春の希望と・・・Part2【BL】
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#450 [コロ]
>>445


磯「ちょっとな、お前の
 部屋に入る許可が
 欲しいんだ・・・北本の
 姿が見当たらなくて。」

光「望?出掛けてるとか
 じゃなくて居ないの?」

磯「外出届けは出てない
 んだ・・・お前心当たり
 ないよな?」
 

⏰:10/06/16 20:28 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#451 [コロ]
 
一瞬、光輝は考えるように沈黙した。

そしてすぐに磯谷に返答する・・・

光「いいよ、すぐ調べて。
 望が見つかったら
 俺に連絡してよ。」

光輝は前に望が襲われた事を思い出していた。
まさかとは思うが、もし同じ事かおこっていたら、洒落にならない。
 

⏰:10/06/16 20:34 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#452 [コロ]
 
光「勇気は望がいないの
 知ってるの?」

磯「あぁ、あいつが寮に
 電話してきて北本が
 いない事がわかった」

磯谷は橋野が今、勇気に電話をしてる事を伝えてから、電話を切った。

橋野を見ると丁度勇気が電話に出た所みたいだ。
 

⏰:10/06/16 22:41 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#453 [コロ]
 

橋「・・・だから今から一応
 部屋に・・・え?お前
 家の方はいいのかよ?」

磯「?・・・」

橋「わかったわかった。
 焦ってんじゃねぇよ
 ・・・あぁ・・・はいはい」

ピッて音とともに電話は切られた。
 

⏰:10/06/16 22:49 📱:N08A3 🆔:7CC5x6aY


#454 [コロ]
 
磯「どうした?」

橋「中西が今から寮に
 戻ってくる。」

橋野は望の不在に勇気がにわかに焦っている事を磯谷に伝えた。

いつも何があっても周りより冷静でいられる勇気が、望の事になると冷静にはなれない様だ。

磯「そうか・・・。」
 

⏰:10/06/17 18:59 📱:N08A3 🆔:VFvg6sp6


#455 [ゆちゃ]
あげます

⏰:10/06/19 22:37 📱:SH02A 🆔:.H4M199c


#456 [コロ]
ゆちゃ様

あげありがとうございます(´∀`)ノ

⏰:10/06/21 18:13 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#457 [コロ]
 
橋「許可が取れたなら
 行こぜ。」

そう言って橋野は管理人室を出ていった。

それを追うように、磯谷はマスターキーを手にして廊下に出る。

人気の少ない廊下に、若干早足の二人の足音が響く。
勇気だけじゃなく、この二人も少しの焦りを感じていたのだ。
 

⏰:10/06/21 18:18 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#458 [コロ]
 

――――――
――――

望の部屋の前に来ても
中に人の気配は感じない。

ノックをしても返事なんてあるはずもなく、磯谷が持ってきたマスターキーを使って鍵を開ける。

ゆっくり扉をあけて一応声も掛けるが、室内は静まりかえっていた。
 

⏰:10/06/21 23:55 📱:N08A3 🆔:7fOYZqjA


#459 [コロ]
 
磯「北本・・・いるか?」

橋「電気消えてるし、
 居ねぇな・・・。」

部屋はちらかってるでもなく、片付いてるわけでもない。

まるで出掛ける予定なんてないような状態だ。

おまけに机の上には夏休みの課題だろうノートまで出しっぱなし。
 

⏰:10/06/23 17:08 📱:N08A3 🆔:SSzsdpkQ


#460 [コロ]
 
橋「嫌な予感がするな。」

磯「ッ・・・北本・・・。」

二人はとりあえず部屋の中を見てまわった。

もしかすると望がどこへ行ったのか分かる物があるかもしれない。

手帳やメモ、なんでも良いから手掛かりがほしい。
 

⏰:10/06/23 17:13 📱:N08A3 🆔:SSzsdpkQ


#461 [ゆちゃ]
あげ!

