7V1w


#133 [コロ]
 
秋の居る寝室に入る気にもなれず、そのまま床に座り込んだ。

クーラーの音と蝉の鳴き声しか聞こえない物悲しい室内・・・

それが余計に望の事を思い出させる。
 

⏰:09/08/23 01:42 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#134 [コロ]
 
北本望は皆が認める学園のアイドルだ。

でも自分は興味なんて無かったし、あんな子供っぽい容姿・・・好みのタイプでも何でもない。

ただ、中西勇気が北本に興味を持った。

それは同時に俺の中でも
北本は興味の対象になると言う事。

⏰:09/08/23 02:00 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#135 [コロ]
 
気に入らない相手の弱みが北本なら、そこを攻めるのは当然だ。

だから攻めた。

自分でも酷いと思うぐらいの事を北本にした。

おまけに今は鈴原大和の手に渡っている。
 

⏰:09/08/23 02:10 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#136 [コロ]
 
自分が思い描いてた結果より遥かに北本を苦しめる事が出来たんだ。

何の文句も無い。
大満足の結末じゃないか。

あとは、傷ついた北本を
中西の前に放り出せば良いだけ・・・。
 

⏰:09/08/23 02:16 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#137 [コロ]
 
俺の事は脅して口封じすれば全て上手く行く。

なのに・・・

自分はいつから、こんなに北本を心配するようになったんだろう

いつから北本を独占したいと思うようになったんだろう・・・。
 

⏰:09/08/23 02:20 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#138 [コロ]
 

僅かに芽生えた新しい感情。

少しずつ、それに気付き始めた自分が居る。

いや、もう気付いているけど、気付いて無いふりをしてるだけで、本当は北本がこのまま自分のモノになれば良いと願っている。
 

⏰:09/08/23 02:28 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#139 [コロ]
 
このまま中西の事なんて
忘れてほしい。

俺だけを見て、俺だけに
微笑みかけてくれたら
俺はもう他に何も要らない。

北本だけが側に居てくれたら、それだけで俺の今までの人生は救われる気がする。
 

⏰:09/08/23 02:36 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#140 [コロ]
 
だけど、この思いは気付いてはいけないんだ。

幼い頃からの俺の努力を
あの時、中西は馬鹿にした。

どんな思いで俺が今まで生きてきたとか、あいつに口だしする権限なんて無い。
 

⏰:09/08/23 02:44 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#141 [コロ]
 
なのに、中西は鼻で笑ったんだ。

俺が必死で生きてきた人生を、嘲笑うかの様に・・・。

許せなかった。

俺だって解ってる。
どんなに頑張っても、親に振り向いてもらえない事ぐらい。

⏰:09/08/23 02:52 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#142 [コロ]
 
俺が必死な姿がとんなに
滑稽で愚かなのか、鼻で笑ってしまう程、可笑しいだろう事は・・・

解ってるからこそ、図星をつかれた様で腹が立った。
あの時の中西の態度も言葉も、ずっと胸の内に仕舞い込んで、復讐のチャンスを待っていた。
 

⏰:09/08/23 03:06 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#143 [コロ]
 
自分でも子供っぽい馬鹿な考えだと思う。

けど、中西に俺の人生を鼻で笑われたり、口出しされる筋合いなんて無い。

だって、そぅだろ・・・

何で人一倍、努力してきたつもりなのに、馬鹿にされなきゃならないんだ。
 

⏰:09/08/23 03:13 📱:SH700i 🆔:4CKlbMPE


#144 [コロ]
 
だから、俺は中西が必死で守っている北本を傷つけて、汚して、最後は鼻で笑って捨ててやるつもりだ。

それ以外の感情は持ってはいけない・・・。


気付いちゃいけない。
 

⏰:09/08/26 05:48 📱:SH700i 🆔:3Y.RGkXg


#145 [コロ]
 
―――・・・

石田が改めて望への思いを再確認していると、突然 寝室の方から泣いている様な呻き声が聞こえてきた。

秋だと直ぐに気付き
躊躇したが、だんだん大きくなる声に不安を感じて、石田は様子を見に行く事にした。
 

⏰:09/09/01 14:48 📱:SH700i 🆔:A9x5nTX6


#146 [コロ]
 
寝室の扉を開けて、まず目に入ってきたのは、両手を拘束されている秋だった。

足をばたつかせてパニックに陥っている。

石田は慌てて駆け寄り、秋を驚かせない様、小さな声で優しく話しかけた。
 

⏰:09/09/01 23:12 📱:SH700i 🆔:A9x5nTX6


#147 [コロ]
 
石「秋さん・・・石田です。
 解りますか?」

秋「ンッ うぅ゙ッ ヒック」

秋は石田の声が聞こえ無いのか、理解出来ないのか、こちらを見ようとしない。

しかたなく原因を探そうとした時、ベッドに幾つもの赤い染みを見つけた。
 

⏰:09/09/01 23:20 📱:SH700i 🆔:A9x5nTX6


#148 [コロ]
 
そして、秋の自身の先から細い棒の様な突起物が出ている。

石田の背中を冷たい汗が流れた・・・

ここまで秋を苦しめる鈴原が解らない。
もし、今望が同じ目に合っていたらと思うと、足が奮えた。
 

⏰:09/09/02 18:12 📱:SH700i 🆔:i8eUgoAE


#149 [(`Α´メ)]
鈴原許さーんッ!!


がんばれ(´Д`)

⏰:09/09/02 20:25 📱:P905i 🆔:07OIs3Co


#150 [コロ]
(`A´メ)様

鈴原は最悪な奴ですね!
こんな奴実際に居たら絶対仲良くしないです。
この話しが終わったらキャラの人気投票とかしたいと思うので、鈴原が何処まで上がってこれるか楽しみです☆笑

⏰:09/09/05 17:07 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#151 [コロ]
>>148から


秋「ぅぁあッ ぃゃだッ 」

石「ッ・・・秋さんッ!
 じっとしてて下さい」

石田はなるべく秋に負担をかけない様に、秋の自身に刺さっている棒をゆっくり引き抜いた。
 

⏰:09/09/05 17:15 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#152 [コロ]
 
少し暴れたが、腕を拘束されているので、大丈夫だと声をかけながら体を押さえると、秋は驚くほど簡単に大人しくなった。

鈴原相手では、大人しくしないと後が酷いんだろう。

石「―――・・・秋さん。
 取れましたよ・・・
 もう大丈夫ですから」
 

⏰:09/09/05 17:23 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#153 [コロ]
 
秋「うぅッ ヒック ・・・」

しばらく秋は肩を震わせて泣き続けたが、しばらくして落ち着き始めると、石田の存在に気付き、慌てて自分の体を布団で覆った。

秋「いし・・だ・・・くん?
 今、大和は居ないよ」

どうやら鈴原に会いに来たと思った様だ。
 

⏰:09/09/08 00:17 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#154 [コロ]
 
石「いや、今日は秋さん
 に会いに来たんです」

石田の言葉に、秋は小さく体をビクリと跳ねさせ、顔には不安が現れている。

秋「ど、どうし・・て?」

石田は、少しでも秋を安心させる様に、少しでも傷つけない様に優しく話し出した。
 

⏰:09/09/08 00:22 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#155 [コロ]
 
石「俺が先輩の秋さんと
 喋りたいからです。
 話し相手になって貰え
 ますか?」

そう言うと、秋は驚いた表情になり、黙り込んでしまった。

なんと返事をすれば良いのか解らないと言う感じだ。
 

⏰:09/09/08 00:30 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#156 [我輩は匿名である]
この小説何かだんだん怖くなってきてません...?
でも最後まで頑張って下さい!!

⏰:09/09/08 18:39 📱:SH001 🆔:jaQynSns


#157 [りお]
あげっ

⏰:09/09/09 01:13 📱:W61P 🆔:mLYAEq1M


#158 [コロ]
>>156我輩様

最初に記載してますが
無理矢理や、鬼畜表現が
多々入りますm(__)m
でも最後はハピエンの小説なので、それに向けて頑張ります☆

>>157りお様

ありがとうございます☆
頑張って更新します!

⏰:09/09/10 18:12 📱:SH700i 🆔:KB2JLQtw


#159 [コロ]
>>155から

石「秋さん、この拘束
 はずしますね・・・
 シャワー浴びましょ。
 歩けますか?」

秋「ぁ・・・・っ・・」

戸惑いながらも、秋は小さく頷いた。
 

⏰:09/09/10 23:57 📱:SH700i 🆔:KB2JLQtw


#160 [コロ]
 
腕の拘束を解くと、手首には痛々しい痣が出来ている。

ベッドの淵に座らせ、体を支えてやると、ふらつきながらも秋は立ち上がって歩きはじめた。

短い距離だが、今の秋には長く感じるだろう。
 

⏰:09/09/11 03:19 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#161 [コロ]
 
途中、何度か転びそうになったが、石田が支えているお陰で転倒はしなかった。

シャワー室に着き秋に声をかけると、秋は一人で大丈夫だと言ったので、石田はその場で待つ事にした。

直ぐに水が流れる音が響いたが、その中に秋の啜り泣く声も聞こえる。
 

⏰:09/09/11 03:37 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#162 [コロ]
 
今、秋の泣き声は痛いほど心に響いてくるのに・・・
どうして初めて犯した時の望の泣き声は、何も感じる事が出来なかったのか。

聞こえていたけど、まるでBGMの様に聞き流していた。

あの時、もっとちゃんと耳を傾けていれば、自分は望をここまで傷付けずに済んだかもしれない。

⏰:09/09/11 03:48 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#163 [コロ]
 
どんなに後悔しても、今となっては遅すぎる。

最悪な出会いだった。
中西への恨みを晴らすために利用したし、気付いてはいけない感情だと、さっき自分に言い聞かせた。


だけど・・・

やっぱり、自分は・・・
 

⏰:09/09/11 05:29 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#164 [コロ]
 


―――・・・

 パタンッ


石「!・・・」

いつの間にか時間は過ぎていた様で、シャワー室の戸が閉まる音が聞こえ、石田は秋の服が無い事に気が付いた。

⏰:09/09/12 05:14 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#165 [コロ]
 
辺りを探しても、それらしい物は見当たらない。

石「秋さん・・・
 服なんですけど――」

聞いた方が早いと思い、シャワー室の外から秋に声をかけたが、秋の返事に石田は言葉に詰まってしまう。

秋「ぁ・・・ごめんね
 服は無いんだ・・・。」
 

⏰:09/09/12 05:25 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#166 [コロ]
 
服は無い?

一枚も・・・?

石「ここに着て来た服
 とかありますよね?」

秋「・・・探せば、どこかに
 あると思うけど・・・
 今僕が着て良い服は
 無いんだ。」
 

⏰:09/09/12 05:30 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#167 [コロ]
 
つまり鈴原の言い付けで
秋は服を着る事を許されていない。

秋「でも、大丈夫だよ・・・」

そう言った秋は、数分後
バスタオルに身を包んでシャワー室から出てきた。
 

⏰:09/09/12 05:41 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#168 [コロ]
 

秋「石田くん・・・」

石「ぁ・・・大丈夫ですか?」

秋「うん、ごめんね
 変なとこ見せて・・・」

石「いや・・・俺こそ、
 突然来てすいません」
 

⏰:09/09/14 01:06 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#169 [コロ]
 
すでに微妙な空気だが、これ以上悪くなる前に石田は秋を一人リビングに残して、寝室へ向かった。

やはり、バスタオル一枚しか身につけていない秋が可哀相で、何か着れる物を探しに行ったのだ。
 

 

⏰:09/09/14 01:12 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#170 [コロ]
 
程なくしてリビングへ戻ってきた石田は、鈴原の名字が刺繍された体操服を手に持っている。

それを渡された秋は、鈴原の服を着るなんて恐ろしい事は出来ないと嫌がったが、絶対バレないから大丈夫だと言う石田の強い押しに負けて、着替える事にした。
 

⏰:09/09/14 01:20 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#171 [コロ]
 
よく考えれば、鈴原はともかく、他人の前で裸に近い姿で居るなんて、かなりおかしい。

いくら石田が自分の状況を知っているからと言っても、一般常識的に服を着ているのは当たり前。

体操服を着ながら、秋は自分が恥ずかしくなり、着替え終わった後、改めて石田に謝罪した。

⏰:09/09/14 01:26 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#172 [コロ]
 
石田に嫌な思いをさせたかもしれない・・・

謝りながら表情を伺うと、そんな雰囲気は一切無く、石田は秋に、ふわりと悲しそうな笑顔を見せた。

石「俺なんかに・・・
 謝らないで下さい。」
 
秋「――ぇ・・・?」
 

⏰:09/09/14 01:35 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#173 [コロ]
●きります●

ご意見 ご感想は、感想板までお願い致します☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/09/14 01:38 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#174 [コロ]
 
そんな返事が返って来るとは思っていなかったため、秋は驚いて石田を見上げる。

すると秋と視線のぶつかった石田は、少し間を置いてから秋をその場に座らせ、自分も腰をおろした。

石「・・・・・俺の話し
 聞いてくれますか・・?」
 

⏰:09/09/16 01:54 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#175 [コロ]
 
けして秋に話すべき内容じゃない。

自分は一体何を考えているんだ・・・秋に話して、何になると言うんだ。
ただ軽蔑されるだけに決まっている。

話しを聞いてくれと言ったものの、なかなか話し出さない石田に、秋の方から声をかけた。
 

⏰:09/09/16 02:01 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#176 [コロ]
 
秋「石田くん・・・話しって
 石田くんの部屋に居る
 子の事かな・・・・?」

今度は石田が驚いて秋の顔を見た。

たしかに、鈴原から話しは聞いて知っていたかもしれないが、秋の方から言われると何とも言えない感情が沸き起こる。
 

⏰:09/09/16 02:07 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#177 [コロ]
 
石「――・・・はぃ」

返事をすると、秋は少し俯いてしまった。

瞳には僅かに涙が溜まっている。


秋「ッ・・・ぉ願ぃ・・
 
   もぅ、やめて・・」
 

⏰:09/09/16 02:14 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#178 [コロ]
 

石「――――ッ」


ドクンと、心臓が痛いぐらいに鳴った。

秋の声が・・・あまりにも悲痛で、あまりにも重い。

秋だから望の痛みが解る。
秋だから望の苦しみが解る・・・。
 

⏰:09/09/16 02:20 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#179 [コロ]
 
人に支配され、暴力を振るわれながら同じ男に性的な侮辱を受ける事が、どんなに恐ろしいか・・・。

自分の目の前で細い肩を震わせながら必死で涙を堪えているこの人は知っている。

自分だって昔、家族から暴力を受けていたのに、何故今になって気付いたんだ。
 

⏰:09/09/16 02:31 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#180 [コロ]
 
後で後悔すると・・・
何故あの時思わなかったんだ。

親に虐待された子供は成長すると自分も虐待をしていまうって言うあれか?

考えてみれば、誰かに恨みがあって、あそこまで酷い事をする人間は、めったに居ないだろう。
 

⏰:09/09/16 02:42 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#181 [コロ]
 
レイプして、殴って、蹴って、またレイプして・・・。

自分の残忍さに恐怖さえ感じる。


石田の顔色が悪くなってきて、秋は震える喉を振り絞って声を出した。

秋「石・・田くん・・・・?」
 

⏰:09/09/16 02:52 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#182 [コロ]
 
秋の声で我に返った。

石「・・・俺、後悔してます」

秋「――・・・」


石「北本の事・・・
 
 こんなに好きになると
 思わなかった・・・ッ」
 
 

⏰:09/09/16 03:02 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#183 [コロ]
 
言葉にしてしまうと、今まで否定しようとしていたのが馬鹿らしいぐらいに望への思いが爆発する。

石「北本と、もっと別の
 形で出会いたかった。
 そしたら、違う未来が
 あったかも・・・・・。」

秋「―――・・・
 僕に話してくれない?
 全ての始まりから。」
 

⏰:09/09/16 03:14 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#184 [コロ]
 
そう言った秋に、先程の怯えた様子は無くなっていた。

本来の柔らかく包み込むような表情に、石田は何故か心が落ち着いて行くのを感じる。

――あぁ、この人には
大和さんがどんなに汚そうとしても汚れない何かがあるんだろうな・・・。
 

⏰:09/09/16 03:29 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#185 [コロ]
 
頭の隅で、ぼんやりと
そんな事を思った。




――――
―――

――
 

⏰:09/09/16 03:31 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#186 [コロ]
 

まず、自分が子供の頃の話しをした。

秋は静かに耳を傾けて聞いてくれている。

家族に愛されてない話しは、自分が惨めになるからあまり言いたくなかったが、秋は話しを聞くのが上手いのか、以外とすんなり言葉にする事が出来た。
 

⏰:09/09/16 03:42 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#187 [コロ]
 
暴力が痛くて辛い事を知っているのに、望に酷い仕打ちをしてしまったと話すと、秋は悲し気な表情をした。

そして、どうして望にその様な事をしなければならなかったのかを聞いてきた。

だから石田は、過去に勇気と自分の間に存在していた、確かな友情の話しをする事にした。

⏰:09/09/16 03:57 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#188 [コロ]
 

―――・・・

あれは中等部3年の春。

一つ学年が上がり、普通なら高校受験を考える年だが、ここはエスカレーター式なので教室に漂う雰囲気はどこと無くのんびりしている。
 

⏰:09/09/16 04:05 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#189 [コロ]
 
それでも自分は、その空気に飲み込まれる事なく、いつも勉強に勤しんでいた。

全て、とっくの昔に見捨てられている両親に振り向いてもらう為。

首席を誰かに奪われない為だった。
 

⏰:09/09/16 04:10 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#190 [コロ]
 
いつもピリピリしている俺に話しかけて来る奴なんて殆ど居なかったが、話しかけられても邪魔にしかならないので調度良かった。

しかし、そんな俺に無謀にも声をかけた奴が2人いる。

それが、中西勇気。
それと、古賀正人だった。
 

⏰:09/09/16 04:22 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#191 [コロ]
 
