春の希望と・・・Part2【BL】
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#500 [コロ]
 
磯谷の震える拳を見ながら、石田が一つ息を吐いた。

何から話そう、頭の中でいろいろ整理して、整理しきれない部分もあるが、ゆっくり語り始めた。

石「まず初めに・・・
 俺は北本をレイプした」

これは最初に言っておかなければならない。

磯谷と橋野が息を呑む音が聞こえた。
 

⏰:10/08/15 23:14 📱:N08A3 🆔:M4.io7Qk


#501 [コロ]
 
夏休みに入る少し前・・・

望を寮の空き部屋に連れ込み、無理矢理犯した事。

夏休みに入って、勇気が実家に帰ったその日から自分の部屋に監禁してレイプした事・・・。

まるで懺悔するように、石田の口から紡ぎだされる言葉。

ただ心は壊れてしまったみたいに無表情だ。
 

⏰:10/08/20 11:19 📱:N08A3 🆔:1W4/hWig


#502 [コロ]
 
石「最初、中西に対する
 嫌がらせで始まった」

磯「お前らの仲が険悪
 なのは知っている・・・
 でも北本は関係ない
 だろッ!!」

石「ッ―――・・・・。」

古「・・・しんちゃん」

橋「オイ、ここでお前が
 喧嘩腰になっても
 しょうがないだろ・・・」

橋野が磯谷を宥めるような声をかけた。

⏰:10/08/20 11:38 📱:N08A3 🆔:1W4/hWig


#503 [コロ]
 
しかし、それでも磯谷は自分の感情をおさえきれずに石田に食って掛かる。

石「だからガキなんだッ
 中西と直接ぶつかれば
 いいだろう!
 巻き込まれた北本が
 どんな思いをしたか
 ・・・ッ・・・石田お前は・・
 この責任がとれるの
 かよ!?」

石「―――ッ」

橋「・・・・・・・・。」
 

⏰:10/08/22 22:57 📱:N08A3 🆔:TpQasuMI


#504 [コロ]
 
磯「高2なんて世間じゃ
 体だけデカい子供だ。
 子供に責任なんて取れ
 るわけねぇ・・・
 責任が取れないから
 ガキなんだ。」

橋「・・・まぁ、そうだな」

橋野は磯谷の肩へ静かに自分の手を乗せた。

この寮で起った全ての事に磯谷は責任がある。

寮管というのはは、そうゆう立場だ。
 

⏰:10/08/22 23:33 📱:N08A3 🆔:TpQasuMI


#505 [コロ]
◆訂正◆

>>503
初めの会話は石田ではなく、磯谷ですm(__)m

申し訳ありません↓

⏰:10/08/23 23:34 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#506 [コロ]
 
石「・・・わかってます。
 俺にこの責任なんて
 取れません・・・。」

ベッドに横たわる望を見つめ、石田は言った。

自分ではどうしようもない所まで来てしまっている。

石「最初から話します。
 きっかけから・・・・」

望を見つめる石田の瞳が、あまりにも澄んでいたので、磯谷と橋野は一瞬呆気にとられた。

⏰:10/08/23 23:48 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#507 [コロ]
 

――――・・・
―――
――

自分の生い立ちを話すのは嫌いだ。

愛されていなかったと、実感させられるから・・・

話しを聞いてくれてる奴の顔を見るのも嫌いた。

「同情」の瞳を向けてくるから・・・・。
 

⏰:10/08/23 23:54 📱:N08A3 🆔:Uhug4hoI


#508 [コロ]
 

低くもなく高くもない石田の声は、静な部屋に心地よく響いた。

まるで物語りを話すように言葉がつむぎだされる。

ただ、その内容は暗く悲しい幼少時代を過ごしたものだった。

時が経つにつれ、家族からの愛を強く追い求め、突き放され、落胆する・・・。
 

⏰:10/08/25 21:30 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#509 [コロ]
 