⏰:10/06/28 21:06 📱:SH02A 🆔:u5rbwcQw


#462 [コロ]
ゆちゃ様

あげ感謝です(*´∇`)

⏰:10/06/28 22:55 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#463 [コロ]
 
しかし、部屋の隅々まで見ても何もなく、望がどこに行ったのか分かる様な物は見当たらない。

橋「何もねぇな・・・いや、
 この酒缶とタバコは
 没収だな、あの二人。」

磯「そうだ、このフロア
 に残ってる寮生を調べ
 てみるか・・・。」

一人一人あたれば、何か分かるかもしれない。
 

⏰:10/06/28 23:04 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#464 [コロ]
 
同じフロアの奴なら望を最後に見かけた場所を知ってる可能性がある。

橋「そうだな、帰郷中で
 人数も少ないし・・・」

磯「じゃあ寮管室に一旦
 もどろう。」

部屋の電気を消して、二人はたしかに望が居た形跡が残る部屋をあとにした。

―――――
―――
――

⏰:10/06/28 23:11 📱:N08A3 🆔:BhcYl1DY


#465 [我輩は匿名である]
あげます
この話いつになったら終わるんですか?

⏰:10/07/02 02:12 📱:SH02A 🆔:Ob631/gw


#466 [コロ]
我が輩様

詳しい日程はコロ本人も正直わかりませんm(__)m
この話しは、もうクライマックスにさしかかっていますが仕事がかなり忙しく、なかなか更新出来ないのが現状です。。。
遅いですが、放置しているわけではありませんので、最後までちゃんと書かせて頂きますm(__)m
前作で書き足りない箇所がいくつかあるので、今作は心残りが無い様に書かせてもらいますので、もうしばらくコロにお付き合い下さい☆☆

⏰:10/07/13 20:55 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#467 [コロ]
>>464

―――――
―――


橋野からの連絡を受け
勇気はすぐに寮へ帰る
準備をし始めた。

こっちの予定は全て
キャンセルだ。
今の勇気に望より上の
優先事項は無い。


――――・・・・
 

⏰:10/07/13 21:50 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#468 [コロ]
 
―――――
―――


石田の部屋では、あの後なにかが切れたみたいに気を失った望がベッドで眠っていた。

ケガの具合から、一刻も早く医者に見せたいが、古賀は頭を抱えている。

事態は何故ここまで悪化してしまったのか・・・
 

⏰:10/07/13 22:58 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#469 [コロ]
 
きっと少しずつ悪いことか重なっていった結果だ。

どこかで誰かが気付いていたら・・・。

中西と石田がこじれてしまったあの時でもいい。
あの時、無理矢理にでも自分が二人の仲を戻してやっていたら。

古賀は今さら後悔した。
 

⏰:10/07/13 23:04 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#470 [コロ]
 
ベッドに目線を向けると、石田が静かに望を見つめていた。

ただぼんやりて見ているのではなく、何かを考えているような雰囲気だ。

そして、ふと顔を上げた。

その視線は窓から見える空へと向けられている。

石「――・・・なぁ古賀。」
 

⏰:10/07/13 23:13 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#471 [コロ]
 
ゆっくりと古賀の方へ振り向き、いくぶんか穏やかな表情になった石田が、ぽつりと呟くように話した。

石「磯谷さん・・・呼ぶよ。」

古「!・・・しんちゃん・・
 俺は今回の事ッ
 全部がお前の責任だと
 は思っていない・・・。」

石「俺が原因だ。」

自分が原因だと言った石田は、普段の生意気なぐらい大人びた石田だった・・・。

⏰:10/07/13 23:24 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#472 [コロ]
 
どうなるかは分からない。

ただ、どうせバレてしまうのは明らかだ。

この金持ち学校の事だから、もしかすると・・・奇跡的に警察ざたは避けられるかもしれないが、石田は退学になるだろう。

どうなろうと古賀は最後まで石田を守ろうと思った。

―――・・・
 

⏰:10/07/13 23:30 📱:N08A3 🆔:Vny4cLFE


#473 [コロ]
 
――――
――

石田が部屋に備え付けてある、寮管室へつながる電話に向かう。

古賀はそれを止めたかった・・・。

ただ、目の前のベッドに横たわる望の事を思うと、それも出来ない。

 

⏰:10/07/14 22:59 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#474 [コロ]
 
どんなに石田が傷ついていたとしても・・・

一番の被害者は望。

心も体も、一番傷つけられたにちがいない。

――――・・・

静かな部屋に受話器から
響くコール音。

事件の結末を告げるカウントダウンの様だった。
 

⏰:10/07/14 23:17 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#475 [コロ]
 