偶然にも俺達は同じクラスになったのだ。

はじめに中西から声をかけられ、適当に返事を返したのを覚えている。

その次の休み時間に、古賀に声をかけられた。

その時、古賀は中西が俺に何と話しかけたのかを聞いてきた。
 

⏰:09/09/16 04:30 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#192 [コロ]
 
厄介な奴らに目を付けられたと溜め息が出る。

中西も古賀も、学園の有名人だった。

もちろん今と変わらず問題児と言う意味・・・それと、容姿が良くてモテると言う意味で。
 

⏰:09/09/16 04:39 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#193 [コロ]
 
この頃からすでに仲の悪かった二人は、事あるごとに衝突している。

はじめて声をかけられた日から、俺を巻き込む気なのか、嫌がらせの様に中西は毎日話しかけてきた。

その度に古賀が負けじと話しかけて来るので、いつしか俺には二人の友人と呼べるクラスメイトが出来ていた。

⏰:09/09/16 04:51 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#194 [コロ]
 
端から見れば変だろう。

中西と古賀の仲は最悪なのに、俺はその二人と普通に話しをするし、普通に昼飯を食ったりしている。

もちろん別々にだか。

その事に対し、二人も特に何も言わなかった。
アイツと仲良くするなとか、そんな子供じみた事を言う奴らではない。

⏰:09/09/16 04:59 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#195 [コロ]
 
だから俺も問題が無いのなら良いんだろうと、その奇妙な友人関係を続けていた。

古賀は馬鹿だから、一緒にいると俺が世話係になるが、見た目に反して話しやすいし、楽しい奴だ。

中西は頭が良く、古賀とは違う意味で話していて楽しかった。兄が中西の様な人物だったら・・・と思った。

⏰:09/09/16 05:19 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#196 [コロ]
 

この学園に入ってずっと寮生活をしていて、寂しかったのかもしれない。

友達と呼べる奴も居なくて、孤独感は実家にいる時よりも感じていた。

だから、二人と仲良くなれた事が単純に嬉しかった。
 

⏰:09/09/16 05:35 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#197 [コロ]
 
嬉しかった・・・けど、

心が全て満たされる事はない。
俺が欲しいのは友情じゃなくて愛情だから――・・・。

そんな気持ちを抱えて日々を過ごしていたが、3年になって初めての中間テストが近付いていたため、俺はいつもにも増して勉強に力を入れていた。
 

⏰:09/09/16 05:51 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#198 [コロ]
 
今回も一番を取って、それを両親に報告したい。

いつもなら結果だけを電話で報告するが、最近 中西や古賀と話しをするからか浮かれていたせいもあり、テストに挑む前に母、もしくは父の声が聞きたいと思ってしまった。

だから、俺はこの時・・・
これが最後になるなんて思いもしなかった電話を実家にかけてしまった。

⏰:09/09/16 06:03 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#199 [コロ]
 
―――・・・

母の言葉に傷付き、受けたテストは二番と言う最低な結果で・・・

しかも、その時の一番は
中西だったので、余計にショックが大きかった。

二番に落ちたのは自分の責任だ。しかし、それで一番を取った中西を祝福してやれるか解らない。

⏰:09/09/16 06:16 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#200 [コロ]
 
自分の責任なのに、二番に落ちたのを中西のせいにしてしまいそうだ。

そんな事してはいけない。

どうしてこんな時、一番を取られた相手が中西なんだ・・・ッ

いつも次席をキープしている濱田ならまだ良かったのに。

⏰:09/09/16 06:24 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#201 [コロ]
 
石田が悶々としていると、後ろから最近聞き慣れた声が降ってくる。

中西だ。

中西は、テスト結果を見ると口角を上に持ち上げ、ニヤリと俺に笑顔を向けた。

それは15歳らしい無邪気な笑顔で、いつもの中西より歳相応に見える。
 

⏰:09/09/16 06:37 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#202 [コロ]
 
そして次の瞬間、中西の口から俺の耳に届いた言葉は俺を凍りつかせるには充分な力を持っていた。

『中西とは友達だから、俺 今回は手ぇ抜かずにテスト受けたんだぜ?』


ハ?・・・ ナニ ソレ?
 
 

⏰:09/09/16 06:46 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#203 [コロ]
 
沸々と怒りが込み上げる


それは、本気を出せばいつでも俺より結果を残せるとでも言いたいんだろうか?

このままでは、中西に全てのイラ立ちをぶつけてしまいそうで、俺は踵を返し無言でその場を去ろうとした。
 

⏰:09/09/16 06:53 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#204 [コロ]
 
しかし、中西はそんな俺の腕を掴むと、ものすごい力でズルズルとどこかに引っ張っていった。

俺の制止の言葉も聞かず、つれて来られたのは屋上だった。

さっき途中で予鈴が鳴っていたから、屋上には誰も居ない。
 

⏰:09/09/16 06:59 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#205 [コロ]
 
なんだと聞くと、中西はいきなり頭を下げて謝ってきた。

さっきの言い方は、俺に対して失礼だったと・・・。

だから、謝るぐらいなら最初からちゃんと考えてから発言しろと言ってやった。
 

⏰:09/09/16 07:03 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#206 [コロ]
 
そうだよな・・・なんて反省している様なので、俺はもう中西を咎める気持ちにならなかった。

元々、順位を落としたのは俺が悪いんだし、もう俺には一番を報告する相手が居ない。

親に見捨てられた以上、俺が首席に執着する理由は無くなった。
 

⏰:09/09/16 07:10 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#207 [コロ]
 
俺は中西に、今回は負けたけど、次は勝つと伝えた。

それに中西が、次も勝つと答えた所で、本鈴のチャイムが鳴り響く。

互いに顔を合わせて笑みがこぼれ、なんだが前より友情が深まった気がして、俺達はそのまま授業をサボる事にした。
 

⏰:09/09/16 07:21 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#208 [コロ]
 
この時、授業をサボった事で、1時間後に俺達の間に一生かけても元に戻らない程の亀裂が走るなんて、中西も俺も想像しなかった。

今まさに友情が深まった所で、そんな事 予想できるわけない。
 
 

⏰:09/09/16 07:30 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#209 [コロ]
▼訂正▼

>>202 勇気の言葉で

中西とは友達だから・・・

↓↓訂正↓↓

石田とは友達だから・・・

になりますm(__)m
勇気が自分の名前を言ってしまいましたッ
遅くなりましたが、訂正致しますm(__)m
 

⏰:09/09/16 07:37 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#210 [コロ]
●きります●

コロにとっては久々に多めの更新をしました(^^)
読んで貰えると幸いです☆

感想、ご意見は下記までよろしくお願い致します。

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/09/16 07:45 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#211 [コロ]
 

――――
――

秋「一体、二人の間に
 なにがあったの?」

石「中西に、どうして勉強
 を頑張るのか聞かれて
 ・・・俺、中西になら全部
 話しても良いかなって
 思ったんです。」
 

⏰:09/09/18 00:02 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#212 [コロ]
 
秋に、家族のこと?と聞かれ、石田は小さく頷いた。

石「だから話した・・・。
 でも、話すべきじゃ
 なかったんだ。」

秋「・・・大切な友達には
 なんでも話したいって
 思うよ。」
 

⏰:09/09/18 00:06 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#213 [コロ]
 
秋の言葉に石田は、友達でも自分の生きてきた環境は、やはり話すべき内容ではないと思う。

石「中西は、俺の話しを
 聞いて鼻で笑いました」

秋「・・・そんな」

石「虐待受けてんのに
 そんな親に振り向いて
 貰う為に勉強する俺が
 馬鹿だって・・・」

⏰:09/09/18 00:13 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#214 [コロ]
 
秋「ぇ・・・でも、それって」

石「そんな無駄な所に
 努力使うなら、セックスの
 テク磨いて恋人作った
 方が愛情得られる
 なんてふざけた事言い
 やがったッ」

秋「ぁ、ぅん;それは少し
 ふざけてるけど・・・
 中西くんが石田くんに
 言いたかったのは・・」
 

⏰:09/09/18 00:29 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#215 [コロ]
 
石「秋さん・・・・」

秋「ッ―――」

石「わかります。中西が
 言った意味も、いま
 秋さんが言いたい事も」

秋「・・・石田くん」

石田は、はぁ と一つ息を吐き出した。
 

⏰:09/09/18 00:33 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#216 [コロ]
 
石「わかるんですけど、
 ガキだった俺が親の
 愛情を一度ぐらい・・・
 貰っても良いと思いま
 せんか・・・?」

秋「・・・ぁ・・」

石「たった一度でいい
 ・・・・そんな気持ちで
 頑張ってた努力なのに
 あっさり中西は俺に
 馬鹿だって言った。」
 

⏰:09/09/18 00:42 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#217 [コロ]
 
秋「・・・うん・・」

石「俺が殴られても、蹴り
 飛ばされても、耐えて
 生きてきた人生をッ
 アイツは冗談交えて
 汚い言葉で馬鹿にした」

秋「ッ・・・でも、 でも、
 中西くんが“友達”の
 石田くんに対して言い
 たかった事・・・・
 ちゃんとわかってるん
 だよね?」

⏰:09/09/18 00:55 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#218 [コロ]
 
石「―― あぁ」

秋「嘘だ・・・言葉は少し軽
 かったかもしれない、
 けど中西くんは自分の
 大切な友達を傷つける
 石田くんの家族に
 怒ってたんだよ・・・ッ
 だからもう親の為に
 努力なんてするなって
 言いたかったんだよッ」
 

⏰:09/09/18 01:06 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#219 [コロ]
 
石田はぐっと拳を握り
秋を見据えた。

石「わかってます・・・ッ
 逆の立場だったら俺も
 中西と同じ事を言いた
 かったと思う。だけど
 ・・・許せなかったッ。」

虐待を耐えてまで貫いた
願いと努力は、友達の言葉すら心に届かないほど俺を縛っていた。
 

⏰:09/09/18 01:18 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#220 [コロ]
 
石「最低な親だけど、
 二人の為に捧げてた
 俺の人生は、俺から
 すれば、数少ない家族
 との思い出なんだ。
 その思い出を軽い言葉
 で否定した中西を俺は
 許せないッ・・・
 俺を思っての言葉だと
 しても、もっと言い方
 があったはずだ。」
 

⏰:09/09/18 01:33 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#221 [コロ]
 
友達なら、もっと真剣に話しを聞いてくれたって良いじゃないか・・・?

俺の高望みなのか?

中西は、あの言葉に
どれ程の気持ちを込めて
俺に言ったんだ?

伝えたい事はわかったけど、気持ちは全然伝わって来なかったよ・・・。
 

⏰:09/09/18 01:40 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#222 [コロ]
 
石「俺の必死の人生を
 踏みにじったから・・・
 中西の大切な物も
 踏みにじってやる事
 にした。」

秋「ッ・・・――」

石「あの日、屋上で口論
 になって別れた後、
 俺決めたんだ・・・・・
 中西の一番大切な物
 壊してやろうって。」
 

⏰:09/09/18 01:50 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#223 [コロ]
 
秋先輩は、今にも泣きそうな顔で首を横に振った。

秋「駄目・・だよッ・・・」

俺の目を見て、必死に
駄目だと訴える。

秋「最後に傷付くのは
 石田くんだよ・・・ッ」 
 

⏰:09/09/18 02:00 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#224 [コロ]
 
とうとう涙が溢れる。

秋「ぃ・・一番傷付くのは
 北本くんだけどッ・・・
 一番最後に・・傷付くの
 、ふッ・・石田くんだょ」

石「・・・・―――。」

たしかに、普通ならそうだったのかもしれない。
痛みのわかる自分なら、最終的には後悔する日が来るのかも・・・
 

⏰:09/09/18 02:05 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#225 [コロ]
 
だけど・・・―――

もう好きになってしまったから、もう後悔してしまったから、自分とは違い、真っ直ぐで素直な北本に惹かれてしまったから・・・

普通なら後から来る後悔は、すでに俺の精神を潰しにかかっている。
 

⏰:09/09/18 02:15 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#226 [コロ]
 
秋「始めに言ってたよね、
 もう後悔してるって。
 ッ・・・ヒック・・北本くんの
 事が好きだって・・・」

石「!・・・」



秋「だったらッ・・ふぇ・・
 もう止めよ?」
 
 

⏰:09/09/18 02:25 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#227 [コロ]
 

――あぁ・・

たしかに、自分のガキっぽい復讐のために、北本をこれ以上辛い目にあわすなんて出来ないな・・・。


もう こんな事は
 
やめないと・・・。
 
 

⏰:09/09/18 02:29 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#228 [コロ]
 



秋「ッ―――・・い・し・・」


秋さんが何か言ってるけど、聞こえない。

なんか急に頬が温かい気がする・・・。
 

⏰:09/09/18 02:39 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#229 [コロ]
 

え?秋さん

何言ってんの・・・?


泣かないで?


誰に言ってるんだ?
 
 

⏰:09/09/18 02:42 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#230 [コロ]
 
秋「石田くんッ
 
   ・・・・泣かないで」



え?――ぁ、


なんだ

俺か・・・。
 
  

⏰:09/09/18 02:45 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#231 [コロ]
 

馬鹿みてぇ・・・

何泣いてんだろ。


泣くほど後悔するなら


最初からすんなよ、俺。

 
 

⏰:09/09/18 02:54 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#232 [コロ]
●きります●

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/09/18 03:00 📱:SH700i 🆔:ajOb6hWE


#233 [あおい]
失礼します⊂(^ω^)⊃
がんばってください★

>>1-50
>>50-100
>>100-150
>>150-200
>>200-250
>>250-300
>>300-350

⏰:09/09/18 21:26 📱:W51SA 🆔:☆☆☆


#234 [コロ]
あおい様

安価ありがとうございますo(^-^)o
頑張ります☆☆

⏰:09/09/20 04:43 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#235 [コロ]
>>231から


――――
―――

――

涙が止まった後も、石田の気分は沈んだままだった。

今、望は鈴原に・・・。
 

⏰:09/09/20 04:54 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#236 [コロ]
 
その事を秋に伝えると
秋は驚いた後、俯いて黙り込んでしまった。

そして、小さく震えた声で石田に“ごめんね”と言った・・・。

あの時、望をなるべく守るために鈴原の言う事を聞いてこの部屋へ来たが、今すぐにでも助けに行きたい。
 

⏰:09/09/20 05:09 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#237 [コロ]
 
自分一人なら・・・
もし秋の存在がなければ
そうしていただろう。

自分が助けに行った事で
鈴原が望に酷い事をするかもしれない。

最悪の事態は避けたいが
望を早く鈴原から開放しないと・・・
 

⏰:09/09/20 16:11 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#238 [コロ]
 
そう思うが、秋の存在がいたのだ。

このタイミングで望を助ける為に自分の部屋へもどると、酷い仕打ちを受けるのは望だけじゃすまない。

望だけなら石田でも鈴原から守る事が出来るかもしれないが、さすがに秋までは無理だ。
 

⏰:09/09/20 16:16 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#239 [コロ]
 
石田に盾突かれ、邪魔をされ、怒りの矛先を秋に向けるのは目に見えている。

望だけ助かれば良いなんて、そんな無責任な事は今の石田には出来ない。


石「もう、どうしたら良い
 のかわからない・・・」

秋「石田くん・・・」
 

⏰:09/09/20 16:33 📱:SH700i 🆔:tssMhDlQ


#240 [コロ]
 
やはり・・・明日の朝まで
待つべきなのだろうか。

この部屋に来た時の秋の姿を思い出すと、これ以上 秋に危険が及ぶ行動は取りたくない。

望を優先して助けたい
所だが・・・。

石「ッ・・・―――」
 

⏰:09/09/22 01:00 📱:SH700i 🆔:Mwhg50hs


#241 [コロ]
 

石田は、焦っている気持ちをなんとか押さえ、秋と共に1日を待つ事にした。

明日、なるべく早い時間に自分の部屋に戻ろう。

今ほど一秒が長く感じた事はなかった・・・。
 
――――
――
 

⏰:09/09/22 01:08 📱:SH700i 🆔:Mwhg50hs


#242 [コロ]
 
――――
―――

――


もし・・・

一生のお願いが叶うなら

もぅこれ以上

汚い体にしないで下さい
 

⏰:09/09/25 00:22 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#243 [コロ]
 
鈴「オイ・・・まだ終わって
 ねぇぞ。起きろ」

望「ぅッ――・・・」

どうして、こんな事になったんだろう・・・

何か悪い事したのかな。

だったら謝るから・・・

だから、もう止めて。
 

⏰:09/09/25 00:26 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#244 [コロ]
 
鈴「勝手にくたばってん
 じゃねーよッ」

 ガッ――ッ

望「いやぁッ!ぅわぁぁ」

ずっとこれの繰り返し。

犯られて、殴られて、また犯られて・・・――。

もう無理だよ。
 

⏰:09/09/25 00:31 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#245 [コロ]
 
体中痛い。

殴られた所が熱くて、だんだん頭がボーっとしてくる。

しかし、鈴原が何度も無理矢理こじ開けて挿入し摩擦する蕾は、中がジクジクと火傷の様な痛みを発し、望のまどろんた思考を現実に引き戻す。
 

⏰:09/09/25 08:21 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#246 [コロ]
 
嫌だ、止めて、もう無理

もう出来ないよ・・・――


殴る手を止め、鈴原が再び望の足を開く。

望「ぁ、ぃゃあ・・・」

少し指が当たるだけで
傷口を直接触られた様な痛みが走る蕾に、また鈴原が猛った雄を宛う。

⏰:09/09/25 08:33 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#247 [コロ]
 
望「ヒッ―――」

ガンッと言う衝撃と共に
宛がわれた鈴原のモノは、一瞬にして望の中に全て納まった。

同時に、また焼け付く様な激痛が望を襲う。

望「あ゙ああああッ――!」

痛い痛い痛い痛い痛いッ
 

⏰:09/09/25 08:41 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#248 [コロ]
 
激しいピストンが始まる。

痛みと恐怖で、ぶわりと体から冷汗が噴き出した。

何度も中に射精されている為、鈴原が腰を打ち付けるたびに、嫌な水音と中に出された鈴原の精液が太股を伝う。
 

⏰:09/09/25 08:58 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#249 [コロ]
 
気持ち悪い。

でも、それ以上に酷い痛みが望を苦しめる。

望「あ゙ぁッ ひぐッ――」

鈴「血止まんねーな?笑
 痛てぇだろ・・・ははっ」

 ズンッズッ ズプッ!!
 

