春の希望と・・・Part2【BL】
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#169 [コロ]
 
すでに微妙な空気だが、これ以上悪くなる前に石田は秋を一人リビングに残して、寝室へ向かった。

やはり、バスタオル一枚しか身につけていない秋が可哀相で、何か着れる物を探しに行ったのだ。
 

 

⏰:09/09/14 01:12 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#170 [コロ]
 
程なくしてリビングへ戻ってきた石田は、鈴原の名字が刺繍された体操服を手に持っている。

それを渡された秋は、鈴原の服を着るなんて恐ろしい事は出来ないと嫌がったが、絶対バレないから大丈夫だと言う石田の強い押しに負けて、着替える事にした。
 

⏰:09/09/14 01:20 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#171 [コロ]
 
よく考えれば、鈴原はともかく、他人の前で裸に近い姿で居るなんて、かなりおかしい。

いくら石田が自分の状況を知っているからと言っても、一般常識的に服を着ているのは当たり前。

体操服を着ながら、秋は自分が恥ずかしくなり、着替え終わった後、改めて石田に謝罪した。

⏰:09/09/14 01:26 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#172 [コロ]
 
石田に嫌な思いをさせたかもしれない・・・

謝りながら表情を伺うと、そんな雰囲気は一切無く、石田は秋に、ふわりと悲しそうな笑顔を見せた。

石「俺なんかに・・・
 謝らないで下さい。」
 
秋「――ぇ・・・?」
 

⏰:09/09/14 01:35 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#173 [コロ]
●きります●

ご意見 ご感想は、感想板までお願い致します☆

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⏰:09/09/14 01:38 📱:SH700i 🆔:LKbme8nU


#174 [コロ]
 
そんな返事が返って来るとは思っていなかったため、秋は驚いて石田を見上げる。

すると秋と視線のぶつかった石田は、少し間を置いてから秋をその場に座らせ、自分も腰をおろした。

石「・・・・・俺の話し
 聞いてくれますか・・?」
 

⏰:09/09/16 01:54 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#175 [コロ]
 
けして秋に話すべき内容じゃない。

自分は一体何を考えているんだ・・・秋に話して、何になると言うんだ。
ただ軽蔑されるだけに決まっている。

話しを聞いてくれと言ったものの、なかなか話し出さない石田に、秋の方から声をかけた。
 

⏰:09/09/16 02:01 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#176 [コロ]
 
秋「石田くん・・・話しって
 石田くんの部屋に居る
 子の事かな・・・・?」

今度は石田が驚いて秋の顔を見た。

たしかに、鈴原から話しは聞いて知っていたかもしれないが、秋の方から言われると何とも言えない感情が沸き起こる。
 

⏰:09/09/16 02:07 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#177 [コロ]
 
石「――・・・はぃ」

返事をすると、秋は少し俯いてしまった。

瞳には僅かに涙が溜まっている。


秋「ッ・・・ぉ願ぃ・・
 
   もぅ、やめて・・」
 

⏰:09/09/16 02:14 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


#178 [コロ]
 

石「――――ッ」


ドクンと、心臓が痛いぐらいに鳴った。

秋の声が・・・あまりにも悲痛で、あまりにも重い。

秋だから望の痛みが解る。
秋だから望の苦しみが解る・・・。
 

⏰:09/09/16 02:20 📱:SH700i 🆔:kJoWyadY


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