――――――

寮管室――・・・


 望の部屋から管理人室に戻った磯谷と橋野は、寮生の名簿と外出届けを調べていた。

人数の多い学校なだけに、調べるのは時間が掛かりそうで、二人はため息を吐きたくなる。
 

⏰:10/07/14 23:24 📱:N08A3 🆔:w091etdE


#476 [コロ]
 
そんな時、部屋の電話がけたたましく鳴った。

夏休みに掛かってくる電話は、大抵が寮に残っている生徒の身内か、部屋の電球の交換申請だ。

磯谷は持っていた名簿を橋野に渡し、電話に向かった。

カチャリと音をたてて、受話器を取る。
 

⏰:10/07/15 00:01 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#477 [コロ]
 
一瞬確認すると内線だったので寮生の誰かだろう。

磯「はい寮管室。」

どうせ電球の交換だろう。
そんな気持ちで出た電話から聞こえて来た声はあまりにも沈んだ声だった。

石『磯谷さん、石田です
 今大丈夫ですか・・・?』

磯「石田・・・どうした?」
 

⏰:10/07/15 00:17 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#478 [コロ]
 
石「俺の部屋に来てもら
 いたいんです・・・

  ――・・北本の事で。」

磯「!?・・・・ぇ」

石「・・・待ってます。」

そのまま電話は切られた。

磯「――――・・・・。」

唖然と受話器を見つめる磯谷に橋野は怪訝な表情になった。
 

⏰:10/07/15 00:24 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#479 [コロ]
 
橋「なんだ?どうした。」

磯「石田が・・・北本の事で
 話しあるから部屋に
 来てくれって言ってる」

橋「・・・・ッ・・行くぞ。」

橋野は一瞬何かを感じた様だった。
それは磯谷も同じで、電話が切れてから不安感が全身を駆け巡っている。
 

⏰:10/07/15 00:29 📱:N08A3 🆔:9LPh/9uo


#480 [コロ]
 
石田が望について話しがある・・・。

石田は古賀のグループとつるんでいて、古賀は中西と仲が悪い。

その中西の恋人が北本望。

この事はだれもが知ってる。

そしてあまり知られてないかもしれないが、中西と石田は昔仲が良かった。
 

⏰:10/07/18 22:56 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#481 [コロ]
 
石田を挟んで中西と古賀が会話を交わす事もあって、中等部の頃の3人はそれほどこじれた関係ではなかった。

ライバル同士に仲介人が居るような感じだった。

それがある日、石田は中西と縁を切ったみたいに話さなくなり、古賀と一緒に居る事が多くなった。

 

⏰:10/07/18 23:38 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#482 [コロ]
 
中西と古賀というよりも、もしかすると中西と石田が対立していたのかもしれない。

二人は何かがあって、縁をきった。

古賀は仲間思いな所があるから、石田が中西を嫌っているのならライバルだろうが容赦なく手を貸すだろう。
 

⏰:10/07/18 23:50 📱:N08A3 🆔:2qc8IQOY


#483 [コロ]
 
そう考えると、石田からの電話は嫌な事しか連想させない・・・。

磯谷と橋野は自分達の歩調がだんだん速くなるのを感じた。


―――――
―――

――・・・

 

⏰:10/07/19 00:54 📱:N08A3 🆔:7Mscdh.s


#484 [コロ]
●感想板●

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

感想、ご意見お待ちしています(σ´∀`)σ
 

⏰:10/07/19 01:37 📱:N08A3 🆔:7Mscdh.s


#485 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:10/07/21 19:28 📱:SH02A 🆔:pbJAccTQ


#486 [コロ]
我が輩様

あげありがとうございます(´∀`)

⏰:10/07/25 05:50 📱:N08A3 🆔:UOGXv/qc


#487 [コロ]
>>483

――――
――コンコン・・・

石田の部屋にノックの音が響いた。

ここ数日の出来事の終わりを告げる音。

古「しんちゃん・・・来た」

石「――・・・。」

石田はベッドの端に腰掛けながら、静かに望の寝顔を見つめていた。
 

⏰:10/07/27 02:12 📱:N08A3 🆔:T99mzV9s


#488 [コロ]
 