それでもひたすら自分の存在に気付いてもらえるように努力して、努力して・・・

たった1本の電話で、全てを諦めてしまった。

どんなに努力しても、無駄なんだと・・・。


石田はそこまでの人生を、まるでレポートにまとめた様に話し終えた。
 

⏰:10/08/25 21:42 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#510 [コロ]
 
石「無駄な時間だった
 かもしれないけど、
 俺にとってはこれも
 家族との思い出だ。」

古「・・・・・・ッ。」

石「ただ・・中等部3年の
 あのテスト結果が貼り
 出された日・・・屋上で
 中西が言った一言が
 今回の事に繋がった。」

橋「・・・何があった。」
 

⏰:10/08/25 22:08 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#511 [コロ]
 
俺が家族に認められようと必死で努力していた事を、馬鹿だと言った・・・

そんな家族のために・・・

そんな家族ってなんだ?

家族の誰にも認めてもらえず、暴力しか与えてもらえなかった自分にとって、そんな家族でも唯一の家族だ。

母からの電話で参っていた・・・そんな時に言われた中西の言葉は思いのほか深く胸をえぐった。

⏰:10/08/25 22:21 📱:N08A3 🆔:A0GUNP1w


#512 [コロ]
 
石「中西に話すべきじゃ
 なかったんだ・・・。
 アイツは俺の事を思
 って言ったんだろう
 けど・・・・―――ッ
 あの時の俺に中西の
 言葉はキツすぎた・・」

橋・磯「―――・・・・・。」

石「だから、中西も同じ
 思いをすればいいと
 思った・・・大切な思い
 出も、唯一の存在も
 消えてしまえばいい
 んだって―――。」
 

⏰:10/08/26 03:07 📱:N08A3 🆔:aImDGG5U


#513 [コロ]
●きります●

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:10/08/26 03:09 📱:N08A3 🆔:aImDGG5U


#514 [コロ]
 
橋野も磯谷も言葉にならなかった。

たしかに勇気は言葉が悪かっただろう・・・

しかし石田と勇気のやりとりは、二人がもう少し年齢を重ねて大人になってからの出来事なら、こうはなっていなかった。

子供だから言葉を選べなかった、子供だから心が不安定だった・・・。
 

⏰:10/08/27 22:18 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#515 [コロ]
 
とても、やるせない。

どこかで誰かが気付いて、止めてやるべきだった。

もしくは、虐待を受けていた石田に気付き、大人が守ってやれていたら・・・。

少しでも何かが違っていたら、こんな事にはなっていなかっただろう。

磯「ッ・・・―――石田。」

石「はい・・・」
 

⏰:10/08/27 22:27 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#516 [コロ]
 
磯「中西が今こっちに
 向かってる・・・」

石「そうですか。」

磯「・・・中西が実家に帰る
 1週間前、俺に北本の
 事を話してきた。
 俺は夏休み前から北本
 の様子がおかしい事
 には気付いていた。」

石「・・・・。」

磯「その時、中西は北本
 が誰かに襲われたっ
 て言ってきた。」
 

⏰:10/08/27 22:32 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#517 [コロ]
 
橋「中西は知ってたのか」

磯「北本の様子が変で
 聞き出したらしい。
 でも、北本は相手が
 誰かは分からなかった
 と言ったみたいだ。」

石「俺が口止めした。
 それで北本は中西に
 俺だって言わなかっ
 たんだ。」

磯「・・・じゃあ、お前が
 夏休み前に北本を呼び
 出した時の出来事が
 北本が言った襲われた
 と繋がるんだな?」

⏰:10/08/27 22:43 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#518 [コロ]
 
石「・・・そうです。」

内側で見えなかった色んなことが、次々見えてくるようだ。

それは、ずっと昔から仕組まれた罠のように、ゆっくりと今の状況を作り上げてしまった。

被害者が加害者になる事件は沢山ある。

今まではどんな理由でも、加害者は加害者だと思っていたが・・・
 

⏰:10/08/27 22:55 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#519 [コロ]
 
