春の希望と・・・Part2【BL】
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#150 [コロ]
(`A´メ)様

鈴原は最悪な奴ですね!
こんな奴実際に居たら絶対仲良くしないです。
この話しが終わったらキャラの人気投票とかしたいと思うので、鈴原が何処まで上がってこれるか楽しみです☆笑

⏰:09/09/05 17:07 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#151 [コロ]
>>148から


秋「ぅぁあッ ぃゃだッ 」

石「ッ・・・秋さんッ!
 じっとしてて下さい」

石田はなるべく秋に負担をかけない様に、秋の自身に刺さっている棒をゆっくり引き抜いた。
 

⏰:09/09/05 17:15 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#152 [コロ]
 
少し暴れたが、腕を拘束されているので、大丈夫だと声をかけながら体を押さえると、秋は驚くほど簡単に大人しくなった。

鈴原相手では、大人しくしないと後が酷いんだろう。

石「―――・・・秋さん。
 取れましたよ・・・
 もう大丈夫ですから」
 

⏰:09/09/05 17:23 📱:SH700i 🆔:Yx66we1w


#153 [コロ]
 
秋「うぅッ ヒック ・・・」

しばらく秋は肩を震わせて泣き続けたが、しばらくして落ち着き始めると、石田の存在に気付き、慌てて自分の体を布団で覆った。

秋「いし・・だ・・・くん?
 今、大和は居ないよ」

どうやら鈴原に会いに来たと思った様だ。
 

⏰:09/09/08 00:17 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#154 [コロ]
 
石「いや、今日は秋さん
 に会いに来たんです」

石田の言葉に、秋は小さく体をビクリと跳ねさせ、顔には不安が現れている。

秋「ど、どうし・・て?」

石田は、少しでも秋を安心させる様に、少しでも傷つけない様に優しく話し出した。
 

⏰:09/09/08 00:22 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#155 [コロ]
 
石「俺が先輩の秋さんと
 喋りたいからです。
 話し相手になって貰え
 ますか?」

そう言うと、秋は驚いた表情になり、黙り込んでしまった。

なんと返事をすれば良いのか解らないと言う感じだ。
 

⏰:09/09/08 00:30 📱:SH700i 🆔:LQKHbFRo


#156 [我輩は匿名である]
この小説何かだんだん怖くなってきてません...?
でも最後まで頑張って下さい!!

⏰:09/09/08 18:39 📱:SH001 🆔:jaQynSns


#157 [りお]
あげっ

⏰:09/09/09 01:13 📱:W61P 🆔:mLYAEq1M


#158 [コロ]
>>156我輩様

最初に記載してますが
無理矢理や、鬼畜表現が
多々入りますm(__)m
でも最後はハピエンの小説なので、それに向けて頑張ります☆

>>157りお様

ありがとうございます☆
頑張って更新します!

⏰:09/09/10 18:12 📱:SH700i 🆔:KB2JLQtw


#159 [コロ]
>>155から

石「秋さん、この拘束
 はずしますね・・・
 シャワー浴びましょ。
 歩けますか?」

秋「ぁ・・・・っ・・」

戸惑いながらも、秋は小さく頷いた。
 

⏰:09/09/10 23:57 📱:SH700i 🆔:KB2JLQtw


#160 [コロ]
 
腕の拘束を解くと、手首には痛々しい痣が出来ている。

ベッドの淵に座らせ、体を支えてやると、ふらつきながらも秋は立ち上がって歩きはじめた。

短い距離だが、今の秋には長く感じるだろう。
 

⏰:09/09/11 03:19 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#161 [コロ]
 
途中、何度か転びそうになったが、石田が支えているお陰で転倒はしなかった。

シャワー室に着き秋に声をかけると、秋は一人で大丈夫だと言ったので、石田はその場で待つ事にした。

直ぐに水が流れる音が響いたが、その中に秋の啜り泣く声も聞こえる。
 

⏰:09/09/11 03:37 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#162 [コロ]
 
今、秋の泣き声は痛いほど心に響いてくるのに・・・
どうして初めて犯した時の望の泣き声は、何も感じる事が出来なかったのか。

聞こえていたけど、まるでBGMの様に聞き流していた。

あの時、もっとちゃんと耳を傾けていれば、自分は望をここまで傷付けずに済んだかもしれない。

⏰:09/09/11 03:48 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#163 [コロ]
 
