あの場所まで
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#80 [ミツバ]
「あ…」

「ケントくんっ」

加奈子の声を打ち消すように愛莉が大きく手を振った。

キキー!!

ケントと呼ばれた夏はこれからだっていうのに、すでに日焼けし始めた黒い肌で自転車のブレーキを止めた。

⏰:09/07/07 15:57 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#81 [ミツバ]
訂正

>>80
『ケントと呼ばれた男は夏はこれから〜』

脱字ばかりすみません
(;ω;)
誰か読んでるのかな

⏰:09/07/07 15:59 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#82 [ミツバ]
「よお、お前ら勉強したか?ノート見せてくんない??」

ケントは小麦色に近い肌から白い歯をむき出してニカッと笑った。

「加奈子がすごい勉強したみたいだから見せてもらえば?」

「ちょっと、愛莉っ」

「まじかよ、じゃ井上ノート見して」

ケントが2人に近づいてくる。

⏰:09/07/07 16:15 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#83 [ミツバ]
「俺赤点取っちゃうと部活出れなくなるからさぁ頼むよ」

両手を顔の前で合わせケントは頭を下げた。

「可哀想だよ、加奈子ぉ」

愛莉も加奈子の前でケントをかばった。

「わかったわよ、はい」

加奈子は観念してノートを渡した。

⏰:09/07/07 16:19 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#84 [ミツバ]
「悪いな、助かるよ」

ケントは加奈子から丁寧にノートを受け取り、深々と頭を下げた。

「早く行って勉強したら?」

加奈子は呆れて言った。

「おう、サンキューな」

そう言ってケントは颯爽と自転車にまたがり、走っていった。

⏰:09/07/07 17:22 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#85 [ミツバ]
─行っちゃった…。

加奈子はケントが小さくなるまで後ろ姿を見送った。

「ケントくんって格好いいよねぇ」

愛莉が甘い声で加奈子に話しかる。

加奈子は一緒肩を上げびくりとした。

「ん〜でもバカじゃん」

⏰:09/07/07 17:49 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#86 [ミツバ]
訂正

>>85
『愛莉は甘い声で加奈子に話かける。』

(´;ω;`)

⏰:09/07/07 17:50 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#87 [ミツバ]
一緒にびくついた心を抑えようと加奈子は冷静に言った。

汗が滲む。

夏が始まるからだろうか。

⏰:09/07/07 17:53 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#88 [ミツバ]
太陽が照らすアスファルトから熱気を感じ体が火照るような感覚に加奈子は襲われた。

これからもっと気温が上がるのかと思うとうんざりする。

時折吹く風は、まだ冷ややかに感じる。

⏰:09/07/07 17:58 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


#89 [ミツバ]
訂正

>>85
>>87

『一瞬肩を〜』

『一瞬びくついた〜』

何度もすみません
m(_ _)m

⏰:09/07/07 18:02 📱:D904i 🆔:jjdZsMgw


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