被害者が加害者になる事ほど、悲しいことはない。

橋野も磯谷もそう思った。

石「今話したのが、昨日
 までの俺がやった
 出来事です・・・。」

含みのある石田の言い方に、橋野と磯谷は顔を見合わせた。

どうやらまだ何かあるみたいで、ずっと沈黙していた古賀が反応する。
 

⏰:10/08/27 23:06 📱:N08A3 🆔:QMdaIKyo


#520 [コロ]
 
古「そうだアイツだよ!
 北本の怪我はアイツ
 がやったんだろ!?」

石「俺も殴ってる。」

古「うるせぇ!お前が
 ここまで酷いこと
 するわけねぇだろッ」

橋「おい、何の話しだ。
 誰だアイツって・・・」

橋野の問いかけに二人がそちらへ目をやると、磯谷も石田と古賀の様子を伺っていた。
 

⏰:10/09/02 01:31 📱:N08A3 🆔:z8aSVoqk


#521 [コロ]
 
石「ここの学校は・・・
 皆が思ってるより
 すさんでる。」

今回の件を話すと決めてから、中村秋の事も話すと決めていた。

石「鈴原大和の存在は
 知ってますよね?」

磯「アイツが何だ?」

石「鈴原も俺と同じ事
 をしてます・・・俺より
 ずっと前から。」
 

⏰:10/09/06 21:49 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#522 [コロ]
 
磯「どう言う事だ。」

石「誰か一人を脅して
 自分に縛り付ける・・・
 そしてレイプする。
 鈴原は奴隷と言って
 ます・・・。」

橋「お前が鈴原と絡んで
 るのは知ってた。
 もしかして、鈴原に
 同じ事をしろとでも
 言われたのか?」

石「やったのは俺の意思
 です・・・けど、何度か
 そうゆう事は言われ
 ました。」

⏰:10/09/06 22:40 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#523 [コロ]
 
磯「鈴原も誰かを・・・
 て事なんだな?」

石「・・・中村秋。
 ずっと鈴原に酷い事
 をされ続けてます。」

橋・磯「!?―――・・・」

石「鈴原は俺が北本に
 手を出した事に興味
 を持って・・・昨日ここ
 に来たんです。
 それで、一晩北本と
 秋さんを交換しよう
 と言ってきました。」
 

⏰:10/09/06 22:54 📱:N08A3 🆔:beO/Rkpo


#524 [コロ]
 
その条件をのんだ事、昨晩望が鈴原に乱暴された事、石田は全てを話した。

石「断る事も出来た。
 けど、断ればもっと
 酷い事をされるって
 分かっていたから・・・」

磯「けど、鈴原に渡した
 結果もこれだッ。」

石「ッ・・・俺は―――
 アイツから北本を
 遠ざけたかったッ・・・」
 

⏰:10/09/07 21:51 📱:N08A3 🆔:stekxOqM


#525 [コロ]
 
古「・・・・しんちゃん」

石「鈴原が北本を秋さん
 と同じにしたがって
 たからッ―――だから
 北本をここに閉じ込め
 ておけば、アイツから
 守れると思って・・・」

その言葉を聞いて、橋野と磯谷は言葉を失う。

石田が望に対する感情が、恨みだけではないと悟った。
 

⏰:10/09/07 22:00 📱:N08A3 🆔:stekxOqM


#526 [コロ]
 
ただ、混乱する。

橋野と磯谷を部屋に呼び出し、話しをしたのは、石田が望を加護する対象として、そうゆう感情を抱いてしまったからだ。

自分の部屋に監禁してまで鈴原から遠ざけたのに、それでも守りきれなかった。

これ以上傷つけたくないからこそ、真実を話した。
 

⏰:10/09/08 02:59 📱:N08A3 🆔:LkKwY/GA


#527 [コロ]
 
ことの経緯を理解し、なんとも言えない感情が渦巻く。

石田にとっても、望にとっても、とてもデリケートに扱わなければならない事だと思った。

生徒が迷った時、正しい道へ導く立場にいるのに、何もしてやれなかった。

―――・・・
 

⏰:10/09/08 03:11 📱:N08A3 🆔:LkKwY/GA


#528 [コロ]
 