どんなに後悔しても、今となっては遅すぎる。

最悪な出会いだった。
中西への恨みを晴らすために利用したし、気付いてはいけない感情だと、さっき自分に言い聞かせた。


だけど・・・

やっぱり、自分は・・・
 

⏰:09/09/11 05:29 📱:SH700i 🆔:BeB0y652


#164 [コロ]
 


―――・・・

 パタンッ


石「!・・・」

いつの間にか時間は過ぎていた様で、シャワー室の戸が閉まる音が聞こえ、石田は秋の服が無い事に気が付いた。

⏰:09/09/12 05:14 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#165 [コロ]
 
辺りを探しても、それらしい物は見当たらない。

石「秋さん・・・
 服なんですけど――」

聞いた方が早いと思い、シャワー室の外から秋に声をかけたが、秋の返事に石田は言葉に詰まってしまう。

秋「ぁ・・・ごめんね
 服は無いんだ・・・。」
 

⏰:09/09/12 05:25 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#166 [コロ]
 
服は無い?

一枚も・・・?

石「ここに着て来た服
 とかありますよね?」

秋「・・・探せば、どこかに
 あると思うけど・・・
 今僕が着て良い服は
 無いんだ。」
 

⏰:09/09/12 05:30 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#167 [コロ]
 
つまり鈴原の言い付けで
秋は服を着る事を許されていない。

秋「でも、大丈夫だよ・・・」

そう言った秋は、数分後
バスタオルに身を包んでシャワー室から出てきた。
 

⏰:09/09/12 05:41 📱:SH700i 🆔:xzU.0Jp2


#168 [コロ]
 

秋「石田くん・・・」

石「ぁ・・・大丈夫ですか?」

秋「うん、ごめんね
 変なとこ見せて・・・」

石「いや・・・俺こそ、
 突然来てすいません」
 

⏰:09/09/14 01:06 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#169 [コロ]
 
すでに微妙な空気だが、これ以上悪くなる前に石田は秋を一人リビングに残して、寝室へ向かった。

やはり、バスタオル一枚しか身につけていない秋が可哀相で、何か着れる物を探しに行ったのだ。
 

 

⏰:09/09/14 01:12 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#170 [コロ]
 
程なくしてリビングへ戻ってきた石田は、鈴原の名字が刺繍された体操服を手に持っている。

それを渡された秋は、鈴原の服を着るなんて恐ろしい事は出来ないと嫌がったが、絶対バレないから大丈夫だと言う石田の強い押しに負けて、着替える事にした。
 

⏰:09/09/14 01:20 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#171 [コロ]
 
よく考えれば、鈴原はともかく、他人の前で裸に近い姿で居るなんて、かなりおかしい。

いくら石田が自分の状況を知っているからと言っても、一般常識的に服を着ているのは当たり前。

体操服を着ながら、秋は自分が恥ずかしくなり、着替え終わった後、改めて石田に謝罪した。

⏰:09/09/14 01:26 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#172 [コロ]
 
石田に嫌な思いをさせたかもしれない・・・

謝りながら表情を伺うと、そんな雰囲気は一切無く、石田は秋に、ふわりと悲しそうな笑顔を見せた。

石「俺なんかに・・・
 謝らないで下さい。」
 
秋「――ぇ・・・?」
 

⏰:09/09/14 01:35 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#173 [コロ]
●きります●

ご意見 ご感想は、感想板までお願い致します☆

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/09/14 01:38 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#174 [コロ]
 
そんな返事が返って来るとは思っていなかったため、秋は驚いて石田を見上げる。

すると秋と視線のぶつかった石田は、少し間を置いてから秋をその場に座らせ、自分も腰をおろした。

石「・・・・・俺の話し
 聞いてくれますか・・?」
 

⏰:09/09/16 01:54 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#175 [コロ]
 
けして秋に話すべき内容じゃない。

自分は一体何を考えているんだ・・・秋に話して、何になると言うんだ。
ただ軽蔑されるだけに決まっている。

話しを聞いてくれと言ったものの、なかなか話し出さない石田に、秋の方から声をかけた。
 

⏰:09/09/16 02:01 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#176 [コロ]
 
