死に至る病
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#111 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
>>110
5行目に高山さんとありますが訂正します。

堤さんです(><)

⏰:09/08/06 09:15 📱:N03A 🆔:hRVRSZQ.


#112 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
夜更新します(*^_^*)

⏰:09/08/07 17:21 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#113 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
ぎらぎら照りつける太陽。

雲一つない青空に、忙しい蝉の合唱。

天気予報では雨だったぶん、なんだか得をした気分で嬉しかった。


「渉ちゃん、早く早くぅ」

午前の授業が終わったとたん、僕は直央に手を引かれて中庭にでた。

⏰:09/08/07 21:58 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#114 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
彼女の片手には大きな鞄、そのなかには重箱の弁当が入っていた。

直央は昨日の約束を律儀に守ってきてくれたのだ。

きけば、この量を誰の助けも借りずたった一人で作り上げたのだという。

誇らしげに語る直央が愛しくて、僕は胸が幸せにあふれるのを感じた。

⏰:09/08/07 22:18 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#115 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
芝生に踏み込むと、太陽の眩しさに僕は目を細めた。


中庭のベンチは人気スポットで、昼休みになると生徒が我先にと競争になる。

そのなかでも一番人気なのが、木陰の下にあるところだった。

涼しくて、風当たりもよくて、弁当の味も三割増しになる。

⏰:09/08/07 22:19 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#116 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「わーい、一番乗りだよぅ!」


直央は例のベンチに腰掛けた。

隣を手でばしばし叩いて、早くここに座れと急かした。


僕はちょっと笑って、座った。


「やっぱりここは最高だな。木陰だし、ほら、他のベンチより背もたれが豪華じゃないか?」

僕は言った。

⏰:09/08/07 22:24 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#117 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「え〜、そうかなぁ。ベンチは他のと変わんないよぉ」

直央は首を傾げた。


まあ、どっちでもいいや。

僕は空に両手をかざして、大きく背伸びをした。


それにしても、いい気持ちだ。

青空の下はいい。

⏰:09/08/07 22:24 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#118 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
やっぱり人間はお日様の光を浴びて幸福を感じるようできてるんだな、なんて思ったり。

「おーい渉ちゃ〜ん、寝ちゃダメですよぉ。まだお弁当食べなきゃいけないよぅ〜、お昼寝はそのあと〜っ」

「はいはい」


直央はベンチに重箱を置くと、僕に開いてみるよう言った。

⏰:09/08/07 22:25 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#119 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
重箱は桃色の可愛らしいキャラクター物(直央が好きなやつだ。名前はド忘れした)で、ものすごい大きい。


中身はなんだろう。

直央の自慢げな表情からして、かなりの自信作に違いない。

⏰:09/08/07 22:39 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


#120 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
もしかしたら、僕の大好物のハンバーグが入ってたりして。

ここは王道に肉じゃがもありえる。

美味しい予想が浮かぶ。


しかし僕は同時に、なにか大切な事を忘れている気がしてならなかった。

⏰:09/08/07 22:40 📱:N03A 🆔:Nti4.WFk


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