つかの間シンと部屋が静まりかえった時、ベッドで何やら動く気配があった。

望「ン・・・―――」

望の様子を一番近くで伺っていた磯谷がすぐに反応する。

磯「!・・・北本」

望「―――・・・・・。」

橋「気が付いたか?北本」
 

⏰:10/09/14 01:40 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#529 [コロ]
 
望「・・・磯谷さん・・先生」

石「・・・・・・。」

目覚めたばかりの、ぼんやり虚ろな頭で担任と寮管の姿を確認すると・・・
望は突然叫び出した。

望「あ゙ぁぁああぁッ!!」

橋「北本っ!」

手も足も振り回して暴れ、磯谷は一瞬驚いて固まってしまった。
 

⏰:10/09/14 01:50 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#530 [コロ]
 
橋野が望の体を押さえつけ、背中をさすってやる。

橋「北本、大丈夫だ。
 俺と磯谷だから・・・
 安心しろ・・・な?」

望「あっあぁッ・・・ヒック
 せん・・せ・・・ッ 先生」

橋「もぅ大丈夫だからな」

望「ぅあぁぁあんッ・・ウッ
 先生せんせっ・・・ヒック」
 

⏰:10/09/14 02:02 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#531 [コロ]
 
自分を守ってくれる確信が持てる人物が目の前にいる。

その事に、やっと解放されるんだと思った。

やっと安心していいんだと・・・。

望は橋野の存在が現実であるのを確かめる様に、目の前から消えない様にめいっぱい抱きついた。

望「せんせ・・・居る・・ッ」
 

⏰:10/09/14 02:10 📱:N08A3 🆔:wsJzuIj.


#532 [我輩は匿名である]
書かないの?

⏰:10/09/16 23:10 📱:SH02A 🆔:p5rz6u0Q


#533 [コロ]
我輩様

更新遅くて申し訳ないです、仕事が忙しく、なかなか話しが進んでませんが、もうしばらくお待ち下さいm(__)m

⏰:10/09/21 23:42 📱:N08A3 🆔:B/hIxGkw


#534 [コロ]
>>531

磯「ッ――――」

橋「北本、深呼吸しろ。
 そしたら落ち着いて
 くるから・・・」

橋野が背中をゆっくりしたリズムで叩く。

それに合わせて望の心拍数もほんの少し落ち着いた。

望「せんせッ・・ヒック・・・
 僕、どうしてッ・・
 どうして、こんなッ」
 

⏰:10/09/24 03:21 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#535 [コロ]
 
橋「シー・・・今は何も
 言わなくていい。」

望「ヒック・・・ぅゎぁぁんッ」

誰かと喧嘩して出来た傷と、虐待されて出来た傷は、受ける印象がまったく違う。

衝撃的で、サッと何かが冷めていくような・・・
血の気が引くような感覚。

そして、やるせない。
 

⏰:10/09/24 03:30 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#536 [コロ]
 
昔からこの学園にある裏の部分。

良家の坊っちゃんが多く通うため、こういった事件は外に漏れないよう、かならず揉み消される。

きっと今回もそうなるだろうが・・・
橋野は眉間に皺を寄せた。

泣き寝入りするしかない被害者はたまったもんじゃない。
 

⏰:10/10/05 05:18 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#537 [コロ]
 
心と体に傷をおった彼らは、何事もなかったかの様に過ごす事になる。

立ち直る者も中にはいるが、大半はそう上手くいかない。

周りの人間すべてが恐怖の対象で、精神的にボロボロになった挙げ句、彼らが選ぶ道は・・・

自主退学――――。
 

⏰:10/10/05 05:27 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#538 [コロ]
 
望「ヒック・・・せんせぇッ」

小さく震える望を腕の中に収め、視界を覆った。

何も見ない方がいい。

部屋には自分を含め4人の男がいる。
恐怖を味わった部屋にこれだけ男がいたら怯えるだろう。

今は落ち着くまで安心させるべきだ。
 

⏰:10/10/12 09:05 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#539 [コロ]
 