秋「石田くん・・・話しって
 石田くんの部屋に居る
 子の事かな・・・・?」

今度は石田が驚いて秋の顔を見た。

たしかに、鈴原から話しは聞いて知っていたかもしれないが、秋の方から言われると何とも言えない感情が沸き起こる。
 

⏰:09/09/16 02:07 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#177 [コロ]
 
石「――・・・はぃ」

返事をすると、秋は少し俯いてしまった。

瞳には僅かに涙が溜まっている。


秋「ッ・・・ぉ願ぃ・・
 
   もぅ、やめて・・」
 

⏰:09/09/16 02:14 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#178 [コロ]
 

石「――――ッ」


ドクンと、心臓が痛いぐらいに鳴った。

秋の声が・・・あまりにも悲痛で、あまりにも重い。

秋だから望の痛みが解る。
秋だから望の苦しみが解る・・・。
 

⏰:09/09/16 02:20 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#179 [コロ]
 
人に支配され、暴力を振るわれながら同じ男に性的な侮辱を受ける事が、どんなに恐ろしいか・・・。

自分の目の前で細い肩を震わせながら必死で涙を堪えているこの人は知っている。

自分だって昔、家族から暴力を受けていたのに、何故今になって気付いたんだ。
 

⏰:09/09/16 02:31 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#180 [コロ]
 
後で後悔すると・・・
何故あの時思わなかったんだ。

親に虐待された子供は成長すると自分も虐待をしていまうって言うあれか?

考えてみれば、誰かに恨みがあって、あそこまで酷い事をする人間は、めったに居ないだろう。
 

⏰:09/09/16 02:42 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#181 [コロ]
 
レイプして、殴って、蹴って、またレイプして・・・。

自分の残忍さに恐怖さえ感じる。


石田の顔色が悪くなってきて、秋は震える喉を振り絞って声を出した。

秋「石・・田くん・・・・?」
 

⏰:09/09/16 02:52 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#182 [コロ]
 
秋の声で我に返った。

石「・・・俺、後悔してます」

秋「――・・・」


石「北本の事・・・
 
 こんなに好きになると
 思わなかった・・・ッ」
 
 

⏰:09/09/16 03:02 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#183 [コロ]
 
言葉にしてしまうと、今まで否定しようとしていたのが馬鹿らしいぐらいに望への思いが爆発する。

石「北本と、もっと別の
 形で出会いたかった。
 そしたら、違う未来が
 あったかも・・・・・。」

秋「―――・・・
 僕に話してくれない?
 全ての始まりから。」
 

⏰:09/09/16 03:14 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#184 [コロ]
 
そう言った秋に、先程の怯えた様子は無くなっていた。

本来の柔らかく包み込むような表情に、石田は何故か心が落ち着いて行くのを感じる。

――あぁ、この人には
大和さんがどんなに汚そうとしても汚れない何かがあるんだろうな・・・。
 

⏰:09/09/16 03:29 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#185 [コロ]
 
頭の隅で、ぼんやりと
そんな事を思った。




――――
―――

――
 

⏰:09/09/16 03:31 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#186 [コロ]
 

まず、自分が子供の頃の話しをした。

秋は静かに耳を傾けて聞いてくれている。

家族に愛されてない話しは、自分が惨めになるからあまり言いたくなかったが、秋は話しを聞くのが上手いのか、以外とすんなり言葉にする事が出来た。
 

⏰:09/09/16 03:42 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#187 [コロ]
 
暴力が痛くて辛い事を知っているのに、望に酷い仕打ちをしてしまったと話すと、秋は悲し気な表情をした。

そして、どうして望にその様な事をしなければならなかったのかを聞いてきた。

だから石田は、過去に勇気と自分の間に存在していた、確かな友情の話しをする事にした。

⏰:09/09/16 03:57 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#188 [コロ]
 

―――・・・

あれは中等部3年の春。

一つ学年が上がり、普通なら高校受験を考える年だが、ここはエスカレーター式なので教室に漂う雰囲気はどこと無くのんびりしている。
 

⏰:09/09/16 04:05 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#189 [コロ]
 
