死に至る病
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#273 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
風呂上がりに布団に寝転び、前をはだけて胸をみると、赤い手形がいくつも残っていた。
文句を言いたいところだが、今は誰もいない。
りこと湊は夕涼み、直央と早紀さんは風呂だった。
:09/08/19 16:20
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#274 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
天井をあおぐ。
蚊帳が垂れ下がり、雑魚寝する僕らの布団を覆い被さるみたいにおおっていた。
今日遊んだ海のすぐ近くに、この民宿はあった。
家庭のにおいが漂う、ごくごく普通の民宿だった。
:09/08/19 16:21
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#275 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
夕飯も美味しかった。
海の幸をふんだんに使った、ヘルシーメニューだったから女性陣は喜んでた。
エビアレルギーの湊は、こっそり僕の皿にエビを忍びこませてたな。
:09/08/19 16:21
:N03A
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#276 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
草のにおいが微かににおった。
たしか、おかみさんが畳を新調したばかりと言ってた気がする。
日焼けせず、緑色をしている。
襖(ふすま)が開いた。
直央だった。
:09/08/19 16:22
:N03A
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#277 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
ぷにたんのプリントがついたパジャマを着ていた。
半乾きの髪をタオルケットで拭きながら、蚊帳を持ち上げて入ってきた。
仰向けの僕のはだけた服を見て、顔を赤くした。
渉ちゃんの生胸板だーと、きゃーきゃー言いながら皆に揉まれ赤くなった手形を指でなぞった。
:09/08/19 16:23
:N03A
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#278 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
なにを照れることがある。
今日おまえ一番遠慮なしに十分に揉んだろうが。
僕は起き上がり、部屋の隅にある冷蔵庫からコーラを取出した。
よく冷えていて、美味しい。
直央はただ、コーラを飲む僕を興味深そうに見ていた。
:09/08/19 16:24
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#279 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
飲みたいのかな。
飲みかけのコーラを差し出すと、直央はまた照れた。
濡れた髪が白い頬や腕にはりついていた。
風邪引くと大変だな。
:09/08/19 16:24
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#280 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
僕は直央の鞄の中からドライヤー(これもぷにたん…)を取って、おいでおいでと手を振り呼んだ。
直央は僕の膝に乗り、猫みたいに目を細めた。
ドライヤーから熱風がでる。
直央の細い髪を手櫛(てぐし)でときながら、丁寧に乾かしてやった。
:09/08/19 16:25
:N03A
:e0q3.Vcg
#281 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
完全に乾くと、ふわふわと膨らみ軽いウェーブがかかっていた。
ほい出来上がり、と直央の頭をぽんと叩く。
直央は抱きついてきた。
はだけて露出した肌に、直接何度も頬擦りしてくる。
抱きついたまま、顔を上げて直央はいたずらっぽく言った。
:09/08/19 16:26
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:e0q3.Vcg
#282 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「二人きりだねっ」
うふふ、と直央は笑う。
何気なく意味もなく、ぴと、…と直央の頬っぺたに触れた。
白い、やわらかい。
温かい、すべすべしてる。
:09/08/19 16:26
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