⏰:09/09/25 09:09 📱:SH700i 🆔:v/5MV17g


#250 [コロ]
 
望「ぅ゙ッ ゅ・・るし・・
 ゃあぁ ぅわぁぁん」

望が泣けば泣くほど、鈴原は興奮していく様だった。

長い行為に疲れを見せるどころか、だんだん激しく、酷いものになる。
 
望の中が切れて血が出ている事なんか、鈴原にとって場を盛り上げるだけにすぎない。

⏰:09/09/27 05:50 📱:SH700i 🆔:7mlVSwGo


#251 [コロ]
 
それに加え、望の声、表情、恐怖に震える体・・・全てが鈴原を喜ばせた。

本当に今日一日だけなんて勿体ない。
石田より早く望の存在に目を付けていたら・・・自分の物に出来たのに残念だ。

鈴「ノゾム・・・惜しいな。」

望「ひッ く、ぁああッ――」
 

⏰:09/09/27 06:42 📱:SH700i 🆔:7mlVSwGo


#252 [コロ]
 
鈴原は惜しいと呟いた後、痛みで萎えた望の自身を指で一度弾き、ピストンのスピードを上げていった。

すでに身も心もボロボロで、疲れ果てている望には、鈴原を止めるだけの抵抗は出来ない。

痛みで意識さえ飛ばす事を許されない今、望にはこの時間が永遠にも感じられる。

⏰:09/09/28 06:49 📱:SH700i 🆔:y4pmshfY


#253 [コロ]
 

程なくして、鈴原の自身が望の中で質量を増し、今まで以上に酷く体を突き上げられた。

また自分の体内に出され、汚されるんだろうと思った望は、瞼をギュッと閉じてその瞬間をやり過ごそうとした。
 

⏰:09/09/29 10:49 📱:SH700i 🆔:U4OPZdME


#254 [コロ]
 
しかし、予想とは逆に鈴原は望の中から自身を抜く。

そして一瞬呆気に取られた望の顔に向かって最後の絶頂を味わった。


 ビュクッ ビュッ ――ッ

望「ひぁッ!ぅ・・・ッ」
 

⏰:09/09/29 10:55 📱:SH700i 🆔:U4OPZdME


#255 [コロ]
 
鈴「はッ――・・・はぁ・・」



望の頬や口元を生暖かい
ドロリとした白濁が流れる。

鈴原は、それをイった後の満足気な表情で見下ろしていた。
 

⏰:09/09/29 11:00 📱:SH700i 🆔:U4OPZdME


#256 [コロ]
 
望「ふぇぇッ・・わぁぁんッ」

今すぐにでも体を洗い流したい。

もう嫌だ・・・

鈴「ほんと今日だけじゃ
 たんねぇな・・・。
 毎日犯してぇよ。笑」


――死にたい・・・。
 

⏰:09/09/29 19:47 📱:SH700i 🆔:U4OPZdME


#257 [コロ]
●きります●

感想板にて、感想、ご意見、お待ちしております☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/09/30 04:29 📱:SH700i 🆔:oJlRJ.eU


#258 [コロ]
 
――――
――


いつの間にか望は眠っていた・・・

気を失っていたと言った方がいいかもしれない。

目が覚めると、シャワーの音が聞こえてきたが、時間はそんなに経過していないようだ。

⏰:09/10/02 03:42 📱:SH700i 🆔:1drVPzyU


#259 [コロ]
 
顔や体に着いた鈴原の出した物が乾いて、なんとも言えない不快感がある。

しかし、体が鉛の様に重くて動かない・・・

何も出来ない。

望の頬に涙が一筋の線を作った。
 

⏰:09/10/02 03:50 📱:SH700i 🆔:1drVPzyU


#260 [すぴ]
.

望・・・泣

.

⏰:09/10/02 16:02 📱:P702iD 🆔:Wo9dMIKc


#261 [我輩は匿名である]
頑張って

⏰:09/10/02 23:14 📱:SH001 🆔:CjH3weLg


#262 [コロ]
すぴ様 我輩様

ありがとうございます☆
頑張りますので、これからも読んで下さい!p(^^)q

⏰:09/10/03 05:18 📱:SH700i 🆔:23PSkQoM


#263 [コロ]
>>259から


望「・・・ヒック・・―――

  ―――ゆぅ き・・」


 会いたい、けど

どんな顔で会えばいい?

こんな自分を・・・
勇気は見てくれる?
 

⏰:09/10/04 08:43 📱:SH700i 🆔:n1Ef2T3s


#264 [コロ]
 
ボロボロになった体を
自分は勇気に見せれるだろうか?

勇気の恋人でいられる?

勇気の隣で笑える?

勇気にこの事を黙って
平気で過ごせる?

―――無理だ。
 

⏰:09/10/04 08:48 📱:SH700i 🆔:n1Ef2T3s


#265 [コロ]
 
それでも、勇気と別れると言う選択枠は選びたくない・・・。

だって、こんなに人を好きになった事なんて無いから、別れるなんて考えられない。

別れたくないよ・・・。
 

⏰:09/10/06 09:37 📱:SH700i 🆔:fH709gfI


#266 [コロ]
 

―――カチャ・・・

望「!?」

風呂場の扉が開いた。
途端に望の心拍数が上がる。

鈴原が戻って来るんだ

望「ッ――――」

カタカタと体が震えた。

⏰:09/10/06 09:42 📱:SH700i 🆔:fH709gfI


#267 [コロ]
 

逃げたくてもベッドに繋がれた足が、それを許してくれない。

望「ヒック・・・ゅ−・・き 」

足音がどんどん近づく。
心臓が痛い。

――ドクン ドクン

鈴「ん?よぉ、起きたのか」
 

⏰:09/10/09 04:26 📱:SH700i 🆔:HlUEBwkQ


#268 [コロ]
 
ビクリと肩が跳ねた。

頭が真っ白になり、息さえする事を忘れた。

望「―――・・・」

鈴「ビビってんのか?笑」

どうしてこの人は笑っているの?
この異常な状況の何が可笑しいの?
 

⏰:09/10/09 04:31 📱:SH700i 🆔:HlUEBwkQ


#269 [コロ]
 
殴られて、蹴られて、痣だらけの人間が目の前にいるのに・・・

自分が異常だって、なんで気付かないの?

鈴「俺、飯食うから。
 食ったらまたやるぞ」

望「ッ・・・―――ふぇ」
 

⏰:09/10/09 04:37 📱:SH700i 🆔:HlUEBwkQ


#270 [コロ]
 
まだ、あの異常な行為を続けるの・・・?

望「ヒック――・・・うぅッ」


もう止めて。


――――

―――
 

⏰:09/10/09 04:41 📱:SH700i 🆔:HlUEBwkQ


#271 [コロ]
 
―――19:00 食堂。

夜、石田は秋と部屋で食べた夕食の食器を食堂に返しに来ていた。

この場に秋がいないのは、鈴原の命令で、秋が勝手に部屋から出る事を許されてないからだ。
 
石「ごちそうさまです。」
 

⏰:09/10/11 05:00 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#272 [コロ]
 
石田が厨房に向けて声をかけると、少し若い男の声が返ってきた。

この寮の厨房で働く人は、全員が男だが、皆それなりに経験のある調理師。

料理は文句無しで美味い。
性格も良い人達ばかりなので、よく生徒が厨房に入り、皿洗いなどを手伝っていた。

⏰:09/10/11 05:11 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#273 [コロ]
 
何気なく奥の流しを見てみると、今日も一人・・・誰かが皿洗いを手伝っている。

石「・・・・・・・・。」

しかし石田は、その後ろ姿、特に頭部で揺れる真っ赤な髪で『誰か』が誰だか分かってしまった。
 

⏰:09/10/11 05:17 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#274 [コロ]
 
何故アイツが皿洗いを
手伝ってるんだ・・・?

疑問だけが頭に浮かび
暫く赤い髪を凝視していたら、洗い終わったのか、クルリと体を石田の方へ向けた。

彼は直ぐに石田の存在に気付き、へらっと笑ってみせた。
 

⏰:09/10/11 05:22 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#275 [コロ]
 
古「シンちゃ〜ん。笑」

石「何してんだ?古賀;」

古「柳さんが超イイ肉
 食わしてくれたからさ
 ・・・御礼してた。」

一体、普段の恐れられている不良は何処に行ったのか。
 

⏰:09/10/11 05:28 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#276 [コロ]
 
機嫌が良いらしく、無邪気にヘラヘラ笑っている。

完全にOFFモードの古賀は、石田の事をシンちゃんなんて呼んで近くの椅子に座らせ、自らも向かいの席に腰を下ろした。

古「で、最近どうよ?笑
 いい事あった?」
 

⏰:09/10/11 05:36 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#277 [コロ]
 
石「なんもねぇ・・・
 古賀は楽しそうだな」

古「俺はいつも楽しい事
 追い求めてるから。笑」

石「・・・みたいだな。」

古「シンちゃん、なんか
 反応冷てぇよ・・・」

お前に暖かい反応返して
メリットないじゃん?
 

⏰:09/10/11 05:42 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#278 [コロ]
 
しかも俺は何時もこうだ。

分かってるくせに、あえて冷たいとツッコミを入れる古賀は、やはり普段の学校生活での古賀では見れない姿だ。

石「俺は冷たいかもしれ
 ないけど、普段のお前
 は冷酷だぞ。」
 

⏰:09/10/11 05:51 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#279 [コロ]
 
鈴原にくらべれば、全然そんな事ないが。

古「酷いッ!シンちゃん
 俺そんな男じゃない」

石「己の胸に手をあてて
 よく考えてみろ。」

古「ぇ? ん〜・・・・――
 あぁ俺って最低だ。」

石「そうだろう。笑」
 

⏰:09/10/11 05:56 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#280 [コロ]
 
なんだか人と普通の会話をしたのが、酷く懐かしい気がした。

全然そんな事無いのに、古賀のいつもの馬鹿っぽさを見ると、ここが普通の空間なんだと思える。

自分の部屋も、鈴原の部屋も、異様すぎて・・・

古賀の存在に安心する。
 

⏰:09/10/13 03:49 📱:SH700i 🆔:p5DFH88s


#281 [コロ]
 
秋にすぐ戻ると言って来たので気が引けたが、石田はしばらく古賀との会話を弾ませた。


現実に戻りたくない。


望や秋に比べれば、なんて事無いかもしれないが、石田もまた精神的に参っていた。
 

⏰:09/10/13 04:01 📱:SH700i 🆔:p5DFH88s


#282 [コロ]
●きります●

感想、ご意見はこちらへ☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/10/13 04:03 📱:SH700i 🆔:p5DFH88s


#283 [コロ]
 

古「そ−いえば・・・
 磯谷が北本探してた」

石「ッ―――」

古「ほら、アイツだよ。
 中西と一緒に居たさぁ
 ちびっこ。」

石「・・・あぁ」
 

⏰:09/10/15 08:31 📱:SH700i 🆔:7xYcS7oQ


#284 [コロ]
 
古「そんなんダチと
 遊びに行ってるだろ。
 夏休みだぜ?笑」

石「まーな・・・」

古「やっぱ夏は海とか・・・」

望の話しはそこから直ぐにそれて行き、古賀は実家の近くの海水浴場を語りはじめた。
 

⏰:09/10/15 08:46 📱:SH700i 🆔:7xYcS7oQ


#285 [コロ]
 
結局、石田が自分の部屋に戻ったのは30分も後だ。

別れ際に古賀が石田の方に振り返り、質問をした。

古「石田・・・お前、何か
 隠してないか?」

急に名字で呼ばれて、石田は内心驚いた。

石「・・・・・・。」
 

⏰:09/10/17 23:13 📱:SH700i 🆔:GKmmGIMI


#286 [コロ]
 
古「ま、別に隠したきゃ
 隠しゃいいけど・・・
 無理してんなら俺様が
 相談のってやるから。
 じゃ、またね真ちゃん」

ヒラリと掌を振り、古賀は反対方向に歩いて行った。

石田は、ただその背中をぼんやりと眺め、古賀が見えなくなるまでその場から動けなかった。
 

⏰:09/10/17 23:23 📱:SH700i 🆔:GKmmGIMI


#287 [すぴ]
_


頑張ってください(・ω・)

更新待ってますo(^-^)o


_

⏰:09/10/18 15:01 📱:P702iD 🆔:F8CgctVU


#288 [コロ]
すぴ様

ありがとうございます☆
これからも応援よろしくお願いします(^O^)

⏰:09/10/19 17:57 📱:N08A3 🆔:eXe8F1fE


#289 [コロ]
●お知らせ●

携帯電話を変えました★

あと、風邪で熱が出ているため、今日の更新は控えさせて頂きますm(__)m
明日から復活しますので、更新楽しみにしていて下さいね♪

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/10/19 18:07 📱:N08A3 🆔:eXe8F1fE


#290 [コロ]
――――
―――
――


望「ン・・ッ――ぁ」

鈴「ピチャ・・・」

⏰:09/10/20 09:16 📱:N08A3 🆔:DV2F7/tA


#291 [コロ]
` 
再び侮辱を受ける時間がやってきた。

体中を舐めまわされ、望が嫌がる姿を見て、鈴原は楽しんでいる。

望「ぁあッ、ゃめ・・・ッ」

鈴「クスッ・・・ピチャ、チュク」
 

⏰:09/10/20 09:23 📱:N08A3 🆔:DV2F7/tA


#292 [コロ]
 
舐めるだけで痛みを与えられず、くすぐったい。

そんな事をされては、嫌なのに感じてしまう。

望「ゃだ・・・ヒック、」

首や胸の敏感な場所を狙って攻められ、どうする事も出来ない。
 

⏰:09/10/20 09:29 📱:N08A3 🆔:DV2F7/tA


#293 [コロ]
 
すごく嫌でたまらないのに、反応してしまう体が汚なく思えて、涙がたくさん溢れた。

勇気じゃない人が相手でも、この体は喜ぶ事が出来るんだ・・・。

望「はッぁ・・・ふぁぁッ」

鈴「淫乱・・・笑。」
 

⏰:09/10/23 06:50 📱:N08A3 🆔:D40.qrUs


#294 [コロ]
 
インラン・・・・・あぁ、その言葉は自分にぴったりだ。

僕もそう思うよ。

大切な人が居るのに、こうして別の相手に足を広げているんだから。

それが無理矢理でも、体が反応してるって事は淫乱なんだと思う・・・。

⏰:09/10/23 06:57 📱:N08A3 🆔:D40.qrUs


#295 [コロ]
 
普通の人なら、自分の様な反応はしないだろう。

どうして―――ッ

どうして勇気じゃない
こんな最低の人間に体中
弄ばれなきゃならないのッ

一度も勇気としたこと無いのに、こんな奴に舐められて感じてしまう自分の体が気持ち悪くてたまらなかった。

⏰:09/10/23 07:06 📱:N08A3 🆔:D40.qrUs


#296 [コロ]
 

心と体はバラバラで
もう自分では一つに戻す事なんて出来ない。

だって、この体は・・・
元の綺麗な状態に戻る事は一生無いから。

一生汚れたままだから。

汚い体を、心の方が拒絶してしまう。
 

⏰:09/10/23 07:14 📱:N08A3 🆔:D40.qrUs


#297 [コロ]
 
自分の心は、すでに汚れた体を嫌がっている。

――こんな体いらない。

頭の中で、もう一人の冷静な自分が言ってる。

でも、そうだよね。
こんな体、汚なくて気持ち悪いもん。

勇気だって嫌がる。
 

⏰:09/10/23 07:20 📱:N08A3 🆔:D40.qrUs


#298 [コロ]
 
鈴「ピチャ・・・クチュ・・」

望「ンッ――ひっ ぁ・・・」

体を舐められると同時に、後ろの蕾に指を差し込まれる。

ピリッとした痛みが走り、中を掻き回されるとそれ以上の痛みに襲われ、体が跳ねた。
 

⏰:09/10/24 21:04 📱:N08A3 🆔:zLqcNBDw


#299 [コロ]
 
2本目の指が入り、望の中をバラバラに蠢く。

望「ぃたぁッ――ゃあッ」

下半身の痛みと、上半身に与えられる焦れったい快楽に、頭が着いていかない。

抵抗したいが、力で全く適わない。

⏰:09/10/24 21:14 📱:N08A3 🆔:zLqcNBDw


#300 [コロ]
 
しばらくの間、その行為を続けた後、鈴原は突然 望の前へ手を伸ばした。

自身を緩く握り込まれ、くびれた部分をぐりぐり弄られた。

望「ぁ、あ・・ン・・・ヒッ」

決して激しくされず、あくまで中途半端な刺激を与えてくる鈴原。
 

⏰:09/10/24 21:25 📱:N08A3 🆔:zLqcNBDw


#301 [コロ]
 
根元を軽く擦ったり、裏筋を撫でたりと、まるで最初の暴力的な行為が嘘だった様な時間が流れる。

望「ぅッ・・ゃぁぁッン」

鈴「もの足りなさそうな
 顔してるぜ?笑」

そう言うと、鈴原は望の自身の先端をカリカリ引っ掻いた。
 

⏰:09/10/24 21:35 📱:N08A3 🆔:zLqcNBDw


#302 [コロ]
 
望「ひッゃ――ぃやぁぁッ」

鈴原は望の反応にケラケラ笑うと、尿道をえぐる様に先端に爪を立てた。

望「ひぃンッ、ヒぁぁッ!」

鈴「尿道好きなんだ?
 お前マジ淫乱だな・・・
 腰ゆれてるぞ?笑」

指摘されても、先端をグチグチ弄られると、腰が震えるように痙攣した。

⏰:09/10/24 21:49 📱:N08A3 🆔:zLqcNBDw


#303 [コロ]
 