コンコン・・・

焦ったようなノック音が再び鳴る。

それを聞いて石田はゆっくりと立ち上がり、部屋の入り口へ向かった。

古賀は石田の背中を、ただ静かに見送る。

どうする事も出来ない。
時間を戻すことが出来たら、どんなにいいか・・・。

もぅ何もかも遅すぎた。
 

⏰:10/07/27 02:20 📱:N08A3 🆔:T99mzV9s


#489 [コロ]
 
―――・・・

石田が扉を開けると、呼び出した磯谷がいた。

そして望の担任の橋野。

橋野がいると言うことは、ここに北本望が居ることに察しがついているんだろう。

磯「石田・・・」

石「――・・入って下さい」
 

⏰:10/07/31 04:51 📱:N08A3 🆔:ZkBNEcdg


#490 [コロ]
 
石田の一言に磯谷と橋野が部屋にあがる。

入り口から奥の寝室までが、こんなに重い道のりだった事はない。

短い廊下はすぐに歩き終わってしまう。

石田は今から死刑台につれて行かれる死刑囚の気分になり、胃から何かがせりあがってくる気がした。
 

⏰:10/07/31 05:00 📱:N08A3 🆔:ZkBNEcdg


#491 [我輩は匿名である]
気になる-

⏰:10/08/05 19:55 📱:SH02A 🆔:xeWxowx6


#492 [コロ]
我が輩様

お待たせしました☆
少しですが更新します。

⏰:10/08/06 03:25 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#493 [コロ]
>>490


―――カチャ・・・

廊下と寝室を分ける扉。
それを開けた時、磯谷と橋野は同時に目を見開いた。

二つある内のシンプルな方のベッドに探していた人物は居た。

まるで死人の様にぴくりとも動かず眠っている。
 

⏰:10/08/06 03:33 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#494 [コロ]
 
そしてベッドの前には曇った表情の古賀が座ってこちらを見ていた。

二人は取りあえず先に望の様子を見にベッドに駆け寄る。

近くで見た望の顔は、青や紫の痣がいくつもあり、特に右の目元は腫れている。

手首にも痣があり、この様子だと体も同じ状態だという事が想像出来た。
 

⏰:10/08/06 03:44 📱:N08A3 🆔:ItoGZUGQ


#495 [コロ]
 
磯「――北本・・・。」

磯谷の小さな呼び掛けに望はなんの反応も示さない。
この痣はなんだ?
一体なにがあった?

磯谷がだんだん焦ってくるのに対し、橋野が冷静な声を出した。

橋「状況を説明しろ。
 どう言うことだ・・・」

一瞬沈黙があった後、石田が口を開いた。
 

⏰:10/08/11 04:00 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#496 [コロ]
 
石「俺が・・・北本をこの
 部屋に連れて来ました」

橋「・・・・・で?」

石「北本がここ数日寮で
 姿が見えなかったのは
 俺がベッドに繋いで
 監禁してたからです。」

橋「この痣は誰がやった」

石「・・・俺が殴りました。」

 

⏰:10/08/11 04:09 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#497 [コロ]
 
そこまで言って古賀の体がピクリと反応した。

古「しんちゃん、北本の
 痣の大半はお前が
 した物じゃないだろ」

石「俺も殴った・・・
 それにかわりない。」

橋「古賀、お前はこの
 事には関係ないのか?」

古「・・・俺はさっき知った」
 

⏰:10/08/11 04:18 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#498 [コロ]
 
状況がいまいち見えてこない。

橋野がもっと詳しい説明を要求しようと口を開きかけた時、磯谷が先に話し始めた。

磯「ちゃんと初めから
 説明してくれ・・・。
 古賀は関係ないなら
 なんでここに居る。
 なんなんだ一体・・・ッ」

磯谷の手は握りしめられ、怒りでわずかに震えていた。

⏰:10/08/11 04:27 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#499 [コロ]
●感想板●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

更新遅くて申し訳ありませんm(__)m
深く深くお詫びします↓↓
 

⏰:10/08/11 04:30 📱:N08A3 🆔:KcIldzYk


#500 [コロ]
 
磯谷の震える拳を見ながら、石田が一つ息を吐いた。

何から話そう、頭の中でいろいろ整理して、整理しきれない部分もあるが、ゆっくり語り始めた。

石「まず初めに・・・
 俺は北本をレイプした」

これは最初に言っておかなければならない。

磯谷と橋野が息を呑む音が聞こえた。
 

⏰:10/08/15 23:14 📱:N08A3 🆔:M4.io7Qk


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