春の希望と・・・Part2【BL】
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#272 [コロ]
 
石田が厨房に向けて声をかけると、少し若い男の声が返ってきた。

この寮の厨房で働く人は、全員が男だが、皆それなりに経験のある調理師。

料理は文句無しで美味い。
性格も良い人達ばかりなので、よく生徒が厨房に入り、皿洗いなどを手伝っていた。

⏰:09/10/11 05:11 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#273 [コロ]
 
何気なく奥の流しを見てみると、今日も一人・・・誰かが皿洗いを手伝っている。

石「・・・・・・・・。」

しかし石田は、その後ろ姿、特に頭部で揺れる真っ赤な髪で『誰か』が誰だか分かってしまった。
 

⏰:09/10/11 05:17 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#274 [コロ]
 
何故アイツが皿洗いを
手伝ってるんだ・・・?

疑問だけが頭に浮かび
暫く赤い髪を凝視していたら、洗い終わったのか、クルリと体を石田の方へ向けた。

彼は直ぐに石田の存在に気付き、へらっと笑ってみせた。
 

⏰:09/10/11 05:22 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#275 [コロ]
 
古「シンちゃ〜ん。笑」

石「何してんだ?古賀;」

古「柳さんが超イイ肉
 食わしてくれたからさ
 ・・・御礼してた。」

一体、普段の恐れられている不良は何処に行ったのか。
 

⏰:09/10/11 05:28 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#276 [コロ]
 
機嫌が良いらしく、無邪気にヘラヘラ笑っている。

完全にOFFモードの古賀は、石田の事をシンちゃんなんて呼んで近くの椅子に座らせ、自らも向かいの席に腰を下ろした。

古「で、最近どうよ?笑
 いい事あった?」
 

⏰:09/10/11 05:36 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#277 [コロ]
 
石「なんもねぇ・・・
 古賀は楽しそうだな」

古「俺はいつも楽しい事
 追い求めてるから。笑」

石「・・・みたいだな。」

古「シンちゃん、なんか
 反応冷てぇよ・・・」

お前に暖かい反応返して
メリットないじゃん?
 

⏰:09/10/11 05:42 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#278 [コロ]
 
しかも俺は何時もこうだ。

分かってるくせに、あえて冷たいとツッコミを入れる古賀は、やはり普段の学校生活での古賀では見れない姿だ。

石「俺は冷たいかもしれ
 ないけど、普段のお前
 は冷酷だぞ。」
 

⏰:09/10/11 05:51 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#279 [コロ]
 
鈴原にくらべれば、全然そんな事ないが。

古「酷いッ!シンちゃん
 俺そんな男じゃない」

石「己の胸に手をあてて
 よく考えてみろ。」

古「ぇ? ん〜・・・・――
 あぁ俺って最低だ。」

石「そうだろう。笑」
 

⏰:09/10/11 05:56 📱:SH700i 🆔:VEQuqWi2


#280 [コロ]
 
なんだか人と普通の会話をしたのが、酷く懐かしい気がした。

全然そんな事無いのに、古賀のいつもの馬鹿っぽさを見ると、ここが普通の空間なんだと思える。

自分の部屋も、鈴原の部屋も、異様すぎて・・・

古賀の存在に安心する。
 

⏰:09/10/13 03:49 📱:SH700i 🆔:p5DFH88s


#281 [コロ]
 
秋にすぐ戻ると言って来たので気が引けたが、石田はしばらく古賀との会話を弾ませた。


現実に戻りたくない。


望や秋に比べれば、なんて事無いかもしれないが、石田もまた精神的に参っていた。
 

⏰:09/10/13 04:01 📱:SH700i 🆔:p5DFH88s


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