望「ぃゃ、嫌だッ・・・ヒック」

何度も首を横にふり、何度も体をよじって抵抗するが、望はだんだん逆らえない快楽の渦に呑まれていく。

今まで適当に動いていた
鈴原の指が、悪意を持って望の良い所ばかりを攻め始める。
 

⏰:09/10/27 03:13 📱:N08A3 🆔:l05wj1lM


#304 [コロ]
 
中を弄る指は、前立腺を何度も刺激した。

そのたびに、望は全てを吐き出したい衝動にかられるが、なけなしの理性で食い止めていた。

我慢すればする程、体は悲鳴を上げ苦しくなる。

限界も近い・・・。
 

⏰:09/10/27 03:21 📱:N08A3 🆔:l05wj1lM


#305 [コロ]
 
しかし、そんな時に無情にも鈴原が望の足を持ち上げ、自らの体をその足の間に滑り込ませた。

一瞬にして望の顔が蒼白になる・・・。

また、中を犯されるッ――

鈴原を見つめる望の瞳には、もぅ何も映らなかった。
 

⏰:09/10/27 03:33 📱:N08A3 🆔:l05wj1lM


#306 [コロ]
 
鈴原のモノが蕾に押し付けられ、グリッと挿入を始める。

今日何度も鈴原を受け入れたそこは、あっさりと全てを呑み込んだ。

望「ふっ・・・あぁ・・ッ」

すでに傷ついている中は
やはり痛みが走る。
 

⏰:09/10/28 20:01 📱:N08A3 🆔:ZzQgT1bk


#307 [コロ]
 
鈴「さすがにもぅ緩いな。
 ケツ締めろよ。」

そう言われながら頬を軽くパシパシ叩かれ、悲しみに涙が枕へ吸い込まれる。

逆らうとまた本気で暴力をふるわれそうで、怖くて望はギュッと瞼を閉じ、内腿と尻に力を入れた。
 

⏰:09/10/28 20:10 📱:N08A3 🆔:ZzQgT1bk


#308 [コロ]
 
望が素直に命令を聞く様になり、鈴原は口角を上げて静かに笑った。

自分の手にだんだん望が落ちてくる事が分かる。

秋とはまた違う刺激を与えてくれる新しい奴隷。

ただ問題は、石田の存在。
 

⏰:09/10/31 20:12 📱:N08A3 🆔:FjteRLnk


#309 [コロ]
 
石田から無理矢理奪う事は出来るが、そうすれば石田はきっと自分から離れていく。

せれは避けたい。

石田は自分の側に置いておいて損はないから・・・

鈴「はッ・・・残念だな。笑」
 

⏰:09/10/31 23:45 📱:N08A3 🆔:FjteRLnk


#310 [コロ]
 
望「ぁぅッ ン・・・ひぁッ」

鈴「お前も捨てがたい。
 けど、石田の方が
 今の俺には必要だ。」

実に惜しい・・・。

時期を見てから、チャンスがあれば自分のモノにしよう。

鈴原はそう思った。
 

⏰:09/10/31 23:54 📱:N08A3 🆔:FjteRLnk


#311 [コロ]
 
1日は短い・・・

考え事なんかしないで
今は望に与えられるだけの苦痛を与えて、鈴原大和の存在をこの小さな体に刻み込もう。

――――
―――

――
 

⏰:09/11/03 14:26 📱:N08A3 🆔:2iXKO3QA


#312 [コロ]
 

―――寮・管理人室。


磯「はぁ−・・・あいつ
 一体どこ行ったんだ」

あれから磯谷は寮の見回りがてら望を探した。

望の所在なんか一番知らなそうな古賀にまで聞いた。
 

⏰:09/11/03 14:44 📱:N08A3 🆔:2iXKO3QA


#313 [コロ]
 
それでも見つからない。

外に遊びに行っているのかもしれないが、もう夕食の時間も過ぎてるし、望の性格上 こんな街から離れた緑生い茂る山の中の学校に 日が落ちてから帰宅するなんて考えにくい・・・。

磯「ぃゃ、ん−・・・
 俺の考えすぎか。」
 

⏰:09/11/03 14:53 📱:N08A3 🆔:2iXKO3QA


#314 [コロ]
 
それなら良いが、この学園は男ばかりの空間で、過去にリンチや強姦などの事件が無かったわけじゃない。

自分がこの学園の学生だった頃もあった。

あの時は、自分の身ぐらい自分で守れなんて思っていたけど・・・。
 

⏰:09/11/03 15:00 📱:N08A3 🆔:2iXKO3QA


#315 [コロ]
 
それは体格が良かったり、力のある奴や、喧嘩に強い奴の考えだ。

今自分が大人になって、弱い者の立場で考えられる様になったら、望みたいな華奢な人間。
被害にあったらひとたまりもない事が分かる。
 

⏰:09/11/03 15:10 📱:N08A3 🆔:2iXKO3QA


#316 [コロ]
 
本当に自分の考えすぎなら良いのだが・・・

そうじゃなく、今どこかで望が助けを求めていたら。

最後に望の姿を見たのはいつだったろう。

だんだん焦ってイラつく自分を落ち着かせたいが、嫌な予感が頭から離れない。
 

⏰:09/11/09 03:03 📱:N08A3 🆔:XWHoP5qQ


#317 [コロ]
 
この瞬間、望が被害にあっているのなら、自分は一刻も早く望を助けなければならない。

落ち着いてる余裕なんて少しもない。

磯「はぁっ、クソッ・・・
 どこ居るんだよ!」

焦りとイラ立ちは増えるばかりだ。
 

⏰:09/11/09 03:13 📱:N08A3 🆔:XWHoP5qQ


#318 [コロ]
 
磯「・・・・・。やっぱ、
 俺一人で焦ってもな」

一人で駄目なら二人で。

そう思い、磯谷はある人物に電話をするため一回自分の部屋に戻る事にした。

磯「アイツ電話出るかな」

腐れ縁と言う名の友人で、望の担任である橋野に。
 

⏰:09/11/09 03:28 📱:N08A3 🆔:XWHoP5qQ


#319 [コロ]
 
――――
―――
――

翌日。

鈴原の部屋では、石田が秋と話し合いをしていた。

石「秋さん、じゃあ
 お願いしますね・・・。」

秋「わかった。」
 

⏰:09/11/13 13:32 📱:N08A3 🆔:bmQtmXOk


#320 [コロ]
 
石「俺と秋さんは昨晩
 ヤったって必ず応えて
 下さい。じゃないと
 大和さんは納得しない
 ので、何か聞かれたら
 そう嘘ついて。」

秋「うん・・・ごめんね。」

石「・・・?」

秋「何もしないでくれて
 ありがとう・・・」
 

⏰:09/11/13 13:42 📱:N08A3 🆔:bmQtmXOk


#321 [コロ]
 
石「・・・秋さん。」

秋「久しぶりに、本当に
 安心して眠れた・・・ッ」

石「―――ッ」

秋「ありがとう・・・・。
 ありがとう、石田くん」

石田はそれ以上、秋の姿を見るのが辛く、挨拶をした後、足早に部屋をあとにした。

⏰:09/11/13 13:55 📱:N08A3 🆔:bmQtmXOk


#322 [コロ]
●きります●

[感想板]こちらです☆

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/11/13 14:00 📱:N08A3 🆔:bmQtmXOk


#323 [コロ]
 
鈴原の部屋を出た後
遅くもなく速くもないスピードで自室に向かった。

内心は今までに無いくらい焦っていたが、走ると足がもつれそうな気がした。

上手く息が出来ない様な、そんな錯覚までする。

 

⏰:09/11/16 13:26 📱:N08A3 🆔:8L/FtWS6


#324 [コロ]
 
階段を降りて、2年生の寮フロアへ着くと、ますます足がすくんだ。


けど早く行かないと・・・


廊下の一番奥に石田の部屋がある。
今はこの廊下がどの道よりも長く険しく感じる。

 

⏰:09/11/18 13:01 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#325 [コロ]
 
同じ造りの扉が左右で何度も通りすぎ、ぐるぐる終わりの無い迷路を彷徨っているみたいで吐き気がする。

人気の少ない廊下のどこからか顔も分からない同級生の笑い声が聞こえるが、姿が見える事はなかった。


――――
――
 

⏰:09/11/18 23:21 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#326 [コロ]
 
―――・・・

長い廊下を歩きおえて
自室の前に着いた石田は
驚きに目を見開いた。


古賀が今にも自分の部屋の扉をノックするところで、あわてて声を掛ける。

石「古賀ッ、何か用か?」
 

⏰:09/11/18 23:27 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#327 [コロ]
 
古「ぁ、シンちゃん。」

古賀の表示は読めないが、このまま部屋に入れないのはおかしいだろう。

けど、今は部屋に入れるわけにいかない。

石「朝からどうした・・・?」
 

⏰:09/11/18 23:31 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#328 [コロ]
▲訂正▲

>>327

古賀の表示は・・・×
古賀の表情は・・・〇


表情ですm(__)m
訂正致します。
 

⏰:09/11/18 23:34 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#329 [コロ]
 
少し考える素振りを見せてから、古賀は口を開いた。

古「なんか、お前の様子
 おかしかったから・・・
 気になって見に来た。」

石「そうか・・・別に俺は
 なんとも無いけど。」
 

⏰:09/11/18 23:37 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#330 [コロ]
 
まさか古賀にそんな事言われるなんて・・・

もともと勘の鋭い奴なだけに一度おかしいと思うと、とことん追求してくる。

古賀にだけは用心しなければならなかったのに、勘づかれてしまった。
 

⏰:09/11/18 23:43 📱:N08A3 🆔:PXkvXaxI


#331 [コロ]
 
古「石田、何かあったろ?
 また家族か?」

石「何もねぇよ・・・
 大丈夫だから帰れ。」

そう言っても古賀は納得せず、なかなか帰る素振りをみせない。

古「なに隠してる?
 なんで言わねぇんだ」
 

⏰:09/11/19 04:02 📱:N08A3 🆔:NN1ih0OI


#332 [コロ]
 
いよいよしつこく問いただしてきた。

俺に何があろうと、何を隠そうと関係ないだろ・・・

どうして古賀がこんな早朝から自分の部屋にまで来てこんな事を聞くのかわからない。

ほっとけばいいのに。
 

⏰:09/11/19 04:07 📱:N08A3 🆔:NN1ih0OI


#333 [コロ]
 
古「お前は隠し事ばかり
 だよな・・・。
 鈴原の奴ともつるんで
 何やってんだよ。」

石「・・・関係ない。」

古「関係ない?
 へー、そうかよ。
 どうせお前の様子が
 おかしいのは鈴原が
 関係してんだろ。」
 

⏰:09/11/23 19:22 📱:N08A3 🆔:Lhfb48zc


#334 [コロ]
 
石「お前には関係ない」

この石田の一言は、古賀の機嫌を最悪にするには十分で、その様子に石田は「しまった」と後悔する。

こんな廊下で古賀がキレたら騒ぎになるかもしれない。

石「古賀、話は今日じゃ
 なくてもいいだろ?」
 

⏰:09/11/23 19:29 📱:N08A3 🆔:Lhfb48zc


#335 [コロ]
 
古「あ゙?」

石「・・・実は今ちょっと
 いろいろあって・・・」

古「取りあえず、部屋
 入れろよ」

石「ッ――それは・・・;」


 

⏰:09/11/27 00:09 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#336 [コロ]
 

無理だと古賀に言おうとしたその時―――。

ガチャッと目の前の扉が音を立てて開いた。

石「ぁ・・・――――。」

石田が反応した時には
もう遅く・・・
開いた扉から鈴原が姿をあらわす。
 

⏰:09/11/27 00:14 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#337 [コロ]
 
古賀もそれには驚き、目を見開いて固まる。

石「ゃ、大和さん・・・」

鈴「は?なんだお前ら。
 何してんだ石田」

鈴原の鋭い視線が石田をとらえ、石田の背中を冷たい汗が伝う。
 

⏰:09/11/27 00:26 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#338 [コロ]
 
鈴「俺言ったよな?
 俺が部屋戻るまで・・・」

石「はい、すいません。
 こいつが朝迎えに来る
 こと思い出して――」

そう言って石田は古賀の方を向く。

石田は望のことが気になりすぎて、朝になったら鈴原の方が部屋に戻ると言ったのを忘れていた。

⏰:09/11/27 00:37 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#339 [コロ]
 
古賀に変な反応をされたらどうしようかと思ったが、古賀は石田の雰囲気を察して下手な口出しをせずに、黙って二人のやりとりを見ていた。

鈴「・・・まぁいい。
 じゃあ俺部屋帰るわ。」

鈴原は古賀の存在なんか、どうでもいいのか、石田に「またな」と言ってその場を去っていった。

⏰:09/11/27 19:52 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#340 [コロ]
 
鈴原が自分の部屋へ帰り、石田と古賀だけの空間になった廊下は、シンと静まりかえる。

先に口を開いたのは
古賀だった・・・。

古「どういう事だ。
 お前の部屋から何で
 アイツが出てくる?」
 

⏰:09/11/27 19:56 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#341 [コロ]
 
さっきよりも格段に低くなった古賀の声色。

殺気さえも感じる。

これは皆が恐れる古賀の姿だが、石田は古賀を怒らすようなことはしない。

こんな殺気を向けられたのは初めてだった。
 

⏰:09/11/27 20:05 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#342 [コロ]
 
古「ッ・・・意味わかんねぇ
 嫌な予感がする。」

石「・・・・・・・。」

古「オイ、石田。
 部屋に誰か居るのか?」

低い声のまま、古賀は睨むように石田の目をそらさず聞いてきた。
 

⏰:09/11/27 20:49 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#343 [コロ]
 
石「ッだよ・・・お前は・・・
 俺の事なんか

   ・・・ほっとけよッ」


古「―――・・・ッ」


ガタガタッ―――

     バタンッ!
 

⏰:09/11/27 20:56 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#344 [コロ]
 
自分の部屋に慌てて入っていく古賀を見ながら

石田はただその場に立ちつくした・・・。


自分の頬が濡れている。

いつからだろう。

古賀に見られたのかな・・・
 

⏰:09/11/27 21:03 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#345 [コロ]
 
この年になって泣くなんて、カッコ悪ぃ・・・――。


――――
―――

――


 

⏰:09/11/27 21:05 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#346 [コロ]
●きります●

やっとここまで話しが進んだ・・・って気分です。
勇気ファンの方、いらっしゃいましたら、勇気の登場はもうしばらくお待ち下さいm(__)m

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/11/27 21:09 📱:N08A3 🆔:nztlJFQM


#347 [コロ]
 
――――
――


誰かが呼んでる・・・




誰?

 

⏰:09/11/29 05:42 📱:N08A3 🆔:SXLxX.Hg


#348 [コロ]
 

――――・・・

古「オイッ!オイ・・・
 なんだよ・・・これ・・ッ」

石田の部屋に入った古賀は驚愕した。

つい昨日、管理人の磯谷に尋ねられた北本がベッドに悲惨な状態で横たわっているではないか。
 

⏰:09/11/29 05:47 📱:N08A3 🆔:SXLxX.Hg


#349 [コロ]
 
あきらかに性的暴行を受けた姿。

どころどころ、ベッドに血のような染みが付着し、顔や体には殴られた痣がたくさんある。

かなり暴れたのか、足元を見ると拘束された足首は擦れて傷になっていた。
 

⏰:09/11/29 05:55 📱:N08A3 🆔:SXLxX.Hg


#350 [コロ]
 
古「北本ッ!・・・オイ!
 ――――北本・・・ッ」

つい最近、中西勇気の恋人だと学園に知れ渡った。

そんな人物が石田の部屋になぜ居るのか・・・

磯谷が探していたと言うことは、それだけ北本は自分の部屋に帰っていないんだろう。
 

⏰:09/11/29 06:07 📱:N08A3 🆔:SXLxX.Hg


#351 [コロ]
 
では、ずっと石田の部屋に居たのか・・・?

ここで石田や鈴原に強姦されていたんだとしたら・・・


古「んでだよッ・・・!
 石田―――――ッ!!」

まだ廊下に居るだろう石田の元へ古賀は向かった。
 

⏰:09/11/29 06:16 📱:N08A3 🆔:SXLxX.Hg


#352 [コロ]
 

―――・・・

古賀が廊下に戻った時
石田は扉の横に顔を伏せて座り込んでいた。

古「石田ッ!あれは一体
 どう言うこだッ!」

石「・・・・・。」

古「聞いてんのかよ!」
 

⏰:09/11/30 21:01 📱:N08A3 🆔:faZ9WD06


#353 [コロ]
 
古賀が石田の胸ぐらを掴んで立たせると、石田が泣いている事に気が付く・・・

古「―――・・・ッ
 なんなんだよ、・・・
 部屋入れ!最初から
 全部話すんだッ!」

動かない石田を無理矢理
部屋へ入れ、望の居る場所まで引っ張って行った。
 

⏰:09/11/30 21:10 📱:N08A3 🆔:faZ9WD06


#354 [コロ]
 
―――・・・

古「何でお前のベッドに
 北本が居るんだッ」

部屋へ連れてきてからも、石田は終始無言で、望の姿を見つめたまま固まっている・・・。

涙は止まっていたが、石田のその姿は大切な者を傷つけられた時の人の姿だった。

⏰:09/11/30 22:14 📱:N08A3 🆔:faZ9WD06


#355 [コロ]
 
古「石田・・・北本はずっと
 お前の部屋に居たのか」

石「―――・・・ッ」


何も語らない石田に、どうする事もできず、古賀は再び望へ視線を向けた。


 

⏰:09/11/30 22:21 📱:N08A3 🆔:faZ9WD06


#356 [コロ]
 
体には鈴原と望の物であろう精液がこびつき、痛々しい痣がたくさんある。

一刻も早く医者に見せるべき状態だ。

一体、どうしてこんな状況になったのか・・・
石田が関与している事は明らかだが、一向に口を割らない。
 

⏰:09/12/01 20:29 📱:N08A3 🆔:Oue8Btpw


#357 [コロ]
 
と言うか、これは放心状態なんだろう。

石田はずっと望の姿を見て、指先は微かに震えているようだ・・・。

石田のこんな姿に、古賀も戸惑い始めていた。
いつも冷静なはずの、何があっても動じない石田が、今にも崩れてしまいそうなほど動揺している。
 

⏰:09/12/01 20:34 📱:N08A3 🆔:Oue8Btpw


#358 [コロ]
 

いつまでそうしていただろうか・・・。石田がぽつりと言葉を発した。

石「北本・・・ごめ・・ん・・」

古「何があった?

