らぶずっきゅん!!!!
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#262 [七瀬]
 
 
「‥なんだよ」

「ってか、和希のいちばんの苦手科目じゃん。英語って」

そうやって、
俺の隣に腰掛けた陽。


「‥なんで、
 こんなとこ、いんだよ」

陽のことばを無視して、
逆に質問で返してやった。 

⏰:09/09/03 21:09 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#263 [七瀬]
 
 
「そうだな。お前がここに行きたいなら、死ぬほど勉強しなきゃな。
夏休みなんてなし。
‥いや、死ぬほど勉強しても無理だな、無理」

が、こいつも俺の質問を無視しやがった
―上にバカにした―。


裏庭は、じめじめしていて少し暗いけど、
誰も来ないので、屋上につづいて、俺の格好のサボり場なのに。
 

⏰:09/09/03 21:10 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#264 [七瀬]
 
 
「質問に答えろよ」

じろりと
目線を陽に向けると


「じゃあはじめに、俺の
質問に答えてくれるか」

俺の持ってた
プリントを奪われた。


「なんで、葉山の
進路希望調査を和希が持ってるんだ?」
 

⏰:09/09/03 21:11 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#265 [七瀬]
 
 
「‥‥えーと」

言い淀む俺に、


「葉山、さっき教室で、
ないないないー!って騒いでた」

容赦も情けもない。


「あの感じじゃ、葉山は
忘れたわけではない」

そうやって陽は、自身の額に人差し指を押しつけた。

⏰:09/09/03 21:12 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#266 [七瀬]
 
 
「俺の推測では‥盗まれたんだ。何者かによって」

陽は、深刻そうに、

そんでもって、大げさに、頭を振った。


「‥そして、
 犯人は和希。お前だ」


‥そりゃ、いまこの手に
持ってますからね。

俺は、ため息をついた。
 

⏰:09/09/03 21:13 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#267 [七瀬]
 
 
「昨日、葉山の家にいて、最も葉山に近付ける。
不自然さもなく。
よって‥」

「‥俺だよ、俺。犯人」

めんどくさくなって、
そう答えると、

陽はにやりと笑う。


「俺の推理は、まだまだ続いているんだ」

そう言って、
また探偵ごっこを始めた。

⏰:09/09/03 21:13 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#268 [七瀬]
 
 
「犯人は判ったところで、俺は動機について考えてみた。
犯人はなんのために、
葉山の進路希望調査なんて盗んだのだろう。
気まぐれか、
ただの愉快犯か。
はたまた、葉山のストーカーか‥」


陽はふだんクールだけど、こういう冗談が好きなヤツ。

ってか、千頼の
ストーカーって‥。笑

⏰:09/09/03 21:21 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#269 [七瀬]
 
「俺はありとあらゆる可能性を考えた。犯人になったつもりで。でも解らない」


俺は、こいつの
こういうとこが嫌いじゃない。


「でも、もう謎な解けた。解く鍵はこれだったんだ」

そうやって、指差す先。


でも、今じゃ
それも悪い冗談だぜ‥陽。

⏰:09/09/03 21:21 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#270 [七瀬]
 
 
「俺の推理はこうだ。
D外国大学。ここは東京都内にあるまあまあなレベルの大学。
犯人は葉山を東京に行かせたくなかったんだ。
そして、そこにも」

陽の差すプリントは、
少しくしゃくしゃになっていた。


「そして、なぜ行かせたくないのか。ここが肝心なところだ」
 

⏰:09/09/03 21:22 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#271 [七瀬]
 
一つ、呼吸する陽。

「その大学には、犯人が会わせたくないヒトがいる。葉山がそのヒトに会うのを、犯人は最も恐れていた」

そこで、
陽は口を告ぐんだ。

さらさらと吹く風が
俺らを包む。


「‥ちょっと無理あるんじゃね?その推理」

笑って言うと、
陽も少し笑った。

⏰:09/09/03 21:23 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


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