春の希望と・・・Part2【BL】
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#534 [コロ]
>>531

磯「ッ――――」

橋「北本、深呼吸しろ。
 そしたら落ち着いて
 くるから・・・」

橋野が背中をゆっくりしたリズムで叩く。

それに合わせて望の心拍数もほんの少し落ち着いた。

望「せんせッ・・ヒック・・・
 僕、どうしてッ・・
 どうして、こんなッ」
 

⏰:10/09/24 03:21 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#535 [コロ]
 
橋「シー・・・今は何も
 言わなくていい。」

望「ヒック・・・ぅゎぁぁんッ」

誰かと喧嘩して出来た傷と、虐待されて出来た傷は、受ける印象がまったく違う。

衝撃的で、サッと何かが冷めていくような・・・
血の気が引くような感覚。

そして、やるせない。
 

⏰:10/09/24 03:30 📱:N08A3 🆔:J2j5AOAE


#536 [コロ]
 
昔からこの学園にある裏の部分。

良家の坊っちゃんが多く通うため、こういった事件は外に漏れないよう、かならず揉み消される。

きっと今回もそうなるだろうが・・・
橋野は眉間に皺を寄せた。

泣き寝入りするしかない被害者はたまったもんじゃない。
 

⏰:10/10/05 05:18 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#537 [コロ]
 
心と体に傷をおった彼らは、何事もなかったかの様に過ごす事になる。

立ち直る者も中にはいるが、大半はそう上手くいかない。

周りの人間すべてが恐怖の対象で、精神的にボロボロになった挙げ句、彼らが選ぶ道は・・・

自主退学――――。
 

⏰:10/10/05 05:27 📱:N08A3 🆔:Rxp7U3cI


#538 [コロ]
 
望「ヒック・・・せんせぇッ」

小さく震える望を腕の中に収め、視界を覆った。

何も見ない方がいい。

部屋には自分を含め4人の男がいる。
恐怖を味わった部屋にこれだけ男がいたら怯えるだろう。

今は落ち着くまで安心させるべきだ。
 

⏰:10/10/12 09:05 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#539 [コロ]
 
橋野は自分の後ろに控える石田と古賀に目配せをして、部屋の外に出る様促した。

すぐに二人は部屋を出ていく。

それを確認して橋野は磯谷に声をかけた。

橋「磯谷、水城(ミズキ)を
 呼んでくれるか?」

磯「あ・・・あぁ分かった」
 

⏰:10/10/12 22:30 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#540 [コロ]
 
橋野が言った水城とは、この寮専門の保健医だ。

またこの保健医も学園の卒業生で、橋野と磯谷の2年上の先輩に当たる人物である。

そのため、望の様な被害者の対応には慣れていた。

磯谷が部屋の電話から保健室に連絡を入れてまもなく、水城は片手に救急箱を持ってやってきた。
 

⏰:10/10/12 23:48 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#541 [コロ]
 
磯「橋野、水城が来た。」

橋「・・・北本、保健医が
 来たけど大丈夫か?」

望「な、何しに来たのッ」

橋「怪我を見にきて
 くれたんだ、大丈夫」

なるべくゆっくりとした口調で言い聞かせた。

すると望は小さく頷き、それを見て保健医である水城は口調を開いた。
 

⏰:10/10/12 23:56 📱:N08A3 🆔:8u25B41Q


#542 [コロ]
●感想板●
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:10/10/13 16:09 📱:N08A3 🆔:0lfMX2s2


#543 [コロ]
 
水「北本くん、怪我した
 所を見せてね。」

水城はとても優しい声をしていた。
寮の保健医である水城と話した事は殆どない。

それでも、声だけで温厚な優しい人物だと想像できた。

また見た目も小柄な方で威圧感がない。

綺麗な顔立ちで、モテそうだなと入寮した時に感じたのを覚えている。

⏰:10/10/24 16:55 📱:N08A3 🆔:Tv.IjiaY


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