   ・・・しんちゃん。」

石田が望をこんな目にあわせたくなかったのは明らかだ。

⏰:09/12/01 20:43 📱:N08A3 🆔:Oue8Btpw


#359 [コロ]
 
それから石田は、まるで独り言のように語り始めた。

夏休み前に望を呼び出したことから・・・今日の日までの経緯を。

自分の誤ちと望への想いを一緒に。

――――
――
 

⏰:09/12/01 21:00 📱:N08A3 🆔:Oue8Btpw


#360 [コロ]
 
――――
――

話している間の石田は
ずっと俯いていて

あまり表情は伺えないが
声は微かに震えていた。

話しの内容は、古賀を驚かせるには十分で、石田が中西をそんなに恨んでいた事にも驚いた・・・。
 

⏰:09/12/04 17:56 📱:N08A3 🆔:jY3xiEcU


#361 [コロ]
 
しかし、中西への恨みと望への仕打ちは別の話しで、同時に怒りもこみあげる。

関係ないじゃないか。

それに、いくらなんでもやり過ぎだ。
石田も後悔しているが、後悔していると今さら悔やむのは自己中心的だと思う。

⏰:09/12/04 18:04 📱:N08A3 🆔:jY3xiEcU


#362 [すぴ]
_

古賀くん、いい人・・・?

_

⏰:09/12/05 11:58 📱:P702iD 🆔:☆☆☆


#363 [コロ]
すぴ様

コメありがとうございます(^-^)
古賀は不良だけれど、悪い奴ではなかったんですね☆
仲間想いの不良さんです。

⏰:09/12/06 08:57 📱:N08A3 🆔:AxmwCvtc


#364 [コロ]
>>361から


気付けば、古賀は石田を本気で殴っていた・・・。

床に両手をついて痛みに歯をくい縛る石田の姿を正面から見下ろし、古賀は怒りが冷めぬまま石田を怒鳴りつける。
 

⏰:09/12/06 09:07 📱:N08A3 🆔:AxmwCvtc


#365 [コロ]
 
古「何考えてんだッ!
 ――――俺はお前に
 こんな事してほしく
 なかったッ・・・――!」

石「ッ・・・」

古「てめぇの勝手な行動
 の結果だッ!今さら
 後悔しても遅いんだよ」
石田は古賀のもっともの怒りに、何も言い返せない。
 

⏰:09/12/08 20:19 📱:N08A3 🆔:isf5wpKk


#366 [コロ]
 
自分の責任だ。
勝手に酷く扱われ、勝手に後悔されて・・・一番腹が立つのは望だろう。

それなら最初からしなければいいのにと・・・。

ほんとにその通りだ。
こんな事をした自分が、本当に恐ろしい。
 

⏰:09/12/08 20:29 📱:N08A3 🆔:isf5wpKk


#367 [コロ]
 
古「それにッ・・・中西は
 お前が思ってるほど
 馬鹿にした事は言って
 ないからなッ!」

石「―――。」

古「それはお前も
 分かってるんだろ!?」

分かっている。
ただ、それに気付くのが
遅すぎた・・・。
 

⏰:09/12/08 20:36 📱:N08A3 🆔:isf5wpKk


#368 [コロ]
 
古「ッ・・・・鈴原が北本に
 手ぇ出したのはお前が
 そうさせたのか?」

石「いや、違う。」

古「なんで止めなかった
 んだよッ!?」

石「俺が逆らうと余計に
 北本が酷い目に合う
 から、仕方なかった。」
 

⏰:09/12/12 11:44 📱:N08A3 🆔:pZfGZ/fM


#369 [コロ]
 
古「・・・・・・・クソッ」

古賀は苛立ちを隠せない様で、そのまま望に近づいた。

古「酷いな・・・ッ
 おい、風呂借りるぞ。」

そのまま望を抱え上げ、風呂場に体を向ける。
抱えた望は驚くほど軽い。
 

⏰:09/12/12 11:50 📱:N08A3 🆔:pZfGZ/fM


#370 [コロ]
 
夏休み前に学校で会った時より細くなったような気がする。

年齢は一緒だが、こうも体格差があると男子校のせいか、同じ男として見れない。

望の様に身体が小さくて、整った容姿の生徒は、誰かに守られながら学園生活を過ごしている。
 

⏰:09/12/14 07:22 📱:N08A3 🆔:Clwrw3ak


#371 [コロ]
 
友達だったり恋人だったり、人によって違うだろうが・・・。

そんなの不公平だ。
喧嘩や問題をおこす自分が言える事では無いのだろう。

でも、なにも関係ない人間をこんな目に合わせるのは許せないし、許されない。 

⏰:09/12/14 11:13 📱:N08A3 🆔:Clwrw3ak


#372 [コロ]
 
ボコボコに暴力を振るわれて、レイプされているんだ。

今は寝ていると言うより、気絶してるんだろう。

風呂場までの道のり、シャワーの湯が肌にあたっても望は目を覚まさなかった。
――――・・・
 

⏰:09/12/14 11:17 📱:N08A3 🆔:Clwrw3ak


#373 [なな]
>>1-200
>>201-400

⏰:09/12/14 19:34 📱:SH905i 🆔:RjRxLPQI


#374 [コロ]
なな様

安価ありがとございます(ノд<。)゜。

⏰:09/12/19 11:26 📱:N08A3 🆔:w4SpjD.c


#375 [コロ]
 
古賀が風呂場から望を部屋に連れて帰った時、石田はベッドのシーツを新しい物にかえていた。

流石にあのベッドに再び寝かせるわけにはいかない。

望をベッドへ静かにおろし、掛け布団をかぶせる。
 

⏰:09/12/19 11:30 📱:N08A3 🆔:w4SpjD.c


#376 [コロ]
 
望が眠っているのを再び確認してから、古賀は石田に向き直った。

古「これから、お前は
 こいつをどうしたい?」

石「・・・・・・ッ」

古「好きなら、こいつに
 してやれる事は一つ
 しかないよな・・・・・?」
 

⏰:09/12/19 11:34 📱:N08A3 🆔:w4SpjD.c


#377 [コロ]
 
古賀の言葉に石田は静かに頷いた。

石「もう、北本には手を
 出さない・・・。
 こんな事は止める。」

古「取りあえず北本が
 目を覚ますまで待とう」

―――
――
 

⏰:09/12/21 15:54 📱:N08A3 🆔:7m/19cZU


#378 [コロ]
 
石田は望の眠るベッドの横に座り、時々傷ついた望の頬や目元に触れていた。

氷水で冷やしたタオルを持ってきたりして看護していたが、その石田の姿もまた古賀の目には痛々しく見えた。
 

⏰:09/12/24 06:33 📱:N08A3 🆔:f07..hv2


#379 [コロ]
 
石田が切っ掛けでこんな事態になっているが、なんとか石田を守ってやりたい。

石田にだって理不尽だが、理由がある。

それに、あんな家族がいなければ・・・石田はもっとまともな人生を送れてた。
 

⏰:09/12/28 14:54 📱:N08A3 🆔:i4BYIrXs


#380 [コロ]
 
石田だって被害者だ。

だけど、石田の話しをまともに聞いてくれる奴なんて、この学校には居ないだろう。

まず中西がこの事を知った時点でキレるなんてものじゃすまない・・・。

石田を守るには厳しすぎる。
 

⏰:09/12/28 15:00 📱:N08A3 🆔:i4BYIrXs


#381 [あおい]
失礼しますm(_ _)m

>>1-50
>>50-100
>>100-150
>>150-200
>>200-250
>>250-300
>>300-350
>>350-400
>>400-450
>>450-500
>>500-550
>>550-600

⏰:09/12/28 23:53 📱:W51SA 🆔:kSmX/H02


#382 [コロ]
あおい様

安価ありがとうございます(*´∇`)

⏰:10/01/01 07:41 📱:N08A3 🆔:3tAep49g


#383 [コロ]
皆様へ

あけましておめでとうございます(*´∇`)
今年もコロの小説をよろしくお願いします☆
最近更新が遅すぎますが、頑張って書きますので、暖かい心で読んでもらえると嬉しいです!
では、今年も皆様にとって良い一年でありますように(*^□^*)

【感想板】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/01/02 02:12 📱:N08A3 🆔:iiHC.UR6


#384 [コロ]
>>380から


古「しんちゃん・・・」

古賀が話し掛けた時、石田も口を開いた。

石「もう、俺に北本を
 守る資格は無いよな」

その時の石田の表情があまりにも辛そうで、古賀は何も言ってやる事は出来なかった。
 

⏰:10/01/04 05:07 📱:N08A3 🆔:SjsuQElM


#385 [コロ]
 
もし、もっと早い段階でこの事態に気付いていれば。

古賀は石田を止めてやれたのにと思った。

中西の恋人を好きになってしまった石田を、自分なりに応援することも出来た。

あと少し早ければ・・・。
 

⏰:10/01/04 05:13 📱:N08A3 🆔:SjsuQElM


#386 [コロ]
 



望「ン・・・・・ッ・・」

石田が頬を冷やしていると、痛みのせいか望が薄く目を開けた。

古「目ぇ覚ましたか・・・?」

望の視界には、ぼんやりと2つの人影が映った。
 

⏰:10/01/05 05:03 📱:N08A3 🆔:rpJI3Zu2


#387 [コロ]
 
石「北本・・・・・ッ」

望「――――・・・・。」

視点が定まらず、まだ意識がはっきりしていない。

石「北本・・・わかるか?」

望「?・・・―――」

古「何か飲み物入れる。」
 

⏰:10/01/05 05:10 📱:N08A3 🆔:rpJI3Zu2


#388 [レゲエ]
あなたの小説大好きです。早く続き読みたいです。頑張って下さい。しかも古賀は良い奴っすね(笑)

⏰:10/01/06 15:28 📱:W65T 🆔:pPLBfsHY


#389 [コロ]
レゲエ様

応援ありがとうございます(*´∇`)
更新が毎度遅くて申し訳ありませんm(__)m
頑張りますので、これからもよろしくお願いします☆

⏰:10/01/10 19:42 📱:N08A3 🆔:jcewZkSw


#390 []
頑張ってください

⏰:10/01/11 12:35 📱:SH906iTV 🆔:jrrM8L0Q


#391 [コロ]
 
古賀が部屋のすみにある冷蔵庫へ向かい、望の瞳がぼんやりそれを追って動いた。

石田は望の顔を冷やしていたタオルをまた汲んできた水で濡らし、しぼって頬と目元にあてた。

冷やっとした瞬間、望の瞳がゆっくり見開かれる・・・
 

⏰:10/01/11 21:26 📱:N08A3 🆔:bhp3G9gg


#392 [コロ]
 
石田は、急に空気が凍り付いたと気付く。


同時に古賀がベッドの方へ戻ってきた時、思わず耳を塞ぎたくなる様な望の叫び声が部屋中に響きわたった。

望「あ゙ぁぁぁ―――ッ!」

石「北本っ・・・!」
 

⏰:10/01/11 21:35 📱:N08A3 🆔:bhp3G9gg


#393 [コロ]
 
望「嫌ぁぁ゙ッ、ぅわぁぁ!」

古「北本落ち着けッ
 もぅ大丈夫だから!」

石田と古賀が暴れ出した望の体を押さえるが、怯えきった望には逆効果で、余計に泣き叫び始める。

石「北本ッ、ごめん・・・」
 

⏰:10/01/11 21:41 📱:N08A3 🆔:bhp3G9gg


#394 [コロ]


応援励みになります☆
ありがとうございます
(*´∇`)


【感想板】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:10/01/11 21:45 📱:N08A3 🆔:bhp3G9gg


#395 [コロ]
 
酷い状態になった望に石田は、これ以上触れる事も声を掛ける声も出来なくなった。

望「うわぁぁッ!嫌ぁ!!」

古「北本っ、古賀だ!
 分かるか?北本・・・ッ」

何を言っても、望は泣くか叫ぶか、何か聞き取れない言葉を発するだけで、状況を理解しようとしない。

⏰:10/01/14 23:01 📱:N08A3 🆔:hPySGYEk


#396 [コロ]
 
古賀の知ってる北本望とは明らかに違う。

虚ろな瞳は何処を見ているのか焦点が合わず、何も映そうとしていない。

傷ひとつなかった顔は今は痣だらけで、勇気の隣を笑顔で歩く姿は想像も出来ない様な状態だ。

 

⏰:10/01/17 22:33 📱:N08A3 🆔:GFtyK1Us


#397 [コロ]
 
一人ではどうする事も出来ない。
後ろを見ると拳を握って、ぴくりとも動かない石田が居るだけだ。

望の泣き声は部屋の外にまで聞こえそうな大きさで、いずれ誰かが気付いてしまうだろう。
 

⏰:10/01/22 12:10 📱:N08A3 🆔:EexGDYpA


#398 [コロ]
 
そうなる前になんとかしたいが、解決方法なんて古賀にはわからない。

望もだが、古賀は石田も守ってやりたかった。

石田だけが悪いわけじゃない。
他に原点があるのに、石田に全ての責任があってはおかしい。

 

⏰:10/01/22 12:14 📱:N08A3 🆔:EexGDYpA


#399 [コロ]
 
古「北本!よく見ろ!
 俺が誰か分かるか?」

望「ビクッ―――・・・」

古「古賀だ・・・・・ォィ・・
 わかるだろ?」

望「――――・・・」

古「・・・北本・・・・?」

 

⏰:10/01/23 08:59 📱:N08A3 🆔:AGAQ64AQ


#400 [コロ]
 
望は古賀の声に急に泣き止み、息をしてるかも分からないくらい静かになってしまった。

また異様な空気が辺りに立ち込める。

古「ッ・・・・・・ォィ・・;」

そんな時、石田が小さく望に声を掛けた。

石「――・・・北本・・・・。」

 

⏰:10/01/23 09:03 📱:N08A3 🆔:AGAQ64AQ


#401 [コロ]
 
その呼び掛けに望の心臓ははち切れそうになる。

呼吸もちゃんと出来ているのかわからない。

ただ、石田の声がとても恐ろしく感じた。

あの時間が、また始まるのではないかと恐怖で体が震える。
 

⏰:10/01/27 01:13 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#402 [コロ]
 
石「俺はお前に、もう
 酷い事をしない・・・
 ・・・・だから―――ッ」

古「・・・―――ッ!」

古賀も見ている目の前で、石田は望に向かって土下座をした。

古賀だけじゃなく望までその状況に驚いた。

⏰:10/01/27 17:34 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#403 [コロ]
 
石「もう俺に怯えないで
 くれ・・・ッ・・。」

最後の方は声を振り絞って言った。

古「石田ッ、今は誤るより
 先に北本の事を考えろ」

石「今言わないと前と
 何も変わらないッ!」

古「・・・・・。」
 

⏰:10/01/27 17:39 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#404 [コロ]
 
石「許せとは言わない。
 ただもう怖がらないで
 ほしいんだ・・・。」

望「――――・・・。」

そんな事を言われても
望の中の石田に対する
恐怖は変わらない。

望は石田から目を反らした。

 

⏰:10/01/27 17:43 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#405 [コロ]
 
古「何も変わらないかも
 しれないけど、すぐに
 変わるわけない。
 石田。分かってるだろ」

石「ッ・・・・・・。」

古賀の言葉が、石田の胸に突き刺さる。

分かっている。

 

⏰:10/01/27 17:46 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#406 [コロ]
 
望「――・・・ここ、から
 ・・・・・出して・・・・。」

石「ッ・・・・もちろん」

望「・・・ヒック・・ふぇぇッ」

この空間から解放される。

その事に望は安心して涙が溢れてきた。

やっと終わる・・・。
 

⏰:10/01/27 17:52 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#407 [コロ]
 
この異常な数日間が、やっと終わる。

現実に戻れる様な気持ちだ。

古「・・・・鈴原はどうする」

望「ビクッ―――・・・」

石「・・・大丈夫、なんとか
 するから。」
 

⏰:10/01/27 17:56 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#408 [コロ]
 
鈴原の名前に望が明らかに怯えたのを見て、石田はとっさに大丈夫と言った。

大丈夫な保証なんて全然ないけど、これは石田の責任てあって自分でなんとかするしかない。

もう望には元の生活を返してやりたい。

鈴原の手に落とすなんて事は絶対にしない。
 

⏰:10/01/27 18:00 📱:N08A3 🆔:6Bfh9Rws


#409 [我輩は匿名である]
 


石田の頭に数日間の出来事が浮かぶ・・・・


自分が子供の時
家族から受けた暴力より
酷い事が起こっていた。

発端は自分・・・・・


 

⏰:10/02/05 17:14 📱:N08A3 🆔:xxOeV12w


#410 [我輩は匿名である]
 
いつの間に自分はこんなに歪んだ心を持ってしまったんだろう・・・・


きっと昔のうちに
自分は壊れていたんだ。


それに気付きもしないで
今まで過ごしていた。

 

⏰:10/02/05 17:17 📱:N08A3 🆔:xxOeV12w


#411 [我輩は匿名である]
◆報告◆

上ふたつの更新はコロです(pд`q)

携帯を紛失してしまい、新しくなりましたm(__)m
よろしくお願いします☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:10/02/05 17:23 📱:N08A3 🆔:xxOeV12w


#412 [コロ]
 
古「しんちゃん・・・
 俺に出来ることは・・?」

石「・・・大丈夫。悪いな」

古「どうすんの?」

石「・・・―――中西に
 連絡する。」

 