橋野は自分の後ろに控える石田と古賀に目配せをして、部屋の外に出る様促した。

すぐに二人は部屋を出ていく。

それを確認して橋野は磯谷に声をかけた。

橋「磯谷、水城(ミズキ)を
 呼んでくれるか?」

磯「あ・・・あぁ分かった」
 

⏰:10/10/12 22:30 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#540 [コロ]
 
橋野が言った水城とは、この寮専門の保健医だ。

またこの保健医も学園の卒業生で、橋野と磯谷の2年上の先輩に当たる人物である。

そのため、望の様な被害者の対応には慣れていた。

磯谷が部屋の電話から保健室に連絡を入れてまもなく、水城は片手に救急箱を持ってやってきた。
 

⏰:10/10/12 23:48 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#541 [コロ]
 
磯「橋野、水城が来た。」

橋「・・・北本、保健医が
 来たけど大丈夫か?」

望「な、何しに来たのッ」

橋「怪我を見にきて
 くれたんだ、大丈夫」

なるべくゆっくりとした口調で言い聞かせた。

すると望は小さく頷き、それを見て保健医である水城は口調を開いた。
 

⏰:10/10/12 23:56 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#542 [コロ]
●感想板●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/10/13 16:09 📱:N08A3 🆔:0lfMX2s2


#543 [コロ]
 
水「北本くん、怪我した
 所を見せてね。」

水城はとても優しい声をしていた。
寮の保健医である水城と話した事は殆どない。

それでも、声だけで温厚な優しい人物だと想像できた。

また見た目も小柄な方で威圧感がない。

綺麗な顔立ちで、モテそうだなと入寮した時に感じたのを覚えている。

⏰:10/10/24 16:55 📱:N08A3 🆔:Tv.IjiaY


#544 [コロ]
 
水「僕は寮の保健医で
 水城って言います。
 何回か会ったよね…
 北本くんは、あまり
 保健室利用しないから
 なかなか話す機会が
 ないけど…」

やわらかい表情で、ゆっくり淡々と話し続けながら、水城は望の顔の怪我から見ていった。

望は何故かさっきよりも、心が落ち着いている。

水城の声と口調が子守唄のように感じるのだ。

⏰:10/10/24 17:08 📱:N08A3 🆔:Tv.IjiaY


#545 [ゆ]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:10/10/26 11:02 📱:SH02A 🆔:Xn/2Z4BQ


#546 [コロ]
ゆ様

アンカーありがとうございます(^_^)/

⏰:10/10/26 17:03 📱:N08A3 🆔:0a/XwJlQ


#547 [コロ]
>>544

殴られた頬や目元に薬を塗られ、ガーゼを当てられる。

痛みに顔を引いて逃げてしまっても、水城は押さえつけるような事は絶対にしなかった。

しばらくして顔の治療が終わると、水城は橋野と磯谷に部屋を出る様言った。
 

⏰:10/10/30 00:54 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#548 [コロ]
 
水「何かあれば呼ぶから
 部屋出たとこの廊下に
 待機しててもらえる?」

つまりシャワー室の前らへんだ。
なんとなく雰囲気で、体の治療をするんだと分かった。

急に不安になる・・・
どこまで見られるのか、服を脱いで、また何かされたら・・・。

⏰:10/10/30 01:02 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#549 [コロ]
 
望「・・・・ッ――」

水「?・・・北本くん・・・
 泣かないで、大丈夫。」

望「ヒック・・・せん、せ」

水「大丈夫だよ、信じて」

橋「・・・・・・。」

水「必要なら呼ぶから。」

もう一度、水城は橋野にそう言って部屋には望と水城の二人だけになった。
 

⏰:10/10/30 06:40 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


#550 [コロ]
 
――――・・・

の治療が始まり、水城は望の上半身から順に見ていった。

顔の状態からなんとなく予想はしていたが、酷かった。

服の下、特に腹部には大きく広がる痣があり、手首にも擦れたような傷がある。 

⏰:10/10/30 06:51 📱:N08A3 🆔:4P/wIjio


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