それでも自分は、その空気に飲み込まれる事なく、いつも勉強に勤しんでいた。

全て、とっくの昔に見捨てられている両親に振り向いてもらう為。

首席を誰かに奪われない為だった。
 

⏰:09/09/16 04:10 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#190 [コロ]
 
いつもピリピリしている俺に話しかけて来る奴なんて殆ど居なかったが、話しかけられても邪魔にしかならないので調度良かった。

しかし、そんな俺に無謀にも声をかけた奴が2人いる。

それが、中西勇気。
それと、古賀正人だった。
 

⏰:09/09/16 04:22 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#191 [コロ]
 
偶然にも俺達は同じクラスになったのだ。

はじめに中西から声をかけられ、適当に返事を返したのを覚えている。

その次の休み時間に、古賀に声をかけられた。

その時、古賀は中西が俺に何と話しかけたのかを聞いてきた。
 

⏰:09/09/16 04:30 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#192 [コロ]
 
厄介な奴らに目を付けられたと溜め息が出る。

中西も古賀も、学園の有名人だった。

もちろん今と変わらず問題児と言う意味・・・それと、容姿が良くてモテると言う意味で。
 

⏰:09/09/16 04:39 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#193 [コロ]
 
この頃からすでに仲の悪かった二人は、事あるごとに衝突している。

はじめて声をかけられた日から、俺を巻き込む気なのか、嫌がらせの様に中西は毎日話しかけてきた。

その度に古賀が負けじと話しかけて来るので、いつしか俺には二人の友人と呼べるクラスメイトが出来ていた。

⏰:09/09/16 04:51 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#194 [コロ]
 
端から見れば変だろう。

中西と古賀の仲は最悪なのに、俺はその二人と普通に話しをするし、普通に昼飯を食ったりしている。

もちろん別々にだか。

その事に対し、二人も特に何も言わなかった。
アイツと仲良くするなとか、そんな子供じみた事を言う奴らではない。

⏰:09/09/16 04:59 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#195 [コロ]
 
だから俺も問題が無いのなら良いんだろうと、その奇妙な友人関係を続けていた。

古賀は馬鹿だから、一緒にいると俺が世話係になるが、見た目に反して話しやすいし、楽しい奴だ。

中西は頭が良く、古賀とは違う意味で話していて楽しかった。兄が中西の様な人物だったら・・・と思った。

⏰:09/09/16 05:19 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#196 [コロ]
 

この学園に入ってずっと寮生活をしていて、寂しかったのかもしれない。

友達と呼べる奴も居なくて、孤独感は実家にいる時よりも感じていた。

だから、二人と仲良くなれた事が単純に嬉しかった。
 

⏰:09/09/16 05:35 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#197 [コロ]
 
嬉しかった・・・けど、

心が全て満たされる事はない。
俺が欲しいのは友情じゃなくて愛情だから――・・・。

そんな気持ちを抱えて日々を過ごしていたが、3年になって初めての中間テストが近付いていたため、俺はいつもにも増して勉強に力を入れていた。
 

⏰:09/09/16 05:51 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#198 [コロ]
 
今回も一番を取って、それを両親に報告したい。

いつもなら結果だけを電話で報告するが、最近 中西や古賀と話しをするからか浮かれていたせいもあり、テストに挑む前に母、もしくは父の声が聞きたいと思ってしまった。

だから、俺はこの時・・・
これが最後になるなんて思いもしなかった電話を実家にかけてしまった。

⏰:09/09/16 06:03 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#199 [コロ]
 
―――・・・

母の言葉に傷付き、受けたテストは二番と言う最低な結果で・・・

しかも、その時の一番は
中西だったので、余計にショックが大きかった。

二番に落ちたのは自分の責任だ。しかし、それで一番を取った中西を祝福してやれるか解らない。

⏰:09/09/16 06:16 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#200 [コロ]
 
自分の責任なのに、二番に落ちたのを中西のせいにしてしまいそうだ。

そんな事してはいけない。

どうしてこんな時、一番を取られた相手が中西なんだ・・・ッ

いつも次席をキープしている濱田ならまだ良かったのに。

⏰:09/09/16 06:24 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


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