⏰:10/02/05 17:27 📱:N08A3 🆔:xxOeV12w


#413 [コロ]
 
望「!・・・・―――」

石「まずは、それが一番
 いいだろう。」

古「そっか・・・」

望「勇気に・・言うの・・・?」

一瞬、望の頭が真っ白になった。
勇気に全て知られる。
そんなの嫌だ・・・ッ。
 

⏰:10/02/05 17:31 📱:N08A3 🆔:xxOeV12w


#414 [コロ]
 
望「お願いします・・・ッ
 勇気には言わないで」

望はまた泣き出し、ベッドから出て石田の腕をつかんだ。

望「勇気にだけは
 しられたくないッ!
 お願い・・・言わないで」

石「北本ッ・・・・」
 

⏰:10/02/14 23:34 📱:N08A3 🆔:6HQVOsow


#415 [コロ]
 
望「勇気何も知らない。
 知られたくないッ・・・
 勇気より先に他の人に
 こんな事されたなんて
 気持ち悪がられるッ」

石「・・・・ッ」

望「一生のお願いッ・・・
 勇気に言わないで――
 ヒック・・・ぅわぁぁぁんッ」


 

⏰:10/02/19 11:55 📱:N08A3 🆔:jGsOvw5o


#416 [コロ]
 

望の泣き崩れる姿に
石田も古賀も固まった。

心のどこかで、一度ぐらい中西とは体の関係があるだろう・・・。
石田はそう思っていた。

まさか本当にしていなかったとは・・・。


 

⏰:10/02/23 10:50 📱:N08A3 🆔:wpacibLk


#417 [コロ]
 
古「・・・―――石田。
 分かってたのか・・・?」

石「・・・・・ぃゃ・・・
 まさかとは思ったけど
 一回ぐらいはヤってる
 と思ってた・・・ッ。」

古「ッ―――――」

 ガッ・・・・・

鈍い音が部屋に響いた。
 

⏰:10/02/23 10:56 📱:N08A3 🆔:wpacibLk


#418 [コロ]
 
古賀が石田を殴り付けたのだ。

望はその事に驚いて目を見開く・・・。

古「まさかとは思った
 じゃねぇよ!お前
 取り返しつかないぞ!」

石「ッ・・・―――。」

古「分かってるのか!?」
 

⏰:10/02/26 20:46 📱:N08A3 🆔:DR8wJZZw


#419 [コロ]
 
取り返しがつかない・・・

石田はその言葉を重く受けとめた。

分かっている。

古「ッ―――北本・・・
 ちゃんと聞いてくれ。
 もうこれは俺たちの
 間で片付けらるる問題
 じゃないんだ・・・。」
 

⏰:10/03/06 07:31 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#420 [コロ]
 
望「ぇ―――・・・」

古「石田も鈴原も・・・
 お前に訴えられても
 文句言えないほどの
 事をしたんだ。」

だからこのまま黙って今まで通りに過ごす事は出来ないと、古賀は言った。

望「・・・・・でも・・・ッ・・
 勇気に言わないで・・」
 

⏰:10/03/06 07:37 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#421 [コロ]
 
古「北本・・・聞いて?
 磯谷がお前を探してる」

望「ぇ・・・・」

古「だからお前が部屋に
 居ない事は、きっと
 中西も知ってるはずだ」

望「・・・・・・――――」
 

⏰:10/03/06 07:43 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#422 [コロ]
 
古「俺はお前が、あの
 二人を納得させれる
 ほどの言い訳を言える
 ようには思えない。」

望「ッ・・・・・・」

古「少しでも怪しい部分
 があったら、中西は
 お前の服を剥いででも
 真相を突き止めるぞ。」

そうなると全てがばれる。
何があったのかも・・・
望が嘘をついた事も。
 

⏰:10/03/06 07:50 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#423 [コロ]
●きります●

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:10/03/06 07:54 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#424 [コロ]
 
望「・・・・ヒック・・・・・・ッ
 でも・・・知られたく・・」

古「ないんだろ?
 それは分かってる。」

その時、望は首を横に振ってみせた。

望「さっき、勇気より
 先にこんなことされ
 たって知られたくない
 ・・・そう言ったけど・・」

古「・・・・・・?」

望「勇気にはバレてる。
 バレちゃった・・・ヒック」

石「!?」

 

⏰:10/03/06 08:39 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#425 [コロ]
 
望「ただ、誰にされた
 かはバレてない・・・。
 だから、もうこれ以上
 はバレたくないッ!」

古「・・・・・ッ」

望「今なら、まだ勇気は
 ボクのこと受け入れて
 くれるから・・・・ヒック」

勇気より先に、こんな酷い手の出され方をされたなんて知られたくない。
 

⏰:10/03/06 08:45 📱:N08A3 🆔:ycWC3EAQ


#426 [コロ]
●おしらせ●
更新遅くてすいません↓
仕事のため、出来ない日々がつづいてますが
近々更新しますw(°O°)w
申し訳ぁりません(・・;)

⏰:10/03/21 11:25 📱:N08A3 🆔:pN2Oq3sQ


#427 [コロ]
 
古「・・・・・北本
 お前の気持ちは
 俺が思ってるより
 傷ついてるよな・・・」

望「ツ・・・・・・」

古「それは本当に
 わかってる・・・・・。
 それだけの事をされ
 たんだから。」
 

⏰:10/04/04 09:25 📱:N08A3 🆔:gS9mg4Yg


#428 [コロ]
 
古賀は望の目を真っ直ぐ見つめていた。

小さな子供に話すみたいに、ゆっくりした口調で話し続ける。

古「だからこそ・・・
 バレないようになんて
 無理なんだよ。
 みんな絶対気付く。」

望「・・・・―――。」
 

⏰:10/04/04 09:30 📱:N08A3 🆔:gS9mg4Yg


#429 [コロ]
 
古賀の視線が、もう
隠すことは出来ないと
真剣に伝えてきた。

そのまま望は黙り込み
フローリングの一点を
見つめたまま動かなくなってしまう。

顔や体に傷つけられた跡が痛々しく浮かんでいる姿は、古賀にとって現実の出来事と受け入れるには酷い光景だった。
 

⏰:10/04/04 09:41 📱:N08A3 🆔:gS9mg4Yg


#430 [コロ]
 
―――――
―――
――

寮管理人室・・・

磯「心あたりないか?」

橋「ないな・・・」

同時刻、橋野は磯谷に呼ばれて寮管理人室に来ていた。

望の不在を磯谷は橋野に伝えるためだ。

⏰:10/04/06 15:49 📱:N08A3 🆔:Zx3ZirUg


#431 [コロ]
 
橋「外出届けも出てない
 のかよ・・・」

磯「あぁ、まだ部屋に
 帰ってきてない」

橋「朝っぱらからお前に
 呼び出されたと思っ
 たら・・・・・はぁ。」

橋野は深くため息をついた。

昨夜は校内の見回りで、ろくに寝ていないからだ。

⏰:10/04/06 15:55 📱:N08A3 🆔:Zx3ZirUg


#432 [◆S2mRWfM3VE]
>>100-300
>>300-500

⏰:10/04/08 01:54 📱:SH705i 🆔:tIw9A2Io


#433 [コロ]
◆様

アンカありがとう
ございます(●´д)ノ

⏰:10/04/08 05:32 📱:N08A3 🆔:UPWWAKug


#434 [◆S2mRWfM3VE]
面白いです

早く続きみたい

頑張ってください

⏰:10/04/08 09:38 📱:SH705i 🆔:tIw9A2Io


#435 [コロ]
◆様

応援ありがとうございます(*^□^*)
なかなか更新出来てませんが、少しずつ進めていきますので、待ってて下さい☆

⏰:10/04/15 17:30 📱:N08A3 🆔:8mN0ZT2c


#436 [コロ]
>>431から


橋「親に連絡は?」

磯「一応校長と担任の
 お前に話してから、
 校長の口から理事長に
 話してもらうつもり」

橋「それから親にか。」

磯「あぁ、その方が
 良いかと思って。」
 

⏰:10/04/27 09:47 📱:N08A3 🆔:OQnYaF0k


#437 [コロ]
 
橋「・・・とりあえず
 今から北本の部屋に
 行ってみるか。」

磯「同室者に許可とって
 部屋に入ろうと思う」

橋「誰だっけ?」

磯「小林と藤田だ。」

橋「あの二人か・・・」
 

⏰:10/04/27 09:55 📱:N08A3 🆔:OQnYaF0k


#438 [我輩は匿名である]
失礼しますm(_ _)m
>>1-50
>>50-100
>>100-150
>>150-200
>>200-250
>>250-300
>>300-350
>>350-400
>>400-450
>>450-500
>>500-550

⏰:10/04/29 20:47 📱:W51SA 🆔:Vy6CUBPw


#439 [コロ]
アンカーありがとうございますo(^-^)o
更新すすまなくて、申し訳ぁりませんm(__)m

⏰:10/05/15 00:04 📱:N08A3 🆔:RUYfT8gQ


#440 [コロ]
◆お知らせ◆

コロです☆
来週あたりから仕事が落ち着くと思いますので、更新を再開します!

相変わらずノロノロ更新だと思いますが応援してくれる方、感謝致します(-人-)

もうしばらくお待ち下さい☆☆☆

⏰:10/06/08 20:50 📱:N08A3 🆔:mYcwzUpY


#441 [コロ]
[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/06/08 20:51 📱:N08A3 🆔:mYcwzUpY


#442 [コロ]
>>437から

――――――
――・・・


6回目のコールで電話に出たのは藤田直也。

直「あーにき!笑」

相変わらずな様子だ。

磯「藤田、悪いんだが
 俺と橋野が部屋に入る
 許可をくれないか?」
 

⏰:10/06/09 13:51 📱:N08A3 🆔:qr9Jhxng


#443 [コロ]
 
直「許可・・・・なんで?
 望いるだろ?」

磯「いや、それがここ
 数日姿が見えないんだ」

直「え?・・・マジかよ。」

磯「あぁ、だから今から
 部屋確認したいんだ。」

直「それわいいけど。
 望になんかあるんだっ
 たら連絡くれよ?」
 

⏰:10/06/09 13:56 📱:N08A3 🆔:qr9Jhxng


#444 [コロ]
 
磯谷は、直也に必ず報告すると言ってから今から光輝にも連絡を取ると伝えて、電話を切った。

橋「中西にも連絡する
 つもりか?」

磯「小林に電話した後で
 一応するつもり。」

橋「携番しってっから
 中西には俺がかける」

磯谷は橋野に小さく返事をして光輝に電話をかけた。
 

⏰:10/06/09 14:03 📱:N08A3 🆔:qr9Jhxng


#445 [コロ]
 

光輝は自宅に電話してもつながらなかったため、携帯の方へ連絡した。

すると2コール目で眠そうな声が聞こえる。

光「は・・ぃ?・・」

磯「悪い起こしたか?
 寮管の磯谷だ。」

光「・・・あぁ、磯谷さん?
 なに?寝てた・・。」
 

⏰:10/06/09 14:09 📱:N08A3 🆔:qr9Jhxng


#446 [我輩は匿名である]
失礼します
>>1-100
>>100-200
>>200-300
>>300-400
>>400-500
>>500-600

この小説好きですo(^-^)o
完結まで頑張ってください

⏰:10/06/09 19:33 📱:SH04B 🆔:nKFTOeUM


#447 [ゆちゃ]
あげます!

⏰:10/06/12 20:30 📱:SH02A 🆔:N3RZpWXk


#448 [我輩は匿名である]
めちゃくちゃおもしろい!!
最後まで読むので
がんばってください!!

⏰:10/06/12 22:02 📱:840SH 🆔:38ttVOfg


#449 [コロ]
我が輩様
アンカーありがとうございます☆

ゆちゃ様
あげありがとうございます☆

我が輩様
応援ありがとうございます☆

皆様、明日少し更新いたしますので楽しみに待っていて下さい。。。

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/06/15 19:23 📱:N08A3 🆔:iwypyFUg


#450 [コロ]
>>445


磯「ちょっとな、お前の
 部屋に入る許可が
 欲しいんだ・・・北本の
 姿が見当たらなくて。」

光「望?出掛けてるとか
 じゃなくて居ないの?」

磯「外出届けは出てない
 んだ・・・お前心当たり
 ないよな?」
 

⏰:10/06/16 20:28 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#451 [コロ]
 
一瞬、光輝は考えるように沈黙した。

そしてすぐに磯谷に返答する・・・

光「いいよ、すぐ調べて。
 望が見つかったら
 俺に連絡してよ。」

光輝は前に望が襲われた事を思い出していた。
まさかとは思うが、もし同じ事かおこっていたら、洒落にならない。
 

⏰:10/06/16 20:34 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#452 [コロ]
 
光「勇気は望がいないの
 知ってるの?」

磯「あぁ、あいつが寮に
 電話してきて北本が
 いない事がわかった」

磯谷は橋野が今、勇気に電話をしてる事を伝えてから、電話を切った。

橋野を見ると丁度勇気が電話に出た所みたいだ。
 

⏰:10/06/16 22:41 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#453 [コロ]
 

橋「・・・だから今から一応
 部屋に・・・え?お前
 家の方はいいのかよ?」

磯「?・・・」

橋「わかったわかった。
 焦ってんじゃねぇよ
 ・・・あぁ・・・はいはい」

ピッて音とともに電話は切られた。
 

⏰:10/06/16 22:49 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#454 [コロ]
 
磯「どうした?」

橋「中西が今から寮に
 戻ってくる。」

橋野は望の不在に勇気がにわかに焦っている事を磯谷に伝えた。

いつも何があっても周りより冷静でいられる勇気が、望の事になると冷静にはなれない様だ。

磯「そうか・・・。」
 

⏰:10/06/17 18:59 📱:N08A3 🆔:VFvg6sp6


#455 [ゆちゃ]
あげます

⏰:10/06/19 22:37 📱:SH02A 🆔:.H4M199c


#456 [コロ]
ゆちゃ様

あげありがとうございます(´∀`)ノ

⏰:10/06/21 18:13 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#457 [コロ]
 
橋「許可が取れたなら
 行こぜ。」

そう言って橋野は管理人室を出ていった。

それを追うように、磯谷はマスターキーを手にして廊下に出る。

人気の少ない廊下に、若干早足の二人の足音が響く。
勇気だけじゃなく、この二人も少しの焦りを感じていたのだ。
 

⏰:10/06/21 18:18 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#458 [コロ]
 

――――――
――――

望の部屋の前に来ても
中に人の気配は感じない。

ノックをしても返事なんてあるはずもなく、磯谷が持ってきたマスターキーを使って鍵を開ける。

ゆっくり扉をあけて一応声も掛けるが、室内は静まりかえっていた。
 

⏰:10/06/21 23:55 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#459 [コロ]
 
磯「北本・・・いるか?」

橋「電気消えてるし、
 居ねぇな・・・。」

部屋はちらかってるでもなく、片付いてるわけでもない。

まるで出掛ける予定なんてないような状態だ。

おまけに机の上には夏休みの課題だろうノートまで出しっぱなし。
 

⏰:10/06/23 17:08 📱:N08A3 🆔:SSzsdpkQ


#460 [コロ]
 
橋「嫌な予感がするな。」

磯「ッ・・・北本・・・。」

二人はとりあえず部屋の中を見てまわった。

もしかすると望がどこへ行ったのか分かる物があるかもしれない。

手帳やメモ、なんでも良いから手掛かりがほしい。
 

⏰:10/06/23 17:13 📱:N08A3 🆔:SSzsdpkQ


#461 [ゆちゃ]
あげ!

⏰:10/06/28 21:06 📱:SH02A 🆔:u5rbwcQw


#462 [コロ]
ゆちゃ様

あげ感謝です(*´∇`)

⏰:10/06/28 22:55 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#463 [コロ]
 
しかし、部屋の隅々まで見ても何もなく、望がどこに行ったのか分かる様な物は見当たらない。

橋「何もねぇな・・・いや、
 この酒缶とタバコは
 没収だな、あの二人。」

磯「そうだ、このフロア
 に残ってる寮生を調べ
 てみるか・・・。」

一人一人あたれば、何か分かるかもしれない。
 

⏰:10/06/28 23:04 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#464 [コロ]
 
同じフロアの奴なら望を最後に見かけた場所を知ってる可能性がある。

橋「そうだな、帰郷中で
 人数も少ないし・・・」

磯「じゃあ寮管室に一旦
 もどろう。」

部屋の電気を消して、二人はたしかに望が居た形跡が残る部屋をあとにした。

―――――
―――
――

⏰:10/06/28 23:11 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#465 [我輩は匿名である]
あげます
この話いつになったら終わるんですか?

⏰:10/07/02 02:12 📱:SH02A 🆔:Ob631/gw


#466 [コロ]
我が輩様

詳しい日程はコロ本人も正直わかりませんm(__)m
この話しは、もうクライマックスにさしかかっていますが仕事がかなり忙しく、なかなか更新出来ないのが現状です。。。
遅いですが、放置しているわけではありませんので、最後までちゃんと書かせて頂きますm(__)m
前作で書き足りない箇所がいくつかあるので、今作は心残りが無い様に書かせてもらいますので、もうしばらくコロにお付き合い下さい☆☆

⏰:10/07/13 20:55 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#467 [コロ]
>>464

―――――
―――


橋野からの連絡を受け
勇気はすぐに寮へ帰る
準備をし始めた。

こっちの予定は全て
キャンセルだ。
今の勇気に望より上の
優先事項は無い。


――――・・・・
 

⏰:10/07/13 21:50 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#468 [コロ]
 
―――――
―――


石田の部屋では、あの後なにかが切れたみたいに気を失った望がベッドで眠っていた。

ケガの具合から、一刻も早く医者に見せたいが、古賀は頭を抱えている。

事態は何故ここまで悪化してしまったのか・・・
 

⏰:10/07/13 22:58 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#469 [コロ]
 
きっと少しずつ悪いことか重なっていった結果だ。

どこかで誰かが気付いていたら・・・。

中西と石田がこじれてしまったあの時でもいい。
あの時、無理矢理にでも自分が二人の仲を戻してやっていたら。

古賀は今さら後悔した。
 

⏰:10/07/13 23:04 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#470 [コロ]
 
ベッドに目線を向けると、石田が静かに望を見つめていた。

ただぼんやりて見ているのではなく、何かを考えているような雰囲気だ。

そして、ふと顔を上げた。

その視線は窓から見える空へと向けられている。

石「――・・・なぁ古賀。」
 

⏰:10/07/13 23:13 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#471 [コロ]
 
ゆっくりと古賀の方へ振り向き、いくぶんか穏やかな表情になった石田が、ぽつりと呟くように話した。

石「磯谷さん・・・呼ぶよ。」

古「!・・・しんちゃん・・
 俺は今回の事ッ
 全部がお前の責任だと
 は思っていない・・・。」

石「俺が原因だ。」

自分が原因だと言った石田は、普段の生意気なぐらい大人びた石田だった・・・。

⏰:10/07/13 23:24 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#472 [コロ]
 
どうなるかは分からない。

ただ、どうせバレてしまうのは明らかだ。

この金持ち学校の事だから、もしかすると・・・奇跡的に警察ざたは避けられるかもしれないが、石田は退学になるだろう。

どうなろうと古賀は最後まで石田を守ろうと思った。

―――・・・
 

⏰:10/07/13 23:30 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#473 [コロ]
 
――――
――

石田が部屋に備え付けてある、寮管室へつながる電話に向かう。

古賀はそれを止めたかった・・・。

ただ、目の前のベッドに横たわる望の事を思うと、それも出来ない。

 

⏰:10/07/14 22:59 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#474 [コロ]
 
どんなに石田が傷ついていたとしても・・・

一番の被害者は望。

心も体も、一番傷つけられたにちがいない。

――――・・・

静かな部屋に受話器から
響くコール音。

事件の結末を告げるカウントダウンの様だった。
 

⏰:10/07/14 23:17 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#475 [コロ]
 
――――――

寮管室――・・・


 望の部屋から管理人室に戻った磯谷と橋野は、寮生の名簿と外出届けを調べていた。

人数の多い学校なだけに、調べるのは時間が掛かりそうで、二人はため息を吐きたくなる。
 

⏰:10/07/14 23:24 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#476 [コロ]
 
そんな時、部屋の電話がけたたましく鳴った。

夏休みに掛かってくる電話は、大抵が寮に残っている生徒の身内か、部屋の電球の交換申請だ。

磯谷は持っていた名簿を橋野に渡し、電話に向かった。

カチャリと音をたてて、受話器を取る。
 

⏰:10/07/15 00:01 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#477 [コロ]
 
一瞬確認すると内線だったので寮生の誰かだろう。

磯「はい寮管室。」

どうせ電球の交換だろう。
そんな気持ちで出た電話から聞こえて来た声はあまりにも沈んだ声だった。

石『磯谷さん、石田です
 今大丈夫ですか・・・?』

磯「石田・・・どうした?」
 

⏰:10/07/15 00:17 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#478 [コロ]
 
石「俺の部屋に来てもら
 いたいんです・・・

  ――・・北本の事で。」

磯「!?・・・・ぇ」

石「・・・待ってます。」

そのまま電話は切られた。

磯「――――・・・・。」

唖然と受話器を見つめる磯谷に橋野は怪訝な表情になった。
 

⏰:10/07/15 00:24 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#479 [コロ]
 
橋「なんだ?どうした。」

磯「石田が・・・北本の事で
 話しあるから部屋に
 来てくれって言ってる」

橋「・・・・ッ・・行くぞ。」

橋野は一瞬何かを感じた様だった。
それは磯谷も同じで、電話が切れてから不安感が全身を駆け巡っている。
 

⏰:10/07/15 00:29 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#480 [コロ]
 
石田が望について話しがある・・・。

石田は古賀のグループとつるんでいて、古賀は中西と仲が悪い。

その中西の恋人が北本望。

この事はだれもが知ってる。

そしてあまり知られてないかもしれないが、中西と石田は昔仲が良かった。
 

⏰:10/07/18 22:56 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#481 [コロ]
 
石田を挟んで中西と古賀が会話を交わす事もあって、中等部の頃の3人はそれほどこじれた関係ではなかった。

ライバル同士に仲介人が居るような感じだった。

それがある日、石田は中西と縁を切ったみたいに話さなくなり、古賀と一緒に居る事が多くなった。

 

⏰:10/07/18 23:38 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#482 [コロ]
 
中西と古賀というよりも、もしかすると中西と石田が対立していたのかもしれない。

二人は何かがあって、縁をきった。

古賀は仲間思いな所があるから、石田が中西を嫌っているのならライバルだろうが容赦なく手を貸すだろう。
 

⏰:10/07/18 23:50 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#483 [コロ]
 
そう考えると、石田からの電話は嫌な事しか連想させない・・・。

磯谷と橋野は自分達の歩調がだんだん速くなるのを感じた。


―――――
―――

――・・・

 

⏰:10/07/19 00:54 📱:N08A3 🆔:7Mscdh.s


#484 [コロ]
●感想板●

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

感想、ご意見お待ちしています(σ´∀`)σ
 

⏰:10/07/19 01:37 📱:N08A3 🆔:7Mscdh.s


#485 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:10/07/21 19:28 📱:SH02A 🆔:pbJAccTQ


#486 [コロ]
我が輩様

あげありがとうございます(´∀`)

⏰:10/07/25 05:50 📱:N08A3 🆔:UOGXv/qc


#487 [コロ]
>>483

――――
――コンコン・・・

石田の部屋にノックの音が響いた。

ここ数日の出来事の終わりを告げる音。

古「しんちゃん・・・来た」

石「――・・・。」

石田はベッドの端に腰掛けながら、静かに望の寝顔を見つめていた。
 

⏰:10/07/27 02:12 📱:N08A3 🆔:T99mzV9s


#488 [コロ]
 
コンコン・・・

焦ったようなノック音が再び鳴る。

それを聞いて石田はゆっくりと立ち上がり、部屋の入り口へ向かった。

古賀は石田の背中を、ただ静かに見送る。

どうする事も出来ない。
時間を戻すことが出来たら、どんなにいいか・・・。

もぅ何もかも遅すぎた。
 

⏰:10/07/27 02:20 📱:N08A3 🆔:T99mzV9s


#489 [コロ]
 
―――・・・

石田が扉を開けると、呼び出した磯谷がいた。

そして望の担任の橋野。

橋野がいると言うことは、ここに北本望が居ることに察しがついているんだろう。

磯「石田・・・」

石「――・・入って下さい」
 

⏰:10/07/31 04:51 📱:N08A3 🆔:ZkBNEcdg


#490 [コロ]
 
石田の一言に磯谷と橋野が部屋にあがる。

入り口から奥の寝室までが、こんなに重い道のりだった事はない。

短い廊下はすぐに歩き終わってしまう。

石田は今から死刑台につれて行かれる死刑囚の気分になり、胃から何かがせりあがってくる気がした。
 

⏰:10/07/31 05:00 📱:N08A3 🆔:ZkBNEcdg


#491 [我輩は匿名である]
気になる-

⏰:10/08/05 19:55 📱:SH02A 🆔:xeWxowx6


#492 [コロ]
我が輩様

お待たせしました☆
少しですが更新します。

⏰:10/08/06 03:25 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#493 [コロ]
>>490


―――カチャ・・・

廊下と寝室を分ける扉。
それを開けた時、磯谷と橋野は同時に目を見開いた。

二つある内のシンプルな方のベッドに探していた人物は居た。

まるで死人の様にぴくりとも動かず眠っている。
 

⏰:10/08/06 03:33 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#494 [コロ]
 
そしてベッドの前には曇った表情の古賀が座ってこちらを見ていた。

二人は取りあえず先に望の様子を見にベッドに駆け寄る。

近くで見た望の顔は、青や紫の痣がいくつもあり、特に右の目元は腫れている。

手首にも痣があり、この様子だと体も同じ状態だという事が想像出来た。
 

⏰:10/08/06 03:44 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#495 [コロ]
 
磯「――北本・・・。」

磯谷の小さな呼び掛けに望はなんの反応も示さない。
この痣はなんだ?
一体なにがあった?

磯谷がだんだん焦ってくるのに対し、橋野が冷静な声を出した。

橋「状況を説明しろ。
 どう言うことだ・・・」

一瞬沈黙があった後、石田が口を開いた。
 

⏰:10/08/11 04:00 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#496 [コロ]
 
石「俺が・・・北本をこの
 部屋に連れて来ました」

橋「・・・・・で?」

石「北本がここ数日寮で
 姿が見えなかったのは
 俺がベッドに繋いで
 監禁してたからです。」

橋「この痣は誰がやった」

石「・・・俺が殴りました。」

 

⏰:10/08/11 04:09 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#497 [コロ]
 
そこまで言って古賀の体がピクリと反応した。

古「しんちゃん、北本の
 痣の大半はお前が
 した物じゃないだろ」

石「俺も殴った・・・
 それにかわりない。」

橋「古賀、お前はこの
 事には関係ないのか?」

古「・・・俺はさっき知った」
 

⏰:10/08/11 04:18 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#498 [コロ]
 
状況がいまいち見えてこない。

橋野がもっと詳しい説明を要求しようと口を開きかけた時、磯谷が先に話し始めた。

磯「ちゃんと初めから
 説明してくれ・・・。
 古賀は関係ないなら
 なんでここに居る。
 なんなんだ一体・・・ッ」

磯谷の手は握りしめられ、怒りでわずかに震えていた。

⏰:10/08/11 04:27 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#499 [コロ]
●感想板●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

更新遅くて申し訳ありませんm(__)m
深く深くお詫びします↓↓
 

⏰:10/08/11 04:30 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#500 [コロ]
 
磯谷の震える拳を見ながら、石田が一つ息を吐いた。

何から話そう、頭の中でいろいろ整理して、整理しきれない部分もあるが、ゆっくり語り始めた。

石「まず初めに・・・
 俺は北本をレイプした」

これは最初に言っておかなければならない。

磯谷と橋野が息を呑む音が聞こえた。
 

⏰:10/08/15 23:14 📱:N08A3 🆔:M4.io7Qk


#501 [コロ]
 
夏休みに入る少し前・・・

望を寮の空き部屋に連れ込み、無理矢理犯した事。

夏休みに入って、勇気が実家に帰ったその日から自分の部屋に監禁してレイプした事・・・。

まるで懺悔するように、石田の口から紡ぎだされる言葉。

ただ心は壊れてしまったみたいに無表情だ。
 

⏰:10/08/20 11:19 📱:N08A3 🆔:1W4/hWig


#502 [コロ]
 
石「最初、中西に対する
 嫌がらせで始まった」

磯「お前らの仲が険悪
 なのは知っている・・・
 でも北本は関係ない
 だろッ!!」

石「ッ―――・・・・。」

古「・・・しんちゃん」

橋「オイ、ここでお前が
 喧嘩腰になっても
 しょうがないだろ・・・」

橋野が磯谷を宥めるような声をかけた。

⏰:10/08/20 11:38 📱:N08A3 🆔:1W4/hWig


#503 [コロ]
 
しかし、それでも磯谷は自分の感情をおさえきれずに石田に食って掛かる。

石「だからガキなんだッ
 中西と直接ぶつかれば
 いいだろう!
 巻き込まれた北本が
 どんな思いをしたか
 ・・・ッ・・・石田お前は・・
 この責任がとれるの
 かよ!?」

石「―――ッ」

橋「・・・・・・・・。」
 

⏰:10/08/22 22:57 📱:N08A3 🆔:TpQasuMI


#504 [コロ]
 
磯「高2なんて世間じゃ
 体だけデカい子供だ。
 子供に責任なんて取れ
 るわけねぇ・・・
 責任が取れないから
 ガキなんだ。」

橋「・・・まぁ、そうだな」

橋野は磯谷の肩へ静かに自分の手を乗せた。

この寮で起った全ての事に磯谷は責任がある。

寮管というのはは、そうゆう立場だ。
 

⏰:10/08/22 23:33 📱:N08A3 🆔:TpQasuMI


#505 [コロ]
◆訂正◆

>>503
初めの会話は石田ではなく、磯谷ですm(__)m

申し訳ありません↓

⏰:10/08/23 23:34 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#506 [コロ]
 
石「・・・わかってます。
 俺にこの責任なんて
 取れません・・・。」

ベッドに横たわる望を見つめ、石田は言った。

自分ではどうしようもない所まで来てしまっている。

石「最初から話します。
 きっかけから・・・・」

望を見つめる石田の瞳が、あまりにも澄んでいたので、磯谷と橋野は一瞬呆気にとられた。

⏰:10/08/23 23:48 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#507 [コロ]
 

――――・・・
―――
――

自分の生い立ちを話すのは嫌いだ。

愛されていなかったと、実感させられるから・・・

話しを聞いてくれてる奴の顔を見るのも嫌いた。

「同情」の瞳を向けてくるから・・・・。
 

⏰:10/08/23 23:54 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#508 [コロ]
 

低くもなく高くもない石田の声は、静な部屋に心地よく響いた。

まるで物語りを話すように言葉がつむぎだされる。

ただ、その内容は暗く悲しい幼少時代を過ごしたものだった。

時が経つにつれ、家族からの愛を強く追い求め、突き放され、落胆する・・・。
 

⏰:10/08/25 21:30 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#509 [コロ]
 
それでもひたすら自分の存在に気付いてもらえるように努力して、努力して・・・

たった1本の電話で、全てを諦めてしまった。

どんなに努力しても、無駄なんだと・・・。


石田はそこまでの人生を、まるでレポートにまとめた様に話し終えた。
 

⏰:10/08/25 21:42 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#510 [コロ]
 
石「無駄な時間だった
 かもしれないけど、
 俺にとってはこれも
 家族との思い出だ。」

古「・・・・・・ッ。」

石「ただ・・中等部3年の
 あのテスト結果が貼り
 出された日・・・屋上で
 中西が言った一言が
 今回の事に繋がった。」

橋「・・・何があった。」
 

⏰:10/08/25 22:08 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#511 [コロ]
 
俺が家族に認められようと必死で努力していた事を、馬鹿だと言った・・・

そんな家族のために・・・

そんな家族ってなんだ?

家族の誰にも認めてもらえず、暴力しか与えてもらえなかった自分にとって、そんな家族でも唯一の家族だ。

母からの電話で参っていた・・・そんな時に言われた中西の言葉は思いのほか深く胸をえぐった。

⏰:10/08/25 22:21 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#512 [コロ]
 
石「中西に話すべきじゃ
 なかったんだ・・・。
 アイツは俺の事を思
 って言ったんだろう
 けど・・・・―――ッ
 あの時の俺に中西の
 言葉はキツすぎた・・」

橋・磯「―――・・・・・。」

石「だから、中西も同じ
 思いをすればいいと
 思った・・・大切な思い
 出も、唯一の存在も
 消えてしまえばいい
 んだって―――。」
 

⏰:10/08/26 03:07 📱:N08A3 🆔:aImDGG5U


#513 [コロ]
●きります●

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:10/08/26 03:09 📱:N08A3 🆔:aImDGG5U


#514 [コロ]
 
橋野も磯谷も言葉にならなかった。

たしかに勇気は言葉が悪かっただろう・・・

しかし石田と勇気のやりとりは、二人がもう少し年齢を重ねて大人になってからの出来事なら、こうはなっていなかった。

子供だから言葉を選べなかった、子供だから心が不安定だった・・・。
 

⏰:10/08/27 22:18 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#515 [コロ]
 
とても、やるせない。

どこかで誰かが気付いて、止めてやるべきだった。

もしくは、虐待を受けていた石田に気付き、大人が守ってやれていたら・・・。

少しでも何かが違っていたら、こんな事にはなっていなかっただろう。

磯「ッ・・・―――石田。」

石「はい・・・」
 

⏰:10/08/27 22:27 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#516 [コロ]
 
磯「中西が今こっちに
 向かってる・・・」

石「そうですか。」

磯「・・・中西が実家に帰る
 1週間前、俺に北本の
 事を話してきた。
 俺は夏休み前から北本
 の様子がおかしい事
 には気付いていた。」

石「・・・・。」

磯「その時、中西は北本
 が誰かに襲われたっ
 て言ってきた。」
 

⏰:10/08/27 22:32 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#517 [コロ]
 
橋「中西は知ってたのか」

磯「北本の様子が変で
 聞き出したらしい。
 でも、北本は相手が
 誰かは分からなかった
 と言ったみたいだ。」

石「俺が口止めした。
 それで北本は中西に
 俺だって言わなかっ
 たんだ。」

磯「・・・じゃあ、お前が
 夏休み前に北本を呼び
 出した時の出来事が
 北本が言った襲われた
 と繋がるんだな?」

⏰:10/08/27 22:43 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#518 [コロ]
 
石「・・・そうです。」

内側で見えなかった色んなことが、次々見えてくるようだ。

それは、ずっと昔から仕組まれた罠のように、ゆっくりと今の状況を作り上げてしまった。

被害者が加害者になる事件は沢山ある。

今まではどんな理由でも、加害者は加害者だと思っていたが・・・
 

⏰:10/08/27 22:55 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#519 [コロ]
 
被害者が加害者になる事ほど、悲しいことはない。

橋野も磯谷もそう思った。

石「今話したのが、昨日
 までの俺がやった
 出来事です・・・。」

含みのある石田の言い方に、橋野と磯谷は顔を見合わせた。

どうやらまだ何かあるみたいで、ずっと沈黙していた古賀が反応する。
 

⏰:10/08/27 23:06 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#520 [コロ]
 
古「そうだアイツだよ!
 北本の怪我はアイツ
 がやったんだろ!?」

石「俺も殴ってる。」

古「うるせぇ!お前が
 ここまで酷いこと
 するわけねぇだろッ」

橋「おい、何の話しだ。
 誰だアイツって・・・」

橋野の問いかけに二人がそちらへ目をやると、磯谷も石田と古賀の様子を伺っていた。
 

⏰:10/09/02 01:31 📱:N08A3 🆔:z8aSVoqk


#521 [コロ]
 
石「ここの学校は・・・
 皆が思ってるより
 すさんでる。」

今回の件を話すと決めてから、中村秋の事も話すと決めていた。

石「鈴原大和の存在は
 知ってますよね?」

磯「アイツが何だ?」

石「鈴原も俺と同じ事
 をしてます・・・俺より
 ずっと前から。」
 

⏰:10/09/06 21:49 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#522 [コロ]
 
磯「どう言う事だ。」

石「誰か一人を脅して
 自分に縛り付ける・・・
 そしてレイプする。
 鈴原は奴隷と言って
 ます・・・。」

橋「お前が鈴原と絡んで
 るのは知ってた。
 もしかして、鈴原に
 同じ事をしろとでも
 言われたのか?」

石「やったのは俺の意思
 です・・・けど、何度か
 そうゆう事は言われ
 ました。」

⏰:10/09/06 22:40 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#523 [コロ]
 
磯「鈴原も誰かを・・・
 て事なんだな?」

石「・・・中村秋。
 ずっと鈴原に酷い事
 をされ続けてます。」

橋・磯「!?―――・・・」

石「鈴原は俺が北本に
 手を出した事に興味
 を持って・・・昨日ここ
 に来たんです。
 それで、一晩北本と
 秋さんを交換しよう
 と言ってきました。」
 

⏰:10/09/06 22:54 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#524 [コロ]
 
その条件をのんだ事、昨晩望が鈴原に乱暴された事、石田は全てを話した。

石「断る事も出来た。
 けど、断ればもっと
 酷い事をされるって
 分かっていたから・・・」

磯「けど、鈴原に渡した
 結果もこれだッ。」

石「ッ・・・俺は―――
 アイツから北本を
 遠ざけたかったッ・・・」
 

⏰:10/09/07 21:51 📱:N08A3 🆔:stekxOqM


#525 [コロ]
 
古「・・・・しんちゃん」

石「鈴原が北本を秋さん
 と同じにしたがって
 たからッ―――だから
 北本をここに閉じ込め
 ておけば、アイツから
 守れると思って・・・」

その言葉を聞いて、橋野と磯谷は言葉を失う。

石田が望に対する感情が、恨みだけではないと悟った。
 

⏰:10/09/07 22:00 📱:N08A3 🆔:stekxOqM


#526 [コロ]
 
ただ、混乱する。

橋野と磯谷を部屋に呼び出し、話しをしたのは、石田が望を加護する対象として、そうゆう感情を抱いてしまったからだ。

自分の部屋に監禁してまで鈴原から遠ざけたのに、それでも守りきれなかった。

これ以上傷つけたくないからこそ、真実を話した。
 

⏰:10/09/08 02:59 📱:N08A3 🆔:LkKwY/GA


#527 [コロ]
 
ことの経緯を理解し、なんとも言えない感情が渦巻く。

石田にとっても、望にとっても、とてもデリケートに扱わなければならない事だと思った。

生徒が迷った時、正しい道へ導く立場にいるのに、何もしてやれなかった。

―――・・・
 

⏰:10/09/08 03:11 📱:N08A3 🆔:LkKwY/GA


#528 [コロ]
 
つかの間シンと部屋が静まりかえった時、ベッドで何やら動く気配があった。

望「ン・・・―――」

望の様子を一番近くで伺っていた磯谷がすぐに反応する。

磯「!・・・北本」

望「―――・・・・・。」

橋「気が付いたか?北本」
 

⏰:10/09/14 01:40 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#529 [コロ]
 
望「・・・磯谷さん・・先生」

石「・・・・・・。」

目覚めたばかりの、ぼんやり虚ろな頭で担任と寮管の姿を確認すると・・・
望は突然叫び出した。

望「あ゙ぁぁああぁッ!!」

橋「北本っ!」

手も足も振り回して暴れ、磯谷は一瞬驚いて固まってしまった。
 

⏰:10/09/14 01:50 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#530 [コロ]
 
橋野が望の体を押さえつけ、背中をさすってやる。

橋「北本、大丈夫だ。
 俺と磯谷だから・・・
 安心しろ・・・な?」

望「あっあぁッ・・・ヒック
 せん・・せ・・・ッ 先生」

橋「もぅ大丈夫だからな」

望「ぅあぁぁあんッ・・ウッ
 先生せんせっ・・・ヒック」
 

⏰:10/09/14 02:02 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#531 [コロ]
 
自分を守ってくれる確信が持てる人物が目の前にいる。

その事に、やっと解放されるんだと思った。

やっと安心していいんだと・・・。

望は橋野の存在が現実であるのを確かめる様に、目の前から消えない様にめいっぱい抱きついた。

望「せんせ・・・居る・・ッ」
 

⏰:10/09/14 02:10 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#532 [我輩は匿名である]
書かないの?

⏰:10/09/16 23:10 📱:SH02A 🆔:p5rz6u0Q


#533 [コロ]
我輩様

更新遅くて申し訳ないです、仕事が忙しく、なかなか話しが進んでませんが、もうしばらくお待ち下さいm(__)m

⏰:10/09/21 23:42 📱:N08A3 🆔:B/hIxGkw


#534 [コロ]
>>531

磯「ッ――――」

橋「北本、深呼吸しろ。
 そしたら落ち着いて
 くるから・・・」

橋野が背中をゆっくりしたリズムで叩く。

それに合わせて望の心拍数もほんの少し落ち着いた。

望「せんせッ・・ヒック・・・
 僕、どうしてッ・・
 どうして、こんなッ」
 

⏰:10/09/24 03:21 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#535 [コロ]
 
橋「シー・・・今は何も
 言わなくていい。」

望「ヒック・・・ぅゎぁぁんッ」

誰かと喧嘩して出来た傷と、虐待されて出来た傷は、受ける印象がまったく違う。

衝撃的で、サッと何かが冷めていくような・・・
血の気が引くような感覚。

そして、やるせない。
 

⏰:10/09/24 03:30 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#536 [コロ]
 
昔からこの学園にある裏の部分。

良家の坊っちゃんが多く通うため、こういった事件は外に漏れないよう、かならず揉み消される。

きっと今回もそうなるだろうが・・・
橋野は眉間に皺を寄せた。

泣き寝入りするしかない被害者はたまったもんじゃない。
 

⏰:10/10/05 05:18 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#537 [コロ]
 
心と体に傷をおった彼らは、何事もなかったかの様に過ごす事になる。

立ち直る者も中にはいるが、大半はそう上手くいかない。

周りの人間すべてが恐怖の対象で、精神的にボロボロになった挙げ句、彼らが選ぶ道は・・・

自主退学――――。
 

⏰:10/10/05 05:27 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#538 [コロ]
 
望「ヒック・・・せんせぇッ」

小さく震える望を腕の中に収め、視界を覆った。

何も見ない方がいい。

部屋には自分を含め4人の男がいる。
恐怖を味わった部屋にこれだけ男がいたら怯えるだろう。

今は落ち着くまで安心させるべきだ。
 

⏰:10/10/12 09:05 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#539 [コロ]
 
橋野は自分の後ろに控える石田と古賀に目配せをして、部屋の外に出る様促した。

すぐに二人は部屋を出ていく。

それを確認して橋野は磯谷に声をかけた。

橋「磯谷、水城(ミズキ)を
 呼んでくれるか?」

磯「あ・・・あぁ分かった」
 

⏰:10/10/12 22:30 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#540 [コロ]
 
橋野が言った水城とは、この寮専門の保健医だ。

またこの保健医も学園の卒業生で、橋野と磯谷の2年上の先輩に当たる人物である。

そのため、望の様な被害者の対応には慣れていた。

磯谷が部屋の電話から保健室に連絡を入れてまもなく、水城は片手に救急箱を持ってやってきた。
 

⏰:10/10/12 23:48 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#541 [コロ]
 
磯「橋野、水城が来た。」

橋「・・・北本、保健医が
 来たけど大丈夫か?」

望「な、何しに来たのッ」

橋「怪我を見にきて
 くれたんだ、大丈夫」

なるべくゆっくりとした口調で言い聞かせた。

すると望は小さく頷き、それを見て保健医である水城は口調を開いた。
 

⏰:10/10/12 23:56 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#542 [コロ]
●感想板●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/10/13 16:09 📱:N08A3 🆔:0lfMX2s2


#543 [コロ]
 
水「北本くん、怪我した
 所を見せてね。」

水城はとても優しい声をしていた。
寮の保健医である水城と話した事は殆どない。

それでも、声だけで温厚な優しい人物だと想像できた。

また見た目も小柄な方で威圧感がない。

綺麗な顔立ちで、モテそうだなと入寮した時に感じたのを覚えている。

⏰:10/10/24 16:55 📱:N08A3 🆔:Tv.IjiaY


#544 [コロ]
 
水「僕は寮の保健医で
 水城って言います。
 何回か会ったよね…
 北本くんは、あまり
 保健室利用しないから
 なかなか話す機会が
 ないけど…」

やわらかい表情で、ゆっくり淡々と話し続けながら、水城は望の顔の怪我から見ていった。

望は何故かさっきよりも、心が落ち着いている。

水城の声と口調が子守唄のように感じるのだ。

⏰:10/10/24 17:08 📱:N08A3 🆔:Tv.IjiaY


#545 [ゆ]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:10/10/26 11:02 📱:SH02A 🆔:Xn/2Z4BQ


#546 [コロ]
ゆ様

アンカーありがとうございます(^_^)/

⏰:10/10/26 17:03 📱:N08A3 🆔:0a/XwJlQ


#547 [コロ]
>>544

殴られた頬や目元に薬を塗られ、ガーゼを当てられる。

痛みに顔を引いて逃げてしまっても、水城は押さえつけるような事は絶対にしなかった。

しばらくして顔の治療が終わると、水城は橋野と磯谷に部屋を出る様言った。
 

⏰:10/10/30 00:54 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#548 [コロ]
 
水「何かあれば呼ぶから
 部屋出たとこの廊下に
 待機しててもらえる?」

つまりシャワー室の前らへんだ。
なんとなく雰囲気で、体の治療をするんだと分かった。

急に不安になる・・・
どこまで見られるのか、服を脱いで、また何かされたら・・・。

⏰:10/10/30 01:02 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#549 [コロ]
 
望「・・・・ッ――」

水「?・・・北本くん・・・
 泣かないで、大丈夫。」

望「ヒック・・・せん、せ」

水「大丈夫だよ、信じて」

橋「・・・・・・。」

水「必要なら呼ぶから。」

もう一度、水城は橋野にそう言って部屋には望と水城の二人だけになった。
 

⏰:10/10/30 06:40 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#550 [コロ]
 
――――・・・

の治療が始まり、水城は望の上半身から順に見ていった。

顔の状態からなんとなく予想はしていたが、酷かった。

服の下、特に腹部には大きく広がる痣があり、手首にも擦れたような傷がある。 

⏰:10/10/30 06:51 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#551 [コロ]
◆訂正◆

>>550の一行目

×・・・の治療が始まり

○・・・治療が始まり

申し訳ありませんm(__)m

⏰:10/10/30 06:54 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#552 [コロ]
 
胸元にはキスマークらしい小さな鬱血が沢山つけられていた。

それを見られたのがわかり、望は再び啜り泣きはじめる。

この部屋に到着した時、磯谷に状況を簡単に説明されてはいた。

このキスマークは多分・・・廊下に待機させられていた石田がつけたものだろう。
 

⏰:10/10/30 07:07 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#553 [コロ]
 
廊下に居た石田は、水城に助けを求める様な瞳を向けてきた。

主犯である石田に掛ける言葉などないはずなのに、水城はとっさに「少し待ってなさい」と声をかけた。

まだ詳しく事情は聞いていないが、事は複雑で慎重に扱わなくてはならないのだと予想できる。
 

⏰:10/10/30 07:31 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#554 [我輩は匿名である]
あげますっ

⏰:10/11/02 09:20 📱:T003 🆔:TIc90I5c


#555 [コロ]
我輩様

あげ感謝です☆

⏰:10/11/07 04:44 📱:N08A3 🆔:z1SIDkXE


#556 [コロ]
>>553

―――・・・
ズボンを脱いでもらう前に、足首に怪我を見つけたので見てみる。

なにかで拘束されていたのだろう。
手首の怪我より酷かった。

足元のベッドの下を見ると、金属の拘束具が置かれていた。

これのせいで逃げることも出来なかったというわけだ。
 

⏰:10/11/07 23:43 📱:N08A3 🆔:z1SIDkXE


#557 [コロ]
 
血が出ているので、余程酷く暴れたらしい。

消毒するまえに足首の状態をチェックした。

望「―――ッ・・・ヒック・・
 ぃ、痛い――ふぇッ」

水「ごめんね、痛いけど
 少し我慢して・・・」

逃げようとして足を引っ張ったらしく、脱臼しかかっていた。
 

⏰:10/11/07 23:55 📱:N08A3 🆔:z1SIDkXE


#558 [コロ]
●お知らせ●

更新滞在しててすいません(-人-)
来週更新再開しますので、しばらくお待ちください↓

⏰:10/11/16 05:47 📱:N08A3 🆔:yQUG9jtU


#559 [我輩は匿名である]
あげー

⏰:10/11/24 22:54 📱:SH02A 🆔:UzrLKB7I


#560 [コロ]
我輩様

あげありがとうございますm(__)m

更新遅くて申し訳ありません、インフルエンザにかかってしまいました↓

もうしばらくお待ち下さいm(__)m

⏰:10/12/02 01:31 📱:N08A3 🆔:Dqu9fmWY


#561 [我輩は匿名である]
お大事に

⏰:10/12/06 16:29 📱:SH005 🆔:GjR/q8hI


#562 [コロ]
・我輩様

ありがとうございます☆


・皆様

大変お待たせ致しましたm(__)m←待ってないかもですが…
更新滞在していましたが、再開します(-人-)
 

⏰:10/12/11 08:13 📱:N08A3 🆔:bB9Xas7w


#563 [コロ]
>>557

水城は望に足首の状態を説明し、少し痛いけど外れかけた骨を治すので我慢するように伝えた。

小さく頷いた望の頭をそっと撫でて、なるべく痛まないように心掛け処置する。

望「ッ───!」

水「…もぅ大丈夫だよ」

きゅっと下唇を噛み締めていたので、それを優しく解いてやる。
 

⏰:10/12/11 08:24 📱:N08A3 🆔:bB9Xas7w


#564 [コロ]
 
同時に目をゆっくり開けたら、水城が優しく涙の跡を拭ってくれる。

望の緊張がわずかに緩んで、体がベッドに少し沈んだ気がした。

そして水城はゆっくりゆっくり、子供に説明するように望と目線を合わせて話はじめた。

水「今から下半身を治療
 するね?ズボンを
 脱がすけどリラックス
 してて…」
 

⏰:10/12/11 08:37 📱:N08A3 🆔:bB9Xas7w


#565 [コロ]
 
とたんに望の体が硬直する・・・。

望「ぁ・・・せん・・せ」

水「大丈夫、体の力を
 抜いて深呼吸して?」

水城が望の背中をさすろうと手をのばす。
その瞬間、ビクリと体が揺れる。

望「ゃ…せんせぇ…ふッ
 橋野先生ッ」
 

⏰:10/12/14 16:29 📱:N08A3 🆔:ztWQczl.


#566 [コロ]
 
水「!……橋野先生が
 一緒の方がいいかな?」

コクコクと望は頷いた。
橋野の大きな手はとても安心できるし、頼ることが出来る気がするから…。

水「じゃあ橋野先生を
 呼ぼうね?」

水城は優しく笑い掛け、そっとその場から立った。
呼べば聞こえる位置にいるが、なるべく大きな声を出すことはさける。
 

⏰:10/12/14 16:37 📱:N08A3 🆔:ztWQczl.


#567 [コロ]
 
少しでも望を怯えさせないための行動だ。

水「橋野…北本くんが
 お前に居てほしい
 みたいだから来てくれ」

橋「ん、わかった。」

磯「悪い…俺動揺ばっか
 してて。」

橋「顔色悪いぞ、お前は
 少し休んでろよ」

磯谷が小さく頷いて廊下に座りこんだを見て、橋野は望のもとへ向かった。

⏰:10/12/14 16:44 📱:N08A3 🆔:ztWQczl.


#568 [我輩は匿名である]
続き読みたいな…m(__)m

⏰:11/02/21 21:40 📱:SH004 🆔:wSRjfND.


#569 [我輩は匿名である]
主さん書いて下さい(T_T)

⏰:11/03/07 22:17 📱:SH004 🆔:/JSlfoak


#570 [我輩は匿名である]
>>1-250
>>250-500
>>500-750
>>750-1000

⏰:11/03/08 09:04 📱:P03A 🆔:ddiTycfU


#571 [主]
主さんかきましょう

⏰:11/03/14 19:10 📱:W65T 🆔:7luhg6q6


#572 [我輩は匿名である]
Part2まで書いてるんだから完結させて欲しいです(;_;)

⏰:11/04/18 16:12 📱:SH004 🆔:clDV3MSE


#573 [涼]
続きが読みたいデス

一番最初カラ読んでるのにこんな中途半端ぢゃ、、、。

最後まで頑張って下さい
応援してます(*´∇`*)

⏰:11/05/07 11:45 📱:P10A 🆔:8kiCgk6A


#574 [我輩は匿名である]
あげっ( ´ ▽ ` )b。

⏰:11/08/13 23:42 📱:iPhone 🆔:oF8I.O8k


#575 [我輩は匿名である]
あげときます_ノフ(、ン、)_

⏰:11/09/21 20:34 📱:SH004 🆔:BGlUEXvY


#576 [我輩は匿名である]
あげ!

⏰:11/10/24 14:30 📱:Android 🆔:.SlgDcRc


#577 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:12/03/10 13:26 📱:N08A3 🆔:JGGPrZSo


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